家の財産を盗まれ、常治(北村一輝)が給料の前借りをするために大阪へ向かったと電話で聞かされた喜美子(戸田恵梨香)は気が気でなく、仕事も手に付きません。
そうこうしているうちに、常治が荒井荘に到着。
さだ(羽野晶紀)が不在なので、前借りの話をのぶ子(三林京子)に振らねばならいと思いながらも、なんともぎこちない空気。
そんな中、のぶ子の本音や愛ある言葉、そしてストッキングの繕い物の真実を聞かされ、喜美子はのぶ子に対する意識が変わります。
そう、朝ドラに悪い人はいませんよね。
改めてのぶ子のすばらしさを知った喜美子は、常治にあることを告げます。
それは喜美子の確かな「決意」です。
目次
『スカーレット』第4週「一人前になるまでは」第22話あらすじ
信楽の実家が空き巣被害にあった知らせ。
さらに喜美子(戸田恵梨香)の給料を前借りするため、父・常治(北村一輝)が大阪に向かっていると聞き、喜美子は動揺する。
平常を装って働いていると案の定やってくる常治。
女中の先輩・大久保(三林京子)を交えた久しぶりの親子の再会だが、緊張感が漂う。
常治と喜美子は給料の前借りをどちらが切り出すか、大久保に隠れて押しつけ合っていると、大久保から思いも寄らぬ事実が明かされ…
出典:NHK
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【ネタバレ】『スカーレット』第4週(第22話)の感想
仕事のついでに来たという常治(北村一輝)。そんなわけはありません
喜美子(戸田恵梨香)は、直子(安原瑠那)と信作(林遣都)から実家のお金が盗まれたこと、そして常治(北村一輝)が喜美子(戸田恵梨香)の給料を前借りするため大阪に向かったと聞かされたせいで、仕事に身が入りません。
カーペットのシミを見つけた時にはすでにシミが深くまでしみ込んでしまい、のぶ子(三林京子)に怒られてしまいました。
テキパキと仕事をしたいのですが、そのうち父がやってきてお金を貸してくれと頼みこまれると思うと…ねぇ。
しかも、その瞬間はすぐにやってきました。
のぶ子が郵便屋さんから荷物を受け取ると、すぐ後からカブを持った常治が登場。
久しぶりの父と娘の再会ですが、そんな良いものではありません。なんせ理由が理由ですからね。
しかも、のぶ子には仕事のついでに娘に会いに来たと嘘をつく常治。
娘には強気に出るが、他人には出られないんですね~。
のぶ子(三林京子)この口から語られる、喜美子(戸田恵梨香)の評価
喜美子に前借りの話を出してほしそうな常治。
しかし、喜美子だってそんなことできませんよ。
結局、喜美子はのぶ子と常治を対面させ、台所へと逃げていきました。そりゃ無理ですって。
喜美子にとって、のぶ子は恐怖の存在でしたからね。
しかし、ここで出て来たのぶ子の本音は、イメージしていたものとは大きく違ったのです。
元気な分だけ失敗もあるが、良いお嬢さん。
お給料も僅かばかりなのに文句ひとつ言うこともせずに頑張る喜美子をのぶ子は評価していました。
評価しているからこそ厳しくし、のぶ子は喜美子を一人前の女中に叩き上げようとしていたのです。
それは喜美子が気に入らないのではなく、むしろ見込みがあると思ったからだったんですね。
喜美子への愛情がよく伝わってきましたわ。
のぶ子は、夏には奈良にいる娘の元に引っ越しをする予定らしく、それまでに自分の持つノウハウを全部喜美子に教えようとしているというわけです。
こんな話をされたら、余計に前借りの話なんて言えませんよ。
どうする川原親子!?
ストッキング繕い物の値段に驚き、喜ぶ喜美子(戸田恵梨香)と常治(北村一輝)
この1ヶ月の評価をのぶ子本人の口から聞かされた喜美子は驚くばかりでしょう。
その上、のぶ子が喜美子にやらせていたストッキングの繕い物についても新事実発覚です。
女中の仕事は、昇給なんてものは期待できません。
ある程度で頭打ちで、満足な金額なんてもらえません。
のぶ子も若い頃は内職をし、女中の仕事と別でお金を稼いでいたのです。
しかも、それで弟の学費の半分を稼いだという実績もあるようで。もう、頭が上がりませんね。
つまり、喜美子にストッキングの繕い物をやらせていたのは、女中見習いとしての給料が少なく辛いだろうなぁと思うからやらせていたというのです。
繕い物が得意ということを見込んでのことで、決して絵を描く暇があるなら働けと意地悪をしたわけではありませんでした。
これにちょっと喜美子は感動。「あれ、内職だったんですか」って今気づきます。
「なんぼやったか覚えてるか?」
「えっと…128」
「そや!ようやった!昨日、お代金もらって来たんや。」
そう言ってのぶ子は、喜美子と常治の前にお金を並べ始めるではありませんか。
ふたりとも興味津々です。中でも常治は喉から手が出るくらい前のめりです。
問題はその値段!
1足12円。128円×12円…1,536円!?
喜美子の女中見習いとして頑張った1ヶ月の給与よりも高いですよ!
1足の値段を聞いた瞬間に頭の中で値段を計算し始めた喜美子と常治は、その喜びを必死でこらえていました。
常治を送るため荒井荘を離れる喜美子。
大阪の街中まで来て、やっと2人は大喜びするのでした。
「一人前になるまで信楽には帰らん」
喜美子は内職で得たお金の全額を渡そうとしましたが、あんな話を聞かされては常治も全部は持っていけません。
半分と…ちょっとくらいで収めました。
娘の働きぶりと成長を見た常治は、彼女にちょっと一目置くようになっています。
そして、そんな喜美子が常治に決意表明をしました。
「荒木荘で頑張ることにした。」
「大久保さんに引き継いで何でもできるようになるまで辞めん。」
「1年か2年か…信楽には帰らん。盆も正月も帰らん。3年は帰らん。」
次に信楽に帰る時は一人前の女中になってから、と喜美子は宣言したのです。
常治はまたも見栄を張るように「お前なんか盆も正月も帰ってくんな…しっかりやれよ。しっかり稼げよ。」と言って喜美子と別れました。
信楽にいたいと泣いた喜美子が、立派に成長しましたね。
「てや?」「とやーです」「とやー?ちゃっちゃとやらんかい!」仲良しか!
常治が持ってきたカブでカブ漬けを作り始める喜美子とのぶ子。
カブの洗い方から切り方まで事細かに言われます。
「ええカブやな。畑があるんかい」
「はい」
と、ただ怒られるだけではなく、なんだか歩み寄った感じがします。
それは喜美子がのぶ子の内面を知ることができたからでしょう。
とはいえ、喜美子がミスをすれば小言付きで叱られます。しかし、そこまで嫌な気持ちにはなりませんね。
それどころか、のぶ子が喜美子の言う柔道の真似をして「てや?」なんて言うと「とやーです」と一本投げの素振りをし、のぶ子も見様見真似。
「とやー?」
「とやー!です」
「とやー!…ちゃっちゃとやらんかい!」
すっかり仲良しじゃないですか(笑)
『スカーレット』第4週(第22話)まとめ
常治さんと大久保さんの初対面…!😮#スカーレット pic.twitter.com/xRBwQMVidN
— 朝ドラ「スカーレット」第4週 (@asadora_bk_nhk) October 23, 2019
「若い娘に女中の仕事はできないから信楽に帰り」から始まり、一切笑顔を見せることなく喜美子を指導し、喜美子が絵を描けば内職のストッキングをドサドサと持ってきたのぶ子。
喜美子は散々のぶ子に対して苛立っていましたが、すべては愛のムチだったんですね。
もしかしたら、常治が喜美子を訪ねてきた理由にも気づいていたのでは?なんて思いもしました。
今回のおかげで、この道を極めようと思うことができた喜美子は、より一層輝いて行きそうな気がします。
また明日も楽しみです。
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