『スカーレット』第11週(第65話)あらすじ・ネタバレ感想!結婚話の最終決戦。常治の答えは?

朝ドラ『スカーレット』第11週(第65話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『スカーレット』公式Twitter

喜美子(戸田恵梨香)と結婚をするために、陶芸家になる夢を諦めようとする八郎(松下洸平)。

それを聞いて常治(北村一輝)は安心しますが、喜美子が許しません。

必死にちゃぶ台を抑えながら、自分たちの夢を語る喜美子と八郎。

そして、マツ(富田靖子)と百合子(福田麻由子)の口添えもあり、ついに常治が答えを出しました。

常治に殴られ、結婚は許さんと言われてから数日が経過。

ついに運命の歯車が動き出します。

『スカーレット』前回第11週64話のあらすじと振り返り

照子(大島優子)の出産に立ち会った喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)は、子供が生まれるという感動を覚え、楽しい気持ちで帰宅。

すると珍しく常治(北村一輝)が飲みに出ずに今におり、八郎に入っていくように言いました。

改めて結婚の話をすることになったのですが、ついに常治の口から結婚を認められない理由が語られました。

娘想いの常治の本心としては、喜美子と結婚をしたければ陶芸家になる夢を諦めて欲しいと言うもの。

さて、これに対する八郎の答えは?

そして、喜美子は何を思うのでしょうか。

【ネタバレ】『スカーレット』第11週(第65話)あらすじと感想

結婚のために夢を諦める八郎(松下洸平)。喜美子(戸田恵梨香)が激しく怒り出す

喜美子(戸田恵梨香)と結婚をしたいのであれば、陶芸家になりたいという夢は諦め、丸熊陶業で一心に働いてほしいと言う常治(北村一輝)。

そんな常治の想いを受け止め、八郎は喜美子との結婚を選び、陶芸家になる道を諦めます。

しかし、常治のこの言葉に喜美子は激怒。

そんな言い方をすれば、八郎が陶芸家の道を諦めることは目に見えていたでしょう。

しかも、空いた時間で趣味で陶芸をするなら良いと聞いたことで、父が酒を飲みに行くのとは意味が違うと喜美子は目を腫らしながら訴えました。

KAMUI

芸術家とは、空いた時間でできるものではないんですよね。よくわかります。陶芸家だって、絵付師だって何年も積み上げて成果を出すもの。そりゃ飲みに行くのとは違いますよ。

八郎が優しすぎる分、喜美子がしっかりするんだろうなと思うと、とっても良い夫婦になりそうだとわかりました。

「一緒に夢を見させてください!」八郎(松下洸平)と喜美子(戸田恵梨香)の想いに常治は(北村一輝)は…

八郎は陶芸家として賞を取るため、作品作りを頑張っている上、喜美子も同じ道を進むために練習を始めている。

夫婦貯金も始め、2人の夢のためにもう動き出していると訴える喜美子。

しかし、芸術家になるための大変さや、その道を極めたいような人の考えは、常治にはわかりません。

だからこそ、八郎は陶芸について話し始めたのです。

ある陶芸家の1つ5万の湯飲みを作り出す、そんなことを聞いた常治は驚きます。

芸術家は一つのモノで大きな感動を与えることができると続けると、八郎は自分の家に飾られている絵のことを語り出すのです。

一つは深野(イッセー尾形)が描いたもの、そしてもう一つの絵は風邪を引いたときなどに元気をもらうことができると言います。

KAMUI

その絵とは喜美子が描いたものです。つまり、八郎は家に帰ると喜美子の絵に元気をもらっていたんですね。なんともいい関係。

そして八郎は、改めて陶芸家になる夢を諦めたくないと言い、さらに言うのです。

「夢を見させてください!」

KAMUI

八郎が陶芸の道に進むなら、自分が彼を支えると言う喜美子。夢を追い続ければ喜美子が不幸になるのでは?と常治は思ったのですが、駆け落ちしてから楽しかったとマツ(富田靖子)が言ってくれたことにより、常治の考え方が少しずつ変化し始めました。必死に訴えるべきなんですね。

結果、常治は喜美子との結婚を認め、八郎は婿養子として川原の姓を名乗ることを決めました。

KAMUI

この頑固な父親を認めさせるのはなかなか苦労したでしょう。しかし、本当にこれで一件落着なようです。お金の話でグラッと心が動いたのがよくわかり、さすがに笑えました。

余談ですが、朝ドラの後にやっている「あさイチ」に松下洸平が出演。メッセージを寄せた北村一輝は「さっきは許したかもしれんが許してへんぞ、アホ」とコメント。常治という役のおかげでさんざん好感度が落ちた常治としては、八郎は「敵」とみなされているのでしょう(笑)

常治(北村一輝)に認めてもらうため、八郎(松下洸平)は作品作りに着手。そして喜美子(戸田恵梨香)は…

「賞を取れるもんなら取ってみい」

「賞取ったら、受賞祝いと結婚祝い、一緒にやったるわ」

常治にこんなことを言ってもらえた八郎は、さっそく作品作りに取り掛かります。

作品展で賞を取るための作品を作るのには、しっかりと時間をかけないといけません。

なので、喜美子に陶芸を教えるのは一時ストップとなりました。

その想いは喜美子も同じです。

八郎が作品作りに集中している間、喜美子はまず、土と仲良くなることに集中すると決めました。

KAMUI

自分のことをやりながらも、八郎を支えようとする喜美子。芸術家の嫁って「支える」のイメージが強いですが、喜美子の場合はその後ろを追いかけるために頑張るんですね。ちょっとこういう夫婦像には憧れます。

『スカーレット』第11週(第65話)まとめ

常治がついに八郎のことを認めてくれました。

八郎と喜美子がお互いに支え合いながらやっていこうとしている気持ちを汲み取り、さらにはマツから「今までの人生が楽しかった」と言ってもらえたことが大きかったような気がするのです。

悪びれることもなくマツの財布からお金を持っていき、酒に変えていた常治。

しかし、心の中ではマツに不自由をさせていたなぁと思っていたのかも。

そんな辛い目を喜美子にも味わってほしくないと思ったのでしょう。

しかし、今までの喜美子を見ているからこそ、大丈夫な気がします。

認めてもらったからには、1個5万円もの価値がある湯飲みを作らないといけませんね、八郎。

そして、そんな彼を陰で支えながら自分も陶芸を極めるという喜美子の活躍がますます楽しみです。

3歩下がって歩くのではなく、隣を歩く関係の夫婦が今後どんな道を進むのか期待が膨らみます。

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