『スカーレット』第12週(第67話)あらすじ・ネタバレ感想!喜美子と八郎の考え方にすれ違い!?

出典:『スカーレット』公式Twitter

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正月になり、直子(桜庭ななみ)が帰省すると、川原家は大にぎわい。

喜美子(戸田恵梨香)と八郎(松下洸平)の仲もつつがなく続いているのですが、大野家から依頼されたティーカップの件で意見を衝突させます。

結婚をする前に意見の違いがわかってよかったと笑顔で言う八郎でしたが、喜美子からあることを言われて焦りを覚えます。

実はティーカップを作っている場合ではないとわかると、喜美子が代わりに作ると言い出しますが、これがまた予想外の事態を引き起こすことに…。

『スカーレット』前回第11週66話のあらすじと振り返り

作品作りに励む八郎(松下洸平)は、喜美子(戸田恵梨香)に見守られる中、一つの作品を完成させました。

しかし、敏春(本田大輔)に認めてもらえず、すっかり落ち込んでしまいました。

そんな中、大野家から店の開店に合わせてコーヒー湯飲みを15セット作ってほしいと言われ、八郎はこれを快く引き受けてしまいます。

息抜きをする時間もないほど没頭していたのに…逃げているのではないかという喜美子に対し、八郎は自分の胸を伝えました。

正月休み返上で作品作りとティーカップ作りに没頭すること決めた八郎。

果たして、完成させることはできるのでしょうか!?

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【ネタバレ】『スカーレット』第12週(第67話)あらすじと感想

進化する川原家!ついにアレがやって来た!

正月になると、直子(桜庭ななみ)が信楽に帰省。

お土産のノートを持って、川原家へと帰ってきました。

あの直子がお土産を買ってくるなんて…喜美子(戸田恵梨香)も百合子(福田麻由子)も驚きを隠せません。

そして、直子はここで自宅に電話が引かれたことを知って驚きます。

KAMUI

今までは大野商店や丸熊陶業から繋いでもらっていましたが、ついに!という感じです。ちゃぶ台の真ん中に置かれた黒電話。収入がすべてお酒に変わっていたことから考えると、大きな変化だなぁと思います。

直子は直子で成長しましたし。本当に良かったと思えます。

考え方の違いに苛立つ喜美子(戸田恵梨香)と喜ぶ八郎(松下洸平)

正月でも丸熊陶業で作品を作る八郎(松下洸平)。

その日は忠信(マギー)にティーカップのデザインを見せていました。

2種類の候補を上げると、忠信はどちらも良いなと言うので、八郎は2種類作ることを約束します。

すると驚くことに、忠信は各10セットを八郎に注文。

お代はきちんと請求してと忠信が言うと、喜美子がこれに答えました。

もともとの予定では、15セット。

話の流れで20セットになったことを喜美子は指摘します。

すると八郎は、それくらい毎日やれば大丈夫だと言いますし、開店祝いだからお金は請求しないと言うのです。

丸熊陶業の電気釜を使わせてもらっているということは、敏春(本田大輔)にお礼としてお金を渡すことも考えないといけません。

陶芸に使う土だってタダじゃありません。

それなのにお金をもらわないというのはどういうことだと、喜美子は言うのです。

しかし、八郎の意見としては、自分はまだ陶芸家じゃなくて、陶芸ができるだけの人だけだからもらえないと主張。

どれだけ話し合っても平行線。

喜美子は腹を立てますが、八郎としては怒った喜美子も可愛いですし、結婚する前に価値観の違いが分かって良かったなと笑います。

KAMUI

これは喜美子に一票です。アマチュアだからといっても、コストと時間がかかっていれば請求する必要があるでしょう。

現代でもフリーで仕事をしていたり、ハンドメイドをしている人によくあるトラブルですよ!「趣味でやっているんだからタダで作って」とか、「材料費これだけしかかかっていないのにそんなにお金取るの?」とか言う人が出てきて困りもの。気持ちで作りたいというのもわからないでもないですが、陶芸家として後々稼いでいこうと思うのであれば、この考え方も変えないといけないのでは?なんて思います。

つまり!喜美子がマネージメントかな?なんて思ったりもするのです。

実は崖っぷちだったことに気づいて焦る八郎(松下洸平)

大野家の喫茶店のオープンは1月半ば、作品作りの締め切りは1月末。

コーヒーカップを20セット作るのには、様々な工程を経て2週間がかかると言われます。

それなのに大丈夫と言い張る八郎は、やはり作品作りから逃げているようだと喜美子は感じるのです。

そこで喜美子は、常治(北村一輝)が言っていたことを伝えます。

次の作品展で賞を取れなかったら、陶芸家の道も喜美子との結婚も諦めろと。

これを聞いて八郎はフリーズ。

そんなこと聞いていない!と言う八郎。

「湯飲み作ってる場合やない!」と言い、八郎はすぐさま湯飲み作りに取り掛かるのでした。

KAMUI

だから喜美子は「そんなに引き受けて大丈夫なの?」と何度も何度も言ったのです。自分の置かれている状況に気づかなかった八郎。やっぱり逃げてたなぁとわかります。

スランプだから今回は…とやっていたら何かと理由を付けて見送り、喜美子と共に年寄りになっていた可能性がありますわ。常治の圧が非常に役に立ちました。

力になりたいと思っただけ。気持ちを汲み取ってもらえず、喜美子(戸田恵梨香)が涙

次の作品展で賞を取らなければ結婚もなくなるとわかると、急に焦り出した八郎。

しかし、コーヒーカップも作らないとなりません。

この危機的事態をどうにかしないといけないと思った喜美子は、自分がコーヒーカップを作ると言い出すのです。

デザイン通りに作ればいいんだろうと言うのですが、八郎はこれを許してくれません。

喜美子はまだ土と仲良くならないといけません。

それに、これはお店に出るものだからと言う八郎。

モノ作りは基本が大事。

それを理解した喜美子でしたが、八郎がカップを作っている姿を見て、突然泣き出してしまいました。

「作りたかった!十代田さんの言っていることは正しい。人前に出しちゃ悪い、うちには任せられへん、うちにはまだ難しい、無茶して作っても身に付かへん、基本やっときぃ言うのもわかる。そういう考え間違ってへんし正しいと思うし、そういう考えする十代田さんが好きや。けどな、無茶したかった。作りたかった。一緒に乗り越えたかったん!」

KAMUI

喜美子はただ作りたかったわけではなく、大変な状況にある八郎を助けたくて言ったのに、力不足を理由に断られて悔しかったんですね。喜美子の痛みが伝わってきました。

『スカーレット』第12週(第67話)まとめ

結婚を約束した間柄だからこそ、一緒に乗り越えていきたいと思う喜美子。

彼女はすでに八郎の良き妻だなあと感じられました。

結婚前にお互いの考え方の違いが分かったことも良いですが、この人ならば自分が大変な時に支えてくれるというのも、この一件でわかったような気がします。

どうやら八郎は頼まれたら断れないタイプみたいですし。

そんな旦那を喜美子が助けることで、この夫婦はうまくやっていくことができるんだろうなと改めて思いました。

しかし、作品作りももう逃げていられません。

カップを作りつつ、喜美子に支えられながらも、八郎には頑張ってもらいたいですね。

にしても、このふたりはいつ苗字で呼び合うことを辞められるのでしょう。

呼び方はいつ変わるのか、これも今後の注目ポイントだと言えそうです。

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