『スカーレット』第7週(第37話)あらすじ・ネタバレ感想!絵付けの仕事を始める喜美子が楽しそう

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出典:『スカーレット』公式ページ

学校へ通うために貯めたお金を家の借金に充て、信楽の丸熊陶業で働く喜美子(戸田恵梨香)は、ここで新しい仕事「絵付け」に出会います。

しかし、謎の人物によりまたも絵付係の小屋から追い出された喜美子。

今度は何だと思いましたら、どうもあのくしゃみおじさんこと深野心仙(イッセー尾形)の勘違いだったみたいです。

弟子の名前を覚えない深野は、何を聞いても「ええよ」の一言。

そのおかげで、喜美子は夢中になって火鉢に絵を描きます。

そして家では、学校を諦めた喜美子のためにマツ(富田靖子)は陽子(財前直見)に相談。

さらに常治(北村一輝)も忠信(マギー)にある相談を持ち掛けていました。

『スカーレット』第7週「弟子にしてください!」第37話あらすじ

火鉢の絵付けを学びたいと訴えた喜美子(戸田恵梨香)。

翌朝、作業場に行くよう指示され、向かうと、見知らぬ男(イッセー尾形)に出くわして外に追い出される。

聞けば、新しい絵付け職人で、深野心仙という高名な日本画家だという。

喜美子は社長に伴われて深野に頼み込み、絵付けをやらせてもらう了承を得る。

早速、見よう見まねで絵付けをやってみる喜美子だが。

一方、父の常治(北村一輝)は飲み屋で喜美子の結婚相手を探して…
出典:NHK

【ネタバレ】『スカーレット』第7週(第37話)の感想

くしゃみおじさん・深野心仙(イッセー尾形)に締め出される喜美子(戸田恵梨香)。やっぱり絵付けの仕事はできない?

照子(大島優子)に言われた通り、喜美子(戸田恵梨香)は翌日、絵付係の小屋へと向かいました。

全員辞職したので誰もいないはずなのですが、たどり着くと一人いました。

お互い何も言わず、睨みあいのような状態が続きながら、その人はくしゃみをたまにします。

そして、喜美子に背を向けさせると、絵付係の外へと静かに追い出し、扉をしめるのです。

えっ、またそうすんなり仕事はできないと!?

女には絵付けは無理だと言っているのでしょうか!?

この無言の問答をしたのも束の間、実はこのくしゃみおじさんこと深野心仙(イッセー尾形)こそが、新しい絵付け師なのです。

もともとは日本画を描いており、弟子を2人連れて丸熊陶業で絵付け師として働くことに。

後釜がいなければ、照子の父・秀男(阪田マサノブ)も城崎(渋谷天外)を引き留めずに手放すなんてことはしません。

秀男に連れられて改めて絵付係へとやって来た喜美子が、この仕事に興味を持っている話をすると、深野は「ええよ」の一言。

何はともあれ、これで喜美子は望んでいた絵付けの仕事ができるようになったのです。

職人はたいてい曲者である

絵付けの仕事を教えてもらうと、深野の弟子の池ノ内(夙川アトム)と磯貝(三谷昌登)にやることの手順を教えてもらい、さっそく火鉢に絵を入れていきます。

サンプルとなる火鉢を見ながら、藤の花の花びらを一つ一つ丁寧に描く喜美子。

楽しい上に器用だと褒められ、喜美子の手は止まることがありません。

一方、深野は…絵を描きながら寝ています。

喜美子に一つだけやらせてみてもいいかと聞いたときも「ええよ」の一言。

すごい、それしか言わないのでは?と思えるレベルにセリフがそれのみ!

しかもこの深野、4年前から池ノ内たちを弟子にしているのにも関わらず、未だに名前を覚えてくれないようなのです。

なので呼び方も、弟子1、弟子2。

もうそれで慣れてしまっており、喜美子にもそれでいいという弟子たち。

言わないせいで、こっちも名前を忘れてしまいそうです。

そして、晩ご飯までは仕事をしたいという喜美子だったのですが、あまりにも楽しすぎて弟子2人が帰ってもまだ描き続けました。

夢中になればなるほど時間が経っていることに気づかず、火鉢はどんどん絵ができていくのです。

深野といい喜美子といい、職人となる人は時間にとらわれません。

人の名前を覚えるくらいならやりたいことしますし、時間を忘れて没頭。それで悔いはありません。

これは良い師弟関係になるのではないかと思えます。

喜美子(戸田恵子)のために。母・マツ(富田靖子)は貯金を始め、父・常治(北村一輝)は婿養子探し

喜美子が仕事に没頭することで、洗濯物などの家事は誰もやらず、百合子(福田麻由子)と直子(桜庭ななみ)が取り込みます。

その頃マツ(富田靖子)は何をしていたのか。

どうやらマツは、喜美子が自分の学費の溜めたお金を常治(北村一輝)が作った借金に充てたことに申し訳ない気持ちでいっぱいになってしまったのです。

なので、喜美子がいつか学校に行けるように貯金を始めようと考えます。

そのために手に入れたのは透明のビン。

これを貯金箱としてお金を貯めていこうとマツは考えたのです。

しかし問題が一つ。自宅に置いておけば、中のお金は誰かの手によってすべて酒に変えられてしまう可能性があります。

そんな状況を打破するためにマツが考えたのは、大野家に置いてもらうという手段です。

「自由は不自由や」という名言をいうジョージ富士川(西川貴教)のことも知っており、その人の授業を受けようとしていた喜美子の想いも知り、さらに川原家の状況もよく知る陽子(財前直見)はマツに協力することを決めました。

今はまだわずかな金額しか入っていませんが、いつかは!とマツは頑張るのです。

一方、常治はいつものように忠信(マギー)と共に酒屋で飲んでいるのかと思いきや、今回はちょっと違いました。

なんと常治、忠信の交友関係を頼りに喜美子の旦那探しをしていたのです。

それも、婿養子として川原家に来てくれる人を!

どうしてそうなった!?と思うのですが、それにしても良い人はいません。

手ごろな男性はもう結婚したり、子供もいるというのです。

大野家にもう一人男子がいれば、信作(林遣都)をもらいたかったと言う常治。

いや…あの絶賛黒歴史を作り続けている信作を婿にといったら、喜美子の方が断りそうなんですが。

そして冗談であっても、忠信は「そうですね」とは言いません。

信作は大野家の大事な跡取り息子ですからね。

父と母、それぞれが喜美子のためにと動いていますが、当の本人は絵付けの仕事に夢中。

まさに、親の心子知らずです。

『スカーレット』第7週(第37話)まとめ

新しい仕事をもらい、非常に楽しそうな喜美子。

最初深野に追い出されたときはどうなるかと思いましたが、お弟子2人に仕事ぶりも認められ、今は楽しくて仕方がないのが見てわかります。

そんな喜美子を思ってマツは貯金を始めたのも、彼女の中で大きな一歩な気がします。

常治に言われるがままお金を出すことがなくなったので、ちょっと強くなったように見えるのです。

そして謎なのが、常治の娘の婿探し!これはすでに嫌な予感しかしません。

果たしてこれからどうなっていくのでしょう。

そして、深野の動向も期待です。

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