『スカーレット』第8週(第43話)あらすじ・ネタバレ感想!深野に弟子入りして3年が経った喜美子の現在地は?

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出典:『スカーレット』公式ページ

深野(イッセー尾形)に弟子入りして3年。

21歳になった喜美子(戸田恵梨香)に大きな転機が到来。

ついに絵付けで仕事がもらえるように!

ようやく絵付師としてスタート地点に立てるようになったと常治(北村一輝)と共に喜ぶと、絵付師としてさらなる課題が!

しかも、このハードルはかなり高いです。

果たして喜美子はクリアすることができるのでしょうか。

『スカーレット』第8週「心ゆれる夏」第43話あらすじ

喜美子(戸田恵梨香)が絵付け師の深野(イッセー尾形)の弟子になって3年。

21歳になった喜美子は修行の末、絵付け師の下っ端として認められ、忙しい毎日を過ごす。

丸熊陶業の火鉢生産は好調で、喜美子は深野から火鉢の新デザインを考えるよう言われる。

その晩、喜美子は妹の直子(桜庭ななみ)や百合子(福田麻由子)に家事を手伝ってもらい、デザイン案を考える。

火鉢を使ってくれる人を想像して、喜美子が思いついたのは…
出典:NHK

【ネタバレ】『スカーレット』第8週(第43話)の感想

21歳になった喜美子(戸田恵梨香)は修業の日々は続いていた。

深野(イッセー尾形)に弟子入りを決めてから3年。

21歳になった喜美子(戸田恵梨香)は、弱音を吐くことなく絵付師の道を邁進していました。

新聞紙に真っ直ぐな線を描くことからスタートしましたが、今では失敗した陶器を色々な陶業からもらい、それに絵を描いて練習をしているのです。

おかげで川原家には欠けた花瓶がたくさん!

常治(北村一輝)に言わせれば「ゴミ」ですが、ゴミちゃうわ。

百合子(福田麻由子)や直子(桜庭ななみ)は、喜美子のために積極的に家事を行うようになったせいで、いつの間にか百合子は料理の腕が上達。

今では喜美子よりもおいしいものを作れると豪語します。

一方の直子は「暑い、もう嫌だ!」と言いながらも風呂焚きをするのです。

頑張るとマツ(富田靖子)がトマトを差し出してくれて、直子は一口でばぐっと食べます。

家族が一体となって、喜美子が絵付師として一人前になることを応援しているというのがよくわかる瞬間でした。

絵付き陶器は人気商品。人で不足を補うため、ついに喜美子(戸田恵梨香)がこれを生業とする

ついに喜美子が商品である丸熊陶業の陶器に絵を描く日がやってきました。

深野が絵付師としてやって来たことで、丸熊陶業の陶器はさらに人気商品になり、どんどん作っていかなくてはならなくなったのです。

たくさん絵を描くことができるとなれば、深野としては嬉しいこと。

しかし、さすがに数が多すぎて、間に合わないレベルになってきました。

誰か良い人はいないだろうか…。

そう頭を悩ます秀男(阪田マサノブ)と深野。

そこに喜美子がふーっと顔を2人の視線に入るところまで寄せます。

いますよーここに絵付けできる人間がいますよ~と目で訴える喜美子。

「…おらんなぁ」

玉砕!諦めるなんて辞書にない喜美子は、もう言葉で訴えます!

「やらせてください!描かせてください!」

その熱意に押された深野は、ついに喜美子にも絵付けをやらせることに決めたのです。

この日をどんなに待ち望んだことか…。

帰宅するなり常治(北村一輝)にこのことを報告すると、一緒に大喜びしてくれました。

これで絵付師としてお金を稼ぐことができる!お金が入ってくる。

そう思うだけで、常治と喜美子の心は明るくなりました。

まぁ…使い道まではきっと一致していないでしょうがね。

絵付師として生きるなら、さらなる課題にも挑戦!これがなかなか大変です

丸熊陶業では、深野がまた新しいデザインを考えるのですがこれがまた素敵。

新しいデザインを作ることで、また火鉢の売上げに繋がります。

すると深野は、喜美子にこんなことを聞きました。

「この先どうするつもりや?絵付けを一生仕事として続けていくのか?」

続けていきたいと思う喜美子の次の課題は、ずばりデザインです。

誰からも買ってもらえるような、目を引くようなデザインを考えることでした。

中学の時、県の絵画展で金賞を獲った実績もある喜美子は、自信満々にこれに取り組もうとしますがそんなに甘いものではありません。

実はふたりの弟子も美術の面ではハイクオリティなものを生み出すことができる人なのです。

全国芸術展示会で入賞、芸術大学首席で卒業という実績を持つ池ノ内(夙川アトム)と磯貝(三谷昌登)でさえも、丸熊陶業ではデザインを認めてくれません。

一点物の芸術品を作るのと違い、大量生産ができて、人に求められるようなデザインではないといけないのです。

「打たぬ鐘は鳴らぬ」という言葉もあります。

モノ作りは一生修行ですし、採用されるまでやってみたらいいと深野に言われた喜美子は、デザイン作りに挑戦するのでした。

先輩たちの仇を討つつもりも含めて始めたデザインですが、なかなかに苦戦します。

誰もが良いと思えるものを作るって大変なんですよね。

例えば…常治ならどんなものが良いでしょう?思いつくのは酒。

しかし、明らかに大衆向けじゃないと思うとデザインにはできません。

夜遅くまで、夜食を食べながらデザインを考えてはボツ、考えてはボツを繰り返す喜美子。

そんな彼女が次に思い出したのは、荒木荘の人たちでした。

さだ(羽野晶紀)、のぶ子(三林京子)、雄太郎(木本武宏/TKO)、ちや子(水野美紀)、圭介(溝端淳平)…あっ、圭介のことも思い出すんですね。

大阪で見たもの、感じたもの。

そうしたものから想像し喜美子が紙に書き始めたものは、ちょっとモダンな薔薇の絵でした。

『スカーレット』第8週(第43話)まとめ

やっと絵付師としてのスタートラインに立つことができた喜美子。

しかし、絵を描けるようになって一人前ではありませんでした。

大事なのはここから、デザインをすることも含めて絵付師なのですね。

深野が描くのは風景の絵。

和の趣が十二分に伝わってきます。

一方、喜美子がデザインをしたのはモダンな薔薇。

洋風な雰囲気により、これを火鉢にかけば見事な和洋折衷になるのでは?なんて期待が膨らみます。

果たして喜美子は、兄弟子たちの敵討ちをすることができるのでしょうか!?

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