『猫のニャッホ』第21話ネタバレ感想!テオがニャッホに怒って家出?テオが怒った理由とは…

アニメ『猫のニャッホ』第21話ネタバレ感想!

出典:『猫のニャッホ』公式Twitter

テオついに堪忍袋の緒が切れ家出する!?

ぐうたらニャッホにはめちゃくちゃ寛大なテオが、唯一許せなかったニャッホの行動とは一体?

大きな風呂敷をかついで街を彷徨うテオ…果たしてこのまま2匹は離れ離れになっちゃうのでしょうか。

切なくて、いじらしくて、ほっこりする…家出の経験ある人には特に沁みるストーリー!

自分のことを想ってくれている人を大事にしたくなるお話です。

『猫のニャッホ』第21話の登場キャラクター・声優紹介

ニャッホ(声優:杉田智和)

  • 愛するご主人さまを亡くし、借金を抱えたびんぼうな画家猫。
  • 荒れ果てた屋敷を取り戻すために相棒テオと奮闘する!
  • 茶色の毛色でたれ耳、見た目はとーっても可愛いけれど、麦わら帽子も服もボロでお髭もクセがついてびよ~んw超絶のんびり屋にゃんこ。

杉田智和さんは、アニメ界の傑作『銀魂』の坂田銀時役と『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役、いづれも主役を務めた有名声優さんです。

「独特の渋い重厚感ある低音ボイス」はニャッホにぴったり!

アドリブのうまさに定評があり、ハードゲイマーだという杉田さんのニャッホ、楽しみですね!

ホームズ役の中村悠一さんとは大の仲良しだそう。

きっと仲の良さがこのアニメにも影響するはずです。好きな色は黒と銀色。

テオ(声優:嘉陽光)

  • ニャッホの同居人。
  • トレードマークの赤い大きなリボンがキュート!
  • 雑用を任されたり、絵を描くことをサボるニャッホを叱咤激励する。
  • チーズが大好物!チュチュっと何でも器用にこなすテオはいつも一生懸命な頑張り屋さん。

愛称ひかるんの嘉陽光さんは、『あっくんとカノジョ』の入江小凪役で有名な声優さんです。

「人を笑顔にできる声優さんになります」というモットーをもつ彼女、ニャッホのアシスタント役のテオはハマり役ですよね。

実際のひかるんも明るく愛らしいルックスと声の持ち主!

テオの癒しのボイスで、朝から癒されましょう!

『猫のニャッホ』を視聴できる動画配信サービス

『猫のニャッホ』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。

なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

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  • 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。

ご覧のとおり、2019年8月21日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

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【ネタバレ】『猫のニャッホ』第21話「テオの家出」感想レビュー

ニャッホさんのばか…テオがトボトボ歩く理由とは?

大きな風呂敷包みを背負って「ニャッホさんのばか…」と言いながら、石畳の道をトボトボ歩くテオの姿が見えます。

【テオの回想】

「何してるんですか?」机の上でガサゴソしているニャッホにテオが話しかけます。

ニャニャ!と驚いたニャッホは「ちょっと質屋に」とテオから視線を逸らし、後ろめたそうにしています。

テオは机の上を確認して「それ大切な絵の道具じゃないですか」とビックリ!

なんとニャッホが質に入れようとしていたのは、絵筆やペインティングナイフ、パレットなどの大事な絵を描く道具だったのです。

少しの間お金を借りるために預けるだけニャと言うニャッホ。

この言動に、チューチュチュ!と怒りがフツフツ込み上げてきたテオ、とうとう堪忍袋の緒が切れてしまいます。

「もう、ニャッホさんなんか知らない!」

涙をこぼして激怒したテオはニャッホの止める声も聞かず、家の物を全部持って出ていこうとします。

扉から出られないほど大きな、自分の身体の何倍もの風呂敷をかついだテオに対するニャッホのツッコみ「家のモノ持って行き過ぎニャ」には笑ってしまいましたが…。

テオが家出してしまったのは悲しいですね。

ニャッホとテオ、これからどうするんでしょうか?

家出したものの、ニャッホのことばかり考えちゃうテオ可愛すぎ!

テオは歩きながら途方に暮れていました。

ふと、店頭のショーウィンドウに飾ってある帽子に目が留まります。

「あの帽子、ニャッホさんに似合いそう」と、テオはカラフルな帽子を被ったニャッホを想像して嬉しそうにしちゃいます。

テオのニャッホ愛が伝わってきます。

「だめだめ。ニャッホさんのことなんか放っておかなきゃ。」

家出中を思い出し、我に返ります。

またしばらく歩くと…今度は<Concours de Peinture、賞金1,000,000ニャーロ>のポスターを発見!

「チュチュ、コンテスト開催?すごい賞金!ぜひニャッホさんに。」

ポスターを見て思わずニャッホのことをまた考えてしまったテオは、関係ないと自分に言い聞かせて歩き出します。

必死に頭からニャッホのことを払拭しようとするテオが健気でいじらしいんです。

ずっと歩き続けたテオ、気づくと空が赤く染まり夕暮れになっていました。

公園のベンチにちょこんと座り、疲れた~と一息つきます。

夕焼けでほんのりピンクに色づいた目の前の水たまり、テオにはその水たまりがニャッホの顔に見えます。

ニャッホさん…と寂しそうに呟き、もはや水たまりまでニャッホに見えちゃうテオ、ニャッホとの楽しかった日々を思い出します。

テオをお迎えに来たニャッホ登場!テオのための素敵な手品を披露

テオがニャッホの絵を描いて、それを見たニャッホが笑っている場面や、チーズにロウソクを立ててテオをお祝いしてくれるニャッホなど超絶愛おしいほっこり映像が映し出されます。

「チューチューお腹空いたでチュー。」

ぐーっと長めに可愛いお腹の音が鳴ります。

「ニャったら、これを食べるかニャ。」

突如ニャッホが現れ、ニャッホの手には「ほら、大好物のチーズだニャ。」と美味しそうなチーズ…と思ったら、ニャッホが書いた絵のチーズでした(笑)

このチーズ、第1話を思い出しますねぇ~懐かしいです!

「チュ。これ前に見たやつでチュ!」とテオは全身真っ赤になって、いっぱい怒り湯気を出して憤慨します。

するとニャッホ、チーズの絵の裏から「ジャーン!」と手品みたいに本物のチーズを出します。

チュチュ!テオの目が一瞬で煌めき、嬉しそうなキラキラが飛びます。

とっても美味しそうにもぐもぐとチーズを食べているテオの横にニャッホが座ります。

「実は、我が輩の絵が高く売れたんだニャ。さっ、機嫌を直して帰って来るニャ。」

「しょうがないから帰ってあげます。」

ちょっとだけツンとしながらテオがそう言ったのでした。

久しぶりのほのぼの2匹のストーリー、最高でした!

フィンセント・ファン・ゴッホの名画『ローヌ川の星月夜』

南仏アルル滞在中、ゴッホが住んでいたラマティン広場近くの黄色い家、そこから歩いて2~3分の場所で描かれた作品名画『ローヌ川の星月夜』。

1888年2月にアルルに移り住んだこの頃から、夜景に感心を持つようになったゴッホは、テオにも手紙で「夜景を描こう」と話しています。

ゴッホの夜景シリーズは『夜のカフェテラス』や『星月夜』など、傑作揃いです。

ニャッホ作『ローヌ川の猫月夜』は、猫の顔の形のお月様が柔らかな光を放つ月夜に、2匹のニャンコがお月見デートしているように見えるロマンチックな絵です。

水面に映る街の夜景が光の橋のように対岸のニャンコカップルの元へ届いています。

どんな会話をしているのかな~それとも2匹とも無言でうっとり眺めているのかな~と色んな想像を掻き立てます。

『猫のニャッホ』ファンも、この作品を好きな絵としてあげる人が多いようです。ずっと飽きずに見ていられる…そんな素敵な絵です。

ゴッホ版の『ローヌ川の星月夜』にも1組のカップルが描かれています。

腕を絡めて男の人に女性が寄りかかっているように見える仲良しカップルの姿、夜景の方を向かずにこちらを向いています。

水面のロイヤルブルー、地面はモーブ(薄く灰色がかった紫色)、街は青と紫色…水面の反射は小豆色の金から青銅色までを使用。

夜空のおおぐま座が見えるアクアマリンの空には、緑とピンクで星の瞬きが描かれています。

一見、そんなに多種の色を使用している印象が無かったのですが、見れば見るほど味があるのはこの絶妙な配色の賜物なのだと気づかされます。

幻想的で穏やかな1枚、これを見るとゴッホの心穏やかだったアルル時代の柔和な感情が絵に出ている気がします。

ゴッホが『ローヌ川の星月夜』のスケッチを贈った人物が超イケメンな件!

1888年10月2日にベルギー出身の友人であり、詩人画家ウジェーヌ・ボックへ宛てた手紙に、この「ローヌ川の星月夜」のスケッチが同封されていました。

2人はアルルで出会い、作品の交換などをしていたそうです。

ゴッホと弟テオの遺志によって、ゴッホが描いた『ウジェーヌの肖像(別名:詩人)』がモデルとなった本人に贈られました。

この作品が非常に素敵で稀なのは“背景が星空であること”です。

ゴッホはボックと本作品について、次のような言葉を残しているそうです。

「彼はダンテを思わせるような風貌の持ち主で、オラニエ公ウィレム1世時代のフランドルの紳士貴族を連想させる。彼が親切な男でも誰も驚かないだろう。そして彼は無限の空間の中に輝く青白い星の神秘的な光に包まれるのだ。」

このゴッホの言葉が、そのまま絵に表現されています。

ウジェーヌ・ボックは彫刻のように彫りが深くイケメンで、黄色く縁どられた彼から後光が差しているような神々しい印象を受けます。

思わず「ありがたい…」と漏らしてしまいそうな神秘的で美しい『ウジェーヌの肖像』は、『ローヌ川の星月夜』と共にパリのオルセー美術館で見ることができるそうですよ。

『猫のニャッホ』第21話まとめ

家出テオ、可愛かったですね~!

何と言っても家出に至った理由が素敵でした。

ニャッホに絵を描いてほしい、大事にしてほしい…その気持ちから起こした行動がニャッホに無事伝わって、ジーンときました。

テオも、ニャッホがお迎えに来てくれてよかったね!

きっとあのチーズの味は格別だったはず!2匹の絆感じるお話でした!

要点まとめ
  • テオが家出!?理由は、ニャッホが大事な絵の道具を手放そうとしたから!
  • テオは家を飛び出したものの、歩くたびにニャッホのことを考えてしまう。
  • 最後に辿り着いた公園のベンチでお腹ペコペコ状態のテオを迎えに、ニャッホが大好物チーズを持ってやって来る。

怒ってくれて、心配してくれる人がいるって幸せですね!

日々置き去りにしがちな「感謝」の気持ちを思い出させてくれる素敵なアニメです。

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