『ひとりキャンプで食って寝る』出演キャスト/各話ゲスト俳優/スタッフ/監督情報を徹底まとめ

ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』

出典:『ひとりキャンプで食って寝る』公式ページ

癒され度高めの大自然の絶景と極上キャンプ飯…心と目のご馳走が詰まったソロキャンプを描くドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』は、テレビ東京深夜枠のイチオシドラマです。

奇数回は『自然の中で缶詰を食べるのが何より好き』というイケメンキャンパー・大木健人(三浦貴大)の“缶詰ひとりキャンプ”

偶数回は『海に山に自然の食材を獲っては食す』という可愛いキャンパー・七子(夏帆)の“食材ゲットキャンプ”

隔週で主人公や監督・スタッフまで変わる「隔週変化型」という新スタイルの構成も大好評です!

そこで、この記事ではドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』の気になるキャスト、各話のゲスト出演者、スタッフ情報についてまとめました。

『ひとりキャンプで食って寝る』主要キャスト

『一人キャンプで食って寝る』では、特に主演の2人が心からキャンプを楽しんでいる表情と姿が印象的なんですよ。

ここでは、配役がピッタリすぎると噂の主人公2人について紹介します!

三浦貴大 / 役:大木健人(奇数話出演)

焚火をして大好きな缶詰をひたすら頬張るさすらいのソロキャンパー!

①半年前、同棲していた彼女にフラれた

第1話では、同棲していた元彼女の理恵子が半年前に家を出ていったという事実が明かされています。

彼女は家を出て行ったきり音沙汰がない様子。

一緒にキャンプに来ていたときに分けあって食べていた“ノザキブランド ウィンナーソーセージ8号缶”を食べながら「理恵子、今どうしてんだろ?」とふと彼女のことを考えてしまう健人が描かれていました。

第5話で健人は元カノ理恵子の靴や傘を捨てずに残していた描写もありました。

健人はまだ元カノを忘れられていないということが伝わってきます。

②東京に住み、都心で働いている

  • 健人の愛車が“世田谷ナンバー”である
  • 第3話で井上あかり(北香那)と東京での生活に関するトークをしている
  • 第5話で健人が関東の台風情報を気にかけている様子とお茶の水のアウトドアショップL-Breathを訪れている
  • 都会の賑わいが恋しくなるときもある…と健人自身が語っている

以上から都心の会社で働いて、東京に住んでいるようだということが分かります。

③世話好きで、嫌とは言えないお人好しタイプ

第5話にて、店員(宇野祥平)から最新型のテントをおすすめされて購入したり、友人の高田武志(福士誠治)のわがままを文句を言いながらも受け入れてあれこれお世話したり…彼は優しくて面倒見がいい。

都会の人間関係は、気遣い屋でお人好しな彼には少々ストレスフルになりそうです。

④GOING STEADYの「銀河鉄道の夜」を聴き込んでいるゴイステ世代

2001年に発売したこの曲を好きなことから、そのころ学生時代を過ごした世代の可能性があります。

夏帆 / 役:七子(偶数話出演)

海に山に自然の食材を獲っては食すことに幸せ感じるソロキャンパー!

ハプニングによる強制ひとりキャンプ&磯釣り初体験した日をきっかけに様々な方法で自ら食材を獲り、その場で調理をする「獲って食べる」に目覚め魅了されていく!

ひとりが好きなわけじゃないけど、ひとりキャンプは興味があった

予想外のハプニングも楽しんじゃうのがキャンプと思っている七子は、少々のことでは動じない心を持っています。

飲み仲間・宏美(朝倉あき)から「七子、ひとりキャンプ面白そうって言ってたし!」と言われていることから、ソロキャンにずっと興味を持っていたことがわかります。

七子がいつも乗っている車は、兄のドイツ車

宏美と七子は、第2話でこの車について語っています。

「安い軽とか自分の買えばいいのに…」と言う宏美に、七子は「そんなお金どこにある!?」と兄貴が乗らなくなるの待ちと話しています。

コミュニケ―ション能力が高く、人から教わり上手な性格

第2話では、磯釣りを初対面のおじさんから道具を借りて教わります。

第4話では、アウトドアショップ店員さんから山菜狩り情報を仕入れ、旬の美味しいキノコを山道でたまたま会ったおばあちゃんから教えてもらいます。

第6話では、釣り具店の店員さんにメジナ釣り道具一式を予算内で買う方法を教えてもらい、中学生からカニ獲りの方法を学びます。

彼女の“獲って食べてみたい”というソロキャンへの意欲が素敵なんです。

七子(夏帆)は料理工夫上手

野菜だけでアヒージョを作ったり、おろし玉ねぎと蜂蜜に漬けこんで安いお肉もふかふかに焼けるなど、彼女の作る料理はシンプルだけど料理の基礎を知っていないとできないものばかりです。

魚を釣っても自分で3枚におろせたり、基本的な料理技術にも長けています。

住んでいる場所や職業、年齢などは明らかにされていませんが、だからこそ彼女の一挙手一頭足から「どんな人なのだろう?」と興味を掻き立てます。

『ひとりキャンプで食って寝る』各話ゲスト俳優

『ひとりキャンプで食って寝る』では、各話のゲストキャストが超豪華!

脇を固めるキャラクターが個性的でヤバくて引き強めなので必見です。

ここでは、1つ1つのお話を彩る素晴らしいゲスト出演者の皆さんを紹介します!

渋川清彦 / 役:伊刈守(第1話ゲスト出演)

持っていたライターが燃料切れという不運に遭い、寒さに身震いしながら火を探し歩いていた健人が第1話で出会ったのは、同じくソロキャンプを謳歌する伊刈守でした。

木の上から登場した伊刈に初めこそビビった健人でしたが、彼がくれた特製の燻製鶏ササミを1口頬張ると認識が変わります。

伊刈は独自の燻製チップ配合で食材を燻して美味しくさせちゃう凄腕燻し人なのでした!

伊刈は健人に“火起こしの大切さ”を説き、火打ち石を授けてくれます。

ソロキャンパー仙人級・伊刈の風貌と言動からは「自然に生きる」大切な学びがあるんです!

朝倉あき / 役:宏美(第2話ゲスト出演)

偶数話の主人公・七子の飲み仲間として第2話に登場した宏美は「今日食べたいモノは絶対今日食べる奴…肉食うためにここまで来た!」と意気込んでキャンプにやって来た肉食女子。

七子と宏美は気兼ねなく語れる仲良しなのですが、予期せぬアクシデントによって、宏美は七子を1人だけ残して早々に帰宅してしまいます。

サバサバした性格でSNS映え写真投稿が上手いイマドキ女子、宏美の撮る写真とメッセージが七子の心を代弁してくれます。

宏美のSNS投稿が登場したら要チェックです!

田中隆三 / 役:譲司(第2話ゲスト出演)

“獲って食べる!”という七子キャンプスタイルの礎を築く人物で、七子に磯釣りを教えてくれたおじさんです。

誰もが1度は会ったことがありそうな気の良い譲司が画面に映るだけで“懐かしさ”を感じるから不思議です。

「お姉さんが来たら当たりきたよ~!」

なんて上機嫌で譲司に言われちゃったもんだから、七子は“磯釣り”に興味津々になっていきます。

「こういうのは1人がいいんだ~。1人でさ、自分の釣った魚…海なんか見ながら食ってみなよ、酒うめぇぞ!」

譲司の粋な一言で、七子はソロ完全覚醒しちゃうんです!

北香那 / 役:井上あかり(第3話ゲスト出演)

健人の前に突如現れた超訛っているジモティの井上あかり

8人兄弟で地元ニンニク農家の娘です。

あかりは日常の酸欠を癒すためにキャンプに来ていると話し、その心持ちはどこか都会の息苦しさから解放されに来ている健人とリンクしていました。

彼女との交流したことよって、健人は都会の賑わいが恋しく感じ、心身ともに清々しい気持ちで“日常”に戻っていきます。

柴田常吉 / 役:キャンプ場のスタッフ/(第3話ゲスト出演)

カンパーニャ嬬恋キャンプ場のスタッフで、彼は健人に熊よけの鈴を手渡し注意喚起します。

藤夏子 / 役:みさお(第4話ゲスト出演)

地元に住んでいてキノコに詳しい、みさおおばあちゃん

まるで昔からの知り合いのように、「(天気が)持つといいねぇ!何採ってきたの~?」なんて、山奥の道端で偶然会って会話する七子とみさおさんにほっこりします。

優しくしてくれた七子に対し、みさおおばあちゃんは旬の美味しい“タマゴダケ”のことを教えてくれるなど七子がキノコ狩りに覚醒したきっかけを与えた人物でもあるのです

坂東龍汰 / 役:久丸(第4話ゲスト出演)

みさおおばあちゃんの孫

東京の大学に通う大学生ながらも、祖父母の家に来ては山を楽しむというアウトドア好きな若者です。

みさおが足を挫いて困っているところで七子と出会います。

一度、祖母を病院に運んだ彼は祖母を救ってくれた七子に恩義を感じ、みさおに手土産の自家製キウイを持たされて現れます。

喜ぶ七子でしたが、彼のあるひと言で苦しみながら大自然の怖さに触れ、地獄の夜を迎えることになるのです。

超人懐っこいイケメンの大きな勘違いで迎える怒涛の展開から目が離せません!

ラストは素敵な別れを迎える2人、NO悪意の久丸に翻弄される年上女子・七子がおもしろいですよ。

宇野祥平 / 役:L-Breath店員(第5話ゲスト出演)

ゆるキャラなオーラを身にまとったアウトドアショップL-Breath店員

静かに健人のそばに現れては「トイプードルの子犬1匹分の軽さなんですよ~」と気になるワードで新しいテントを上手に勧めてきます。

健人は彼の物腰柔らかな説明に耳を傾け、軽くて機能性抜群のテントがどんどん欲しくなってしまいます。

健人が部屋の中でテントを張ってしまうくらいテンション上がる買い物ができたのはきっとこの店員さんのお陰です。

福士誠治 / 役:高田武志(第5話ゲスト出演)

台風の日に連絡も無しにふら~っと現れては、嵐のように去っていくお調子者の友人・高田武志

お土産も持たずに来たくせに、さんざんサバ缶を堪能してワガママ放題…帰る時はテント・漫画・傘といった健人の大事なものを持って行ってしまうんです。

それだけ気の置けない男友達、健人と武志のやりとりが自然で見ていてクスッと和みます。

気兼ねないのは良いとして、彼は健人の失恋をザクザク掘り返します

痛いところを突かれた健人は切なさに悶え、最後新しいテントの中で熱唱するに至ります。

今後のゲスト出演予定の俳優/キャスト情報

毎話、主人公が出会う人との交流が温かくて和むと評判のドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』は、今後も魅力的な俳優さんの出演予定が続きます!

気になるこれから出演予定のキャストをご紹介していきますね。

健人の回(奇数話)

  • 黒川芽以 / 役:遠藤早希(飲み会で知り合ったキャンパー仲間)
  • 田口トモロヲ / 役:鈴村徹(健人が働く会社の課長)
  • 仲本工事 / 役:剛田巌(キャンプ場への道中で出会う謎の男)

七子の回(偶数話)

  • 川瀬陽太 / 役:健介(由紀の上司)
  • 中島歩 / 役:順平(冬子の彼氏)
  • 柳英里紗 / 役:由紀(健介の部下)
  • 山下リオ / 役:冬子(順平の彼女)

『ひとりキャンプで食って寝る』監督/スタッフ

隔週で主人公が変わる&ソロキャンプドラマとしてテレビ東京の初挑戦に果敢に挑み、見事な作品を作りあげている監督やスタッフは“おしゃれで粋で個性溢れる面々”です。

ここでは、ドラマ『ひとりキャンプで食って寝る』のクセになる世界観を表現している監督&スタッフを紹介していきます!

奇数話の監督・演出 / 横浜聡子

奇数話の監督・演出 / 横浜聡子

出典:映画.com

青森県青森市出身の映画監督、脚本家。

「横浜監督と仕事がしたい!」と名だたる俳優たちに熱望される監督です

彼女の紡ぎだす世界にひとたび触れるとやみつきになります。

“キャラクターの個性が輝く”と評判の演出は『ひとりキャンプで食って寝る』でも大いに発揮されており、奇数話主演の三浦貴大さんに往年のヒット曲を歌わせてしまうあたり…本当に唸りました!

今作は、テレビ東京ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(2017年)以来の監督作品です。

気になったらぜひ観て欲しいのは横浜監督のクセになる映画です。

監督と脚本を務めた松山ケンイチ主演の映画『ウルトラミラクルラブストーリー』(2008年)。

安田顕が主演し横浜監督がメガホンをとった『俳優 亀岡拓次』(2016年)は、脇役俳優が主役の映画!

名前は覚えてもらえなくても撮影現場では人気者で、スタッフにめちゃくちゃ愛される脇役俳優を素敵に描いています。

個性がなさそうな人をキラッと輝かせる天才、横浜監督の健人回はおもしろいです!

第1話脚本/ 保坂大輔

乃木坂46出演で原案・企画を秋元康プロデューサーが行ったことで注目を集めた日本テレビ系ドラマ『ザンビ』(2019年)で脚本を担当した保坂大輔さん。

テレビ東京系では『コードネームミラージュ』(2017年)という話題作の脚本も!

何でも燻したい男・伊刈守(渋川清彦)のクセ濃厚なキャラの言葉がジワるんですよね!

少ない言葉なのにミステリアスな彼の人柄が垣間見える感じが絶妙です。

第3話脚本 / 飯塚花笑

脚本家として映画『ジャンクション29』(2019年)を手掛け、2011年に製作された飯塚花笑監督の自伝的な作品『僕らの未来』は海外でも高い評価を得ています。

<見た目や肩書きに囚われず、相手を感じるままに受け入れられる。そんな世の中になってほしい>

飯塚さんの自己紹介には、こんな言葉が添えられています。

健人やあかりが紡ぐ言葉にも心に刺さるメッセージが込められているような気がします。

偶数話監督・演出・脚本 / 冨永昌敬

冨永昌敬

出典:映画.com

主演の夏帆さんは「冨永監督と仕事がしたいと言い続け、今回やっと念願かないました。」とコメントしています。

ドラマ内で見せてくれる夏帆さんの自然でキュートな笑顔は、冨永監督のなせる業なのかも知れません。

冨永昌敬監督は『ひとりキャンプで食って寝る』偶数回の演出&脚本までも手掛けています。

夏帆さん曰く「冨永さんの演出によって面白い脚本が、脚本以上に面白いものになる!」と。

ベタ褒めは大げさじゃないのは『ひとりキャンプで食って寝る』本編を観ると理解できます。

インディーズ映画界の鬼才と呼ばれていた冨永監督は『パビリオン山椒魚』(2006年)で複雑怪奇なミステリーを見事に面白く表現し話題に。

加えて『パンドラの匣』(2009年)や『乱暴と待機』(2010年)、『南瓜とマヨネーズ』(2017年)などで「映像化の神」と称される手腕で映画ファンの心をがっちり掴みました。

痺れたのは第4話の車ワイパーのバイバイシーン。

映画で培われたグッとくる演出力が、七子回で余すところなく発揮されています!