『スカーレット』第13週(第73話)あらすじ・ネタバレ感想!常治の体調が良くない理由が明らかになり…

朝ドラ『スカーレット』第13週(第73話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『スカーレット』公式Twitter

丸熊陶業から独立し、川原工房を建て、長男の武志(又野暁仁)に恵まれ、幸せな日々を送っている喜美子(戸田恵梨香)でしたが、常治(北村一輝)の元気のなさだけが心配です。

なかなか病院に行こうとしない常治に苛立つ喜美子でしたが、実はあまり長くないようです。

照子(大島優子)から話を聞いた八郎(松下洸平)が病院に行って話を聞くと、深刻な状況。

喜美子は、楽しくないことは聞かないと耳を塞ぎます。

そして常治は、病気のことを隠したまま、マツ(富田靖子)と温泉旅行へと出かけるのでした。

『スカーレット』前回第12週72話のあらすじと振り返り

八郎(松下洸平)が陶芸で新人賞を取り、喜美子(戸田恵梨香)との結婚が決まり、すべてが順調に進んでいると大野家で使っているカップを見た橘(紺野まひる)が依頼をしてきました。

しかし、カップ80個を今の喜美子が作ることなどできず、泣く泣く仕事を断ることになるのですが、いつかは独立してたくさん作れるようにすると約束し、しっかりと縁を結びます。

そして行く年月が経ち、喜美子と八郎が住んでいる離れは「川原工房」となり、夫婦釜も設置。

2人の間には武志(又野暁仁)が誕生し、賑やかな生活を送るのでした。

朝ドラ『スカーレット』第12週(第72話)あらすじ・ネタバレ感想!喜美子と八郎が独立!そして長男も誕生。

【ネタバレ】『スカーレット』第13週(第73話)あらすじと感想

息子・武志(又野暁仁)は川原家の新しい太陽

喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)が丸熊陶業を独立し「川原工房」を建てると、八郎が商品を作り、喜美子が販売をするというスタイルをとります。

そのおかげで2人は息子の武志(又野暁仁)との時間も作ることができ、幸せな日々を送るのでした。

この武志がとても元気な上、川原家の遺伝子をしっかりと受け継いでいるのでしょう。

おねしょをすると「雨が降ったんや」と言いますし、寝ている常治(北村一輝)にもお構いなくダイブ!

いつも笑顔で川原家の中を駆け回ります。

KAMUI

子供の笑顔は見ているだけで元気になったり笑顔になれるのでまさに太陽です。しかもこの太陽はとってもわんぱく。小さいころ、いじめっ子に対しほうきを持って喧嘩しに行った喜美子の姿を思い出します。

そう考えるだけで、武志は喜美子の遺伝子をしっかり受け継いでいるなぁと思いました。

そして、武志が作ったものは工房に作品として喜美子と八郎が大事にとってあります。

「まるまるくん」や「まるまる子ちゃん」と名付けられたそれらの作品により、川原工房には可愛らしい小さなギャラリーが常設です。

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その下には喜美子のギャラリーもあるのですが、まだ何も置かれていません。作品作りはしないという喜美子。

果たして、そのスペースが埋まる日はいつやってくるのでしょう。

子だくさんの照子(大島優子)から聞いた常治(北村一輝)の秘密

ある日、照子(大島優子)が子供を連れて川原家を訪問。

みんなで賑やかにおそうめんを食べる中、照子は常治を気遣います。

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まず照子、子供何人産んだんだ!?というところからです。武志と一緒にそうめんを食べている女の子が3人。そしてお腹に1人って…なかなかの大家族です。

そして、こちらもしっかりと照子のわんぱくさを受け継いでいるようで、「そうめん食べ終わったら武志をいじめるー」とか言い出します。逆に武志も「いじめるー」と言いますが、まぁ仲良くじゃれている感じです。

気の強い女の子に囲まれて信作(林遣都)のようにならないか心配にもなりますが、今のところ大丈夫でしょう。

そして照子は工房にいる八郎の元にいくと、病院で常治に偶然会ったという話をするのです。

お腹の中に子どもがいる状態の照子は、血圧の薬をもらうために県立の病院へ行ったとき、常治を見かけて声をかけると「もうダメかもしれん」と言ったこと。

そして、喜美子たちには絶対に話すなと言われたこと。

その時、腕をものすごい力で掴まれ、今でも青あざが残っていると言います。

八郎は義父の常治がそんな深刻な状況にあることを知ると、喜美子に何も言わずに調べようと動き出すのでした。

KAMUI

照子の性格を知っているからこそ、喜美子にすぐ知られそうだと察する常治。そりゃ必死に腕を掴みますよね。

しかし、問題は常治の病気です。喜美子たちが病院に行けと言っても行かないの一点張りだったのですが、本人的にもヤバいと思ったんでしょう。しかも落ち込む姿なんて見せたくないでしょうから…常治の痛みが計り知れません。

それを照子から聞かされた八郎も、まだ何も聞かされていない喜美子も…それぞれを思うと辛いです。

常治(北村一輝)はマツ(富田靖子)と温泉へ。そして喜美子(戸田恵梨香)たちも父の病のことを知る。

突然、常治がマツ(富田靖子)に、一緒に温泉へ行こうと言い出したのです。

「川原温泉があるからええやん」

「川原温泉なぁ~ってうちの風呂やんか!なんの効能もあらへんわ!」

と喜美子と漫才のような団欒をしたのも束の間、常治はマツを連れて夫婦水入らずの温泉旅行へと行きました。

ふたりが不在の間、八郎は照子に言われた病院へ行き、常治の症状について聞いてきたのです。

どうやら常治は、医者に「自分には家族はいないから、検査の結果を1人で聞くと言い張り、すい臓が悪くなっており、すでにあちこちで転移している」ということを聞いたのでした。

悲しい話には耳を貸したくないと言う喜美子はその場から逃げ出そうとしましたが、八郎はきちんと向き合うように言うのです。

KAMUI

楽しくないことを避ける癖は小さいころからの教育なので、向き合うことなど喜美子はすぐにできません。そして常治も自分がそんな深刻な状態であることを知らせて、家族に暗い気持ちを抱かせるのが嫌だったのでしょう。

だから何も言わず、マツと2人で温泉旅行。どうしたんだろうとマツも言いますが、なんとなく彼女はわかっている気がします。

『スカーレット』第13週(第73話)まとめ

2019年の放送最終週が、まさか常治の寿命がもう危ないということって…なぜこのタイミングで!?なんて思ってしまいます。

確かに考えが古く、飲んだくれると言うことがコロコロ変わり、お金をすぐに酒に変えたがり、怒るとちゃぶ台をひっくり返して暴れるダメ父ちゃんでしたが!

人の死に際になると、そんな悪印象はどうでも良くなるもの。

喜美子の作品作りどころじゃなくなりそうですが…むしろ常治の病がひとつのきっかけになるのかもしれませんね。

『スカーレット』第13週も何が起こるかわかりませんが、しっかり見届けていきたいと思いました。

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