飯テロがすごい料理ドラマおすすめ10選!料理好きなら思わず唸る名作だけを厳選

日本の料理ドラマおすすめ10選!面白いだけでなく美味しそう!『きのう何食べた?』『天皇の料理番』など

出典:IMDB

ドラマには、様々なジャンルがあります。

恋愛ドラマ、刑事ドラマ、学園ドラマ、歴史ドラマ、ホームドラマ…その中でも食をテーマにした料理ドラマは、食材の数、メニューの数だけ無限大にテーマが広げられとても魅力的です。

観ているだけでお腹が空き、特に夜の視聴は危険と分かっているもののやっぱり観ずにはいられません。

今回はそんな料理ドラマを選りすぐってご紹介します。

日本の料理ドラマおすすめ10選

『天皇の料理番』

天皇の料理番』は1979年に出版された直木賞作家・杉森久英の小説で、2015年までに3回テレビドラマ化されています。

過去には堺正章髙嶋政伸が演じたこともありますが、2015年版佐藤健主演では感動的な超名作となりました。

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涙と笑いのグランドロマンに真っ正面から挑みました。

大正・昭和時代の宮内省大膳寮厨司長を務めた秋山徳蔵の青年期から主厨長になるまでを描いた作品です。

秋山の実際の経歴をもとにしていますが、細部はフィクションなので実在した秋山との混同を避け杉森の原作では「秋沢篤蔵」、ドラマ版では「秋山篤蔵」の表記となっています。

主人公・秋山篤蔵を演じるのは佐藤健です。

篤蔵は何をやっても長続きしなかった片田舎のやっかい者でしたが、ひょんなことから食べた一口のカツレツがきっかけで料理に興味を持ち、その夢をつかみとるため心機一転上京し、多くの試練に立ち向かっていきます。

その経験を成長の糧にし当時の日本人としては珍しかったフランス・パリへの修行に赴き、差別・偏見と闘いながらも世界最高峰のホテル・リッツのシェフとなり、ついには26歳という若さにして宮内省厨司長・皇室の台所を預かる、言わば 「天皇の料理番」 となります。

そこに至るまでには妻を愛し、家族を愛し、師を慕い、仲間を頼り、夢を信じ、そして料理を愛し抜いた尊い人生があり、またそんな彼を支えてくれた人たちがいたのでした。

明治から昭和の激動の時代を生きた篤蔵の、史実に基づく究極の人間ドラマが描かれています。

「天皇の料理番」の料理というのは普通のそれとは少し違います。

その料理は政治や外交に深く関わるもので、饗応や式典に何を出すかは交渉を左右しその国の姿勢や国力を示すものともなります。

彼の驚きに満ちた料理とそこに込められた真心は確実に日本という国のステイタスを高めていきました。

一方で彼は日々の天皇に食事をお作りし、その食事に対する態度を通して見えてくる人柄に愛情と尊敬を感じ、戦後の混乱期にも 「この国の為に、自分にできる事はないか?」 と模索し続けます。

初めてのシェフ役に挑む佐藤健は撮影の前年8月から料理学校で料理修行を行い、料理人としての所作を学びました。

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皿洗いや野菜切りなどの修行期間を経て料理人として成長していく過程に合わせ、実際の調理シーンも本人が演じていくためです。

そして、すべての調理シーンを代役を立てず自分で行ったそうです。

料理は未経験でしたがプロの指導を受け「じゃがいものシャトー剥き」などで見事な包丁さばきを見せています。

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今は皮むき器がありますが、当時は小さなぺティナイフで全部やっていてとても難しいようです。

また使用する鍋がとても重いこと、食器などはスポンジではなく本物のヘチマで洗っていることもこの時代ならではのことでした。

練習を繰り返しても、料理人の役なので料理が体に染み付いてる感じを出すのが一番難しかったそうです。

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料理人は職人技なので包丁さばきも料理の繊細さも凄くそこに説得力を持たせることに苦労しましたが、料理のシーンは楽しんでいたようです。さすがです!!

さらに役のため髪も切って撮影に臨みました。

これまでのイメージの長髪から一転、坊主頭で挑んでいます。

そして幕末から明治維新期の剣士を演じてきた佐藤健が、『天皇の料理番』 では刀を包丁に持ち替え料理人を熱演しています。

ドラマの舞台となる明治後期から大正・昭和にかけては日本の成長期です。

ドラマでは当時の街並み、服装、生活ぶりなどの状況を、忠実に再現しています。現存する明治から大正期の街並みの資料をもとに当時の建物を甦らせ、セットでは再現できない街並みなどは全国各地の古き面影を残す地でロケを行っています。

さらにフランス・パリでの撮影も敢行しています。

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ドラマが重厚な仕上がりになっていて、そこで披露される料理をいっそう引き立てていました。
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『孤独のグルメ』

『孤独のグルメ』

出典:U-NEXT

孤独のグルメ』は輸入雑貨業の主人公・井之頭五郎が、仕事の合間にふらりと立ち寄った店での食事風景を淡々と描いたドラマです。

久住昌之(原作)と谷口ジロー(作画)の同名漫画をドラマ化し、2012年1月期からテレビ東京系にて放送されました。

これまでに8Seasonとスペシャルドラマ版が数作放送され、2015年5月期から台湾でウェブドラマシリーズ化もされています。

Season2は東京ドラマアウォード2013で連続ドラマ部門優秀賞を受賞、韓国のドラマ賞「Seoul Drama Award 2018」で“The Most Popular Foreign Drama of the Year”を受賞しています。

井之頭五郎を務めるのは本作がドラマ初主演という松重豊です。

五郎が入る店は親しみやすい一般大衆食堂がほとんどでその豪快な食べっぷりと味わい深いモノローグでじわじわと人気に火がつきました。

松重の健啖ぶりが、放送している時間帯も伴って視聴者の食欲を刺激し「夜食テロ」として人気となりました。

松重はSeason3で辞するはずでしたが、高齢者から支持され続ける意義が残った事と、人間ドックにも引っかからなかったために現在に至っています。

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このドラマのせいで、他の作品でも松重を見ると「今日なに食べよう〜」と言っているのではとつい思ってしまいます。

登場する店とメニューは実際に存在するため、ファンの間では五郎と同じメニューを食べ歩く「聖地巡礼」もされているようです。

『孤独のグルメ』

出典:U-NEXT

店の選定のため、1Season につき150軒程度をスタッフが手分けして回り、同じ店に複数回通った上で撮影オファーを出しているそうです。

韓国でも話題作となっており、ドラマに登場した料理を食べるために来日する人もいるということです。

基本的に井之頭五郎が顧客の元へ向かうシーンから始まり、顧客との商談を終えた後、空腹を満たすべく付近で店を探して食事をし、店を出た後に感想を独白、そしてその場を立ち去る場面を背景にエンディングロールとなっています。

食事シーンがメインですが、原作では触れられることのない「本業」である輸入雑貨の購入を検討する顧客とのやり取りが描かれています。

店ではかなりの量の料理を頼み残すことはありません。

料理を食べ始める時は必ず手を合わせて「いただきます」、食べ終えた後は必ず「ごちそうさまでした」と感謝の意を忘れません。

ドラマオリジナルのエピソードが基本です。

時間軸は原作よりも後年の設定で、五郎も経年から性格が柔和になっています。

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実在の飲食店が登場するため失敗エピソードはありません。

ただし、原作での五郎の言動が挿入されたり原作の延長にあるエピソードがあったりと、原作を彷彿とさせる演出があります。

ドラマ本編終了後には本編に登場した飲食店を久住が訪れ、店舗のおすすめメニューを試食するミニコーナー「ふらっとQUSUMI」が挿入されています。

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ここでは取材形式で実際の従業員が対応し午前中でも久住は酒を飲みながら取材することが多く、その際ビールを「麦ジュース」などと言ってソフトドリンクとごまかすのが恒例となっています。

各Seasonの最終話にドラマの中で久住がカメオ出演し、毎回どこで会ったかを思い出せずに店を去ります。

そして五郎の「さて、明日は浅草だ、何を食おうか…。」という言葉で締められることが多いです。

Season5(2015年)とお正月スペシャル(2016年)では台湾に出張し、異国の地で食事をしました。

台湾版ドラマで「伍郎」を演じたウィンストン・チャオも出演し、両国の主役が同じ店の飯を食う「夢の共宴」となりました。

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そのほか、『真夏の博多出張スペシャル』『孤真冬の北海道・旭川出張編』『真夏の東北・宮城出張編』『京都・名古屋出張編』『緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編』と全国を飛び回っているのも魅力です。

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『きのう何食べた? 』

『きのう何食べた?』

出典:U-NEXT

きのう何食べた?』は2019年4月期テレビ東京系「ドラマ24」で放送されました。

原作はよしながふみの人気コミックで、『モーニング』(講談社)にて月に1度のペースで連載中です。

2014年NHK『あさイチ』で取り上げられ、2017年TBS系『マツコの知らない世界』の「マンガ飯の世界」で「レシピ本として使えるおすすめマンガ第1位」として紹介されました。

料理上手な弁護士・史朗(シロさん)と“ゆるふわ系”の美容師・賢二(ケンジ)のほろ苦くもあたたかい日常が、シロさんが毎日作る手料理とともに描かれています。

西島秀俊内野聖陽演じるシロさん&ケンジのそっくりぶりが話題となり、LGBTドラマの要素もある一方、シロさんの安くて美味しそうな手料理も注目の的となりました。

レシピ本も発売され、再現する方が増えています。

シロさんが作るのは炊き込みごはんや煮込み料理など、食べるとホッとするようなほっこりごはんです。できるだけ簡単な手順で効率よく、というのがテーマです。

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しかも食費を月2万5千円でやりくりする倹約家で、そのあたりも見習いたいところです。

愛情たっぷりなシロさんのごはんを少し振り返ってみます。

鮭とゴボウの炊き込みごはん(第1話より)は近所のスーパーでお買い得なゴボウとまいたけを見つけたシロさんが急遽、作ることにしました。

塩鮭は焼かずにそのまま入れて、一緒に炊き込むだけなので簡単です。

「ゴボウのアクはポリフェノールでうまみの素だから水にさらさない」とはシロさんの弁です。

ツナとトマトのぶっかけそうめん(第2話より)はシロさんが近所に住む主婦・佳代子さん(田中美佐子)から教えてもらいました。

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そうめんの上にはトマトや青じそ、ミョウガなどがのっていて、具だくさんにすると、そうめんでも炭水化物ばかりってことにならなくていいですね。

いちごジャム(第2話より)は食事の後にシロさんが作りました。

いちごと砂糖を煮詰めていくだけで手順はシンプルですが、手間と時間が掛かるため、シロさんは週末など余裕のある時に作ります。

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翌日、トーストしたパンにバターをぬっていちごジャムをたっぷりのせて味わうのがたまりません。

鶏肉のトマト煮込み(第3話より)は帰宅したシロさんが、パパッと手際よく作り出しました。

作り方は鶏肉と野菜を炒めてトマト缶で煮込むだけです。

とろけるチーズを散らし、黒コショウを振り、お好みでバジル、オレガノで味を調えれば出来上がりです。

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フライパン一つで作れる時短料理だから忙しい時にもぴったりです。

ラザニアと鶏肉の香草パン粉焼きに明太子サワークリームディップを添えた一品(第4話より)。

これはケンジにとっての思い出の味で、毎年クリスマスに食べる恒例のメニューです。

普段、食材の値段やカロリーに厳しいシロさんもこの日だけは特別です。

鮭と卵とキュウリのお寿司(第8話より)はケンジの友達の同性カップルが家に来ることになり、シロさんが作りました。

他に「ブロッコリーの梅わさマヨネーズ」など4品ありました。

ナポリタン(第9話より)は同期の結婚パーティーでまともな食事にありつけなかったシロさんが、帰宅するなり作りました。

味付けはケチャップ、ウスターソース、めんつゆのシンプルな美味しさです。

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ケンジの料理も気になります。

サッポロ一番濃厚バター味噌ラーメン(第5話より)は年末、シロさんが実家に帰省したため、1人家に取り残されたケンジが作りました。

全然さみしそうじゃないのは自己流のサッポロ一番みそラーメンが食べられるからなのでした!

ケンジのレシピは炒めた野菜と肉がたっぷり、そこにバターやにんにく、みそを追加し、仕上げに卵を落としたら出来上がりです。

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これがたまらなく美味しそうで、放送後にサッポロ一番みそラーメンを買い求める人が続出しました。

卵焼き(第7話)は風邪で寝込んでしまったシロさんのために、ケンジが作りました。

ふわふわで出汁がじゅわ〜っと優しい味です。

調理中のケンジは手際が悪すぎて、シロさんも気が気じゃない様子。

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それでも一生懸命作っている姿がいじらしいです。

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『信長のシェフ』

『信長のシェフ』

出典:IMDB

信長のシェフ』は第1シリーズは2013年1月より、テレビ朝日系の「金曜ナイトドラマ」で、第2シリーズは2014年7月期木曜に放送されました。

西村ミツル原作・梶川卓郎作画のTVドラマ化です。

現代のシェフであるケンが戦国時代へとタイムスリップし、織田信長のお抱え料理人となるというお話で主人公のケン役はKis-My-Ft2の玉森裕太が演じています。

フレンチシェフである主人公・ケンが戦国時代にタイムスリップしてしまうところからストーリーは始まります。

自分の名前や素性さえも記憶から消えてしまっていますが、彼の料理の腕は京で評判となり、その噂を聞きつけた織田信長に気に入られ専属料理人となります。

次々にピンチに襲われることになりますが、身に付いていた料理の技術と知識で切り抜けていきます。

信長の歩みをベースに、「料理」もしっかりと描かれているというのが特徴です。

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歴史と料理、両方の知識をとことん調べて作り上げた作品だということがわかります。

登場する料理をざっと上げただけでもその本格的な内容が伺えます。

例えば第1話では宇治丸のネギ塩焼き、干し大根の味噌和えのせ、牛蒡のパエリア、天下一鴨の汁、真鴨のロースト、柿のピュレ 栗と野生のキノコ添え、棒ダラと大根の葉とレンコンのポタージュ、蓮根ポタージュ、金平糖 友好の花仕立てが披露されます。

料理一つ一つの仕上がりが丁寧で、説明もしっかりあります。

お料理の湯気、香りがしてきそうで食べてみたくなります。

ケンは料理以外のことを全く覚えていないのですが、ただのシェフなのにわりと細かく歴史を覚えていて料理の歴史にも詳しいのです。

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寿司がいつ今の形になったのか、醤油がいつ登場するのか、とか…

そして、今の時代に普通に作れる料理はこの戦国時代には材料や調味料がないのですが、その代替え品を見つけて、作るところがすごいです。

調理器具についても同様です。

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相当な知識がないとできない芸当です。

日本の戦国史の流れとともに、当時の日本の食生活から現代の食生活に至るまでの料理の発展の歴史が融合しています。

今は当たり前のように食べている料理も、当時の人からすると感激の味だというところが想像ですが面白いのです。

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信長というまるで導火線に火のついた爆弾みたいな存在に対しても怖じ気づくことなく対峙しているところがすごいです。

料理版の『JIN-仁-』という感じもします。

気づいたら突然あり得ない運命の大転換なのに、瞬時に状況をわきまえ、自分の持つ全ての能力を駆使して冷静に困難に対応していく展開も似ています。

『ごちそうさん』

ごちそうさん』は2013年秋からスタートしたNHKの朝ドラです。

東京の西洋料理店に生まれ育った食いしん坊の西門め以子が恋愛や結婚、戦争などを経験し、大阪で妻や母として成長していく様子を食文化を絡めながら描いています。

主人公のめ以子はが演じ、夫の西門悠太郎役は東出昌大が務めました。

卯野め以子(杏)は父・大五(原田泰造)と母・イク(財前直見)が切り盛りする洋食屋で美味しいものを目一杯食べてすくすくと育ちました。

子どもの頃から誰よりも食いしん坊だっため以子は女学生となっても頭の中は食べ物のことばかりです。

しかし「食べたい」という思いが、いつしか「食べさせたい」という情熱に変わった時、め以子はパワーを発揮することになります。

「どんな困難にぶち当たっても絶望の淵に立たされてもごはんを食べていれば何とかなる!」「食べたい気持ちが強いってのは生きる力が強いってことさ」という食欲と愛情はどんな困難な時にも、め以子と、め以子の大切な人々を支える原動力となります。

そして「ごちそうさま」という言葉が、改めてめ以子の人生に大きな意味を持つことになるのです。

め以子がグンと成長する時にはいつもターニングポイントとなる「料理」がありました。

まず、食べたいから食べさせたいに変わった時です。

はじめて恋を知っため以子は悠太郎に自分の好きな納豆を好きになってもらおうと奮闘し、不器用ながら納豆料理にチャレンジします。

それから食して昆布の味を覚えます。

大阪に嫁いだめ以子は昆布のだしを理解できないことを知り、愕然とします。

義姉のいけずに対向すべく、絶食して昆布の味を体得します。

食のためにお金を惜しまずに育っため以子が「始末の料理」に出会います。

最後まで食べ尽くす、食品への感謝の心、ドケチではなく始末の心を学んでさらに大きく成長します。

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ごちそうではないのに、飽食の時代に生きる私たちが、なぜか昔の料理の虜になってしまいました。

試行錯誤し一品一品心を込めて「おせち料理」を作ります。

食べる人のことを思って作る料理に目覚めます。

め以子のレシピの中でも、注目度が高かったのは夫婦の危機を乗り越えた愛情たっぷりの「牛すじカレー」です。

ドラマのなかでも何度も登場し、クックパッドユーザーの家庭でも評判だったようです。

め以子と悠太郎が急接近するきっかけとなった「半熟スコッチエッグ」はドラマの最初のほうに登場しました。

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終盤、悠太郎を満州へと送り出す食卓で再登場、代用品で作った思い出の料理を2人で食べる様子がジーンときました。

フードスタイリスト飯島奈美さんが担当する心づくしの料理にはテレビには映らないこだわりがありました。

一瞬しか映らない料理にも手を抜かず、味にもこだわります。

「美味しく作らないと、美味しそうに見えない」という信念がありました。

コーヒーと梅シロップをかけたかき氷に、メレンゲをのせて火をつける「焼氷」。

100年ほど前に実在しましたが、レシピは残されていない幻のスイーツです。

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ポテンとした大正モダンなオムレットライス、大きなタコが入ったアツアツの関東煮。登場する料理はどれも、画面越しにその温度や香りが伝わってきそうです。

朝食のみそ汁は具まではっきり映るわけではないけれど、前日の夕食でカブを使ったなら残ったカブの葉を入れます。ぬか漬けは旬の野菜だけ。

め以子のぬか床は現場で実際に生きており、調整が必要なこともあります。

め以子の実家の開明軒で何度も登場したワンプレートのまかない飯も、撮影用の材料を無駄にしないように考案しました。

このドラマ全編に流れていたのは「誰かのために料理を作る人がいて、その料理を美味しいと食べる人がいる」そんな当たり前のようなことが、実はとても大切だということです。

「ごちそうさん」という言葉には作る人の真心や、食べる人の感謝など、さまざまな思いが込められているのです。

『ランチの女王』

ランチの女王』は2002年7月期フジテレビ系の「月9」枠で放送されました。

「キッチンマカロニ」という洋食店に住み込むことになったランチ好きなヒロインを中心に、店の4兄弟との恋模様や、彼らを取り巻く人々との交流を描いたホーム・ラブコメディです。

竹内結子がヒロインの麦田なつみを演じます。

4兄弟は堤真一江口洋介妻夫木聡山下智久と豪華な顔ぶれ。

「キッチンマカロニ」の見習い人・牛島 ミノル役は山田孝之です。

兄弟全員がなつみを好きになるという逆ハーレム状態であり、長男・健一郎のダメ男っぷりも話題になりました。

なつみは成り行きから洋食屋「キッチンマカロニ」で働きながらその家に住むことになります。

店の次男鍋島勇二郎、三男の純三郎、四男の光四郎、そして下宿人でもある牛島ミノルと共に店で働くなつみですが、長男健一郎の婚約者という嘘を抱えていました。

最初は他人として距離をおく鍋島家となつみでしたが、元彼の修史が現れ、なつみの意外な過去を知った上で「家族」としての絆を深めていきます。

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舞台が洋食屋ということでオムライスをはじめハンバーグやカレーなど、定番の人気洋食メニューが登場し視聴者の食欲をそそります。それもそのはず、料理のほとんどは辻調理師専門学校の先生方がこだわって作ったものだったのです。

1話には何度かオムライスが登場しました。

「キッチンマカロニ」のものはもちろんですが、なつみの回想シーンや、なつみが健一郎に拉致されたレストランでもオムライスを食べていました。

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こうしたオムライスの数々も辻調の先生方が作りました。1話全体で作ったオムライスの数はおそらく200個前後だそうです。その苦労が実って「美味しさ」が伝わりました。

「キッチンマカロニ」のオムライスはふんわり焼いた卵で、やわらかく仕上げたチキンライスを包んでデミグラスソースをかけています。

チキンライスはトマトソースを多めに入れてスプーンを入れた時に、はらりと崩れる程度に仕上げると、口に入れた瞬間絶妙の食感が得られます。

なつみの思い出の洋食屋さんでの食事シーンがあります。

注文したものはそれぞれ なつみ…オムライス、勇二郎…シーフードカレー(エビ・ホタテ・カニ入り)、純三郎…ハヤシライス、光四郎…ロールキャベツ、ミノル…チキンカツ(温野菜添え・ソースはウスター)です。

実はこのシーン、ロケ先の函館で撮影されたのですが辻調の先生がこの料理を作りに同行したというこだわりぶりです。

「キッチンマカロニ」の秋からのメニューに、マカロニグラタンを出し始めました。

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ベースとなるソースは定番・カニクリームコロッケと同じベシャメルソースマカロニとチキン、そしてチーズたっぷりで仕上げてあります。こちらもメチャクチャ美味しそうでした。

『味いちもんめ』

味いちもんめ』は1995年~1996年にかけてテレビ朝日系で放送されました。

本編終了後に4回のスペシャルが放送され、最後の放送は2013年5月です。

原作があべ善太、作画が倉田よしみで、板前と料亭を題材にした料理・グルメ漫画が原作です。

新人料理人の伊橋悟が、高級料亭「藤村」で修業する姿を描いた青春ドラマです。

大黒摩季が歌う主題歌「ら・ら・ら」も大ヒットを記録し、厳しくも愛情あふれる先輩たちの中で成長してく伊橋の姿を描いた『味いちもんめ』は年齢を問わず誰からも愛されるヒットドラマとなりました。

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中居正広の初主演のドラマですが、「中居といえば味いちもんめ」と言われるほどの代表作となりました。

天才的な味覚を持つ自信過剰な主人公・伊橋悟は頑固で生意気で強気、だけど一本筋が通っていて一度決めたことはやり遂げます。

味覚に対して天才的な才能をもつ伊橋は料理学校の成績はトップでした。

しかし努力が嫌い、地道な作業が大嫌いなので、修行の道も壁ばかりです。

そんな中、師匠の熊野の料理で目覚めて行く伊橋は一流の料理人になるべく、心を入れ替えて努力します。

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味いちもんめではあまり知られていない板前修業の格付けを紹介しています。
  • 花板=板場の責任者。献立を決めるのが、一番大きな仕事。カウンターがある店ではカウンターに立つことが多い。“しん”とも。
  • 立板=魚をさばき、刺身を引くのが主な仕事。カウンターがある店ではカウンターに立つことが多い。“にばん”とも。
  • 煮方=煮物担当。板前は煮方になれば一人前とも言われるらしい。作中のボンさん曰く、「落語家で言えば真打」。
  • 脇鍋=煮方になるための修行中の人。
  • 向板=立板の補助役。魚をさばくのが仕事。本作では谷沢しか描かれていない。
  • 脇・=向板になるための修行中の人。

花板の熊野をはじめ、横川、坂巻といった立板、その他先輩に時には殴られ叱咤され時には誉められ、さらには鬼怒川、京都等の遠方へ「助」に行かされたりしながら成長していきます。

熊野の薦めで京都の料亭「登美幸」での修行により自分の目指す味は京料理が基本だと気づきます。

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次第に板前としての技量は確実に身についているようです。

料理に対する情熱は本物で、自分の部屋には数々の郷土料理の資料、数々の料理のVTRがあります。

お調子者ですが反面頭に血が上りやすく、喧嘩の場面で一方に加勢して暴れたり、黒田、渡辺、東といった後輩たちを怒鳴りつけたり手を上げることもありました。

後年のシリーズでは半人前だった伊橋悟がすっかり一人前の板前になった姿を見せています。

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第2シリーズでは香取慎吾が、スペシャルでは草彅剛が友情出演をしています。

『深夜食堂』

『深夜食堂』

出典:U-NEXT

『深夜食堂』は2009年10月期より小林薫主演でテレビドラマが製作され、2011年10月期から第2シリーズ、2014年10月期から第3シリーズが放送されました。

その後、劇場版、Netflix配信となっています。

原作は安倍夜郎の漫画で、2006年10月より「ビッグコミック」で連載され、数々の賞を受賞しています。

海外でのリメイク版も制作され、今やその人気は全世界へと広がっています。

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どの作品から見てもよく、視聴者の小腹と心を満たしてくれます。

新宿・花園界隈の路地裏にある小さな飯屋、深夜0時から朝の7時ごろまでしか営業しないことから、のれんには単に「めしや」と書かれているにもかかわらず常連客から「深夜食堂」と呼ばれています。

メニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎しかありませんが、マスターが作れるものならば、言えば何でも作ってくれます。

『深夜食堂』

出典:U-NEXT

この店を舞台にマスターと客たちとの交流を描いています。

マスターと語りを務めるのは味のある役者・小林薫です。

「めしや」のマスターの本名、素性、経歴とも一切不明です。

左目に切り傷の跡があるけれど、理由は明かされていません。

20年前に先代から「めしや」を譲り受けて以来、年中無休で営業しています。

メニューは少ないですが、言われたら作る主義で、口数は少ないものの客の話はきちんと聞きます。

店には何かと問題をかかえたお客が来店し、訳アリの人間模様が描かれます。

性別も、年齢も、境遇も異なったさまざまな客が店を訪れてはカウンターで小さなドラマが生まれます。

『深夜食堂』

出典:U-NEXT

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忘れられない味、揃っています。何かを抱えた人々がやってくる不思議な「めしや」が深夜食堂です。

テレビドラマ版全30話に出てきたメニューはどれも気取らない日本人にはなじみになるものです。

「赤いウィンナーと卵焼き」、「猫まんま」、「お茶漬け」、「ポテトサラダ」、「バターライス」、「カツ丼」、「タマゴサンド」、「ソース焼きそば」、「アジの開き」、「ラーメン」などなど…。

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視聴者はこんな普通のメニューが恋しいのですね。

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『高校生レストラン』

高校生レストラン』は2011年5月期日本テレビ系の「土曜ドラマ」枠で放送されました。

その名の通り、現役の高校生がレストランを運営していくお話です。

三重県多気町にある五桂池ふるさと村の施設内にあるレストラン「まごの店」がこのドラマのモデルとなっており、実際にこのレストランは相可高等学校の現役高校生が運営しています。

ドラマの主演はTOKIOの松岡昌宏です。

元料理人で調理科の新任臨時教師、相可高等学校の教員で、ドラマの原案の著者である村林新吾がモデルとなっています。

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松岡は実写版『美味しんぼ』にも出演しており、調理師役はしっくりきていました。
『高校生レストラン』松岡昌宏

出典:『高校生レストラン』公式ページ

村木新吾は最初は料理を教えに来た顧問みたいに思っているけれど、生徒たちから見れば教師で、そこに葛藤が生まれます。

生徒とのコミュニケーションを取ること、ぶつかりがあることで、そこで初めて先生になっていきます。

銀座の一流料亭の板前・村木新吾は幼なじみの町役場職員・岸野宏に頼まれ、出身地・三重県にある相河高校の臨時教師となります。

岸野は町おこしの一環として「高校生レストラン」をオープンさせようとしており、新吾は調理指導を頼まれたのです。

新吾が厨房を訪れると、床は汚れ食材は無駄に使われていました。

それを見た新吾は「まずは掃除だ。」と調理クラブの部員たちを叱りつけると、生徒たちは次々に出て行き、残ったのは約半数でした。

掃除の後、部員の陽介(神木隆之介)は新吾に自分の天ぷらがダメな理由を聞くと「君は左利きだな。包丁も菜箸も右手で使えるようになれ」と意外な答えが返ってきました。

陽介は「あの先生は本物の匂いがする」と新吾についていくことを決めます。

『高校生レストラン』

出典:『高校生レストラン』公式ページ

第2話では開店まで2週間なのに、町役場から「高校生御膳」200食をレストランで出すという難題を出されますが、新吾は生徒たちにもできるものにと、寝ずに改良をします。

第3話ではオープン前日、役場の計らいで厨房スタッフにスカーフ、ホール担当にベストが配られます。

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嬉しそうに見せ合う生徒たちは微笑ましいです。

しかし新吾は「料理は手だ、それ以外に気を取られるな」と言い放ちます。

第4話では「花御膳を食べて食中毒になった」と1人の老人から訴えがありました。

そこから孤立する高齢者の存在に気づき、この町で暮らすお年寄りのために何かできないかと考え始めるのでした。

第5話では難易度の高い和食のコース料理を作るために発奮します。

第6話では新吾が厨房とホールのスタッフを入れ換えると言い出します。

第7話では調理クラブの生徒たちが楽しみにしている料理コンクールに、新吾は「今年の出場は辞退させて欲しい」と申し出ます。

第8話では3年生が就活の季節を迎え、新吾は生徒たちにせがまれ、自分が料理人を目指すきっかけとなった出来事を語り始めました。

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ある少女との出会い、そして彼女が言った「美味しい」の一言が彼のすべてを変えるという出来事を語るところがドラマチックでした。

最終話では3年生の料理を就職先の会社の人たちに食べてもらうため、レストランに会社、店、ホテルの関係者を招待して“プレゼンテーション開店”を行います。

閉店後、新吾は客からの感想をみんなに伝えます。

「料理の味はそれほどでもないという意見が多かった」「みなさん大変に褒めてくださった。お前たちの一生懸命な姿が伝わったんだ」と言いました。

接客ぶりを評価したホテルの関係者からスカウトもありました。

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見どころは生徒の目です。生徒の目つきがどんどん変わっていくってところは見ていて面白いです。料理を通して教師も生徒も何かに気づきながら成長していくというさわやかなドラマです。

『Chef〜三ツ星の給食〜』

Chef〜三ツ星の給食〜』は2016年10月期フジテレビ系の「木曜劇場」枠で放送されました。

天海祐希が天才シェフ・星野光子を演じます。

パリの名だたるレストランで修業し、数々の料理コンクールで優勝。

帰国後は銀座のフレンチ・レストランで腕を振るい、そのレストランを最高ランクに引き上げました。

総料理長を務めるレストランで三ツ星を獲得したものの、オーナーとトラブルを起こしてクビになった光子はテレビの企画がきっかけで学校給食の道へ進みます。

味覚のちがい、栄養、経費などの数々の障害が立ちはだかります。

しかし、自らの料理の知識を詰めた”抽斗”から次から次へと美味しい料理へのアイデアを取り出し、子どもたちに「最高に美味しい!」と言わせるため、そして、失った栄光を取り戻すための奮闘が始まります。

経費に糸目をつけずに最高の食材を用いて最高のフランス料理を作り、絶賛を浴びてきた星野光子が、真反対の条件の中でどのようにその知識や技術を駆使し、味覚が大きく異なる子どもたちにその料理を評価させることができるかに注目です。

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また、その経験を通じて料理への考え方がどのように変化していくかも見どころです。

ドラマに出てくる料理の製作・監修等はエコール辻東京の先生方が担当しています。

主演が天海祐希と遠藤憲一ということで見ごたえがあります。

子どもたちの口に入る給食ということで、視聴者が敏感になっていて評価の目が厳しくなっていましたが、これからの給食を考える上でのヒントも隠れていたようにも思います。

星野の作った給食を食べた子どもたちが、「まずい」「味がしない」「なんか苦い」と言ってほとんど手をつけませんでした。

曲がりなりにも三ツ星シェフの作った料理です。

きちんと味見をしながら徹底的にこだわりぬいて作った料理です。

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どうして子どもたちが「まずい」と言ったのか、その理由が全く提示されていないのが気になりました。その辺を突っ込んでくれると面白かったのかもしれません。

母親が作る料理の参考にもなります。

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個人的には学習塾の先生が授業の出前をする時代、グルメシェフが給食を作るのはありだと思います。
『Chef〜三ツ星の給食〜』が見れるサービス一覧

日本の料理ドラマおすすめ10選:まとめ

以上、ここまで料理ドラマのおすすめをまとめてきました。

見ればただ面白いだけでなく料理のノウハウや心構えも学べますし、何よりも食欲が刺激されます。

職と無関係な人間はいないと思うので、どなたでも楽しめるでしょう。

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