「い・が・く・せ・い」の一言に惹かれた泉田あき子(佐津川愛美)が荒木荘にやってくると、圭介(溝端淳平)は驚きと興奮でてんやわんや。
ふたりを引き合わせた張本人の喜美子(戸田恵梨香)も最初は喜んだものの、だんだんとモヤモヤが募ってきます。
あき子のワガママかと言わんばかりの言動に腹が立つのはもちろんですが、それ以外にも喜美子の中に謎の感情が芽生えるのです。
その正体を知る雄太郎(木本武宏/TKO)やさだ(羽野晶紀)は喜美子を気遣い、ちや子(水野美紀)はそのモヤモヤの正体が「恋」だと伝えます。
あき子を投げ飛ばしたい気持ちになったのはよくわかります。
私は圭介ごと殴り飛ばしたくなりました。
目次
『スカーレット』第5週「ときめきは甘く苦く」第26話あらすじ
喜美子(戸田恵梨香)の直談判の結果、圭介(溝端淳平)が恋するあき子(佐津川愛美)が荒木荘を訪ねてくる。
突然の再会に舞い上がる圭介。
だが喜美子の気持ちは沈むばかり。
圭介はあき子に誘われるがまま外食に出かけて、喜美子は二人を見送る。
その夜、ほろ酔いで帰宅した圭介を出迎える喜美子。
「喜美ちゃんのおかげや」と感謝されるも、やはり素直に喜べない。
喜美子は住人のちや子(水野美紀)から「それが恋や」と指摘され…
出典:NHK
【ネタバレ】『スカーレット』第5週(第26話)の感想
圭介(溝端淳平)、子供みたーい(笑)
突然あき子(佐津川愛美)がやって来たことで、喜美子(戸田恵梨香)はもちろん圭介(溝端淳平)も大慌てです。
すぐに行けと喜美子は圭介を急かしますが、昼間に解剖学をしたからアルコール臭くないかと気にし始めます。
そんなどうでもええ!とまた急かせると、
「こんなんでチューしたら嫌われるんちゃう?」
「え!?もうチューするんですか?もうするんですか!?」
「…せえへんよ。まだせえへんよ。チューはまだせへんよ。いきなりそんなことするかいな」
「いきなりそんなことにもならへんとは限らんけど」
「いきなりそんなことにもならんとは限らんのぉ!?」
「いきなりそんなことにならんと気ぃつけたらええですやん!」
子供みたいに盛り上がる恋愛初心者…なにをしてますか(笑)
その勢いで圭介が喜美子を抱きしめるのですが、そのとき喜美子の顔から笑顔が消えました。
あれ?って思ったのでしょう。なんかドキッとした感覚?ですかね。
あき子と圭介が楽しそうに話している姿を見ると、あぁ圭介さん良かったなぁと思いもしますが、ちょっともやっとする気持ちになる喜美子。
これは…ジェラシーかなとわかるんですが、それ以上にイラッともさせられる事態が起きるのです。
圭介の大好物であるおはぎを出すと、あき子は甘いものが嫌いだとか。あんこが嫌いだそうです。
それが圭介の好物だというと「圭介さん子供みたい」と可愛らしく笑います。
可愛いといっても女性から見たらものすごくイラッとする笑い方です!
そして圭介は子供と思われないように見栄を張り「出されたから食べてるだけ」と答えます。これは喜美子に失礼!
喜美子がお茶を入れようとすれば、あき子はコーヒーが飲みたいと言い出し、もっと話がしたいから洋食屋さんにハンバーグを食べに行こうと言い出します。
あき子と楽しい時間を過ごしている圭介は、二つ返事で出ていきます。
「今日夕飯、いらへんで~」
みたいに陽気に出ていくわけです。
もうその時点で子供やわ~。
そしてあき子さんイラつくわ~!親の顔が見てみたいですねぇ!
喜美子(戸田恵梨香)の謎の感情に気づく大人たち
その日の晩、喜美子はさだ(羽野晶紀)にハンバーグの作り方を尋ねていました。
これからは荒木荘でもハイカラなものを作れるようにしたいという喜美子の想いからです。
しかし、ちや子(水野美紀)としてはお茶漬けや煮物の方が良いと言いますし、さだも洋食は外で食べてるから別にいらないという具合です。
雄太郎(木本武宏/TKO)も帰宅するなり、ちや子が食べてるお茶漬けを見て、自分もそれを頼みます。
いらなくないか?って思えてきます。
雄太郎が教えた5文字の効果のすごさを改めて知る大人たち。
どうやら雄太郎も「こ・う・む・い・ん」の時はよくモテたらしいです。
だからこそ「医学生」と言ってこいと自信を持っていったのです。
肩書き大事!わからんでもないですね。
恋のキューピットができて良かったねぇとみんなは喜美子に言うのですが、当の本人は暗い表情。
そこで3人は喜美子の気持ちを察したのです。
しかし、当の喜美子だけはわかりません。
食事に行ったはずの圭介が遅くに帰ってきましたが、どうやらお酒も飲んだみたいで、ぐでんぐでんに酔っています。
喜美子は心配そうにしていますが、上機嫌の圭介はあき子と踊ったことを話し、終いには喜美子の頭を撫でて「かわいい妹」と言うのです。
喜美子、投げ飛ばしていいぞ!って思う私。
圭介(溝端淳平)への複雑な想いが「恋」だと知ると…
圭介が酔って帰って来たことは、どうやら荒井荘の全員が気づいたこと。
何かにつけて喜美子の様子を見に来てくれるさだや雄太郎が優しいです。
「もう休んだ方がええよ」と言う雄太郎。
「明日は休んでええよ」と言うさだ。
しかし喜美子は、どうしてふたりがそう言うのかがわかりません。
ちや子も心配して声をかけるのですが、喜美子自身が自分の気持ちに気づいていないことを知って驚きます。
自分が圭介に恋をしているとちや子に聞かされても、なにやら実感がない喜美子。
圭介の喜びが嬉しい反面、もやもやした気持ちになったり、あき子に対して苛立ったり。
酔って帰ってきてへらへらして何してんのこのポンコツって思ったりした喜美子。
腹立ったり喜んだり、悲しくなったり寂しくなったり忙しい、それが恋だとわかると喜美子は言いました。
「恋っちゅうのは、おもろいなぁ」
普通なら好きな人が別の誰かと成就するようやってしまったと凹むところですが、喜美子は自分のこの感情の忙しさを楽しいと思うのです。
なんと不思議な子でしょう。
『スカーレット』第5週(第26話)まとめ
きみちゃんの本当の気持ちは…😶?#スカーレット pic.twitter.com/kDUsz5y5QK
— 朝ドラ「スカーレット」第5週 (@asadora_bk_nhk) October 28, 2019
あき子に悪意はないのでしょうが、あれは喜美子じゃなくてもイラつきますって。
散々嫉妬をし、自分のそんな気持ちを知らない圭介が上機嫌で酔っ払って帰って来た姿を見て「ポンコツ」と思う喜美子の気持ちもよくわかります。
恋は盲目と言いますから、今の圭介は完全にそれ。
じゃあ仕方がないのかなぁなんて思いもしますが、なお子供と言われても仕方がないのでは?と思うのです。
ただ、もしかしてあき子も喜美子にジェラシーを感じた部分があったのかもしれません。
一緒に映画を見に行ったことがあるとか、一つ屋根の下で暮らしているとか、女中と入居者の関係だとしても本当に何もないの?って思うでしょう。
ましてや、父・泉田庄一郎(芦屋雁三郎)に誤解を生むような説明の仕方をしたわけですし、そう思われても仕方がないのかなぁとも思います。
さて、自分が圭介に対して抱いている気持ちが「恋」だとわかり、これを「面白い」と思った喜美子。
明日は何が起こるのでしょう?非常に楽しみです。