ついに始まった最終章。
紅野と透が公園で会っている場面から、物語は始まります。
そして紅野から語られる、慊人と十二支、慊人の両親との関係。
実の母親の首を絞めて「殺してやる」と叫ぶ慊人は怖かったですし、慊人に負けず劣らず、母親も不気味で怖かったです。
結局、ありさは紅野にフラれてしまった形になりましたが、心から大好きと言える親友に支えられ、逆に絆が深まった気もしますね。
目次
アニメ『フルーツバスケット』これまでのあらすじと振り返り
高校に入学してすぐに両親を亡くし、親戚の家にも居づらくなった本田透は、草摩紫呉の家に居候することになりました。
草摩由希、草摩夾という二人の同級生が同居人となり、透の高校生活は進んでいきます。
ところが、草摩一族は、異性に触れられると十二支の動物に変化してしまう、「十二支の呪い」を持っていました。
- 当主である草摩慊人のお気に入りで、かつて慊人に軟禁されていた過去を持つ由希
- 猫というには、あまりにも悍ましい化け物に変化してしまうけれど、十二支の仲間に入りたい夾
由希や夾以外にも、草摩家の人々は、物の怪憑き、またはその家族としての悩みを抱えながら生きていました。
透は、草摩の人々との関りの中で、時に自分自身が傷つきながらも、魚谷ありさ、花島咲という無二の親友、家族と呼べるほど近い存在になった由希や夾に支えられながら、彼らの悩みに寄り添い、癒していきました。
草摩家との絆を深めていく中で、透は自分が夾に惹かれていることに気が付きます。
その夾が、卒業後に慊人の指示で幽閉されてしまうことを知った透は、草摩の呪いを解くために動き始めました。
透が呪いについて調べていくうちに、慊人と十二支の歪んだ絆が明らかになります。
十二支の物語の「神様」のポジションにあたる草摩家当主は、「十二支の考えが読める」「十二支は神様の言うことに逆らえない」という不思議な力を持っていました。
慊人と十二支は歪んでいながらも平穏に付き合っていましたが、酉の「草摩紅野」が、何の前触れもなく、呪いから解放されたことで事態は一変。
十二支以外に信じられる人間がいない慊人は、自分の身体を使って紅野を自分の元に留め、少しでも自分から離れようとする人間、十二支を自分から遠ざけようとする人間を、容赦なく攻撃するようになりました。
歪んでしまった慊人、自分がきっかけで慊人が歪んでしまったことに罪悪感を持つ紅野、慊人に惚れており紅野に嫉妬している紫呉、呪いを解いて夾を解放したい透。
慊人を中心に、様々な想いが絡み合うなか、ついに最終章が始まるのでした。
【ネタバレ】アニメ『フルーツバスケット The Final』第1話あらすじ・感想
今は昔の約束
また宴を開こう。
もう一度何度でも…。
いつまでも変わることなく、例え今は独りで寂しくとも、あの約束の向うでみんなが待ってる。
それは今は遠い昔の話。
誰もが忘れた昔の記憶、最初の約束。
もうじき会える、もうじき…。
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慊人の両親
互いに想い合っている、ありさと紅野。
すでに呪いが解けている紅野は、透にそれでも慊人の傍にいる理由を静かに語り始めました。
慊人は産まれた時から男として育てられ、周囲もそう認識していました。
指示したのは、慊人の母・草摩楝でした。
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十二支の呪いを絆だという慊人と、そんなものは偽物の絆だという楝。
「なにが本物でなにが偽物かなんてな、誰にもわからない」と叫ぶ慊人に、「私とアキラさんは本物だった」と楝は主張します。
怒り狂い「殺してやる」と叫ぶ慊人に、楝は「殺してくれればアキラさんの元に行ける」と笑うのでした。
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物の怪の血
楝が慊人をお腹の中に宿した日、紫呉、はとり、紅野、綾女は同じ夢を見て、泣きながら目を覚ましました。
胸の奥から自分の知らない自分の気持ちが沸き上がって、自分じゃない自分が叫んでる気がしたのです。
それが物の怪の声であり、物の怪の血。
自我が生まれても、「慊人を裏切るな」と物の怪の声が訴えてきます。
それは呪いが解けた今の紅野からすると、確かに歪なものだったけれど、母に憎まれ父もすでに亡く、傷付き泣いている慊人という女の子を見捨て、ありさの元に行くことはできない。
紅野は、自分の想いを聞き、言葉が出ずただ泣いているだけの透に、「これが俺の選んだ道だから、ごめんありがとう」と言葉を残し、去っていくのでした。
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電波をたどって
紅野の気持ちも慊人の気持ちも理解できてしまい、何をしていいのか分からなくなった透。
マフラーが風に飛ばされても蹲って動けずにいる透の前に現れたのは、黒のドレスに身を包んだ花島咲と、彼女の弟の恵でした。
花島宅に連れてこられた透は、咲の前で「何の役にも立てなかった」と自分の無力さを嘆きます。
「人の気持ちを大切にし過ぎて、いつか笑えなくなってしまうんじゃないかと心配」
泣き崩れる透を見て、咲はそんな風に呟くのでした。
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友達
透と咲の元にやって来た、魚谷ありさ。
ありさは、透が自分のために紅野を訪ね、そして自分がフラれたことを理解しました。
ありさは「大好きだ」と透を抱きしめ、「お前は役立たずなんかじゃない」と伝えます。
紅野さんは透と似ている。
あたしはきっとそういうバカが好きなんだ。
そういうやつを困らせるのはイヤだ。
だからしょうがない。
ありさは、そう言って紅野への想いに区切りをつけました。
元気を取り戻した三人は、恵を加え、仲良くパジャマパーティーを始めるのでした。
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穏やかな朝
パーティーを終えて、紫呉の家に帰ってきた透が居間に行くと、公園で飛ばされてしまったはずのマフラーが置かれていました。
そのマフラーは、夾が落ちていたのを見つけ、拾って洗っておいてくれたものです。
透は、洗いたてでまだ乾いてもいないそのマフラーを嬉しそうに首に巻くと、「もう絶対落としません」と笑顔になりました。
楽しそうにパーティーの話をする透と夾、そこに笑顔で合流する由希、由希の料理のひどさを伝えながらやってくる紫呉。
笑顔の同居人が揃った紫呉家の台所は、和やかな朝の空気に包まれるのでした。
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アニメ『フルーツバスケット The Final』第1話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#フルーツバスケット The Final 第1話
テレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪
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来週もお楽しみに🎶
<第1話>「また宴を開こう」あらすじhttps://t.co/mOk4df48Sn#フルバ pic.twitter.com/0J8HEVvhNB
— TVアニメ「フルーツバスケット」公式 (@fruba_PR) April 5, 2021
- 慊人の歪みの根本
- 草摩楝と草摩晶
- 由希は料理下手
- 接触する楝と草摩依鈴
- 紅野と透は似ている
由希はすでに慊人との関係に区切りをつけてますし、残すは慊人絡みの問題ですね。
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