信作(林遣都)の口から自分の家が病院のツケを溜めていると聞き、さらには直子(桜庭ななみ)からこの3年間の話を聞いた喜美子(戸田恵梨香)は大阪へ戻るのを遅らせ、マツ(富田靖子)に家計簿を見せてもらいます。
余りにもひどすぎて、一周回って笑えて来るレベルです。
また、信楽に戻って来た後には丸熊陶業で働けるよう話をつけていたことを聞いた喜美子は、その足で丸熊へ。
照子(大島優子)との再会を果たすも、相変わらずという感じでした。
そして荒井荘では、2つの電報を見たさだ(羽野晶紀)やのぶ子(三林京子)が喜美子の荷物をまとめ始めてしまうのです。
喜美子の明日はどっち!?そんな回でした。
目次
『スカーレット』第6週「自分で決めた道」第33話あらすじ
幼なじみの信作(林遣都)から実家の家計が火の車で母・マツ(富田靖子)の薬代も払えないと聞かされた喜美子(戸田恵梨香)。
妹の直子(桜庭ななみ)にも涙ながらに訴えられ、喜美子は大阪に戻る予定を取りやめて実家に戻る。
マツから膨れあがった借金が途方もない金額になっていることを明かされ、喜美子はある決意で友人の照子(大島優子)を訪ねる。
一方、大阪では喜美子がもう戻らない電報を受け取った荒木荘の仲間が集まり…
出典:NHK
【ネタバレ】『スカーレット』第6週(第33話)の感想
喜美子(戸田恵梨香)不在の間、常治(北村一輝)はダメ親の道をまっしぐらしていた
病院のツケを溜め、それを払わないために子供の百合子(福田麻由子)に薬を取りに行かせていた川原家。
それを聞いた喜美子(戸田恵梨香)は言葉を失いました。
さらに直子(桜庭ななみ)は、喜美子が大阪に行っていた3年もの間に何があったのかを吐き出します。
常治(北村一輝)は泥棒に入られたあと、借金をしてオート三輪を購入。
それで元気に仕事をしていましたが、張りきりすぎて足を挫いて仕事ができなくなったのです。
それからは飲みの毎日。飲み屋のツケもたまっています。
父親のせいで借金まみれの人生に直子は怒りと悲しみでいっぱいです。
だから喜美子が戻ってくれば一安心と思いながらも、姉は大阪に戻るの一点張り。
だから直子も言うしかありません。
「早う大阪帰り!」
大阪に帰って安定した生活。
自分たちを助けてくれない喜美子に直子は泣きながら突き放すしかできませんし、喜美子は喜美子で泣く直子を抱きしめるしかできません。
マツ(富田靖子)を問い詰め借金を把握する喜美子(戸田恵梨香)。あまりの金額で、一周回って笑い始める。
百合子に代わり喜美子が病院に行き、ツケを少しだけ払って信楽の家に戻って来た喜美子はマツ(富田靖子)に借金がいくらあるか聞こうとします。
しかし、マツは「なんとかなるよ」とか「大阪帰り」と喜美子にすべてを打ち明けてくれません。
「なんとかならんからうちを呼び付けたんやろ!?」
喜美子のこの言葉がきっかけで、マツはたまっているツケの一筆をすべて喜美子に見せました。
これを喜美子は全部書き出しそろばんをはじくのですが、あまりの量に怒ったりため息をつくどころか一周回って笑い始めました。
それにつられてマツも笑いだすのですが、借金の総額を自覚すると人ってこうなるんですね。
「こんなぎょうさんツケツケツケツケ。全部ツケやん!」
「まだあるよ。まだあるで」
「もういらんわ」
この会話も笑いながらです。
しかも1円のツケまであります。払えるやろ!と喜美子もツッコミを入れざるを得ません。
どうやらツケを払いに行って1円足りないから1円がツケになったらしいです。
にしても、ツケの量がノートいっぱいになっていました。おそろしい。
状況を把握したことで喜美子は仕送りを増やすと約束。
やっぱり大阪に戻るわけですね。
信楽に戻れば丸熊陶業で働くことに?常治(北村一輝)も照子(大島優子)も喜美子(戸田恵梨香)を待っている。
喜美子に助けてもらいたくて大阪から呼びつけたわけですが、どうやらそれだけではありません。
かわいい我が子がいつまでも遠くにいることに耐えられないのが常治の本音。
なので、やっぱり喜美子にそばにいてほしいと思うのです。
そりゃ、直子が反抗しまくれば余計喜美子が恋しくなるでしょうが、そもそもその飲み癖にも問題があるぞ!と思います。
喜美子が信楽に戻って働けるようにしたい常治。
その常治が見つけて来たのは、丸熊陶業の求人です。
照子(大島優子)の家が経営している丸熊陶芸は売り上げがのびており、人手不足になっています。
そこで常治が話を付けに行っているところだと言うのです。
久しぶりに再会した照子からも、母親が一筆書いていると聞かされます。
そう、常治だけではなく、誰もが喜美子が信楽に帰ってくるのを待っているのです。
喜美子(戸田恵梨香)の明日はどっちだ?
再会した照子にも「信楽帰ってこーい!」と言われた喜美子でしたが、やっぱりこのまま帰らないわけには行きません。
喜美子のキッチリした性格がこれを許すわけはないんですよね。
荒井荘では常治が送った2つの電報に従い、喜美子がもう帰ってこないことを受け止め、荷物を送る準備をしていました。
さだ(羽野晶紀)や雄太郎(木本武宏/TKO)としてはとっても寂しいでしょうし、仕方がないと言いながら荷物をまとめたのぶ子(三林京子)はもっと寂しいでしょう。
「そんなにお母さんの具合悪いんか…」
そうか!大阪の人たちはまだマツが倒れたことを真実だと思っているんですものね。
帰って来た喜美子に嘘だったと聞かされたとき、みんなはどう思うのでしょうか。
荷物が送られる前に喜美子は荒井荘に戻って来たわけですが、彼女の明日はどっちなのでしょう?
『スカーレット』第6週(第33話)まとめ
衝撃の1円のツケ🙄#スカーレット pic.twitter.com/DI1NWOH81T
— 朝ドラ「スカーレット」第6週 (@asadora_bk_nhk) November 6, 2019
しっかり者の娘が目を離した瞬間に、とんでもないことになっていた常治。
これを庇い続けるマツは、本当に常治が大好きなんだなぁということがわかります。
そして、直子や百合子を泣かせたままにできない喜美子は改めて自分の道を決めるでしょう。
信楽に戻り、照子の家で働くとなるならどんなお仕事?というのも気になるところです。
ただ、これではないだろうか?と思えるのが、絵付け師のお仕事。
絵付師の人が照子の父ともめて辞めようとしていたところが少し映っていたところを見ると、喜美子はこっちにいくのでは?と思えるのです。絵も描けますし。
果たして、大阪に戻った喜美子は何を語るのでしょうか。
そしてちや子(水野美紀)はいずこ!?
明日へ続きます。