『スカーレット』第11週(第66話)あらすじ・ネタバレ感想!壁にぶつかる八郎を、喜美子はどう支える!?

朝ドラ『スカーレット』第11週(第66話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『スカーレット』公式Twitter

常治(北村一輝)から結婚を前提とした交際を許された八郎(松下洸平)は、心の底から認めてもらうため、賞を取るための作品作りに着手します。

しかし、出来上がったものを敏春(本田大輔)に見せてもあまり良い評価をされず、八郎は思い悩んでいます。

息抜きをしようと喜美子(戸田恵梨香)は映画に誘いますが、八郎は時間がないの一点張り。

それなのに大野家からコーヒー湯飲みの制作を頼まれ、引き受けてしまうのです。

ただただ心配になる喜美子。

どうしてそんなことをしてしまったのか、八郎が胸の内を語ります。

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ついに常治(北村一輝)と直接結婚について話すことができるようになった喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)。

すると常治は、喜美子と結婚をするのなら陶芸家になるという夢を諦め、真面目に働いてくれと言います。

八郎がこれを受け入れると、喜美子は激怒。

八郎と自分が陶芸家になる道は趣味で収まるものではないから諦められない、と涙ながらに訴えます。

陶芸の価値を聞かされた上、今まで辛い想いをさせてきたであろう妻・マツ(富田靖子)から「駆け落ちしてからの日々が楽しかった」と聞かされたことで、常治はしぶしぶ2人の交際を認めます。

作品展で賞を取ってみろと常治に言われたことで、八郎は作品作りに奮闘。

喜美子はその背中を見ながら、まずは土と仲良くなろうと奮闘するのでした。

果たして、八郎は賞を取れるような作品を作ることができるのでしょうか?

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【ネタバレ】『スカーレット』第11週(第66話)あらすじと感想

八郎(松下洸平)、作品を認めてもらえず悩む

作品作りに奮闘する八郎(松下洸平)は、喜美子(戸田恵梨香)に見守られながら、必死に陶芸品を作ります。

焼き上がらないとうまくいったかどうかはわからず、今回できた作品は良い仕上がりでした。

しかし、これを敏春(本田大輔)に見せてみましたが、彼はあまり良い反応を示しません。

よく出来上がっていると言うだけで、感動がないのです。

年末年始も工房を使って良いと言われた八郎。

これで陶芸に没頭できる反面、良い作品を作ろうと奮闘し、悩むようになっていきました。

そんな八郎は食事を摂ることも止めて土と向き合いますが、喜美子がそれを許しません。

おむすびを葉で包み、持ちやすいようにして八郎に渡してやりました。

KAMUI

あぁ、これが内助の功ってやつでしょうか?喜美子の優しさが伝わります。

そして、敏春を納得させられないことで八郎は八郎で悩みますよね~。敏春を認めさせないと賞なんて取れませんし、賞が取れなければ常治(北村一輝)に認めてもらえないので頑張るしかないのですが…こういう時ってただ闇雲に考えても答えが出るもんじゃありません。

でも悩んじゃうんですよね~。わかります!

すでにドヤ顔をする常治(北村一輝)に笑う

八郎に息抜きをさせるため、喜美子は喫茶店に変わった大野商店にやってくると、何やら騒がしいのです。

お見合い大作戦で信作(林遣都)を気に入ったよし子(辻本みず希)が家にやってきていたのです。

キンキンに高い声で話すものですから、陽子(財前直見)も苦笑い。

そして、よし子に押されっぱなしの信作も頭を抱えます。

KAMUI

これは…このまま結婚したら確実に嫁姑問題が起きますよ。どうする、信作!

コーヒーを飲むとニヤニヤしている大野家。

何か変わったことはないか?と喜美子に聞き始めました。

「忠信おじさん(マギー)、髪が減った?」

……違います。

実は、喜美子たちが飲んでいるコーヒーの湯飲みは、八郎が作ったものだったのです。

喜美子と八郎が交際を初めて間もなく作ったもので、信作や忠信、陽子はかなり気にっている様子です。

しかし、これを使わずに取っておいた方がいいと言う人物が一人…そう、常治です。

どうやら別の日に八郎の湯飲みを八郎に見せた時「それは取っておいた方がええぞ?いつか5万円の代物になるかもしれんからな」と言ったそうです。

悪徳商人のようなドヤ顔で…。

KAMUI

常治(笑)やっぱりお金で動いたなこの人!賞を取ってみろとは言ったものの、もしかしたら1番賞を取って有名になってほしいと思っているのではないでしょうか?

これを聞いた喜美子は赤っ恥。そりゃそうですよ~(笑)

大野家からの依頼を引き受けた八郎(松下洸平)、心配をする喜美子(戸田恵梨香)

八郎が作ってくれたコーヒー湯飲みをいたく気に入った大野家。

すると彼らは、八郎にオープンに備えてコーヒー湯飲み10~15セット欲しいと言うのです。店のオープンは1月。

それまでに作ってほしいと言いながらも、湯飲みの完成に合わせてオープンすると言い出したのです。

賞を取るための作品作りで行き詰まり、食事をする時間も惜しんで取り組んでいるのに引き受けられるわけがないと喜美子は思いますが、八郎は引き受けてしまったのです。

工房に戻り、やっぱり断ろうかと喜美子は言いますが、八郎は断る気はありません。

喜美子から言わせれば、作品作りから逃げているのでは?と思われそうですが、理由は違います。

八郎は、敏春に作品を気に入ってもらえなかったことにかなりショックを受け、自分自身まで否定をされた気持ちになっていたのです。

しかし、大野家の人たちは自分の作品を認めてくれたし、喜んでもらえたなら、やっぱり頑張りたいと言うのです。

これを聞いて喜美子も納得。

2人はまた、陶芸と向き合っていくのでした。

KAMUI

否定をされればやっぱり凹みますし、どうしたらいいかわからなくなります。そんな時に大野家の人たちが自分の作品を気に入ってくれたのであれば、それが八郎にとってモチベーションになったんでしょうね。

落ち込んでふさぎ込んでいずに、人のために作ろうとした八郎。この1件で、八郎の道は開けてきそうな気がしました。

『スカーレット』第11週(第66話)まとめ

内助の功としてしっかりと支えようとする喜美子、人のために作品を作ろうとする八郎。

作品展にはまだこれだという物ができていないのでしょうが、湯飲みを作る過程で見えてくるんじゃないだろうかとも思います。

しかし…1つ5万を10~15セット…本当に売れるようになったらかなり高いですよね?とは言いつつも、大野家はその湯飲みを売ることはないでしょう。…常治ならわかりませんが。

この先、八郎がどんな作品を仕上げるのか。

彼とともに歩く、後の女性陶芸家・川原喜美子の活躍も楽しみです。

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