『猫のニャッホ』第15話ネタバレ感想!ニャッホが日本美術に興味津々?ジャポニズリー時代が到来にゃー

アニメ『猫のニャッホ』第15話ネタバレ感想!

出典:『猫のニャッホ』公式Twitter

「ジャポン?聞いたことにゃい国にゃ?」

ニャッホの世界にもついに「ジャポニズリー時代」がやってキターー!

画家人生を揺るがす、貴重な出会いが描かれたストーリーは必見。

新世界発見でニャッホ大はしゃぎ。

勢いあまってテオも巻き込み大騒動の大事件勃発!?

観てると日本を誇らしくなって、嬉しくなっちゃう…ニャッホが日本に初めて触れる回です!

『猫のニャッホ』第15話の登場キャラクター・声優紹介

ニャッホ(声優:杉田智和)

  • 愛するご主人さまを亡くし、借金を抱えたびんぼうな画家猫。
  • 荒れ果てた屋敷を取り戻すために相棒テオと奮闘する!
  • 茶色の毛色でたれ耳、見た目はとーっても可愛いけれど、麦わら帽子も服もボロでお髭もクセがついてびよ~んw超絶のんびり屋にゃんこ。

杉田智和さんは、アニメ界の傑作『銀魂』の坂田銀時役と『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役、いづれも主役を務めた有名声優さんです。

「独特の渋い重厚感ある低音ボイス」はニャッホにぴったり!

アドリブのうまさに定評があり、ハードゲイマーだという杉田さんのニャッホ、楽しみですね!

ホームズ役の中村悠一さんとは大の仲良しだそう。

きっと仲の良さがこのアニメにも影響するはずです。好きな色は黒と銀色。

テオ(声優:嘉陽光)

  • ニャッホの同居人。
  • トレードマークの赤い大きなリボンがキュート!
  • 雑用を任されたり、絵を描くことをサボるニャッホを叱咤激励する。
  • チーズが大好物!チュチュっと何でも器用にこなすテオはいつも一生懸命な頑張り屋さん。

愛称ひかるんの嘉陽光さんは、『あっくんとカノジョ』の入江小凪役で有名な声優さんです。

「人を笑顔にできる声優さんになります」というモットーをもつ彼女、ニャッホのアシスタント役のテオはハマり役ですよね。

実際のひかるんも明るく愛らしいルックスと声の持ち主!

テオの癒しのボイスで、朝から癒されましょう!

『猫のニャッホ』を視聴できる動画配信サービス

『猫のニャッホ』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。

なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

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注意点
  • 動画の配信情報は2019年7月10日時点のモノです。
  • 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。

ご覧のとおり、2019年7月10日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

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【ネタバレ】『猫のニャッホ』第15話「ニャッホ、ジャポンと出会う」感想レビュー

ニャッホ、テオの名を呼びながら走る。一体にゃにが起こった!?

雲が気持ちよさそうに流れる晴れの日。

「テオ―ーー!」

大きな声で、何度もテオの名前を連呼しながらニャッホが外出先から走って戻ってきました。

ニャッホが走るなんて…いったい何ごとでしょう?

勢いよく扉を開けて入ってきたニャッホ、汗だくですごい顔…

「大事件ニャ!」

あまりのスピードに急に止まることができなくって、ドシーンっと壁に激突しちゃいますw

椅子で静かに本を読んでいたテオ。

振動でふわっと浮いちゃった、ビックリ!

壁にぶつかって見事にひっくり返ってしまっているニャッホ。

「たった今もミニ事件が起きてますけど…」

と、その様子を見て冷静にツッコミを入れるテオ。

ひっくり返ったまま…「我が輩、展覧会で運命の出会いをしてしまったニャ。」とニャッホは興奮して話し出します。

この後、猫版「富嶽三十六景」が登場する粋なストーリー。

ばしゃーんと水しぶきが降ってきそうで躍動感がどうかしている…と思うほどのド迫力な作品、大必見です!

ニャッホ運命の出会い、「Japon de Exposition」!

ニャッホはその日、展覧会に訪れていました。

ふと立ち止まったのは…富士山と桜が描かれている「Japon de Exposition」という案内板の前。

ジャポン?聞いたことのない国ニャ。そう思いながら進んでみると…

「ニャッ!ニャんだ、この絵は!?」

目に飛び込んできた絵に衝撃を受けます。

「ジャポニーズ、浮世絵?」

ニャッホ、一瞬で虜になってしまいます。

ニャッホが観ていたのは「富猫三十六景 神奈川沖浪裏」。

遥か向こうに富士山を望み、ニャンコたちが乗っている木船を大きな白波が呑み込もうとするように反り発つ構図の浮世絵。

魚が波によって空へ舞い上がっている、猫も1匹魚を捕まえようと飛び上がっている…とっても躍動感のある作品!

「斬新な構図に大胆な色彩。今までにない衝撃的な芸術に…我輩、すっかりジャポンの虜ニャ。」

そう言いながらニャッホ、浮世絵の世界に入り込み中。

両手首をウネウネ、手を動かして泳いじゃってる感じ…頬を赤らめて、超絵の世界に浸っちゃってます。

浸り方がめちゃめちゃ可愛すぎるぞ~ニャッホ。

相棒テオが大事なことを思い出す…新聞のジャポン特集!

さすが相棒、テオが大事なことを思い出します。

ニャッホが河原で拾ってきた新聞に「ジャポンの特集」が載っていたと言うのです。

それを聞いたニャッホは、急いでその記事の載った新聞を探します。

あった!危うく、ちり紙交換に出しちゃうとこでした、セーフ!

ジャポン特集の記事を見てテンション爆上がり…歌舞伎ニャンコ役者の写真や相撲ニャンコ取、ニャンコ芸者の写真が掲載されています。

ニャッホが初めて触れた「ジャポンの文化」がそこにたくさん詰まっていました。

夢中で読むニャッホ、なんだかムズムズしてきたみたい…

「ニャッ、ニャんかきたー!」

目はメラメラと炎がほとばしり、鼻からは鼻水がぷらーん。

ニャッホのやる気スイッチが押されました!

でも…あれ?いつもと違うかも。

ポイポイと服を脱ぎだすニャッホ…まさかのスイッチが入っちゃってました~(笑)

ニャッホのコスプレが可愛すぎ!

服を脱ぎ捨てたニャッホ、どうなったかというと…

「ジャポニーズお殿様ニャ。」

と得意げに殿様コスプレ披露。

顔は白塗りで歌舞伎の隈取をして、ちょんまげ代わりに絵筆をちょこんと頭に装着…日の丸のセンスを持って満足げにポージングするニャッホ。

その可愛さったら、言葉では表現できない愛おしさ!

「まずは形からジャポンを学ぶのニャ。」

そう言うと…よぉーの声と拍子木の音に合わせて、ジャポニーズ歌舞伎ヒーローを真似ます。

軽快に六法を踏み、定式幕の引き幕がかかり、立派に見栄を切り“睨み”を披露。

これにはテオも恐れ入ったとばかりに桜吹雪を投げ入れます。キマってる~!

ここまでは、テオも楽しんでいたんだけど。

まさか、ニャッホの悪ノリであんなかっこうをさせられて…あんな風にされちゃうなんて…

テオはまだ知る由もありません。テオ、逃げて~

テオまでコスプレ!?

テオもジャポンの魅力を感じるニャ…そう言ってジリジリとテオに迫るニャッホ。

テオの赤いリボンが解かれ、テオに装着されたのはなんと…「まわし」!

小さなお相撲さんに大変身。

「これは、恥ずかしい…。」

と、ほっぺが真っ赤になって必死に顔を隠すテオ。

「これぞ、ジャパニーズ相撲ヒーローニャ。」

と大満足そうに四股を踏むニャッホ。

超ご機嫌な彼は…どすこい、どすこ~い、ごっつぁんでーす!と突き手をしながらテオに突進。

ニャッホの部屋の窓がぱりーんと割れた音とともに、ぴゅーんとテオが青空高く飛ばされていきます。

「大事件、勃発でチューー!」

またもや勢いあまってテオを部屋から飛ばしてしまい…新しいモノに触れ大興奮、制御不能なニャッホなのでした~

ピカソの家のバルコニーにあった、フェルナン・レジェ「歩く花」

おんぼろアパートの外観、それぞれのバルコニーに興味深いモノを発見!

1階のピカソの部屋のバルコニーに見えるのは、フランスの彫刻家(画家でも映像作家でもある)フェルナン・レジェの「歩く花」という作品。

この作品、日本で出会えるんです!あるのは、箱根彫刻の森美術館のPICASSO館の前。

今にも…もう1歩動き出しそうな感じで、高さ6mの巨大な「歩く花」がっ。

このピカソ館の館長は森英恵さんだそう…かっこいい人はかっこいいことに携わっているなって思います。

初期のレジェは、ピカソらとともにキュビズム(立体派)の画家でした。

1908年からパリ・モンパルナスの共同住宅兼アトリエ「ラ・リュッシュ(蜂の巣)」という若き天才画家たちのたまり場に住みはじめるレジェ。

そこにはマルク・シャガールやモディリアーニもいたとか…凄い!

刺激ある生活の中で、次第にキュビズムから派生していきます。

太い輪郭線と単純なフォルム、明快な色彩を特徴とする独自の世界を築きあげポップ・アートの先駆者となっていきます。

彼は絵画・彫刻のみならず、版画や陶器、舞台装置や映画など幅広い分野の作品を残しています。

レジェみたいに、スポンジのようにいろんな知識を吸収できる人が新時代を切り開いていくんですね。

来たぞ、ジャポ二ズリー時代!

ジャポ二ズリーとはフランス語で日本趣味のことです。

嘉永年間、まだ鎖国していた日本に、かの有名な黒船が来航。

これにより、多くの商船が西洋からやってきて、それまで謎めいていた日本の様子が西洋に知られるようになります。

フランスのパリでは…日本の美術品、特に浮世絵版画の熱狂的収集が始まります。

まさに第15話のニャッホのように、浮世絵世界に魅了された人が数多くいたのです。

ニャッホも言っていました…1814年、葛飾北斎が絵手本として発行したスケッチ画集『北斎漫画』でもわかるように、現代の漫画やアニメに繋がる、当時の西洋画家たちにとっては斬新で大胆で魅力的な構図を浮世絵は表現していました。

まさに浮世絵の到来は、センセーショナルな出来事でした。

1887年~1888年頃、ゴッホによって描かれた『タンギー爺さん』や『花魁』という絵は、ジャポンに影響を受けたのがわかる作品。

『タンギー爺さん』は、なんと後ろに浮世絵が描かれているんですよ。

見ると嬉しく、日本が誇らしくなっちゃいます。

ニャッホ作『ジャポニズリー:花魁』は、観ていてわくわくさせてくれる絵!

第15話の最後に登場した、ニャッホ作の『ジャポニズリー:花魁』も、江戸で人気のあった見返り美人のような構図で、長いしっぽを垂らした白いニャンコ花魁おいらんが妖艶に描かれています。

花魁の周りには蛙や竹林、蓮の池、そして羽ばたく鶴まで!

日本らしいモチーフが多数…拡大してじっくり時間をかけて観たくなる絵です。

ニャッホの日本に対する探究心や好奇心が伝わってくる作品。

今にも「これからまだまだ面白くなるニャ!」と絵の中からニャッホの声が聞こえてきそう。

ニャッホのニヤっとした表情が浮かんじゃいますね~!

期待値が高まります、次が楽しみですよね!

『猫のニャッホ』第15話まとめ

第13話でも紹介した「ジャポニズム」。

ジャポニズムとは、日本美術からヒントを得て、新しい視覚表現を追求したことをいいます。

日本の芸術家たちが、どれほどまでにゴッホたちヨーロッパ美術界に影響を与えたのかが伝わってくるストーリーでした。

要点まとめ
  • 今までにないほど激しく興奮したニャッホが、テオの元へ駆け込む!テンション高めの理由は「Japon de Exposition」で「富猫三十六景 神奈川沖浪裏」に出会ったから。
  • ニャッホ、夢心地で浮世絵世界に浸る…日本文化の特集記事に感激!ジャポンを敬愛するあまり、バカ殿っぽいコスプレしちゃう(笑)
  • まだまだ興奮冷めやらぬニャッホ、テオも被害に…とばっちりで、ジャパニーズ相撲ヒーローにされたでチュー!

後半戦、超面白くなりそうな予感…見逃せないですね。

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