『放課後さいころ倶楽部』第11話ネタバレ感想!ひよっこゲームデザイナー大野翠、コンペに参戦!?

アニメ『放課後さいころ倶楽部』第11話ネタバレ感想!

出典:『放課後さいころ倶楽部』公式ページ

ゲーム作家としてはひよっこの大野翠が、宿敵とも言えるゲームデザイナージョージ・べレスフォードの会社主催コンペにオリジナルゲームを出品!?

プロも参戦するハイレベルなコンペに出すゲーム作りに奮闘する翠。

行き詰った彼女は“ゲームを作ろうと決めた時の想い”に立ち返ります。

翠のゲーム作りへの熱い情熱と、原点がのぞける『放課後さいころ倶楽部』第11話!

「みんなのゲーム」というタイトルに最後はキュンとさせられます!

『放課後さいころ倶楽部』前回第10話のあらすじと振り返り

パタゴニアから帰国した動物カメラマンの父と2年ぶりに会えた綾。

「世界にはまだ知らない楽しいが溢れている!」と教えてくれた父に“楽しいを一緒にできる友達ができたことを伝えたい”と、綾はエミーリア主催のクリスマスパーティーへ行く約束をします。

動物のことになるとまっしぐらな父はこの約束を忘れ…綾は大激怒。

相手を許容することが求められるテリトリー攻略ゲームのブロックスで父娘は仲直りします。

パーティーでは、男女がペアになって協力プレイするボドゲ・レディース&ジェントルメンを、武笠美姫&吉岡龍二ペアと高屋敷綾&田上翔太ペアでプレイ!

疑似夫婦体験できるこのゲームでペアの絆が深まったホーリーナイト、それぞれの恋が急加速するのでした。

胸キュンの奇跡が起こったクリスマス!

第11話では、ひよっこゲーム作家・大野翠の知られざる想いが明かされ、胸を踊らせてくれる夢を魅せてくれます。

アニメ『放課後さいころ倶楽部』第10話ネタバレ感想!クリスマスにそれぞれの恋が動き出す!

【ネタバレ】『放課後さいころ倶楽部』第11話あらすじと感想

ひよっこゲームデザイナー大野翠、コンペに参戦!?

「えっ、ジョージ・べレスフォード!?」

ある日のさいころ倶楽部で金城タケルに呼び出された大野翠は、驚きの表情を浮かべています。

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第6話で登場したジョージ・べレスフォードが再び登場…彼が現れると何かが起きます!

ジョージが代表を勤める“バットドワーフ”は、有名なアメリカの新興レーベルで通好みのハイクオリティなゲームを作ると評判のゲーム屋さん。

そのバットドワーフが未発表のボードゲームのコンペを開催すると言い、翠は金城に「コンペにゲームを出してみないか?」と打診されました。

面白ければ採用し販売するという凄い企画…ジョージからの伝言は「俺はまだ君のゲームを遊んでいない」のひと言。

見せてみろとでも言わんばかりの挑発的な言葉が翠を突き動かします。

「どんな結果に終わったとしても逃げない!」とプロの作家も応募してくるというハイレベルなコンペに参加することを決めました。

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学校もある中で新作ゲームを作らなければならないというこの状況、ひよっこデザイナー翠は大丈夫でしょうか?

翠に試練到来。金城タケルの辛口批評が刺さる!

翠は「テストプレイを3人に頼みたい」と美姫、綾、エミーにお願いすると、みんな快く引き受けてくれました。

コンペに出すのは、第6話で登場した翠のオリジナルゲーム“ワンルーム”の進化版!

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バイトをして家具と雑貨を買って自分好みの“ワンルーム”を作るという、女子好みのお部屋インテリア作りゲームでしたね。

以前に比べると家具数や高得点を狙う方法も増え、お金を稼ぐ際のジレンマも設けて戦略が必要となり、ゲーム感が増してバージョンアップしています。

さっそく、金城も交えてテストプレイしてみます。

「こんな感じなんだけどどう?」

女子3人は高評価、同じ志を持つエミーも“丁寧なデザインで翠らしいゲーム”と表現します。

「驚いたよ、大した進歩だ。ただ、このゲームはまとまり過ぎている。おそらくコンペでは通用しない。」

金城は忌憚ない意見を翠にぶつけます。

「このゲームにはまだ何か…大事なものが足りない」

翠もそう感じていました。

4年前の翠から彼女が作るゲームに込められた素敵な想いが明らかに

「あれ?そういえば私…どうしてこのゲーム作ろうと思ったんだっけ?」

エミーのアドバイスである“イメージ通りにいかないときは思考をシンプルに!”を受けて、翠は忘れていた初心に立ち還ります。

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ここから翠が“インテリア作りゲーム”を作ろうと思ったきっかけが描かれます。

翠の父が経営する家具メーカーのショールームは、幼いころから翠のお気に入りの場所でした。

そこにはフロアマスター兼一流インテリアコーディネーターのロマンスグレーの紳士・坂本がいて「楽しくなる魔法をかけてさしあげましょう!」と言って、翠に素敵な家具を見せてくれて触れさせてくれます。

「どれだけ家具が好きでも個人で購入できるのには限りがございます。この仕事では好きな家具を自由にレイアウトすることが許されています。これは普通の人には体験できない贅沢…私の天職、生きがいなのです。」

「いつか自分の好きな家具を部屋に自由に置くことができたら…すごい贅沢よね!」

翠のゲーム原点は、ここにありました!

“こうあるべき”という固定概念を打破した翠、ゲーム作りに没頭する!

原点を思い出した翠は、授業中やランチタイムや体育の授業中までも爆睡しながらゲーム作りに邁進します。

様子がおかしすぎる翠に綾と美姫は心配しエミーに相談しますが、返ってきた言葉は「大丈夫!見守りましょう。きっともうすぐ面白いゲームを遊べますよ!」でした。

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バレーボールが翠の顔面に突き刺さったのにはビックリwエミーと翠。同じ夢を持つ仲間としての信頼が見え、キュンとしました!

「坂本が“家具は自分の生きがい”って言ったのを大袈裟と思っていたけど、私も“生きがい”を見つけた…今なら分かるわ!」

翠は今まで思い込んでいた“プロの作るゲームはこうあるべき”という固定概念に囚われすぎて、いつのまにか“私はこうしたい!”という想いを置き去りにしていたことに気がつきます。

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考えに囚われて、自分で自分の可能性を狭めてしまうことってある…沁みます。

「エミーの言った通り、これは私のゲーム…私のやりたいこと全部、詰め込んでいいんだ!」

翠は一心不乱に楽しそうに机に向かいます。

エミーと翠、ゲームを生み出す苦悩を言わずとも分かり合える2人

周りが見えない程に没頭した翠は、心配している美姫・綾・エミーのいるボドゲカフェ・ケジュンクに3日ぶりに完成させたゲームを持参して現れます。

原点回帰した翠のゲームは“自分の好きな家具を選んで、自分だけの部屋を作るゲーム”へ…彼女がゲームを作ろうと思ったときに一番最初にイメージしていた形に出来上がっていました!

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ワンルームの部屋ボードに、インテリアショップのボードから購入して、実際に家具配置できるさらにリアルでわくわくする構成になっていて、プレイしたいって思っちゃいました!

お目当てのショップに先客がいたら買い物はできないというルールが新設され、“買い物競争”的なゲーム要素も追加されました。

そしてもう1つ、一番調整に苦労したという“カタログカード”の導入、書かれてあるカタログ通りの家具を買うことができたらボーナス得点が入るというもの!

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エミーはこのカードを見て、すぐ「作るの大変でしたね」と。ゲームを作る苦悩を知る2人は、言わずとも分かり合えます。

「これはみんなのゲーム!」翠が辿り着いた最高の答え。

テストプレイを行うと、みんながこのゲームの攻略方法について考え始めます。

「こうしたら勝てる?」とか「あっ、でもボーナス得点ルールは?」「この場合、どうすべき?」などと、ゲーム攻略に色んな意見が出ている様子を見た翠は「みんなが私のゲームに夢中で嬉しい。今すっごく幸せかも!」と1人幸せを噛み締めます。

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翠が圧勝のテストプレイ。負けたことを悔しがるほどに熱中しすぎて、みんな途中から翠の作ったゲームだということを忘れていたらしい…凄い!

「選択肢がたくさんあって自由度が高い…本当にいいゲーム!」

エミーが翠のゲームを褒めます。

「1人でこんなゲーム作っちゃうなんて凄い!」と綾は大絶賛。

「違う。私1人じゃこのゲームは作れなかったわ。みんなのおかげよ。何より有難かった、一緒に遊んでくれる人がいたから前に進むことができた!」

ジョージに言われた「1人で考えているうちは、たとえ君がおばあちゃんになっても完成しないだろう。ゲームは1人では作れない!」という言葉の本当の意味が理解できた翠でした。

『放課後さいころ倶楽部』第11話まとめ

翠オリジナルのゲーム話が盛り上がり「2人は夢があって本当にすごいね、美姫ちゃん!」と綾に言われた美姫は、「そやね!」と頷きながらも1人不安な表情に…

<何やろう、この気持ち…嬉しいのに、なんかちょっと寂しい?>

美姫の心の声が聞こえてきます。

ゲームを通して成長してきたJKたち。

もちろん美姫も成長してきたのですが、彼女の成長はゆっくり速度です。

ぐんぐん進む仲間達のスピードに置いていかれるようで戸惑っている感じ。

「自分のペースで大丈夫だよ」って言ってあげたくなります。

次回予告には、美姫の「楽しかった1年間、ずっとこのままでいたいって思ってるのは私だけ?」という言葉が…人見知りの美姫が最後どんな成長を遂げてくれるのか、応援する気持ちで見守りたいです!

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