『スカーレット』第6週(第34話)あらすじ・ネタバレ感想!喜美子は大阪で働くのか?信楽に戻るのか?

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出典:『スカーレット』公式ページ

実家の現状を知り、常治(北村一輝)の作った借金の量を把握した喜美子(戸田恵梨香)は、大阪へと戻る汽車の中で自分の進む道について考え、信楽に帰ることを決意します。

さだ(羽野晶紀)やのぶ子(三林京子)はこれを止むなく受け入れ、雄太郎(木本武宏/TKO)も泣く泣く喜美子に別れを告げます。

新聞社を辞めてヤケになり、一度実家に帰ってしまったちや子(水野美紀)には手紙を残して去る喜美子。

そこには喜美子の本音が書かれていました。

『スカーレット』第6週「自分で決めた道」第34話あらすじ

喜美子(戸田恵梨香)は実家の厳しい状況に決意を固めて大阪に戻る。

出迎えた荒木荘の仲間たちに、喜美子は美術学校に通う夢を諦め、女中の仕事も辞め、実家に戻ることを告げる。

翌日、世話になった人たちに別れの挨拶をすますも、夢を応援してくれた新聞記者のちや子(水野美紀)には会えずじまい。

喜美子は最近、ちや子が仕事を辞めて、自暴自棄になった話を聞き、ちや子に宛てた手紙を残す。

数日後ちや子が受け取った手紙には…
出典:NHK

【ネタバレ】『スカーレット』第6週(第34話)の感想

信楽へ帰ることを決めた喜美子(戸田恵梨香)を、のぶ子(三林京子)は一人前の女中として認めてくれたのか?

大阪へと帰る汽車の中で、喜美子(戸田恵梨香)は自分の進むべき道について悩み続けました。

大阪で女中として働きながら学校へ行くか、信楽に戻って家のことをしながら働くか…。

ずっと勉強をしたかった喜美子ですが、家族を見捨てておけない喜美子の決断は「信楽へ帰る」というものでした。

この決断を荒井荘のさだ(羽野晶紀)や雄太郎(木本武宏/TKO)に話すと、非常に残念だと言われます。

雄太郎にいたっては、その悲しみをギターをかき鳴らしながら歌うのです。あまりにもヒドい…。

外で犬は吠えますし、いつも荒井荘の外をうろついている三毛猫も「うるせー!」と言わんばかりに叫びます。

実家がそんな状況であるなら仕方がないと受け止めるさだ。

そして喜美子に心残りがあるとすれば、のぶ子(三林京子)に認められていないことです。

しかし、のぶ子はもうすでに喜美子を一人前だと認めていました。

いつから認めていたのか?

女中として一人前になった時か、内職をする余裕ができた時か…実はもっと前からなのです。

「信楽帰り」と言われても、翌日改めて「働かせてください」と言われたあの時です。

「女中の仕事は誰でもできるが、のぶ子さんの料理は誰にも作ることはできない」という言葉をもらったとき、のぶ子はすでに喜美子を認めていたのです。

のぶ子は、喜美子の仕事ぶりを認めたのではなく、その「精神」を認め、ここまで色々と教えてきました。

それを聞いた喜美子は安堵の表情。

そして、とてもうれしい気持ちになったようです。

ずっと闘ってきた相手に認められる、これほど嬉しいことはないでしょう。

仕事を辞めたちや子(水野美紀)には会えず。喜美子(戸田恵梨香)は手紙でお別れを

荒井荘の人々はもちろん、お世話になった「歌える喫茶さえずり」にも挨拶する喜美子。

すると、喜美子はここでちや子(水野美紀)に何があったのかを聞かされます。

実はちや子は、喜美子が信楽に帰省して間もなく帰って来ていたのです。

平田(辻本茂雄)が会社を辞めたことで、ちや子も会社を辞めました。

そして、さえずりでヤケ食いをし、そのまま実家に帰ったのでした。

すれ違い続けるちや子と喜美子。

本当はお別れの挨拶をしたかったので、喜美子はちや子に手紙を残すことにしました。

そこには、この決断が正しいかどうかわからないことや、もっとお茶漬けを作ってあげたかったことが書き綴られているのです。

荒井荘に戻って来たちや子は、これを見て涙が止まりません。

ちや子も喜美子と同じように、今人生の岐路に立たされているところ。

先のことはわからないまでも、喜美子がちゃんと決断し、そして今の自分へエールがその手紙から伝わって来たのです。

その日の夜、ちや子は喜美子の手紙と一緒に入っていた茶漬けのレシピを見ながら、喜美子特製のお茶漬けを作って食べ始めます。

ボロボロと泣きながらお茶漬けをかきこむちや子。

また、このふたりが出会える日を待つばかりです。

心の叫びを歌った雄太郎(木本武宏/TKO)の芸名を喜美子(戸田恵梨香)が命名!その名は…

前夜に「大丈夫ー大丈夫ーなくても大丈夫ー」と大泣きしながら熱唱した雄太郎は、喜美子に「一流の俳優になる」という決心を改めて伝えます。

そして雄太郎は、心機一転して芸名でも付けようかなと言い出すのですが、それを喜美子につけてほしいというのです。

少し考える喜美子。

頭を捻って出て来た名前は…

信楽 太郎しがらき たろう

信楽が関係しているのは喜美子だけ!雄太郎なんも関係ない!

しかし、喜美子がつけるとこうなるんですね。

さて、信楽太郎は今後テレビジョンの中で活躍してくれるのか。これも期待です。

信楽へ帰って来た喜美子(戸田恵梨香)の川原家での生活が始まる

実家に戻って来た喜美子は、学校へ行く直子のお弁当を作って送り出し、家の掃除をします。

女中の仕事を毎日していた喜美子としては、さほど辛いことではないでしょう。

家を出ていく直子は何も言わずに家を出ようとしますが、

「直子、何か言いなさい」

と言われて一言。

「行ってきます」

喜美子が帰って来たことで、少しは素直になってくれそうな直子。

ここから彼女がどう変わっていくのかも楽しみです。

『スカーレット』第6週(第34話)まとめ

仕事をしながら絵の勉強をすることを諦め、家族のために働くことを決めた喜美子。

そんな喜美子は、大阪でしっかりとやるべきことをしたと言えます。

その結果、さだや雄太郎からは喜美子を惜しむ声が出ますし、のぶ子からも後は任せておきなさいと言われます。

女が男に混ざって必死に働く姿を見せてくれたちや子と会えないのは非常に残念ですね。

しかし、喜美子が残してくれた手紙のおかげで、ちや子は立ち止まることなく、また前に進むことができそうです。

これでしばらく大阪の人たちと出会うことはないですが、きっとまた出てきてくれると信じています。

そして問題はここからですよね。

信楽に戻って来た喜美子の生活はどうなっていくのでしょうか。

ツケを増やすことと酔いつぶれるまで飲む常治(北村一輝)との闘いは避けることができないでしょう。

しかし、そこが楽しみです!

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