『スカーレット』第7週(第39話)あらすじ・ネタバレ感想!ちや子と久々の再会した喜美子がある理由で号泣

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出典:『スカーレット』公式ページ

絵付けの仕事をしたいと思ってもそれが叶わないとわかり、肩を落として帰ると…大阪でお世話になったちや子(水野美紀)と再会。

お茶を堪能しつつ、ちや子の現状に耳を傾けます。

相変わらず情熱的でアグレッシブ。

やりたい仕事に一直線なちや子の姿を見た喜美子(戸田恵梨香)はたまらず号泣。

姉のあふれんばかりの涙を初めて見た直子(桜庭ななみ)が、初めて心を動かされたみたいです。

『スカーレット』第7週「弟子にしてください!」第39話あらすじ

火鉢の絵付けで一人前になるには、数年の修行が必要で、家族の世話や食堂の仕事で忙しい喜美子(戸田恵梨香)にはとても無理だと判明。

喜美子がショックを受けて家に帰ると、大阪で世話になったちや子(水野美紀)が出迎える。

ちや子は転職して雑誌記者になったと明かし、仕事ぶりをいきいきと話す姿に喜美子はやりたいことを諦めないといけない自分の境遇に涙が溢れる。

一方、常治(北村一輝)は喜美子の見合い話を勝手に進めて…
出典:NHK

【ネタバレ】『スカーレット』第7週(第39話)の感想

ちや子(水野美紀)のお土産は本とお茶。そこには家政婦・大久保のぶ子(三林京子)の優しさがあった。

喜美子(戸田恵梨香)が家に帰ると、なんとちや子(水野美紀)がいたのです。

大阪を出る時には会うことができず、手紙を残すことしかできなかっただけあり、この再会はお互いにとってとても喜ばしいものだと言えます。

お土産としてお茶と本を持ってきてくれたのですが、このお茶はのぶ子(三林京子)がちや子に持たせたものです。

特別なお茶ではなく、いつも荒井荘で使っているもの。

ちや子たちにとってはいつものお茶ですが、喜美子にとっては懐かしの味。

その味を堪能する喜美子は、あまりのおいしさに余韻に浸りっぱなしになります。

「お酒入ってるん!?」

と百合子(福田麻由子)が疑うほどに幸せな顔をする喜美子。そんなわけはありません。

いつもの味を楽しむ喜美子に、近くで本を寝転がって読んでいた直子(桜庭ななみ)も気になって仕方がありません。

この「お茶」というお土産のチョイスはとっても素晴らしいと思うのです!

仕事でやって来たと言うちや子の荷物にならないもので、喜美子が喜びそうなもの!

3年もの間飲んでいた馴染の味。

そのお茶を飲むことで、大阪での女中生活を懐かしむことができますからね。

そう考えると、のぶ子って本当に一流の女中さんだなぁと思えて来るのです。

好きな仕事だから頑張れる。楽しい!キラキラしたちや子(水野美紀)が羨ましくて喜美子(戸田恵梨香)大泣き!

新聞社を辞めたちや子は、今は婦人雑誌の記事を書く雑誌記者の仕事をしています。

仕事内容がどんなものかもわからないのに、直子は「つまんなそう」と言うのです。

直子、あなたの面白いはなんなのさ。

今回信楽にやって来たのは、琵琶湖に橋が架かるというスクープを聞いたからなのです。

これには喜美子もマツ(富田靖子)も妹たちも驚きです。

まだ極秘プロジェクトらしいので公にはできないのですが、琵琶湖に橋を架け、両側から行き来できるようにするらしく、ちや子はその取材をしたいと志願したのです。

最初は「女は“箸”にしとけ」と相手にされなかったようなのですが、それくらいでちや子の情熱は冷めません。

それでも何度も何度も頼み込み、ようやく上司を根負けさせて今に至るのです。

さっきはつまらんと言った直子でしたが、その話を聞くとちょっと楽しそうな顔をします。

やりたい仕事があれば諦めない!

そんなちや子の生き方を3年間見つめ、衣食の面で支えていた喜美子はよく理解しています。が、同時にそんな生き方が今の自分にはどうやってもできないことで、ここで泣き出してしまったのです。

なんでだ突然!?と誰もが驚きます。

「うちもやりたかった!やりたい仕事見つけた。でもダメだって言われた!」

絵付けの仕事を見つけたと、マツも妹たちもここで初めて聞かされます。

昨晩はそれどころじゃなかったですから仕方がありません。

仕事にしたいと思っても、稼げるようになるまで何年もかかる。その間は稼げない。

うちには時間もお金もないからできない、やりたいのにできない!そう言ってわんわん泣く喜美子。

そしてお茶を飲んで少し落ち着きます。

思いっきり泣いて叫んで吐き出して、ちょっとスッキリしたようです。

姉・喜美子(戸田恵梨香)の叫びを聞いた直子(桜庭ななみ)は、その日自分から風呂を沸かしに行った。

喜美子が泣き叫んだ姿を見てみんなは憐みの表情。

その中で、直子だけがビックリしていました。

おそらく、喜美子がこれだけわんわん泣いたところを見たことがなかったのでしょう。

いつもは自分が苛立ちをぶつけたり、昨晩も早く帰ってこなかったために、喜美子のせいで家が大変なったんだみたいな言い方もしましたから。

しかし、喜美子は喜美子でやりたいことを我慢しようとしている。

そして泣きたい気持ちでいっぱいだった。これに気づいたのでしょう。

小さいころからずっと喜美子は我慢しっぱなしで、直子に怒ることもしてきませんでした。

戦争で手を放してしまった罪悪感がずっと拭いきれなかったので仕方がありません。

この日の夜、いつものように酔って帰って来た常治(北村一輝)が風呂を所望すると、直子が立ち上がり「うちが入れる」と言って出ていきました。

風呂を炊くのも常治も嫌いだと言っていた直子が行動を起こしたということは、これは確実に気持ちの変化があったと言えます!

直子が、ここで成長するのか!?と、期待が高まる瞬間でした。

しかし、喜美子は喜美子で賢いというか…スゴイですわ。

酔った常治が酒持って来いと騒ぐと、数滴だけ酒が入った酒瓶に水を入れて常治に持っていこうとするんですね。

「バレるやん!」と、直子にツッコまれますが「バレへんよ」と、常習犯のような顔で言います。

我慢もたくさんしてきた喜美子ですが、その分世渡り上手にもなっていたとわかる瞬間でした。

照子(大島優子)の卒業式。喜美子(戸田恵梨香)にとっては勝負の日?

ちや子の前で大泣きし、気持ちがスッキリした喜美子はまたも絵付け係の小屋を訪れます。

その日は照子(大島優子)の卒業式。

急いで帰って来た照子は喜美子と過ごしたかったのですが、そんな状況ではなさそうだと気づきます。

京都の学校へ行くことが決まっている照子にとっては、会える残り少ない時間なのにと文句を言いたそう…。

それを悟った喜美子は、今度ゆっくり時間作ると言ってくれました。

「そんなに言うなら?」と、満足気な照子。

あなたは本当に愛されたい、構われたいオーラがスゴイですわ。

そして、弟子の2人に入る許可をもらった喜美子はそーっと深野(イッセー尾形)の元へと…。

けじめをつけるような言い方をしていますが、果たしてこの後どうなるのか!?

『スカーレット』第7週(第39話)まとめ

ここまでで喜美子が泣いたのは2回。

丸熊陶業への就職がダメになったのを伝えないといけないのに、奥様方が服を作ろうとしてくれたときに言うに言えずに号泣。そして今回です。

極限まで我慢したり罪悪感いっぱいになった時に泣いてるなぁと思うのですが、最初の時は直子はいませんでした。

しかし、今回の喜美子の叫びは直子の心にだいぶ響いた気がします。

さて、絵付けの仕事をしたいことは常治以外の全員が周知のこと。

しかし、問題の常治が知らないというのがね。

どうも喜美子の結婚話を勝手に進めているらしく…どうなるんでしょ。

ちや子は日帰りだったせいで常治との衝突はなし、残念!

しかし、ちや子さんも新しい職場で活き活きしているってわかっただけでも、嬉しい回だったなぁと思います!

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