『放課後さいころ倶楽部』第6話ネタバレ感想!翠の夢、ゲームデザイナーへの一歩を踏み出す!

アニメ『放課後さいころ倶楽部』第6話ネタバレ感想!

出典:『放課後さいころ倶楽部』公式ページ

『放課後さいころ倶楽部』第6話では、少女が自分の殻を破る瞬間を目撃します!

デジタル時代だからこそ沁みるアナログなボードゲームの良さがある。

ひよっこゲームデザイナー大野翠の挫折&葛藤を通して、プレイヤーが育てていくボドゲの素晴らしさを実感できるストーリーです。

日本はボードゲーム後進国だなんて言わせない!

『放課後さいころ倶楽部』第6話「ひよっこデザイナー誕生!」あらすじ

アニメ『放課後さいころ倶楽部』第6話「ひよっこデザイナー誕生!」あらすじ①

アニメ『放課後さいころ倶楽部』第6話「ひよっこデザイナー誕生!」あらすじ②

翠がバイト先の『さいころ倶楽部』で自作のゲームを店長にテストプレイしてもらっていると、そこへ店長の友人で、有名なゲームデザイナーのジョージ・ベレスフォードが現れる。

「俺にもプレイさせろ」と言うジョージだったが、翠は「未完成だから」と断った。

すると、ジョージはそんな翠に「残念ながらそのゲームは完成することはない」と断言する。

アニメ『放課後さいころ倶楽部』第6話「ひよっこデザイナー誕生!」あらすじ③出典:『放課後さいころ倶楽部』公式ページ

【ネタバレ】『放課後さいころ倶楽部』第6話「ひよっこデザイナー誕生!」感想レビュー

美しきドイツ育ちのJK・エミーリア初登場!

花見小路通りにあるカフェバー店内で、ドイツ語を話す父娘2人がボードゲーむ“ケルト”を楽しんでいます。

「これで私の勝ち~!」

「これはやられたな!エミーリア、いつの間にこんなに強くなったんだ?しかし、日本にもこんなゲームカフェがあったとは嬉しい誤算だな。」

「本当ね。でもねパパ。私もっと嬉しいことがあったの!日本にも“ゲーム好き”の女子高生がいるみたい。」

第4話のラストで「ゲーム作家になる!これが私の夢や!」という翠の宣言を偶然通りかかって聞いたエミーリアは、嬉しそうに父にその時の感動を伝えます。

金城タケルvs謎のイヤミメガネ男ジョージ…日本のボドゲ事情について激論勃発!

同じ店のカウンターでは、元米国軍人である金城タケルが15年ぶりの再会を果たした腐れ縁の男・ジョージと飲んでいます。

「貴様にボードゲームを教えたのは誰だ?忘れたか?」

金城はジョージのことを“イヤミメガネ”と呼んでいます(笑)

「ボードゲームは日本では売れない!日本はまだまだボードゲーム後進国。貴様もよくわかっているはずだ。」

金城が“さいころ倶楽部”というボドゲショップ経営をしていることを聞いたジョージは、はっきりと言い切ります。

ドイツでベストセラーになっているタイトルでも日本ではたいしたセールスではなく、ジョージは日本とも取り引きはあるが日本のマーケットを当てにしていないと話します。

金城は彼の指摘に悔しそうにしながら、デジタルゲームの強烈な光の陰になってボードゲームは日本人の目に長い間触れられなかった…と認めます。

「だが日本人も気づきはじめてる。こんなすげぇモンが世界にあるってことをな…日本のボードゲームはこれからだ!俺の店も、マーケットも、デザイナーもな!…覚えておけよ、ジョージ!」

金城が“ジョージ!”と呼んだことでBAR SPIELの店員が「もしや、あなたは!?」と驚きの声をあげます。

ジョージは一体、何者なのでしょうか?

ジョージの正体判明…凄い人だった!

楽しい夏休みの泊りがけ“金沢旅行”もあっという間に終わってしまい、通常営業の夏休みに戻った美姫、綾、翠の3人が仲良くお茶をしています。

そこで、まだまだ試作段階だという翠ですが、オリジナルゲームができたようで“テストプレイ”を行うことを美姫と綾に伝えます。

「これから店長の意見を聞いてブラッシュアップしていくつもりだけど…一応、形にはなったかな。」

照れながら翠が言うと、綾は「やりたい、遊ばせてよ!翠ちゃんのゲーム!」とプレイしてみたいと希望します。

「未完成だし、駄目!中途半端なものを人に見せたくない!」

翠は大きな声を出して断固拒否、彼女のゲーム製作に対する本気度が伝わってきます。

「翠ちゃん…このゲーム、俺以外の誰かにプレイさせたかい?」

ゲームについて意見を求めた翠に、金城店長は意味深な言葉を投げかけます。

その質問の真意を聞く前に、お店にお客さんが来てしまい聞けずじまい…しかも、来店した客はあの謎の男・ジョージでした。

「俺はジョージ・べレスフォード。“バットドワーフの代表兼デザイナー”だ。」

彼が名乗ると、翠は目を見開いて衝撃を受けます。

翠いわくバットドワーフは有名なアメリカの新興レーベルで通好みのハイクオリティーなゲームを作ると評判のゲーム屋さんだそうです。

「それは新しいゲームか?俺にもプレイさせろ!」

翠が製作したゲームがジョージの目に留まってしまいます。

大チャンスではあるけれど、金城が言った言葉が引っかかり、翠は躊躇します。

翠のオリジナル試作ゲームをジョージはプレイする…のか!?

「翠、なぜ迷う?怖いのか?」

自分のゲームを“つまらない”と言われてしまうことに恐れを抱いている心境を見抜き、ジョージは核心を突いてきます。

「もういい。日本に君のような若いデザイナーがいるとは思わなかった。だからこそ、君がどんなゲームデザインをするか興味を持ったのだが、残念だ…。」

ジョージはさらに翠の胸を貫くような言葉を放ちます。

「君はデザイナーじゃない!」

彼は「デザイナーなら自分のゲームをプレイして欲しくて堪らないはずだ」と指摘。

そして、翠のゲームは完成することはない!と断言します。

「頭の中だけで考えているうちは駄目だ…たとえ君がおばあちゃんになっても完成しないだろう。覚えておくといい…ゲームは1人では作れない!」

「違う!ゲームはゲーム作家の作品…ゲームは作家の才能が作り出すモノよっ!」

翠は拳を固く握りしめて反論します。

その夜、やってやろうじゃないの!と意気込み新たに決意する翠の姿がありました。

翠オリジナルゲーム“ワンルーム”が女子心くすぐる可愛いゲーム!

「二人とも、今日時間ある?」

翌朝、翠から連絡があり美姫たちは綾の家に集合することになります。

眼の下にすごいクマを作って綾宅に来た翠を見て、美姫は驚きます。

「私のゲームを試してほしいの!」

意を決して言った翠は悔しくて1秒でも早くテストプレイをしてもらおうと徹夜で仕上げた“ワンルーム”というオリジナルゲームを取り出します。

翠オリジナルゲーム“ワンルーム”とは?
バイトをして家具と雑貨を買って自分好みの“ワンルーム”を作るというお部屋のインテリア作りゲーム!

【ルール】
まずは自分の“部屋ボード”と“5金”を持ってスタート。

ちなみに“金”はこのゲーム内でのお金の単位です。

このゲームは2つのフェーズできています。

  1. バイトフェーズ…バイトする時間をトランプカードの中から1枚ずつ順に選んでいきます。トランプの数字が労働時間を表し、その数字と同じ数だけ金をもらえます。ただし、1番大きな数字を選んだプレイヤーだけ、次の2つめのフェーズで買い物できないというルールがあります。
  2. 買い物フェーズ…場に出ている4枚の家具タイルのうち好きな家具を買って部屋に置けます。バイトフェーズで小さい数のカードを選んだ人から順に好きなだけ買い物ができます。
ゲットした家具タイルを誰かが12枚部屋に置いたらゲーム終了、一番得点した人が勝ちです。

家具は同じ系統でコーディネートした方がポイントが高くなります。

同じ色を合わせることができた枚数で獲得する得点が決まります。

加えて、右下がグレーの雑貨タイルは単独では1点ですが、例えばソファ+クッションなど特定の家具と合わせて持つと3点に得点アップボーナスがあります。

美姫と綾、2人の第1声は「すごい!本物のゲームだ!」という歓喜の声でした。

翠ピンチ!ゲームの改善点が次々浮き彫りになってしまったテストプレイ!

「すごく面白そうだよ!」

美姫たちの反応に翠はホッとして、改めて“ゲームは作家のモノ”という認識に自信を持ちます。

3人はさっそく楽しそうにこなしていき、あっという間に時間が過ぎていきます。

綾が30点、美姫が26点、翠が39点…翠の勝利でテストプレイが終了しました。

「どうだった?あまり面白くなかった?」

翠が浮かない表情をしている美姫&綾のことが気になり問います。

明らかに気を遣った感じで楽しかったと答える2人に、遠慮せず本当のことを言って欲しいと伝えます。

「今までやってきたゲームと比べると“何かが足りない”ってゆうか…」

「やってみると流れが単調というか…」

ガーン…翠がうな垂れます。

  • 雑貨は同じポイントではなく差があった方がいい
  • ポイントを気にして集めているから好きな部屋を作っている感じがあまりない
  • チャンスカードみたいなので家具交換ができて流れが変わると面白そう
  • 部屋にペット買いたいな

そんな忌憚ない意見が2人から述べられます。

「私たちは素人だから見当違いなこと言うてるやろし。気にしないで!」

<嘘でしょ!?見当違いどころか的を得ているわよ…たった1回遊んだだったで私の気づかなかった改善点がこんなに見つかるなんて!>

翠は自分の“ゲームは作家のモノ”という考えの幼稚さに気づかされ、金城店長とジョージの言葉が今になって沁みてきます。

「ゲームは1人では作れない!」ということを実感しました。

「他にはない?気づいたこと?何でもいいから教えて!」

<私のゲームはもっともっと面白くなる!>

翠は確信し、一皮むけて美姫たちに真剣な眼差し問いかけました。

高すぎるプライドは得てして成長を妨げるモノ!

「翠ちゃんのこと、お前に憎まれ役をさせちまって面目ない。今回ばかりはお前に謝らんとな。あれは本来俺が言うべきことだった。」

「俺も好きでしたことさ。昔から貴様は女に弱いからな。」

お酒を酌み交わしながら、金城とジョージが話しています。

ジョージは「ゲームを生み出すのはデザイナーの才能という考えは間違っていないが、ゲームを1人で育てることはできない」と言い、金城もその考えに同意します。

どんな天才デザイナーでも完成までに数えきれないテストプレイを繰り返すそうです。

デザイナーなら、他人にプレイしてもらう重要性を嫌というほど知っている。

批判を恐れているうちはデザイナーにはなれないのだ、とジョージは翠に伝えたかったのです。

「大事なのは、あの子が前に一歩踏み出せるかどうかだ…高すぎるプライドは得てして成長を妨げるモノだからな。」

ジョージがこの言葉を語ったとき、お店の扉が開いて翠が現れます。

「あなたはやっぱりプロでした…あなたの言葉は正しかった!私1人の力ではゲームは完成しない。でも絶対にあきらめへん!私は1人とちゃうから…必ず作ってみせます!みんなを笑顔にするゲームを!」

翠は、ジョージに向かって高らかに宣言すると颯爽と店を後にします。

「フフッ…面白くなってきたな!乾杯、産まれたばかりのひよっこデザイナーに!」

ジョージはそう言うと、金城と嬉しそうにいい音をさせてグラスを鳴らしました。

『放課後さいころ倶楽部』第6話まとめ

ボドゲマニアの翠が作ったゲームは乙女度が高くて可愛いゲームでしたね!

真っ直ぐに熱くなれるモノを持ってるってかっこいいなぁと尊敬します。

要点まとめ
  • 日本はボドゲ後進国!?金城タケシとジョージが「日本におけるボードゲーム」について激論を交わす
  • ドイツの美女エミーリアが初登場!ボドゲ作家を目指す女子高生の存在に嬉しそうにしていた
  • 翠のオリジナルゲーム“ワンルーム”をテストプレイ!改善点だらけの結果にプライドが打ち砕かれる
  • 「ゲームは1人で作れない」そう翠が改心して「必ずみんなを笑顔にするゲームを作る!」と決意を新たにする

ゲーム作家を目指す美しきライバル・エミーリアの登場で、これからストーリーがどう展開していくのか楽しみですね!

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