『スカーレット』第9週(第52話)あらすじ・ネタバレ感想!先生を辞める深野。喜美子の進むべき道は…

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出典:『スカーレット』公式ページ

八郎(松下洸平)を壁ドンで制し、深野(イッセー尾形)が今後どうするのかを耳にする喜美子(戸田恵梨香)。

年も年だし、引退をするのかと思いもしましたが、深野にはさらなる夢があるようです。

どこまでも尊敬に値するかっこええ先生だと、喜美子と八郎は思います。

兄弟子である池ノ内(夙川アトム)と磯貝(三谷昌登)も道を決めたが、喜美子はどうするべきか悩むのでした。

『スカーレット』前回第9週51話のあらすじと振り返り

寺岡先生(湯浅崇)や常治(北村一輝)、そして喜美子(戸田恵梨香)も交えて百合子(福田麻由子)の進路について話をしましたが、進学のための費用は出せないと結局断念。

信楽初の女性絵付師として名を馳せた喜美子でしたが、現実問題で収入はかなり低いものと知り、百合子も寺岡先生も望みを絶たれてしまいました。

それはまだ喜美子が深野(イッセー尾形)の弟子だからという立場だからか、女性だからか、中卒だからかわかりません。

が、師である深野が信楽を去ることを八郎(松下洸平)の口から聞かされる喜美子。

知らなかったんだと焦って逃げようとする八郎を捕まえるため、喜美子の壁ドンが炸裂しました。

果たして喜美子は八郎から何を聞かされるのでしょうか!?

朝ドラ『スカーレット』第9週(第51話)あらすじ・ネタバレ感想!喜美子(戸田恵梨香)、怒りの壁ドンが炸裂

【ネタバレ】『スカーレット』第9週(第52話)あらすじと感想

信楽を去る師・深野(イッセー尾形)の展望は尊敬に値する

洗いざらい知っていることを言えと喜美子(戸田恵梨香)に言われる八郎(松下洸平)。

もう逃げることはできません。

八郎が事務所で深野(イッセー尾形)を待ち伏せして聞いたことが、すべて喜美子に語られました。

信楽を去って長崎へ行く。ということは引退をするということなのかと喜美子は思います。

八郎も最初は思いましたが、深野はそんなこと微塵も思っていないのです。

長崎に行くことを決めたのは、絵付けの研究をしている「森田隼人」という人の所へ行くため。

そこで絵付けについてさらに勉強をし、火鉢以外の陶器にも絵付けができるようになりたいと言ったのです。

相手は30代の青年。深野からいえば若者です。

すぐにでもおいでと言われていたのですが、そもそも年齢を明記せずに手紙を書いた深野。

自分よりもずっと年配の男が弟子入りしてきた…とビックリさせる気満々です。

引退はしないが先生を辞める。

どれだけ年を取り、その道を極めたとしてもチャレンジ精神がなくならず、森田の元へ行くことを楽しみにしているフカ先生の生き様は喜美子や八郎に「かっこええ」と言わせます。

KAMUI

いや、ほんとにかっこいいです!深野の絵付師としての人生は、まだまだ続くんだと思うと不思議とワクワクしてしまいます。

喜美子(戸田恵梨香)が選ぶのは深野(イッセー尾形)か丸熊か

絵付師になりたいと思ったのはほんの入り口。

3年もの間、頑張って絵付師になろうと頑張れたのは深野の弟子であることが大きかった喜美子。

その師が長崎でさらに成長しようとしていると聞くと、喜美子も深野に付いて行きたいなんていう想いも抱きます。

KAMUI

しかし、そんなふうに付いて行くことなんてできるんでしょうか?

事務所を訪れた喜美子は、敏春(本田大輔)に妊娠中の照子(大島優子)の具合はどうかと聞いたとき、ここでも行く末を聞かれます。

信楽初の女性絵付師として丸熊陶業の宣伝にもなった喜美子は大事な存在。

照子も喜美子には側にいてほしいと思うのは当然のこと。

ですが、喜美子の道ですから無理に丸熊陶業にいようとしなくてもいいと言われ、喜美子の心は余計に揺れ動きます。

KAMUI

師匠に付いて行きたい気持ちもある。小さいころからの友人の家であり、大阪から帰ってくるなり仕事をくれた照子のことを考えると、迷うのは仕方がないと思います。

どっちもやりたいと思うなら、分身できないかなぁなんて思いそうですが、今の喜美子はどちらに進むかを真剣に考えるところ。

とんでもない分岐点に差し掛かってしまったわけです。どうするんでしょ?喜美ちゃん。

みんな次のステップへと上がっていく中、やはり喜美子(戸田恵梨香)は迷い続ける

兄弟子である池ノ内(夙川アトム)と磯貝(三谷昌登)も、すでに次の務め先を見つけていました。

池ノ内は京都の土産物屋さんで絵付けの講師、磯貝は大阪の専門学校の陶芸家で絵付け講師をすることになったのです。

KAMUI

あぁ、前向きなふたりの目が眩しい。そして磯貝さんの笑顔はオープニングに出てくる太陽の顔に見えてきました!

弟子2人は先生になり、先生だった深野は先生を辞め、長崎で弟子になる。

なんとも不思議な感覚。残るは喜美子だけです。

喜美子は信楽で絵付けをしたらいいと深野は言います。

丸熊陶業のマスコットガールですからね。

「信楽初の女性絵付師や。これからはそれぞれがそれぞれの道で絵付けを頑張るんや」

深野組、解散と相成りました。

KAMUI

信楽に残って絵付師として頑張れと深野は言ってくれますが、喜美子の顔はまだ割り切れない様子。喜美子のこの心のモヤモヤは、まだちょっと続きそうな気がします。

『スカーレット』第9週(第52話)まとめ

深野は絵付師としての新しい未来のために長崎で弟子になり、兄弟子2人は先生になり、照子は母親になり、今回は登場しませんでしたが信作(林遣都)は家族を持とうと思うようになりと、みんなそれぞれがそれぞれの人生を突き進んでいます。

きっと誰を主人公にしても面白い物語が描けるでしょう。

そんな中で喜美子だけが道を決められないでいます。

敏春からは丸熊にこだわらなくていいと言われ、深野からは信楽初の女性絵付師として気張れと言われます。

喜美子が絵付けの仕事を見つけた時のような「これだ!」という感覚がまだきっとないのでしょう。

第9週も残り2話の中で、喜美子が納得のいく答えを見つけてくれたらいいなと切に思います。

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