『フルーツバスケット 2nd Season』第15話あらすじ・ネタバレ感想!由希と母の関係性に変化が…

『フルーツバスケット 2nd Season』第15話あらすじ・ネタバレ感想!由希と母の関係性に変化が…

出典:『フルーツバスケット 2nd Season』公式ページ

由希が優しく脆い性格になった理由がよく分かった第15話でした。

母親も兄もなかなかに強烈な性格で、由希の不遇な家庭環境には同情してしまいます。

それでも由希は、母親との関係も少しだけ改善してまた少し前に進みました。

それにしても、由希のピンチに颯爽と現れる綾女お兄ちゃんが素敵でした(笑)

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『フルーツバスケット 2nd season』前回第14話のあらすじと振り返り

進路を決めるための三者面談が近付く透。

ところが、保護者であるおじいさんがぎっくり腰で倒れてしまい、急遽、紫呉が透の三者面談に同席することになりました。

一方、依鈴に別れを告げられていた潑春は、その言葉に疑問を抱き始めます。

潑春を心配する由希が依鈴を問い詰めると、返ってきたのは「由希が軟禁から解放されたのは發春のおかげだった」という事実でした。

誰かのおかげでこの場所に立っている。

自分の無力さを実感した由希は、自分で将来を選択することを躊躇します。

それでも、「自分の事を頑張れ」と背を押してくれる發春のおかげで、由希は先に進む決意をするのでした。

【ネタバレ】『フルーツバスケット 2nd season』第15話あらすじ・感想

透の進路

はとりのスーツを借りて、すっかりイケメンになりすました紫呉同席の元、三者面談にのぞむ透。

「高校を無事に卒業して、働きたいです」

天国の母を安心させるため、透は就職を希望します。

SU_BU

統計的には高卒と大卒では、生涯賃金に数千万円の差が出ているらしいです。可能であれば大学には行くべきなんでしょうけど、透の場合は事情が事情ですから難しいですね。

紫呉の評価

2nd seasonに入ってから、透と慊人が会うように仕向けたりと、紫呉はかなり大胆に引っ掻き回しています。

「 本田、せめてコイツの本性には気付くなよ」

「 ありゃあ、結構腹黒そうな男だぜ」

「歪んでるわね」

徐々に視聴者にもわかってきた紫呉の腹黒さを裏付けるように、繭子、ありさ、咲による紫呉の評価は一様にひどいものでした。

SU_BU

紫呉は目的のためなら手段を選ばない。その目的は、おそらく慊人に関することなのでしょう。紫呉の動きには今後も注目ですね。

夾の進路

夾は武道の師匠であり、育ての親である藉真と共に、三者面談に臨みました。

「進路って今決めなきゃダメなのか?」

「なにかしら展望みたいなものはないのか?」

「展望…」

卒業後は幽閉されることになっている夾は、展望を答えることができませんでした。

夾の今の展望は、卒業まで透と一緒にいることだけなのです。

SU_BU

たしか、幽閉される条件は「卒業までに由希に勝てなかったら」だったはずなのですが、これはもう絶対に無理なんでしょうか。草摩の呪いにすべてを決められてしまうのは、何とも歯がゆいです。

兄と母

幼少期、慊人に幽閉され助けを求める由希を、冷たく突き放した由希の母。

母が三者面談の場で見せたのは、由希の意見など聞く耳を持たないかつてと同じ姿でした。

何を言っても聞く耳を持たない母に、かつてのトラウマが蘇り、絶望的な気分でうつむく由希。

「やあやあ諸君、待たせたね」

そんな由希を救ったのは、兄・綾女でした。

「今のあなたはまるで昔の僕みたいだ」

「あんたたちなんて産まなければよかった」

息子から諭された母は、捨て台詞と共に教室を後にしました。

SU_BU

んー、なんとも強烈な由希の母親です。綾女がいなかったらとんでもない空気の面談になっていたでしょうね。教師って大変ですね。

いつのまにか小さくなっていた母

母の肩を掴んで呼び止めた由希は、母親がいつ間にか小さくなっていることに驚きます。

かつては、見放されたら全てが終わるとすら思っていた大きな存在が、今ではこんなにも小さく感じる。

「進学はするよ、でもどこを受けるかは自分で考えて見つけるから」

由希は母の目を見て、ハッキリと自分の意思を伝えるのでした。

SU_BU

母親を見下ろすようになって自分の成長を知る。もう母親に頼る必要がないことを自覚して、少しだけ自信が持てたんでしょうね。私も経験ありますが、けっこう複雑ですよね。

確かに灯った証

「雨が止んでも風が少し肌寒くて、冬が来るのだと知らせてる。でも胸が温かいのは、光が確かに灯った証。吹けば消えそうなちっぽけさだけど、確かに灯った証」

SU_BU

冬は守ってくれる大人のいない社会、灯った光は旅立つ勇気や自信でしょうか。由希や透の学生生活の終わりを感じさせる詩ですね。自分の卒業の時のことを思い出して、少し切なくなりました。

『フルーツバスケット 2nd Season』第15話あらすじ・ネタバレ感想:まとめ

要点まとめ
  • 咲×藉真
  • お金と地位が好きという一風変わった感性
  • ジョーカー綾女
  • 帰る場所は透

「あんたたちなんて産まなければよかった」は、親が子に言っちゃいけない台詞No.1ですね(笑)

それをサラッと流す綾女は、第14話で紫呉が言っていた「味のある生き方」ができているのでしょうね。

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