『スカーレット』第2週(第11話)あらすじ・ネタバレ感想!喜美子(戸田恵梨香)に就職先が見つかるが…

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出典:『スカーレット』公式ページ

15歳になった喜美子(戸田恵梨香)たちは、進路について考えなくてはならない時期となりました。

喜美子は照子(大島優子)の口添えにより丸熊陶業への就職が決まっていましたが、男社会の中で働くことの壁にぶつかり、就職の件はなくなってしまいました。

家族に言わなくてはいけないのに、周りがお祝いムードで盛り上がり、言い出せなくて涙する喜美子がいたたまれないです。

そして、照子の父から就職の取り消しを聞かされた常治(北村一輝)は、数日かけて喜美子の就職先を見つけてきますが…これがまた新たな展開を生み出します。

『スカーレット』第2週「意地と誇りの旅立ち」第11話あらすじ

昭和28年15歳の喜美子(戸田恵梨香)は中学卒業を控えて信楽で1番大きい陶芸会社への就職が内定。

今後、喜美子の稼ぎが川原家の家計を支える柱になると期待されていた。

ところがある日、会社に呼ばれた喜美子は「若い女性だから」という理由で内定を反故にされてしまう。

喜美子は就職できないことを言えずに悩み、ようやく家族に打ち明けると、父・常治(北村一輝)が失踪。

数日後、帰宅した常治が喜美子に告げたのは…
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【ネタバレ】『スカーレット』第2週(第11話)の感想

成長した子供たちは変わらない

15歳になった喜美子(戸田恵梨香)は、相も変わらず元気いっぱいで怖いもの知らず。

信作(林遣都)から自転車を借りれば、笑いながら爆走していきます。

絵の腕も相変わらず素晴らしく、色鮮やかな喜美子の絵の左端には「金賞」の二文字が!このまま絵の道に進んでもおかしくないような出来栄えです。

そして信作も相変わらず気弱な感じなので、喜美子とのパワーバランスに何の変化もありません。

照子(大島優子)にも性格の変化は特になく、いつものように「○○してあげる~」という言い方は健在です。

喜美子の妹の直子(安原瑠那)も相変わらず得意なことをやっては「すごいでしょー」と言い、欲しいものを見ると「ええなぁー」と意思表示をします。

しかしまぁ、癇癪を起すことはなくなったみたいです。これが「成長」というものなのでしょう。

セリフが特になかった三女の百合子(稲垣来泉)も大人びた様子で、10年でこんなに変わって良いのかと言いたいくらいの成長です。

子供たちの役者さんは総入れ替えとなりましたが、どの子も前の面影をしっかりと残している感じがして非常に面白く感じました。

丸熊陶業に就職するはずだった喜美子(戸田恵梨香)。しかし男社会の壁にぶつかり、採用は取り消し

中学卒業を控えた喜美子たちは、就職か進学かを決める時期がやってきました。

高校に行くと怖い先輩がいるから進学したくないと小言を言う信作をよそに、喜美子は就職一択です。

勉強も好きなのですが、喜美子の意思としては働いて家族を養うという意思が定まっているのでしょう。

そして、照子の口添えのおかげで、すでに喜美子は丸熊陶業への就職が決まっており、安泰だと思っていました。

しかしある日、喜美子の採用は取り消しと、照子の父・秀男(阪田マサノブ)の口より言われるのです。

喜美子がなにか悪いことをしたからではありません。

丸熊陶業の従業員は男性ばかり。その中に15歳の女の子が入ることに、社員たちが抵抗を感じるのです。

ガッツのある喜美子ならやっていけそうなのですが、男社会の中に女が入っていくことの難しさを突きつけられました。

就職の話が白紙になったと言い出せず、ついには大泣き

丸熊陶業への就職が決まり、これで家にお金を入れられると安心したのに…喜美子のショックはかなりのモノだったでしょう。

おかげで家族にすぐに言えません。それもそのはずです。

家に帰れば常治(北村一輝)が上機嫌に話をしていますし、陽子(財前直見)たち主婦は喜美子の就職祝いとして手作りで服を作ってくれようとします。

みんなのお祝いの気持ちが大きければ大きいほど、喜ばれるほど、喜美子の心は痛んでいくのです。

ついには声を出して大泣きするのですが、「これは嬉し泣きね」と180度間違った解釈をされちゃいます。

なんかもう…本当にかわいそうで仕方がないですわ。

しかも、こんなことが後で常治の耳に入ったとなったら激怒するのは分かり切っていることです。

喜美子が悪いわけではないのに…相変わらず貧乏くじを引かされる立場だなぁという気がしてなりません。

就職取り消しの話は秀男(阪田マサノブ)から。すると常治(北村一輝)が喜美子(戸田恵梨香)の就職先を見つけてきたのだが…これがまた問題に

常治が喜美子の就職取り消しを聞いたのは居酒屋でのことでした。

忠信(マギー)とふたり、喜美子の就職祝いと称して飲んでいた時です。

給料はいくら入るだとか、これで生活が楽になるとか、めでたい話をしている時に、秀男がちょうど居合わせてすべてを話したのです。

陽気な常治の姿を見たことで、喜美子が言えていないんだなぁと察したのでしょう。

衝撃の真実は常治の酔いも醒まします。そして常治はその足で、数日かけて喜美子の就職口を探すのでした。

改めて、家にお酒と米、そして菓子折りを持って謝りに来る秀男。

箱ぎっしりの菓子折りに直子と百合子は大喜びですが、喜美子を想う母・マツ(富田靖子)はもちろん喜べるわけがありません。

しかも、喜美子を想い、照子が「説得してあげるから時間くれ」とまで言ってきます。

信楽には照子の家以外に就職先はないと言っても過言ではありませんからね。

切迫した状態ではあるものの、ひとつの望みとして喜美子はお願いすることに。

しかし、その日の夜、常治が家に帰ってくると喜美子の就職口を見つけてきたと言うのです。

丸熊陶業の時は口約束だったので甘かった。なので常治は一筆書いてもらったと言い、その紙を喜美子に渡しました。

就職先は、荒木商事。大阪の会社です。

つまり喜美子は、春から大阪に戻りこの会社で働くことになるわけですが、それは信楽を離れるということ。

喜美子の目には、また別のショックな気持ちが浮かび上がっていました。

『スカーレット』第2週(第11話)まとめ

コネ入社で順風満帆で、このまま陶芸の道にまっしぐらなのかと思ったのですが、男社会に女が入り込めないという壁にぶち当たり、けっこう絶望的な回だったと思います。

ついには気持ちが爆発して泣き出しましたから、それだけ喜美子にとっては辛い日々だったのでしょう。

そして就職先が見つかったと思ったら、家族や友達と離れなくてはいけない状況。

これもまた喜美子はショックでしょうし、さらに説得してあげると言ってくれた照子ももっと反対しそうなんですが…明日の展開は大丈夫でしょうかね。

喜美子が就職することになる荒木商事。調べてみると洋装下着メーカーだとか。

…陶芸、どこで結びつくんでしょうか。

喜美子の物語がまだまだ始まったばかりだとわかっていても、とても気になるところです。

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