『鬼滅の刃』原作最終巻・最終回までの展開をネタバレまとめ!無惨との決着は?禰豆子は人間に戻れるのか?

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会現象を巻き起こした、大人気漫画『鬼滅の刃』。

今回は、まだアニメ化されていない、その先の原作をネタバレ解説!

禰豆子は人間に戻れるのか?

鬼舞辻無惨との決着は?

全員生きて戦いを終えることはできるのか?

気になる結末を徹底解説します!

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『鬼滅の刃』原作最終回までの展開をネタバレ解説

「無限列車編」の次は?

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』では、アニメ1期の続きとして原作のストーリーが映画化されました。

この「無限列車編」では、炎柱の煉獄杏寿郎が活躍します。

『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

そして下弦の壱・厭夢と上弦の参・猗窩座が登場しました。

次のお話では、遊郭が舞台となります。

そして活躍する柱は、音柱の宇随天元です。

煉獄の死から数か月、炭治郎、善逸、伊之助は、鍛錬に励みながら鴉の指令に従ってそれぞれ鬼を退治しに行っていました。

そんなある日、炭治郎が蝶屋敷に戻ると、宇随がアオイとなほを無理やり連れ去ろうとしている真っ只中。

それは任務で女の隊員が必要になったからでした。

嫌がるアオイの代わりに、炭治郎、善逸、伊之助が宇随と同行することに。

行きついた先は、鬼の棲む遊郭。

3人は女装をして、それぞれ遊郭に潜入します。

鬼は、花魁として人間に紛れ、足抜けなどを利用して遊女を食っていたのです。

その鬼は、十二鬼月でした。

妹の堕姫と兄の妓夫太郎、二人で上弦の陸だったのです。

宇随、炭治郎、善逸、伊之助の決死の戦いの末、倒ことができますが、宇随は左手と左目を失い、現役を引退しました。

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心身共に、以前より強くなった炭治郎たちの戦いがアツい!

「刀鍛冶の里編」

「遊郭編」の次にあるのが、「刀鍛冶の里編」です。

鋼塚から新しい刀が届かない炭治郎は、直接里にいって鋼塚に話をしに行くことに。

炭治郎が里へ到着すると、蜜璃、玄弥、無一郎の三人もそれぞれの目的で里を訪れていました。

刀鍛冶の里は、厳重に隠されており、隊員でさえもその場所を知ることはできません。

しかし、鬼に場所を突き止められてしまい、上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺に里が襲われてしまいます。

ここでは、炭治郎と禰豆子、玄弥の共闘、蜜璃や無一郎の初戦闘シーンが見られます。

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注目したいポイントは、玄弥と無一郎の中に起こる変化です。

玄弥はこの戦いを経て心の余裕を少し取り戻し、炭治郎や周りにきつく当たらなくなります。

そして無一郎は、炭治郎との会話をきっかけに、忘れてしまっていた大切な記憶を取り戻すことができます。

そして一番の見どころは、禰豆子に起こる変化です。

次の見出しで詳しく書いていきたいと思います。

meriko

炭治郎の人のよさをまた実感させられます。炭治郎に心を開いたあとの玄弥と無一郎はすごく可愛いです。

禰豆子は人間に戻れるのか?

無惨によって鬼になってしまった禰豆子。

炭治郎は、禰豆子を人間に戻すために鬼と戦い、無惨を追っています。

その途中で、炭治郎は珠世という人物に出会います。

『鬼滅の刃』

出典:IMDB

珠代は無惨の呪いを逃れた鬼であり、珠世自身も無惨を殺したいと目論んでいる一人でした。

そして珠世は、人間だった愈史郎を鬼にすることにも成功しています。

そんな珠世が、禰豆子を人間に戻すため協力してくれることになりました。

それ以前に禰豆子は、珠世のように無惨からの呪いを自ら解いていました。

meriko

特別な個体なのです。

そして転機が訪れたのが、刀鍛冶編のラストです。

日が昇り、禰豆子の皮膚が焼け始めてしまいます。

しかし禰豆子は、その後、太陽の下を堂々と立っていたのです。

そして「おはよう」と言葉を発しました。

禰豆子は、鬼の弱点である太陽を克服したのです。

その時まだ牙があり、完全に人間に戻ったわけではありませんでしたが、人間の言葉を少しずつ話すようになります。

これは大きな進歩です。

そしてついに、珠世が人間に戻る薬の開発に成功します。

原作の16巻以降、炭治郎たちが無惨や上弦の鬼と戦っている間、禰豆子も薬を投与され、人間と鬼の狭間で苦しんでいました。

鱗滝の元で眠っていた禰豆子は、ハッと目を覚まし、おもむろに走り出しました。

meriko

向かう先は炭治郎のいる場所です。

その時の禰豆子はまだ鬼のままですが、炭治郎の元を目指す道中、禰豆子の頭の中では、鬼になってからの記憶が巡っていました。

関わってきた人たちの笑顔、炭治郎の言葉。

そして思い出すのです。

「私は禰豆子 家族を鬼に殺された」

これが、人間へと戻った奇跡の瞬間です。

meriko

珠代の薬はもちろん、禰豆子と炭治郎の絆が禰豆子を人間に戻したんだと思います。

誰が生き残る?

「無限列車編」で杏寿郎が死んだとき、誰もが衝撃を受けたことでしょう。

meriko

そして読者は、人が死ぬ漫画なんだ、と理解し、覚悟を決めたと思います。

それでは『鬼滅の刃』は、誰が最後まで生き残ったのでしょうか。

ずばり、死んでしまった味方の主要キャラクターは、

  • 煉獄杏寿郎
  • 産屋敷耀哉
  • 胡蝶しのぶ
  • 時透無一郎
  • 不死川玄弥
  • 悲鳴嶼行冥
  • 伊黒小芭内
  • 甘露寺蜜璃
  • 珠世

以上の9名です。

meriko

ほぼ半数が死んでしまいました。全23巻の漫画でここまで主要キャラが死ぬって中々ありませんよね。

それぞれの死の瞬間

杏寿郎の死があってから、しばらく味方の主要キャラクターは誰も死んではいませんでした。

しかし、16巻からついに無惨との最終対決が始まります。

まずは、自宅を無惨に突き止められたお館様こと産屋敷耀哉が、屋敷と家族ごと自爆。

お館様は最後に無惨に、永遠に続く人の想いを伝えました。

その後、鬼殺隊たちは、無惨の無限城に落とされ、上弦の鬼と戦うことになります。

無限城に取り込まれた面々の中で最初に命を落としたのが、胡蝶しのぶです。

上弦の弐・童磨と対峙したしのぶは、童磨に食われて死んでしまいます。

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しかし、しのぶは自分が食われることは想定内。それを含めて作戦として、後のことをカナヲに託していたのです。

無一郎と玄弥は、上弦の壱・黒死牟と戦ったのちに死んでいきました。

無一郎は胴を切断され、悲鳴嶼に看取られながら逝きます。

最後に、11歳の時に亡くなった兄と夢の中で会って仲直りをすることができました。

玄弥は、体の右半分を切断され、鬼を食っていたせいで体が消滅して死んでしまいます。

兄である実弥にずっと言いたかった「ごめん」と「ありがとう」を伝えることができました。

実弥の本当の気持ちも聞くことができた玄弥は、笑顔のまま消えていきます。

球世は、無惨に取り込まれて無惨と共に消滅してしまいます。

しかし死と引き換えに、無惨を弱らせる薬を投与して役割を果たします。

悲鳴嶼は、無惨との戦いが終わった直後、かつて一緒に山で暮らしていた子どもたちに導かれながら穏やかに息を引き取りました。

伊黒と蜜璃は、来世の約束をして二人抱きしめ合いながらこの世を去ります。

meriko

みんな最期に、言い残したことや後悔を払拭して、まっさらな心で静かに息を引き取っているので、死のシーンさえも感動的で美しいのです。

無惨との決着

鬼の根源であり元凶である鬼舞辻無惨。

無惨を倒せば、他の鬼も死にます。

この元凶を討つために、産屋敷は代々鬼殺隊を率いて戦ってきました。

禰豆子が太陽を克服したことを知った無惨は、禰豆子を奪いに動き出しました。

やってきたのは鬼殺隊の本拠地、産屋敷です。

あいにく禰豆子は鱗滝と共に身を潜めており、そこにはいません。

そして無惨との最終対決が始まります。

珠世は一番に無惨に接触し、毒を体内に送り込みますが、珠世ごと吸収されてしまいます。

上弦の鬼を倒した鬼殺隊も、総出で無惨に剣を振るいますが、被害の方が大きい状況が続きます。

meriko

そんな絶体絶命の中で決め手となったのが、珠世の毒でした。

無惨に使ったのは4つ。

人間に戻る薬、老化の薬、分裂阻害の薬、細胞破壊の薬です。

弱った無惨を追い詰め、ついに朝日が昇り始めます。

炭治郎は刀を無惨に刺したまま逃がしません。

しかし太陽の光に抗う無惨は体を膨れ上がらせ、炭治郎は飲み込まれてしまいます。

逃げようとする無惨を、鬼殺隊総動員で止めようとします。

義勇、実弥、悲鳴嶼、小芭内も技を繰り出します。

そしてついに、昇りきった太陽の光に当てられて無惨は消滅していきました。

meriko

やっと無惨が死にました。醜い姿になっても生き延びようとする執念が凄かったですね。

終戦の平和も束の間。炭治郎に起きた悲劇

無惨が死に、悲願を達成することができました。

しかし被害は甚大。

失ったものが多すぎました。

生き残った者たちもほとんど力を使い果たし、もう動ける状態ではありません。

炭治郎も、息をしておらず、脈もありませんでした。

死んでしまったのだと諦めたその瞬間、炭治郎の目が開かれました。

meriko

しかしそれは、鬼の目。

炭治郎は、最後の最後に無惨から大量の血を分けられ、鬼化してしまったのです。

隊員を襲い始める炭治郎を、義勇や善逸、伊之助が止めようとしますが、仲間である炭治郎を斬ることができません。

その時、人間に戻った禰豆子が炭治郎に抱き着き、人間に戻るよう何度も何度も呼びかけます。

無惨の血が鬼殺隊を殺せと命じますが、炭治郎も抗っていました。

そこにカナヲがふらふらとした足取りで近づいてきます。

カナヲは、人間に戻す薬の予備を持っていたのです。

その薬を炭治郎に打ち込みました。

炭治郎は、無惨に引きずり込まれそうになりながらも、禰豆子や仲間の手を握り、人間へと戻ることができました。

meriko

無惨を倒したあとに、さらなる残酷な悲劇…。心が抉られますね。

『鬼滅の刃』最終回

最終回は、舞台が現代へと飛びます。

鬼のいない平和の世界で、我妻善照は“ひいおじいちゃん”の小説『善逸伝』を読んでいました。

そんな善照に「勉強しなさい」と説教するのは、姉の我妻燈子です。

つまりこの二人は善逸の子孫だということがわかります。

meriko

燈子の容姿は禰豆子にそっくりです。そのことから、善逸と禰豆子は結婚したのだということが予想できます。

作中では誰と誰が結婚した、という断言はされていません。

meriko

ここからは現代の子孫たちの容姿や名字から推測したことを含めてネタバレしていきます。

青い彼岸花を発見したという美人植物学者、嘴平青葉は、伊之助の子孫でしょう。

青葉という名前を見ると、相手はアオイなのではないかと推測できます。

通りすがりに見かけた双子の幼子は、黒髪で、緑と黒の布団をかけています。

おそらくこの双子は、無一郎と有一郎の生まれ変わりです。

鶺鴒女学院の生徒二人は、カナエとしのぶにそっくり。

幼稚園の先生は、後ろ姿だけですが間違いなく悲鳴嶼です。

定食屋を営んでいる夫婦は、蜜璃と小芭内。

燈子にカナタと呼ばれた黒髪の少年は、炭治郎とカナヲの子孫でしょう。

そのカナタと兄弟である炭彦は、人間離れした身体能力で、屋上から屋上に飛び移ったりしながら走って登校します。

その途中で合流したのは桃寿郎です。髪も顔つきも煉獄そのままです。

道すがら登場したキャラの中には、なほ、すみ、きよの姿や、善逸の育てのじいちゃんと鱗滝が将棋を指していたり、小学生の義勇、錆兎、真菰が楽し気に話している描写もありました。

危険な走行をしている炭彦を止めようとする警察は実弥と玄弥です。

産屋敷は、日本最高齢記録を更新していました。

愉史郎は、今も1人、珠世の画を描きながら生きていました。

そして竈門と名乗る女性の家には、炭治郎の花札の耳飾りや日輪刀、そして炭治郎たちの集合写真が飾られていました。

meriko

それぞれが子孫に命を繋いだり、転生していたり…炭治郎たちの魂も思いも、ずっと紡がれて、今があるんですね。穏やかで幸せなラストでした。

『鬼滅の刃』原作最終回までの展開をネタバレまとめ

以上、『鬼滅の刃』の最終回までの展開をまとめてきました。

ジャンプ漫画には珍しくわずか23巻、人気絶頂の中での連載終了で、非常にきれいに終わった作品です。

これからもアニメ、映画とどんどん作られていくと思いますが、まずは原作を全部読んでみてはいかがでしょうか。

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