『スカーレット』第13週(第74話)あらすじ・ネタバレ感想!死を受け入れた常治に喜美子ができることとは…

朝ドラ『スカーレット』第13週(第74話)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『スカーレット』公式Twitter

常治(北村一輝)の命があとわずかとわかると、病院に連れて行こうとしたりと何か手を打ちたいと思う喜美子(戸田恵梨香)。

妻のマツ(富田靖子)も何かできることはないかと聞くが、結論は「泣かないこと」でした。

喜美子と八郎(松下洸平)が喧嘩をすれば「くだらん」と一言だけ告げて去っていく常治。

秋になると食事も摂れないほどに痛みを訴える常治を見た喜美子は、父のためにしてあげられることを考え、一歩踏み出しました。

さて、終焉を迎えようとしている常治に、喜美子は何をしようというのでしょうか。

『スカーレット』前回第13週73話のあらすじと振り返り

丸熊陶業から独立し、川原工房で生計を立てていく喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)。

長男・武志(又野暁仁)も元気に育ち、楽しい日々を過ごしていました。

しかし、父・常治(北村一輝)の様子が日に日におかしくなり、マツ(富田靖子)と温泉に行きたいと言い出します。

夫婦水入らずで温泉まで出かけている間に、喜美子は八郎の口から「常治が病に侵され、もう長く生きていられない」ということを知らされショックを受けるのでした。

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【ネタバレ】『スカーレット』第13週(第74話)あらすじと感想

温泉から帰って来た常治(北村一輝)とマツ(富田靖子)。母の口から語られたこととは…

常治(北村一輝)とマツ(富田靖子)が温泉旅行から帰ってくると、喜美子(戸田恵梨香)は病気のことを知ったのを悟られないよう、いつものように父に接します。

「悪いとこ治ったか?顔わるいままやー。さっ、病院いこ」

いつもなら軽快なツッコミが帰ってくるはずなのですが、常治は何も言い返せません。

百合子(福田麻由子)と喜美子は、マツから大阪に行った話や温泉旅館で楽しく過ごした話を聞かされます。

いつもならば楽しく聞いてくれるのですが、マツの前では取り繕うことはしません。

そして、マツも常治が強めの薬を飲んでいるのを知っていたので、病気のことを改めて説明する必要はありません。

自分たちにできることはないかとマツに聞くと、母から帰って来た言葉は一つ「泣かないこと」でした。

KAMUI

常治はすでに自分の死を悟り、終活としてマツと温泉旅行に行ったんだとわかります。そしてさすが夫婦です。

常治が取り繕うなら、自分も悲しい顔はしないようにしているんですね。ここからマツの常治への愛を感じました。

信楽にジョージ富士川(西川貴教)がやってくる!?そして喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)の言い争いに常治(北村一輝)が呆れる

窯業研究所の柴田(中村育二)は、美術商の佐久間(飯田基祐)と共に川原工房へやってくると、ジョージ富士川(西川貴教)が信楽にやってきて実演会をすることを教えてくれました。

KAMUI

まさかここでジョージ富士川の名前が出てくるとは!驚きです。ジョージと常治の対面が実現するのかどうかがものすごく不安ですが、西川貴教…いやジョージ富士川が何をやってくれるのかが楽しみです。

なぜかそこに居合わせる常治は「誰や」という顔でチラシを覗き込むと、八郎は「義父さんも来ませんか?」というのですが、「こっちのジョージはそんな先に何してるかわからんわ」と返され何も言えません。

さらに佐久間は八郎に対し、金賞を獲りたいならもっと突出したものを作らないと言い去っていきます。

「一回思い切って抜きんでたほうが呼吸がしやすくなる。」

そう言って工房を去っていったのです。

KAMUI

協会が川原工房まで来て、八郎にそこまで言うということは期待をしている感がよくわかります。どうしてそんなに期待されるのかと常治に言われると「川原家に入ったから」と返す八郎の姿を見て、刷り込まれたんだなぁと感じました。常治、強い!

常治と楽し気に会話をしている八郎でしたが、喜美子が怒鳴り込んでくると急に空気が一変します。

大量のコーヒー茶碗の注文を勝手に断ったとか、勝手に片付けるなとか問答をし、ギクシャク状態になってしまいました。

しかし、ふたりの喧嘩を見ていた常治に「しょうもない」と吐き捨てられ、2人ともそれ以上喧嘩をすることはありません。

KAMUI

もう長く生きられないことを悟った常治としては、喜美子と八郎の喧嘩ほど無意味なものはないと思ったのでしょう。楽しく生きていきたい常治らしい言葉だったと思います。

常治の言葉は、2人にずっしりとのしかかった感で…これまた辛いです。

秋になると症状が悪化。喜美子(戸田恵梨香)は常治(北村一輝)を想って動き出す

秋になると常治の容態はさらに悪くなり、笑顔を繕うこともできなくなってしまいました。

横になって苦しそうにする常治の背中をマツが必死にさすって落ち着かせようとするもなかなか良くならず、ついには食事も食べられなくなってしまったのです。

おかゆを作っても食べられないのでは、体力はどんどん減ってしまいます。

このままで良いのかと思う喜美子は、ここでついに自分ができることを見つけました。

工房に行き、喜美子は八郎に言うのです。

「器つくろう」

喜美子は、常治がたくさんご飯が食べたくなるような器を作ろうと言うのです。

すると八郎は素焼きにした器を一つ、喜美子の前に差し出しました。

「同じこと考えとった」

KAMUI

意思疎通がしっかりなっている夫婦!最高です!

そして、武志(又野暁仁)を始め、マツや百合子はその器に絵や文字を書いていき、常治のための器を作り上げていくのでした。

器の真ん中には武志が描いた常治の似顔絵があり、周りにはマツや百合子からのメッセ―ジ。

そして、喜美子の本職である見事な絵付け。

愛情たっぷりの器は世界に一つだけの貴重なものになりました。

KAMUI

家族全員で常治を想って絵付けをしたことで自然と笑顔がこぼれるようにも…喜美子と八郎のこの案は、常治だけじゃなく、マツや百合子の心も救ってくれたように思いました。

『スカーレット』第13週(第74話)まとめ

あの常治が自分の死を受け入れ、日に日に弱っていくのに何もできないと喜美子が不甲斐ない気持ちになると、こっちまで辛くなります。

ですが、それは常治の望みではありません。

どんな時でも笑顔で!常治らしいです。

泣かないことが常治のためになると…自分も最期にそう言えるといいなぁなんて思ってしまいました。

そんな中で生まれた器。おかげでみんなが笑顔です。

常治はその器を見てどう思うのか…明日に期待が膨らみます。

そして、またもジョージ富士川が出てくるフラグは驚きでした。

今のところ喜美子がこの話を聞いたシーンはありませんが、サインをもらった作品集とか引っ張り出してくるのでしょうかね?

そして、富士川が喜美子のことを覚えていたら面白いなぁと思います。

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