『猫のニャッホ』第22話ネタバレ感想!ぐうたら画家猫はもういない?ジャポニズリーに夢中なニャッホ

アニメ『猫のニャッホ』第22話ネタバレ感想!

出典:『猫のニャッホ』公式Twitter

キターー!ジャポニーズ歌舞伎ヒーローコス姿のニャッホ再び!

歓喜に沸いたニャッホファンも多いのでは?あの可愛い隈取りメイクのニャッホが登場します。

誰が為の展覧会?と感じさせるニャッホの言動に画家仲間たちは呆れ、テオは困惑…そんなのお構いニャしで“ジャポニャズリー”に大いにかぶれまくるニャッホ愛らしさに悶絶必至。

間近に迫る展覧会でニャッホが販売しようと出してきた驚きのグッズが面白くて秀逸なのですw

ニャッホが真剣に絵に没頭する激レアな場面は必見!

ぐうたら画家猫の汚名返上か!?

『猫のニャッホ』第22話の登場キャラクター・声優紹介

ニャッホ(声優:杉田智和)

  • 愛するご主人さまを亡くし、借金を抱えたびんぼうな画家猫。
  • 荒れ果てた屋敷を取り戻すために相棒テオと奮闘する!
  • 茶色の毛色でたれ耳、見た目はとーっても可愛いけれど、麦わら帽子も服もボロでお髭もクセがついてびよ~んw超絶のんびり屋にゃんこ。

杉田智和さんは、アニメ界の傑作『銀魂』の坂田銀時役と『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役、いづれも主役を務めた有名声優さんです。

「独特の渋い重厚感ある低音ボイス」はニャッホにぴったり!

アドリブのうまさに定評があり、ハードゲイマーだという杉田さんのニャッホ、楽しみですね!

ホームズ役の中村悠一さんとは大の仲良しだそう。

きっと仲の良さがこのアニメにも影響するはずです。好きな色は黒と銀色。

テオ(声優:嘉陽光)

  • ニャッホの同居人。
  • トレードマークの赤い大きなリボンがキュート!
  • 雑用を任されたり、絵を描くことをサボるニャッホを叱咤激励する。
  • チーズが大好物!チュチュっと何でも器用にこなすテオはいつも一生懸命な頑張り屋さん。

愛称ひかるんの嘉陽光さんは、『あっくんとカノジョ』の入江小凪役で有名な声優さんです。

「人を笑顔にできる声優さんになります」というモットーをもつ彼女、ニャッホのアシスタント役のテオはハマり役ですよね。

実際のひかるんも明るく愛らしいルックスと声の持ち主!

テオの癒しのボイスで、朝から癒されましょう!

ピカソ(声優:板垣優稀)

  • 売れっ子の天才猫画家。
  • ニャッホとは正反対の性格で、ニャッホの絵もほとんどほめない。女の子大好き!
  • とってもお洒落で清潔な容姿の白猫画家。
  • 赤いハンチングに、赤いバンダナスカーフ、白と青のボーダーのトップス…見るからにモテにゃん・爽やかキャット。

ナレーションや吹き替えで活躍している板垣優稀さん。

代表作は『あっくんとカノジョ』荘圭太役や『だから僕は、Hができない。』のメルロー幹部役などです!

音楽を聴いたり、NBAの試合を観るのが好きという板垣さんが演じるのは天才画家ピカソ!

すこし太めの声が素敵な板垣さんのピカソは、モテモテのはず!

ゴーギャン(声優:橘諒)

  • ニャッホと結成したビンボー画家サークルの一員。
  • 自己中心的で、ニャッホともかなりぶつかるが、共に切磋琢磨しあう存在。

代表作は『レゴ ニンジャゴー~スピン術バトルの使い手~』のゼン役、『レゴ ネックスナイツ』のアクセル役!

『猫のニャッホ』では、ゴーギャン役とダリ役の2役演じていますよ。どちらも個性的なキャラクターです!

どんな風に演じ分けるのか、期待値が高まりますよね!

モネ(声優:前川綾香)

  • ニャッホと結成したビンボー画家サークルの一員。
  • ニャッホを勇気づけ、癒してくれる存在。食いしん坊。

前川綾香さんは数多くの大手コマーシャルのナレーションを担当しています。

あっと気づく人も多いはず!前川さんが演じるモネの優しい声に元気もらえるはずですよ。

ダリ(声優:橘諒)

  • ニャッホと結成したビンボー画家サークルの一員。
  • 天才と豪語し、ピカソも恐れる画家。ほとんど言っていることがわからず会話にならない。

『猫のニャッホ』を視聴できる動画配信サービス

『猫のニャッホ』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。

なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

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注意点
  • 動画の配信情報は2019年8月29日時点のモノです。
  • 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。

ご覧のとおり、2019年8月29日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

動画配信が開始になり次第、追って情報を掲載させていただきます。

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【ネタバレ】『猫のニャッホ』第22話「誰が為の展覧会」感想レビュー

ニャッホの創作意欲が爆上がり中!

ニャッホルームの壁には名作「糸杉と星の見える道」が飾ってあります。

「ニャンかきた!」

ニャニャッと声を出しながら3枚のキャンバスを並べ、同時進行でモーレツに高速で描くニャッホ。

かつてない集中力&ヤル気に満ち溢れた目からは、絵に対する情熱の炎がみなぎっています。

アクロバティックに宙に浮いてまで筆を走らせまくる彼の姿に、画家仲間たちは目を真ん丸にして驚きの声を上げます。

「ニャローン!まさに嵐の夜の風車のごとき、スピード感。すばらしい!」とダリが表現します。

「フンッ、今度の展覧会に向けて張り切りおって。」ゴーギャンが言うには、近々展覧会があってそこへ出品するためにニャッホは頑張っているみたいですよ。

「しかし、どういう風の吹き回しだい?」ピカソがニャッホの突然のヤル気スイッチ全開の理由が分からず、不思議がります。

「実は、これのせいなんです。」

小さな相棒テオが、何か大きな紙を広げます。

ぐうたらニャンコ画家・ニャッホが創作に勤しむ訳とは一体!?

ニャッホが毛筆でサイン!?ニャッホ作の「ジャポニャズリー:梅の木」が登場

テオが広げた新聞らしきものには、<今、注目!新進気鋭の画家ニャッホ氏>という見出しと、ジャポニーズ歌舞伎ヒーロー姿のニャッホの大きな写真が掲載されています。

第15話でジャポンと出会ったニャッホがしていた可愛いコスプレ姿、思い出しますね!

あの絵筆をチョンマゲにした素敵なニャッホがなんと新聞に!

テオ曰く、この恰好がすっかり話題になってしまったそうなんです。

たくさんの人に囲まれ、「サインが欲しい?苦しゅうない。」とすっかり日本かぶれしたニャッホが習字で「ねこ」とサインし、「おぉー!」と歓声があがる様子が流れます。

「押すニャって。拙者は、スモウヒーローじゃないでござる。“カブキヒーロー”でござる。いよ~!」と、得意気なニャッホはかっこよく見栄を切り“睨み”を披露します。

大ウケだったニャッホは、それ以来すっかりジャポンに魅せられてしまい陶酔してしまいました。

「描いた絵も、あんな感じで…。」と言ったテオの指さした方には、ニャッホ作の「ジャポニャズリー:梅の木」が…梅の木に登って首を傾げる黒猫、絵の左には<大黒猫屋水蓼町一丁目>、右には<新猫草原大丁目屋本>と漢字が書かれています。

新進気鋭の画家ニャッホ氏が日本にかぶれまくる!

「かぶれというより、ほぼ真似じゃないか!」

ゴッホがニャッホの絵を見て指摘します。

「ニャッホしゃんのよさが、全然出てないニャフ。」

これまで黙っていたモネも、あまりのことに言わずにはいられませんでした。

実はニャッホが高速で一生懸命仕上げているキャンバスの絵は、ジャポニャズリー(日本趣味)のものばかり。

描いてるのは「おいらん」「梅の開花」や「雨の橋」でしょうか。

すべて第16話の「Japon de Exposition」でニャッホがキキと観て感動した浮世絵たち…渓斎英泉の「雲竜打掛花魁」、世界で一番有名な梅の木・歌川広重の「名所江戸百景 亀戸梅屋敷」や、同じく広重の「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」という傑作を模した作品です。

ゴーギャンやモネが、真似やニャッホらしくないって言っちゃうのも納得の絵ばかりなのです。

「皆の衆!ちょうどよかったでござる。今度の展覧会でこれを売るのを手伝ってほしいでござるよ。」

当のニャッホは全然気にしていない様子、またもやジャポニーズ歌舞伎ヒーローコスプレをして登場。

心は歌舞伎役者、語り口調はお侍。

ある意味、独自のニャッホスタイルを確立している感じがします(笑)

ニャッホが販売目的で作った“日本かぶれグッズ”が可愛すぎ!

今度の展覧会で売りたいとニャッホが大風呂敷に入れて持ってきた日本っぽいグッズ。

本当に販売して欲しい…即購入レベルの激カワアイテム揃いなんです。

「ジャポニーズまんじゅうに木刀にからくり人形ニャ。」と嬉しそうに風呂敷を広げます。

【ニャッホが作った日本かぶれグッズ】

  1. <銘菓 Japonais manju>という商品名で、カブキヒーローニャッホの顔型人形焼のパッケージには、日の丸扇子を広げ<Japon!>と言っているコスプレしたニャッホが載っています。
  2. ジャポニーズサムライの<木刀>には、可愛い“肉球印”が付いています。
  3. <からくり人形>は、日本の伝統工芸品“赤べこ”のように、カブキヒーローニャッホの首が愛らしく左右に揺れる構造となっています。

ピカソはお手上げと言った表情を浮かべ、ゴーギャンは「絵じゃないじゃないかー!」とツッコミます。

ダリもニャローンと驚嘆の声を上げ、モネは目をぱちくりさせています。

一番ショックを受けていたのはニャッホの相棒テオ、はぁ~と下を向いたテオの額には冷や汗が浮かびます。

「バイト料は奮発するでござるよ。ホーホホホッ!」

ウィンクしながら、陽気で能天気なニャッホはとても楽しそうです。

絶好調の彼を見たテオは、思わず本音が漏れます。

「展覧会、大丈夫なのでしょうか?不安でチュ…。」

フィンセント・ファン・ゴッホと展示会

ニャッホのモデルとなったゴッホも、日本の浮世絵が大のお気に入りの画家でした。

浮世絵の魅力に魅せられたゴッホは、貧しい中でも浮世絵を購入したり、日本の美術品を扱うお店に何度も通っては浮世絵を眺めていたそうです。

ゴッホは、自分の作品と浮世絵を同時に展示する個展を開いたこともあったといいます。

ただ眺めているのではなく、日本の浮世絵に芸術魂を触発されたゴッホは、自分の作品に積極的に浮世絵の素晴らしい所を取り入れていきます。

1887年9月頃に描かれた3枚、『ジャポネズリー:梅の木』『ジャポネズリー:雨の橋』『ジャポネズリー:おいらん』の歌川広重と渓斎英泉の浮世絵を模した絵からは、ゴッホの新しい絵の表現に出会い心躍っている興奮度が伝わってきます。

今話も、ニャッホの日本への興味が存分に伝わってくるストーリーでした。

ゴッホはこの後、「五十三次名所図会 石薬師」や「冨士三十六景 さがみ川」などの所有する浮世絵を背景に描いた有名な1枚『タンギー爺さん』や、浮世絵の影響を色濃く受けた『アイリス(和名:アヤメ)』シリーズを描きます。

これらの作品は、輪郭線をはっきりと描き、西洋絵画らしくない“アングル”や“クローズアップ”、平面的な塗り方がしてあります。

今までとはまったく異なる描き方だったので、モネが「ニャッホらしくない」と感想を述べたのも頷けます。

『アイリス』は、『ローヌ川の星月夜』と共に1889年9月に開催されたアンデパンダン展に展示されます。

アンデパンダン展とは“誰もが自由に出品し、審査を受けることなく、また受賞の制度も設けない展覧会”です。

保守的な運営方針のサロンに対し自主的に開催する展覧会…ゴッホにとってアンデパンダン展のような展覧会は絵を見てもらう貴重な機会でした。

1890年、ゴッホにとって素敵な出来事が起きます。

ブリュッセルで開催された“20人展”に展示したゴッホの作品『赤い葡萄畑』(1888年)にまつわる最高なお話が、今後『猫のニャッホ』で描かれるのではないかと期待しています。

『猫のニャッホ』第22話まとめ

日本かぶれが愛らしいニャッホ。

第15話「ニャッホ、ジャポンと出会う」第16話「レオナール・フジタ」を観てから、もう1度この第22話を観るともっと楽しめますよ!

要点まとめ
  • ぐうたら画家猫・ニャッホはもういない!?ニャッホ3枚の絵を同時進行で描きあげ、展覧会の為に一心不乱に創作活動に没頭する。
  • ニャッホ、新世界のジャポニャズリーにドハマり、浮世絵タッチの絵を描く。
  • カブキヒーローコスプレのニャッホ登場!日本かぶれが度を超えたニャッホが、展示会で日本グッズを売ろうとする(笑)

テオが心配するのも当然、ニャッホ展示会大丈夫かなぁ?

次週は後編。見逃せない展示会のお話が描かれますよ!

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