『フルーツバスケット』第25話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!透のおかげで前向きに大人になれた夾

アニメ『フルーツバスケット』第25話(最終回)ネタバレ感想と解説!

出典:『フルーツバスケット』公式ページ

ついに『フルーツバスケット』第1期の最終回。

夾は透との関わりの中で、本当の姿が化け物だという大きな悩みを受け入れて、師匠との親子関係も前進しました。

第24話と今回の第25話で、夾はかなり大人になった気がしますね。

自虐的でいつも何かにイラついていた夾が「まともな人間になる」と宣言したのは、とても感慨深かったです。

透と夾の仲は深まりましたが、楽羅かぐらや由希を交えた、四角関係の行方も気になります。

由希にはまだ秘密があるようですし、第2期が待ち遠しいですね!

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『フルーツバスケット』第25話(最終回)あらすじ

アニメ『フルーツバスケット』第25話(最終回)「もうすぐ夏がやってきます」あらすじ①

アニメ『フルーツバスケット』第25話(最終回)「もうすぐ夏がやってきます」あらすじ②

夾が目覚めると、藉真の姿はもうなかった。

透が送っていったと紫呉から言われ、夾は家を飛び出す。

そして、透と話している藉真に追いつくなり殴りかかって、今まで言えなかった胸の内をぶつける。

藉真もそれに応え、ようやく二人の心が触れ合えたようだった。

一方、由希も自分の中に閉じ込めている感情と向き合い……。

アニメ『フルーツバスケット』第25話(最終回)「もうすぐ夏がやってきます」あらすじ③出典:『フルーツバスケット』公式ページ

【ネタバレ】『フルーツバスケット』第25話(最終回)感想

師匠の後悔

猫憑きとして幽閉されていた、師匠こと草摩 籍真そうま かずまの祖父。

幼い籍真が、祖父に言ってしまった残酷な言葉。

祖父と同じ猫憑きである幼い夾。

彼を取り巻く環境を見て、自分の行いのひどさを悔いる大人になった籍真。

ですが、夾に猫憑きが移ったということは、悔いたときにはもう祖父はいなかったのでしょう。

後悔と償いに背中を押された籍真の取った行動は、母親を失った夾を引き取るということでした。

師匠と夾の絆

幼い夾と師匠との出会いと、そこから紡がれていく絆。

夾の回想は、本当に優しくて哀しくて、見ているだけで泣けてきました。

BGMの後押しも良かったです。

「師匠が本当の父さんだったらよかったのに」

「いつしか愛しさが生まれて、まるで父親になった気持ちで…」

自身が猫憑きだという、夾の負い目。

償いのために夾を引き取ったという、師匠の負い目。

本当は互いに「親子だったらいいのに」と想いあっているのに、ふとしたきっかけですれ違う気持ち。

「師匠が俺の親父なんだって言えるような、そんな奴に俺はなる」

「まだまだ、お前は世話の焼ける息子だよ、夾」

ようやくきちんと交わった父と子。本当に良かったです。

師匠は「遠回りした」と言っていましたが、単純に夾が大人になっただけのような気もします。

もちろん、大人になったきっかけを与えたのが透なのは言うまでもないです。

宝物を自慢したい夾

「透、今ちゃんと見てたか?な、言った通りだったろ?俺の師匠はつええんだって」

自分の父親が強いことを自慢したい夾と、そんな夾を可愛く思う透の「はい、はいはい」。

宝物を自慢する子供と、それを愛らしく感じる母親のような構図でしょうか。

とても可愛く微笑ましいシーンでした。

続く夾と由希の確執

「てめえだけは墓に入るまで嫌って嫌って嫌いまくったらあ」

「俺は墓に入っても嫌い続けるよ」

夾と由希の「嫌い」の違い。

夾の悩みはほぼ解消した感じですが、由希にはまだ根深い「何か」が残っていそうですね。

「今は蓋をしておくんだ。きつく。あの姿のこと、それ以外のこと、すべて全部」

「汚い感情に呑み込まれてしまうようなこと」とはなんでしょうね。

「あの姿」という言葉が気になります。

夾の例があるので、由希にも鼠とは別の姿があるのでしょうか。

切ない楽羅

どう見ても距離の縮まった想い人の夾と友達の透。

草摩の人間である楽羅が、猫憑きである夾に執着する理由。

過去に何かしら、おそらくは救済に近い、何かがあったのは想像に難くないです。

それでも楽羅が沈んでいたのは一晩だけ。

次の日には明るく夾に接する楽羅は、本当に健気で見ていて切なかったです。

由希の言う通り、楽羅は強いですね。

壁ドン

「嫌なら攫っていくから覚悟して」からの壁ドン。

珍しく肉食系の由希に、舞い上がって声にならない声を上げてしまう透が面白かったです(笑)

文字にすると「はああぁあぁぁああ」でしょうか。

何とも言えない声でした。

『フルーツバスケット』第2期への布石

由希の秘密や、紫呉しぐれに膝枕されていた慊人あきと、思わせぶりな男女、呪いについて語る「リン」と呼ばれている女性など、第2期へと続く情報もたくさん出てきました。

第1期は、心に傷を持った人たちが、透セラピーで次々に癒されていく「透無双!」といった感じでした。

主要人物である由希の秘密が第2期の主題になりそうですが、はてさてどんな試練が待ち受けているのでしょうか。

まあ、どれだけきつい状況に陥ったとしても、今まで癒してきた心強い味方もいるし、透ならきっと大丈夫ですね。

『フルーツバスケット』第25話(最終回)まとめ

要点まとめ
  • 師匠と夾の絆
  • 夾と由希の確執は続く
  • 第2期への布石

優しさに溢れたエピソードはどれも素晴らしかったですし、誰かが救われる光景というのは見ていてとても心地良く、毎話私も癒されていました。

素晴らしいアニメでした!

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