『スカーレット』第8週(第45話)あらすじ・ネタバレ感想!直子(桜庭ななみ)、東京へ旅立ちの日

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出典:『スカーレット』公式ページ

大野家の喧嘩も大変ですが、川原家でもピリピリとした空気が漂っています。

それは、直子(桜庭ななみ)が東京の会社に就職することが決まったからです。

続く常治(北村一輝)との衝突。

そして、最後には笑顔でお別れ。

しかも、この2つの家の問題が一本の線でつながるなんて…面白すぎます。

また、照子(大島優子)の旦那・敏春(本田大輔)も色々と思うところがあるようで、ちょっと気になります。

そしてまた最後に、誰?と言いたくなる人物が。

この引っ張り方は好きだなぁと思えてきます。

『スカーレット』第8週「心ゆれる夏」第45話あらすじ

川原家の夕食後の団らん。喜美子(戸田恵梨香)の妹・直子(桜庭ななみ)が東京で就職することになり、荷物をまとめながら、父・常治(北村一輝)と見送りについてもめている。

さらに話題は信作(林遣都)の両親・陽子(財前直見)と忠信(マギー)のケンカに。

原因は謎のへそくりと聞いた母・マツ(富田靖子)は、思いあたる節があるようで慌てて駆けて行く。

一方、照子(大島優子)が喜美子の描いた火鉢のデザイン図を手に…
出典:NHK

【ネタバレ】『スカーレット』第8週(第45話)の感想

直子(桜庭ななみ)の上京前夜。

信楽のいくつかの会社に就職したものの、つまらないの一言で辞めてきた直子(桜庭ななみ)は、東京にある電機工場への就職が決まりました。

これで直子は念願の東京へ行くことが決まったのですが、家の空気は良くありません。

過去の就職先は常治(北村一輝)が頭を下げて取ってきた仕事。

それをすぐに辞めたということは、常治の顔に泥を塗ったようなもんですからね。

世間体を気にする常治には許しがたいことです。

常治がやんややんや言いっても、直子はそっぽを向き、まともに取り合いません。

今までだってそうでしたからね。しょうがないです。

最後の日くらい、笑顔で過ごそうや。

そう思った喜美子(戸田恵梨香)は、百合子(福田麻由子)と共に切ったスイカを持ってきて、東を向いて食べながら笑えと言います。

最初はどちらもすぐにはやってくれませんでしたが、ひたすらに笑う喜美子に感化され、最終的にはみんなで縁側でスイカを食べていました。

この光景は、信楽に来たばかりの頃を思い出させます。

大野家の喧嘩の原因は川原家が関係していた!

離婚の危機と思えるくらいの大喧嘩をしている忠信(マギー)と陽子(財前直見)。

これには息子の信作(林遣都)も頭を抱えます。

直子と常治のことがあるので、喜美子と百合子はこのことを内緒しようと決めるのですが、実は大野家の喧嘩の原因には川原家が関わっていました。

直子の挨拶回りに付いて行こうとする常治。

急に言い出しても、そんなお金はありません。

そこでマツ(富田靖子)は、喜美子のために貯めていたお金のことを思い出すのです。

絵の勉強をするための費用として貯めていたお金。

しかし、すでに絵付け師になれたために用途がなくなりました。

そうか、あのお金はここに繋がったんだなぁと納得していた時です。

そのお金の隠し場所を聞き、喜美子と百合子が声をあげました。

「お母ちゃんのせいやん!」

…どういうこと?って思いますよね。

実は大野家が喧嘩をしていた原因は、陽子が忠信に隠れてお金を貯金していたことだったのです。

なんのお金だと聞いても、陽子は「言えない」の一点張り。

すると忠信は、陽子は浮気をしていて、そのために使っているお金だと勝手に解釈。

違うと言っても理由を言わない以上、疑い続ける一点張りです。

これで大野家は大喧嘩の日々だったということで…ここにも繋がるなんて思いもしませんでしたよ(汗)

家に置いておけば常治がお酒に変えてしまうと思ったからやったのに、まさか人様の家を壊しかけたとは…。

マツは急いで大野家に謝りに向かいます。

常治はそれを追いかけるのですが、お母ちゃん早すぎませんか?ってくらいスピードが出ていました。

真実が分かったことで、大野家は離婚せずに済むでしょう。

あの貯金でここまでの展開を引き起こすとは思ってもみませんでした。

姉ではなく、働く女の先輩だからこそ言える言葉

マツと常治が大野家へと走っていったことで、家に残された3姉妹の時間がやってきました。

電機製品の工場でも、きっと面白くないと思う直子。

百合子からすれば、面白いってなんだ?という感じです。

しかし、喜美子は言います。

自分は大阪に行って楽しかったと。

やらないと楽しいかどうかもわからないと。確かにそうだと思いました。

だからつまらんと言ってすぐに辞めないで、まずやってみろと言うのです。

そうして色々なことをやって来た喜美子だからこそ、「絵付師」というこれだ!と思う仕事に出会えました。

だから喜美子の言葉には説得力があるのです。

それは姉だからではなく、働く女の先輩として。

その言葉を聞いた直子は、翌朝笑顔で東京へ向かっていきました。

笑顔で見送るはずが、百合子は号泣。

長く一緒にいたんだもの、仕方がないですね。

敏春(本田大輔)は大熊家での自分のポジションに不満。そしてまたも誰だ?と思う人物登場

丸熊陶業を営む大熊家に婿養子としてやって来た敏春(本田大輔)ですが、仕事を任せてくれると思ってあれこれやるも、結局は秀男(阪田マサノブ)に耳を傾けてもらえず、ちょっとスッキリしない表情です。

喜美子のデザインを見て、良いと思っても、きっと秀男は「深野先生(イッセー尾形)のデザインはまだまだ人気が出るからいらない!」と言い張るでしょう。

そして、和歌子(未知やすえ)が敏春に似合いそうなシャツを持ってくるのですが、これも敏春としては嬉しいことではありません。

それもそのはずです。和歌子は死んだ兄の代わりとして敏春の世話を焼いてくるのです。

それも仕方がないと思って大熊家にやって来はしましたが…なんかなぁ~という感じ。

浮かない顔の敏春を見て、照子(大島優子)も悩みます。

この問題はなかなか深そうです。

その敏春は秀男に対し、若い従業員を入れることを許可。

その従業員たちがやって来たのですが、ひとりの青年をカメラがずっと捉えています。

だから、誰?

その答えは明日なんですよね?わかってます。

『スカーレット』第8週第45話まとめ

絵付師になってしまったのですから、確かに学費を貯める必要はなくなりました。

結局、そのお金は常治が直子を送るための資金になったわけで、酒にならずに済んだと安堵したいです。

しかしまさか、それで陽子に浮気の疑いがかかり、離婚の危機になるなんて…この話のつなげ方はビックリしましたし大いに笑いました。

いつも大人しくて可愛らしい百合子が「お母ちゃんのせいやん!」と言ったときは、え?どんな反抗期!?とびっくりしました。

1人で東京で働きながら暮らす直子は、しばらく出てこないでしょう。

だからこそ、次に登場した時、直子がどうなっているのかが非常に楽しみです。

さぁ、そして問題は最後の青年!彼はいったい何者なのでしょうか?

喜美子と深くかかわるということはわかっていますが…一体!?気になります!

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