『スカーレット』第9週(第53話)あらすじ・ネタバレ感想!フカ先生愛が強すぎて、常治のプライドに傷が…

朝ドラ『スカーレット』第9週(第53話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『スカーレット』公式Twitter

深野(イッセー尾形)を始め、それぞれの門出を祝い、お別れの会が終わって家に帰って来た喜美子(戸田恵梨香)。

するとなぜか常治(北村一輝)が怒っているではないですか。

世間のイメージと真実の食い違いによって喜美子と常治が声を荒げての言い争い。

そのせいでか、常治のプライドが傷ついたようにも見えました。

火祭り当日、深野も参加してくれたのですが…見ていて不安。

そして、広報担当として祭りの光景を写真に収めていた信作(林遣都)は、あるフラグを発見。信作、ナイスです。

『スカーレット』前回第9週52話のあらすじと振り返り

深野(イッセー尾形)が丸熊陶業を辞めて信楽を去ることを八郎(松下洸平)の口から聞かされた喜美子(戸田恵梨香)。

最初はショックを受けましたが、深野は絵付師の弟子として一から勉強するという目標を立てて旅立つと聞き、寂しさもありながらさらなる尊敬の気持ちを抱くようになります。

池ノ内(夙川アトム)と磯貝(三谷昌登)は絵付師の先生として大阪や東京に行くことを決め、丸熊陶業には喜美子一人となっていました。

深野に付いて行きたい気持ちもありながら、照子(大島優子)のことも気になる喜美子。

自分の進むべき道を悩むのですが、深野からは信楽で気張りと言われます。

深野組はこれにて解散!となるわけですが…家に帰ると何やら不穏な空気…。

さて、今回は何が起こるか。

朝ドラ『スカーレット』第9週(第52話)あらすじ・ネタバレ感想!先生を辞める深野。喜美子の進むべき道は…

【ネタバレ】『スカーレット』第9週(第53話)あらすじと感想

世間ではクビになったと思われる深野(イッセー尾形)。喜美子(戸田恵梨香)が何も知らない常治(北村一輝)に怒り爆発

深野(イッセー尾形)たちと夕食をしてくるから遅くなると電話を入れたのですが、喜美子(戸田恵梨香)が自宅に帰ってくると、マツ(富田靖子)も常治(北村一輝)も寝ずに待っていました。

どうしたことかと思いましたら、マツは昼間に酒屋で深野や池ノ内(夙川アトム)、磯貝(三谷昌登)は丸熊陶業の大改革の影響でクビになったと聞いて、喜美子は大丈夫かと心配になったと言います。

KAMUI

喜美子も言ったのですが、なんで酒屋に行ってる?お金ないのに、なんで酒買おうとしてる!?

常治は話を逸らすなと言いますが、川原家の家計のことを考えると話を戻してでも追及したい話です。

先生方や兄弟子たちはクビになったわけじゃないと喜美子は言いますが、世間的に見たらクビになったのだと言う常治。

お前は世間のことをなんも知らないんだ、とまた子供レッテルをはるのです。

大事な先生や兄弟子たちを貶されたと思った喜美子は怒りを爆発させました。

深野はクビになったんじゃなくて弟子になるために長崎に行き、池ノ内は京都で先生に、磯貝は大阪の学校で先生になる。だからクビではないと力説します。

年を取っても新しいチャレンジをするために弟子になる。

そんなことできることではないと、喜美子は深野の尊敬の気持ちを常治にぶつけるのでした。

KAMUI

これは本当にモノの見方なのかなぁと思いました。もし丸熊陶業が大改革をしなかったら、秀男(阪田マサノブ)が急死していなかったら?絵付係の仕事が縮小されるようなことがなければ、深野組はまだここにいたと思われそうです。

深野が長崎行きを決めたのは、事業縮小ももちろんですが絵付けの幅の狭さを感じたから。タイミングが重なっただけなんですよね。

しかし、言われ方が酷けりゃ深野大好きキューちゃんは怒りますってね。

深野(イッセー尾形)を崇拝することが、常治(北村一輝)のプライドを傷つけた

世間のことを何も知らないと言う常治に対し、深野の素晴らしさを何も知らないと豪語する喜美子。

あの年で弟子になる、新しいチャレンジをするすごい人なんだと力説すると、常治の様子が変わりました。

この世の中で好きなことをして生きてる人なんてそんなにいない。

自分だって運送の仕事なんてやりたくないが、稼がないといけないから仕方がなくやっているんだと言います。

おかげで汗は絶え間なく流れ、汗疹で体がかゆい。

だから深野みたいな人が偉いといって、自分が偉くないと言うなら出て行け、そう常治は言うのです。

常治は「どれだけ稼いでも稼いでも、娘一人家庭科の先生にしてやるためのお金がなくて恥ずかしい」とこぼし居間から去りました。

KAMUI

女に学問はいらんから進学もしなくていい。そうは言うものの、本当は勉強させやりたいんだという親心がちょっと見えた気がします。

しかし、仕事のストレスの発散で酒を飲み、お金は酒代に消えていく常治。これは自分との戦いもありますよ!

火祭りが始まり、八郎(松下洸平)の想いを察した信作(林遣都)がナイスな行動!

火祭り当日。

八郎(松下洸平)の願いは叶い、深野と共に大きな松明を持って歩くことができると分かれば朝から気合い十分です。

祭りの風景を撮るため、信作(林遣都)も会場となる神社にやってきていたのですが、彼はあることに気づきます。

八郎、喜美子を見つけると笑顔になります。これを見て信作もにやり。

さらには深野を探しに行くため、喜美子の後ろを付いて行く八郎を見送り、新作は後ろ姿をパシャリと一枚。

KAMUI

これは…完全な恋のフラグでは!フカ先生フカ先生と言っている八郎ですが、喜美子が来ると笑顔がワンランクアップ!実は喜美子のこと好きだろ!ってわかります。

そして信作が2人の後ろ姿を写真に収めた瞬間、もう!信作ナイス!と思いました。その写真、きっと今後どこかで生きる伏線になると思うのです!

いざ祭りが始まり、陶工や喜美子たち絵付師が松明を持って山を登っていくのですが…深野の足がガクブルです。

年には勝てず、重さにやられ、山で足が疲れてしまったのでしょう。

喜美子や八郎に先に行くように言い、磯貝に自分の松明を持たせて下山。

先生どこに!先生!?

KAMUI

先生、よく頑張りましたって思います。しかし、あの足の笑い方はすごかったです。

『スカーレット』第9週(第53話)まとめ

常治が言った「好きなことをで生きている人間が世の中にどれだけいると思う」という言葉は、おそらく今にも通じるものかなと思いました。

常治は生きるために、嫌だけど働かないといけない。

そして深野の場合は、人生を捧げて絵の道を極め、絵付けに人生を捧げ、絵付師として生きるだと思います。

常治みたいな考えの人は多いと思うんです。

じゃあ常治のやりたいことってなんだったんだ?と思いもするのです。

やりたいことも特になく、東京に行った直子(桜庭ななみ)も、どちらかと言うと常治と同じ道に行っている気がします。

だからこそ喜美子は、やってみた先にやりたいと思うことが出てくると言ったのです。

仕事と人生の付き合い方で、生き方は往々にして変わっていく、そう思った回でした。

次回で第9週が終わるわけですが、ここで深野と本格的にお別れかなと思います。喜美子の決意はいかに!

そして、喜美子と八郎の関係はどうなるのでしょう。楽しみです。

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