ニャンとも美しい…キキが見惚れて、ニャッホも憧れるあの絵を描いた日本が誇る天才画家猫が初登場!
新キャラクター、レオナール・フジタの独特なファッション&オネエっぽいミステリアスな生態は奇想天外で予測不能でおもしろい!
自然と目で追っちゃう魅力的で粋なニャンコが加わって、ますます面白さを増してきましたよ。
ニャッホを通して“日本を知り、より日本を好きになる!”
ニャッホの見事なドロンッは必見!今回も楽しいお話ですよ。
目次
『猫のニャッホ』第16話の登場キャラクター・声優紹介
ニャッホ(声優:杉田智和)
- 愛するご主人さまを亡くし、借金を抱えたびんぼうな画家猫。
- 荒れ果てた屋敷を取り戻すために相棒テオと奮闘する!
- 茶色の毛色でたれ耳、見た目はとーっても可愛いけれど、麦わら帽子も服もボロでお髭もクセがついてびよ~んw超絶のんびり屋にゃんこ。
杉田智和さんは、アニメ界の傑作『銀魂』の坂田銀時役と『涼宮ハルヒの憂鬱』のキョン役、いづれも主役を務めた有名声優さんです。
「独特の渋い重厚感ある低音ボイス」はニャッホにぴったり!
アドリブのうまさに定評があり、ハードゲイマーだという杉田さんのニャッホ、楽しみですね!
ホームズ役の中村悠一さんとは大の仲良しだそう。
きっと仲の良さがこのアニメにも影響するはずです。好きな色は黒と銀色。
キキ(声優:相馬優)
- アーティストたちが集うカフェ「モンパルナス」の人気店員。
- ミステリアスで、小悪魔なところが、ニャッホをメロメロにさせている。
- 魅惑のオッドアイの持ち主。右が澄んだブルーで、左が惹きこまれるようなイエロー。
- ニャッホが好きになるのも納得の激しく魅力的なニャンコ。
相馬優さんはアニメサンリオ『Best friend’s story』ハンナ役をされています。
趣味が「猫と戯れる」という相原さん、ネコのキャラクターに適役です!
しかも、キキは小悪魔でニャッホをメロメロにしちゃう人気ニャンコ。
可愛い相原さんのキキ、待ち遠しいですね。
レオナール・フジタ(声優:下妻由幸)
- お調子者で少々ふざけたところがある愛すべきキャラ!
- オネエ言葉に、おかっぱヘアに、三毛猫な感じがキュートで、鼻下のちょび髭がトレードマーク
- 味付け濃いめの魅惑の画家ネコ。
- キャラ強いからって侮るなかれ!画力はピカイチ、お洒落で素敵な作品を生み出します
愛称しもにぃという下妻由幸さんの趣味は野球観戦&自転車。
大のスワローズファンとして有名で、大好きなスワローズについてツイートすることもしばしば。
ファンに対し丁寧なリプライをしてくれる神対応でも有名で、それにちなんで付けられたもうひとつの愛称は“リプ妻さん”だそうです。
親しまれ度高いのが分かりますよね~。
代表作『暗殺教室』の吉田大成役の声が印象的ですが、超絶個性的キャラのレオナール・フジタを下妻さんどう演じるか大注目です!
『猫のニャッホ』を視聴できる動画配信サービス
『猫のニャッホ』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。
なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。
- 動画の配信情報は2019年7月19日時点のモノです。
- 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。
ご覧のとおり、2019年7月19日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。
動画配信が開始になり次第、追って情報を掲載させていただきます。
アプリ内では見逃し配信が行われております。ご興味のある方は、ぜひアプリからどうぞ!
【ネタバレ】『猫のニャッホ』第16話「レオナール・フジタ」感想レビュー
再びの「Japon de Exposition」で愛しのキキと偶然ばったり!
ジャポンに衝撃を受けドハマり中の我らがニャッホは、「Japon de Exposition」に再びやって来たみたいです。
歩き方がうっきうきで、楽しそうなのが全身から伝わってきます。
ニャッホが日本の芸術や文化に興味を持ってくれるなんて感激ですよね!
長い廊下には、葛飾北斎の「富嶽三十六景 甲州犬目峠」や通称“赤富士”と呼ばれる「富嶽三十六景 凱風快晴」…思わず目を奪われる北斎の名所木版画が数々展示されています。
おや?ジャポン以外でニャッホを魅了する愛しのあのニャンコの姿が見えますよ。
「ニャニャ!?キキ来てたのかニャ~。」
とっても嬉しそうに駆け寄ります。
濃いめのパープルのリボンカチューシャ&ワンピコーデ…キキのエレガントお出かけスタイルは、彼女の色気が一段と増して見えますね。
キキはお店のお客さんにチケットを貰って「Japon de Exposition」に来たみたいです。
一緒に回る?と誘ってくれたキキに、ニャッホはデレデレしちゃってます。
「ニャンかデートみたいニャ。」
あらあら、ほっぺをピンクに染めちゃって…よかったね~ニャッホ!
素敵なはじまりになんだかほっこりします。
ところがこの後、思わぬニャンコの登場で、ニャッホとキキのデートは意外な展開となっていくのです。
ニャッホの「拙者はこのへんでドロンします」が悶絶の可愛さ!
デートという言葉に敏感に反応を示したキキは、「はぁ?」とご立腹…。
ニャッホのラブラブデートモード、秒で一掃されちゃいます(笑)
気を取り直して一緒に回る2匹、「ジャポンのニンジャ」についての話題へ。
ニャッホは怒られても全然めげないんですよね。
左手をルンルンさせて、本当に楽しそうに話します。
「ジャポンのニンジャを知ってるかニャ?」
「聞いたことがあるわ。屋根裏とか、水の中で暮らしている人でしょ?」
「みんなと別れるときは「拙者はこのへんでドロンします」って言うらしいニャ。」
キキも機嫌を取り戻したみたいで、うふふっドロン?と、さっきまでが嘘みたいにイイ雰囲気です。
ニャッホの「拙者はこのへんでドロンします」の言い方、可愛すぎました~。
楽しく歩いているニャッホとキキを見守るように、歌川広重作品が並びます。
「東海道五十三次 箱根湖水図」、そして世界で一番有名な梅の木といっても過言ではない同じく歌川広重の「名所江戸百景 亀戸梅屋敷」梅が今にもふわっと香ってきそうな傑作です。
この梅は、ゴッホが「日本の趣味:梅の花」として習作した作品だそうですよ。
その際、ゴッホアレンジが加えられていたとか…興味深いですよね!
「ちょっと、そこのカップル~!」
突然2匹は呼び止められました。
そこにいたのは、不思議な魅力を持つニャンコでした。
ニャッホ、知らない三毛ニャンコにネコだまされ宙を飛ぶ!?
「ニャ~んだけ。」とオネエっぽく言いながら、軽快にひょっこりしてきたおかっぱちょび髭三毛猫ニャンコ。
「誰ニャ?」ニャッホも知らないニャンコみたいです。
キキは即座にカップルではないと否定…キキの必死な様子に、若干ニャッホ凹んじゃってますwがんばれ~
「あなたたちがおかしなこと言うから、つい…フッフ~!」
言いながらキメたポージングでクネクネする三毛ニャンコから、なんだか目が離せない…。
IKKOさんみたいに一挙手一頭足が上品だけどちょっと変で、とっても気になっちゃう感じが堪りません。
ニャッホは、ふいに出現したこのネコを不審がり、上から下までジロジロ…。
「その恰好のあなたに言われたくないニャ。」と冷たい視線を投げます。
「生意気言ってたら、こうよ!」
ベシンッ!ねこだまし~!
掛け声と共に、まさに「背負い投げ~」なテンションで、ニャッホが「ニャニャニャニャ…。」と宙に浮きました。
シナッとしてたので侮っていました。
滞空時間長めで“どしんっ”とかなりの音をさせて落ちたニャッホ、かなり痛そうです。
キキも「大丈夫?」と心配して駆け寄ります。
「我が輩たちは、このへんでドロンさせてもらうニャ!」
あたりに煙がモクモクと湧き、ニャッホ&キキはその場から逃げ出します。
しかしあの三毛ニャンコ、いったい何者なのでしょうか?
ラスト、ニャッホ憧れのレオナール・フジタ先生がトリッキーに登場!
ニャッホ&キキ、忍者のような見事なドロンで危機一髪逃げ出すことに大成功!
「ハァ…ニャンだ、アイツは。」
ニャッホはさっきの出来事が処理しきれず困惑気味です。
そんな彼をよそに、キキは1枚の絵の前で立ち止まりうっとりしています。
「ねぇ、ニャッホ。この絵すてき。」
そこには…カフェで、物憂げにこちらに視線をおくって頬杖をついた美ネコの姿。
デコルテの見える黒いパフショルダーの服が似合う、とても美しいミルキーホワイトの毛並の猫の絵が掛けてありました。
思わず歩みをとめて魅入ってしまうのが頷ける、魅力的な画です。
「これこそっ!我が輩が恋焦がれる…レオナール・フジタ先生の作品ニャー!」
効果音もシャララーンと瞬く音!
頬に手を当て、感激で潤んだ目で陶酔するニャッホ…すっかり、さっきのことなんて忘れちゃってます。
よっぽどレオナール・フジタ先生のことが好きニャンだな~って分かります。
「私もこんなふうに描いてもらいたいなぁ~。」とキキが話していると、何処からか「いいわよ。」と声がしてきます。
周りには誰もいないハズなのに変です…。
すると「くるりんぱ!」とニンジャのように壁の“どんでん返し”で現れたのは、なんとさっきの三毛ネコ!
カラクリを使った見事な登場…ニンジャ!?とびっくりのニャッホをよそに、「あなたをモデルに描いてあげる。」とキキに言います。
ニャニが描いてあげるニャ!と、何者かわからない三毛ネコの竜源に納得いかないニャッホでしたが…。
最後、ニャッホは思わず「ニャ~んだけ!」とこの猫に驚かされてしまいます。
「だって、この絵を描いたの…あたしだもの!フッフ~。」と得意気。
まさかの謎の三毛ニャンコが、レオナール・フジタ画伯なのでした
レオナール・フジタこと藤田嗣治とは?
第16話に登場した藤田嗣治は、フランスに帰化後に洗礼を受け「レオナール・フジタ」となります。
彼もパリのモンパルナスに縁深き1人(1913年に初渡仏)です。
藤田が渡仏を決意したのは、当時流行っていた黒田清輝等の印象派や写実主義という表面的技法だらけの日本絵画への失望、「黒」へのこだわりからでした。
自分のスタイルと先駆的感覚を持った彼はフランスで羽ばたきます。
居を構えた隣の部屋は後に親友となるアメデオ・モディリアーニという聞いただけでもワクワクする場所に住んでいました。
その他には、パブロ・ピカソとの交友は晩年まで続いたそうです。
フランス語でお調子者という意味の「FouFou」と親しまれ、レオナール・フジタを知らない者はいない程の人気画家に成長します。
天才たちにも愛される…社交的で人懐っこいお茶目な一面もウケて、フランス社交界では「東洋の貴公子」ともてはやされました。
確かにニャンコのフジタ画伯も“お調子者で少々ふざけたところがある愛すべきキャラ”でしたよね!
度重なる戦争に幾多も阻まれながら面相筆(細い線描き用の筆)による線描を活かした独自の技法と透き通るような独特の画風を確立します。
サロンは黒山の人だかりでパリっ子を魅了したスゴイ日本人、モンパルナスにおいても経済的な面で成功を収めた数少ない画家だそうですよ。
レオナール・フジタ作、『カフェにて』
彼の絵を見ていると「透き通る」という表現は本当にピタッと当てはまります。
テレビでも「黒」を映しだすのは難しい…と言われていますが、特に彼の作品は「写真や印刷物では色調が表現不可」といわれているそうです。
黒の魔術師であるレオナール・フジタの黒は他の色を引き立てる魅惑のパワーを秘めているんです!
ストーリーに出てきた『カフェにて』も黒が美しい、黒が素晴らしい1枚です。
要所の黒が、乳白色の猫の美しさをより引き立たせているのでぜひ注目してみてくださいね。
「乳白色の肌」もフジタの特徴と言われています。
実はこの作品、3バージョン存在するそうです。
第16話で登場したのは、レオナール・フジタが没後に日本の回顧展へ出品されたもので“一番魅力が出ているもの”といわれている作品です。
ニャッホもキキも見惚れてしまうのが分かりますよね。時間を忘れてしまうような絵です。
最後にレオナール・フジタがキキに「君をモデルに描いてあげる」と言っていました。
実際のレオナール・フジタも『寝室の裸婦キキ』と題される作品を描き、1922年のサロン・ドートンヌでセンセーションを巻き起こし、高額で取引されました。
キキがモデルに…考えただけでも素敵ですよね~。見たいなぁって思います。
『猫のニャッホ』第16話まとめ
「 #猫のニャッホ アニメ」 明日は第16話の放送にゃ! 有名なレオナール・フジタ先生の絵を見に来たらキキと出会ったにゃ!デートみたいだにゃ〜・・
先週の第15話を見逃した人はアプリ内で見逃し配信中にゃ!見てにゃい人は今すぐチェックにゃ!! アプリはこちら→ https://t.co/TyUExCb4Gl pic.twitter.com/RUZGZaYEzT— 【公式】猫のニャッホ ~ニャ・ミゼラブル~ (@NiaghoCat) July 16, 2019
レオナルド・フジタの独特な雰囲気と言動に終始魅了されまくりました。
彼が描いた絵にも魅了され…こんな最高な日本をルーツに持った画家さんを知れたこと自体がハッピーでした!
とにかく子供が、レオナール・フジタのしぐさや喋りに夢中になり、爆笑している様子に一番ほっこりしました。
そして、ニャッホの「拙者はこのへんでドロンします」は、今日の我が家で大流行でした!
笑いと幸せをありがとう、ニャッホ!
- 再び訪れた「Japon de Exposition」で愛しのキキと偶然ばったり会って、一緒に回ることになったニャッホ。デートみたいとうきうき・ワクワクしていましたが…
- ジャポンのニンジャの話で盛り上ってキキといい感じ~いい雰囲気に水を差してきたのは、見知らぬオネエ口調の三毛猫ニャンコ。ニャッホ、三毛猫のねこだましで何故か宙に浮く!
- キキ&ニャッホ、1枚の絵に魅了され立ち止まる…ニャッホ憧れのレオナール・フジタ作『カフェにて』。衝撃的事実発覚、さっきのオネエ三毛猫がレオナール・フジタ画伯だった!
ストーリーを純粋にクスクスして楽しんだ後に…また、絵画の歴史を辿って二度楽しめる素敵なアニメです!