『ひとりキャンプで食って寝る』第3話あらすじ・ネタバレ感想!一人の時間の尊さは戻る場所があってこそ

ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』第3話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『ひとりキャンプで食って寝る』公式ページ

<誰かに気を遣うことも合わせる必要もない。したいことをするだけ。>

自由で孤独な時間を謳歌するイケメンキャンパー大木健人(三浦貴大)が、たき火をしながら缶詰を頬張る奇数回!彼の意外な本音が沁みます。

『ひとりキャンプで食って寝る』第3話の健人は、熊鈴が渡されちゃうような嬬恋のキャンプ場奥深くで、地元ニンニク農家の娘・井上あかり(北香那)に出会い、新鮮な猪肉をご馳走してもらいます。

あかりにもらったニンニクと焼き鳥缶で極ウマ「焼き鳥ペペロンチーノ」が完成します!

『ひとりキャンプで食って寝る』第3話あらすじ


※『ひとりキャンプで食って寝る』キャスト、各話ゲスト出演者、監督・脚本について詳しく解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』出演キャスト/各話ゲスト俳優/スタッフ/監督情報を徹底まとめ

ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』第3話あらすじ

ひとりキャンプ場を訪れ、缶詰を使った料理を作り食べる事が何よりも好きな大木健人(三浦貴大)。

焼き鳥の缶詰を使った料理を食べくつろいでいたが、周りの騒音が気になり、テントを移動することに…。

人気が少ない静かな場所に移動した健人はあまりの心地よさに眠ってしまう。

目覚めた健人が焚き木に使えそうな木を拾っていると、茂みの中に金髪の女性・あかり(北香那)が倒れているのを発見し…。
出典:『ひとりキャンプで食って寝る』公式ページ

【ネタバレ】『ひとりキャンプで食って寝る』第3話の感想

大木健人(三浦貴大)がやってきたのは群馬県「カンパーニャ嬬恋キャンプ場」

ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』の代名詞ともなりつつあるハナウタ。

ファンの間でも「次はどの曲だろう?」「選曲がおしゃれ!」と話題を呼んでいます。

まず、三浦貴大さんの歌が聞けるというのが激レアものだし、彼の歌の上手さに聴き惚れちゃいます。声も良いんですよね!

第3話で健人が熱唱するのはスター沢田研二「TOKIO」。

今回もイイ曲のチョイスだな~とセンスに痺れます。

健人がやって来たのは群馬県の西端に位置する“嬬恋”の湖の畔、標高1,300メートルの高原キャンプ場「カンパーニャ嬬恋キャンプ場」。

薪3束とお一人様料金で3,960円、受付で熊よけの鈴を渡される程の大自然の中に位置し、ジュリーの歌の歌詞のように“空を飛ぶ、雲を突き抜けた”ような高き場所です。

東京からの北関東への遠征キャンプ、健人がご機嫌なハナウタを歌いながらソロを謳歌する姿を堪能しちゃいましょう!

やきとりシリーズ完全制覇、志玉の缶詰ラインナップにワクワクする!

<いつもより宇宙を近く感じる>

健人は、高原の空気を胸いっぱいに吸いながら思います。

いつものようにテントを設営し、はじめの薪が燃えやすいように細かくナイフで削ぎ“フェザースティック”を作ります。

いよいよ火を…というときに、彼がバックから取り出したのは第1話で登場した燻製おっさん・伊刈守(渋川清彦)がくれた火打ち石!

やっぱり使うんだ~と感心していると、「めんどいか。」とボソッと呟き、着火マンで簡単に火を起こしますw

<やきとりシリーズ完全制覇のときがきた!>

HOTEIのやきとり缶が登場します。

  • やきとり(たれ味)
  • やきとり(ガーリックペッパー味)
  • やきとり(塩味)
  • やきとり(柚子こしょう味)
  • やきとりたまご
  • とりつくね

以上6種類のラインナップ。

加えて生パスタの麺とオーマイのパスタソース“濃厚カルボナーラ”味も並べられ、健人はベーコンの代わりに焼き鳥をあえたカルボナーラを本日のメインに考えているようです。

さっそくネギを切り、熱したスキレットにやきとり缶(塩味)と共に投入!油が踊り、いい音が鳴ります。

仕上げにブラックペッパーをかけて完成です。

簡単だけど最高の1品が出来上がり、口から湯気を出しながら頬張ります。

何もしなくていい“ひとりだけの時間”が尊い!

最初に健人が陣取った湖のすぐそばは、家族連れや若者キャンパーに囲まれた場所でした。

男の子がお母さんに叱られている声や、爆音で音楽を流しながらテンションアゲアゲでBBQをするグループ、そしてカップルが激しく揉めて喧嘩勃発しているなどの騒々しい音が丸聞こえで心の休まる時間がありません。

健人は逃げるように、もうちょっと奥まった場所へ静けさを求めてお引越しします。

お引越し先のご近所さんは、オセロをしている老夫婦とおじさんソロキャンパー。

ようやく落ち着いた健人がビールとつまみのお供に選んだのは水木しげる著「ゲゲゲのゲーテ」。ボソボソと音読します。

<誰かに気を遣うことも合わせる必要もない。したいことをするだけ。何もしなくてもいい。ひとりだけのこの時間が尊い。>

そんなことを考えながらやきとりにパクついていた健人は、もぐもぐしながら眠ってしまいます。

風が本のページをイタズラにめくり、穏やかで長閑な時間が過ぎていきます。

獣の唸り声が聞こえた気がして「うわっ!」と飛び起きます。

森に生きる者にちょっとビビりながら、たき火に使う細い枝を調達しに森に向かいます。

茂みに倒れているヤンキー娘・井上あかり(北香那)に遭遇!

怖さを打ち消すために、熊よけ鈴を持ちハナウタを口ずさみながら進んでいくと、茂みの中に倒れている人を発見します。

まさか…熊に襲われた!?そう思いながら近づき、「大丈夫ですか?」と声をかけてみます。

「シーッ!」

寝そべって大地に耳を当てていた女性・井上あかり(北香那)に静かに!と注意されます。

彼女はイタチの巣穴を見つけて観察している所でした。

「さっきまでイノシシもここいたんべ、獣臭ぇ。兄ちゃん、東京の人だいね。」

群馬弁が可愛い茶髪女性あかりが、気さくに健人に話しかけてきます。

「肉食えっか?」

「大好物です!」

答えを聞くと笑顔になり、猟銃を肩にかけ勇ましい彼女は先週自分で仕留めたという獲れたてのイノシシ肉をご馳走してくれると言います。

熊に怯えている健人に「よっぽどのことが無い限り近づいてはこない。こっちからは見えないけれど向こうはいつも人間を見ている」と話します。

あかりはニンニク農家の娘で、8人兄弟の大家族らしい。

突然ワッ!と大声を出して脅かしてきて、ビビる健人の大爆笑…とても明るい人物みたいです。

日常の酸欠を癒すキャンプ…新鮮なイノシシ肉は油まで旨い!

火加減は良好!

アルミホイルの器に入れたごま油が温まったところに、丸ごとニンニクを入れできたのが“ニンニクのホイル焼き”。

ホクホクになったところをそのまま食べます。

イノシシ肉を焼くスキレットにもてんこ盛りのニンニクを投入!匂いが辺りにふわっと浮き立ちます。

「かんませ!(かきまぜろ)」と言われますが、健人に方言は理解できずw

イノシシ肉の串焼きもでき、豪華なイノシシ肉&ニンニク三昧の料理が完成します!

「うまい!脂身までうまい!」

獣臭くなく、美味しい肉に感激します。

8人兄弟は家に収まりきるの?と健人が質問します。

「収まっちゃいけねぇとこに収まってるから、いつも酸欠だ。だから、たまにこうして1人で山に入るんさ。」

あかりの言葉に「酸素独り占めだ!」と納得すると、人多い東京も酸欠だんべ?と今度は聞かれます。

「頭がボーッとしてきますね。」

そう返した健人に、東京の人はボケーッとした顔してるとあかりが印象を述べます。

このやりとりから健人がソロキャンプに来ている訳が理解できた気がします。

8人兄弟の姉・あかり(北香那)とソロキャンパー健人(三浦貴大)の胸中

「1人だったらニンニク臭くても遠慮なしだべ?」

デザートと言ってあかりが出してきたのは、またしても“ニンニク”。

もらって食べた健人は、そのニンニクの甘さに驚きます。

晩餐の最後は「全部食い切れよ!森にゴミ残すなよ!」とあかりに厳しく指導されます。

あかりが帰ってしてしまうと、急に静かになり物音が大きく聞こえます。

そんな中、健人のお腹がぐるぐると大きく鳴り、ニンニク食い過ぎを実感。

<都会の賑わいが恋しくなるときもある。>

都会っ子健人の胸中が語られます。

<真っ暗闇で火をたき、炎を育て、積もる恐怖心をしのぐ。火をただ見つめる。不思議と胸の内がほどけてきて、深い安堵へ包まれていく。>

ほっとする温もりに包まれて、眠りに落ちていきました。

翌朝、コーヒーを挽いていると、あかりがお別れの挨拶をしにやってきました。

これからイノシシを獲りにいくという彼女に、お礼として“摩周湖の霧の缶詰”をあげます。

「家であける!ガキたちに吸わせるわ、ありがとな!」

酸欠になってもやっぱり兄妹想いのお姉ちゃんなあかりが可愛く見え、1人の時間は尊いけれど、戻る場所があってこその尊さなんだなって感じました。

熱々の嬬恋焼き鳥ペペロンチーノと絶景!

「昨日もニンニク、今日もニンニクといきますか!」

パスタを茹でながら、あかりが置いていったニンニクを薄くスライスして、鷹の爪と一緒にオリーブオイルで炒めます。

さらにやきとり(たれ味)の缶詰とネギを入れ、茹で上がったパスタをフライパンに入れて、千切った海苔を散らし完成です!

「うん…うまい!」

熱々のフライパンから直にすすります。

くっさ!と自分のニンニクの匂いに笑いながらも、口に運ぶ箸が止まらない食べっぷりに食欲エグられます。

帰りの車内、ご機嫌で車窓をあけると、山から「パーン!」と銃声が聞こえてきました。

「あっ、撃った!」

そう言いながら、微笑む健人がいました。

健人の乗った車が引きで映し出されると、遠くに浅間山の美しい絶景シルエットが見えました。

『ひとりキャンプで食って寝る』第3話まとめ

<いつも酸欠気味で、酸素独り占めしに1人キャンプに行く!>

このワードがガツンと沁みました…1人の時間を持つことの尊さが理解できた第3話でした。

そして、あかりの群馬弁!可愛かった~。兄弟想いのハートフルな結末にグッときました!

それにしても健人の奇数回は、登場人物が個性豊かで面白いですよね!次話にますます期待してしまいます。

第4話の偶数回は、かわいいソロキャンパー七子(夏帆)の山の幸三昧キャンプです!

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