今回は、何と言っても炭治郎の戦闘時の冷静さとセンスが光りました。
命をかけたやりとりをしている最中でも、自分の進化のために考えに考えて戦っています。
いつか痛い目に合いそうな戦い方ですが、今回はそれが功を奏して攻撃への転機を作り出すことができます。
こんなクレバーさと無鉄砲さを兼ね備えた主人公が他にいるでしょうか。
目次
『鬼滅の刃』第13話「命より大事なもの」あらすじ
屋敷の主・響凱が鼓を打つたびに部屋が回転し、炭治郎は苦戦を強いられる。
前の戦いで骨折している炭治郎は弱気になる自身を鼓舞して、必死に立ち向かう。
響凱が使う血鬼術による攻撃にも圧倒される炭治郎。
果たして、無事に響凱の頸を討ち取ることができるのかー。
出典:『鬼滅の刃』公式ページ
【ネタバレ】『鬼滅の刃』第13話「命より大事なもの」感想レビュー
鼓の鬼との決着
善逸は炭治郎を探して屋敷中を走り回っていました。
しかし、再び部屋が動き始め、運よく外に放り出されます。
一方で、いまだに鼓の鬼と対峙している炭治郎ですが、怪我の影響で体を思う様に動かせません。
部屋はどんどん動いていくし、飛ぶ斬撃のような攻撃は迫ってくるで防戦一方です。
鬼は戦っている最中、人間だった頃の記憶を巡らせます。
人間だった頃は小説家でしたが、全く評価されず作品をゴミのように足蹴にされていたようです。
その悔しさが鬼となった今でも残っており、常にカリカリしている理由のようです。
そんな苦い過去を思い出したことによって、さらに攻撃の手を強めます。
なんとか避けていく炭治郎ですが、それでも痛みによって戦いに集中できていません。
しかし、攻撃をかわした後の着地の際に、地面にあった小説の原稿の紙を避けるように着地したことによって、痛みを伴わない戦い方をマスターします。
偶然とはいえ、戦いに光が見え始めてきました。
それに加えて、敵の攻撃の際の匂いも嗅ぎ分けるようになりました。
これによって攻撃への転換のきっかけをつかみ、畳み掛けるような攻撃をかわしながら反撃の機を待ちます。
そして、隙の糸が張り詰めたその時、一撃で首を斬り落とします。
消えゆく鬼は、首を切り落とされる前に、炭治郎の放った言葉に感銘を受けて涙を流します。
その言葉とは「君の血鬼術は強かった」です。
人間の時に作品がゴミのように扱われていました。
そして、鬼になってからも鬼舞辻から十二鬼月から追放され、認めてもらえなかったという不遇の過去を持っています。
そんな鼓の鬼が自分の作品とも言える血鬼術を認められたということで涙を流したようです。
炭治郎も自分を苦しめた鬼に対して賛辞を送るというなかなかの優しさを見せてくれました。さすが主人公です。
善逸の優しさと勇気
なんとか鼓の鬼を倒した炭治郎は、清とてる子の元に向かいます。
二人を連れて外へと向かう炭治郎はm外から血の匂いを感じ取ります。
嫌な予感のする炭治郎は急ぎます。
炭治郎の嫌な予感は当たっており、炭治郎が外へと急いで向かっている頃、外に放り出された善逸が気を失っています。
気を失っている最中でも善逸は持ち前の耳の良さから炭治郎が鬼を倒したことを感じ取ります。
そして、もうひとつ何かが走っている音も聞こえたようです。おそらくイノシシの男でしょう。
目を覚ました善逸の目に、予想通りイノシシ男が現れます。
イノシシ男は出てくるなり、鬼の気配がすると言ってその気配の元を探し始めます。
おそらく、その気配とは禰豆子のことでしょう。
炭治郎がいない今、禰豆子に最大のピンチが訪れます。
気配の元を見つけたイノシシの男。やはりその元は禰豆子の入った箱でした。
箱にめがけて攻撃を繰り出そうとしましたが、ここで善逸が身を呈してかばいます。
「鬼殺隊であるならば、鬼を殺すのは当然だろ」
というイノシシ男に対して、
「炭治郎が命よりも大切だと言っていたものを守る」
と言って箱の前から退こうとしません。
イノシシ男もさすがに人間は斬れないと剣の使用はやめますが、どうにかして善逸をどかそうと蹴りをかまします。
しかも何度も何度も。普段の善逸ならここでギブアップでしょう。
しかし、一切退こうとしません。
どうやら、もともと炭治郎が鬼を連れていたことは音でわかっていたようです。
ですが、炭治郎の圧倒的な冷たくも優しい音に、きっと何か特別な理由があると感じていたようです。
そのこともあってか絶対に箱の前から退きません。
そこにやっと炭治郎が外に出てきます。
そして、炭治郎の目に映った光景はボロボロになっても箱を離そうとしない善逸の姿でした。
イノシシ男が善逸を一方的にボコボコにしている姿が、家族が殺された時の記憶とリンクして、痛みなど忘れてイノシシ男へとものすごいスピードで突っ込んでいくのでした。
『鬼滅の刃』第13話で判明したこと
今回の第13話でしたが、前回第12話の考察で怪我をした炭治郎がどのように戦っていくかを取り上げました。
今回は考察から判明したことを紹介していきます。
炭治郎の戦いの勘
怪我によって、なかなか攻めに転じられない炭治郎は、偶然痛みを伴わない移動方法を発見します。
その方法は地面に落ちていたものをかわした時の独特な動きから発見したのですが、普通そんな細かいところから打開策を見つけるなんて尋常ではありません。
敵の攻撃が強まっている中、冷静に分析することもそうそうできることではないです。
もうこれは戦闘経験ではなく、才能でしょう。
この戦いからでも炭治郎の戦闘センスの高さが垣間見えました。
イノシシ男の正体
残念ながら名前は出ませんでしたが、イノシシ男は炭治郎や善逸と同期の鬼殺し隊のようです。
しかし、最終試験の時はこんなイノシシ男の姿はありませんでした。
善逸いわく「誰よりも早く入山して、誰よりも早く下山した人物」がいたようです。
確かに、最終試験の合格者と最後まで残ってた人数が合っていませんでした。
そのことも炭治郎は不思議に思ったというような描写が過去にありました。
初期の大きな伏線を、ここで回収してきました。
『鬼滅の刃』今後の考察
今回は、イノシシ男に怒りのまま向かっていった炭治郎の今後の展開について考察していきます。
このまま鬼殺隊同士で戦うのでしょうか。
鬼殺隊同士で殺し合い!?
イノシシ男に向かっていく炭治郎ですが、イノシシ男も不意をつかれたような状態でした。
このままイノシシ男が反応して斬りかかってきてもおかしくはありません。
もしそうなると、二人はどの程度のレベルで戦うのでしょうか。
結論から言うと、殺し合うほどの戦いはしないと思います。
イノシシ男もいくら野性味マックスとはいえど、善逸を斬らなかったので、ある程度の常識は持ち合わせているようです。
そのため刀での戦いはないでしょう。となれば素手となってきます。
実力は互角ですが、手負いの炭治郎が不利になるはずです。
それでも、炭治郎の気迫に負けて諦めるのではないのでしょうか。
『鬼滅の刃』第13話まとめ
#鬼滅の刃
第13話「命より大事なもの」最速オンエアー&配信が終了。
ご覧になってくださった皆さん、ありがとうございました! pic.twitter.com/QF1PiglUxE— ufotable (@ufotable) 2019年6月29日
鼓の鬼に辛くも勝利した炭治郎は、さらなる血の匂いをたどり外へと急ぎます。
外では先に出てきていた善逸と2番目に出てきたイノシシ男が、禰豆子の入った箱を巡って一悶着を繰り広げていました。
炭治郎が合流した時にはすでに、禰豆子をかばっていた善逸がイノシシ男に一方的にやられていました。
- 炭治郎の戦闘センス
- 禰豆子をかばう善逸
- 禰豆子を襲うイノシシ男
- イノシシ男に仕掛ける炭治郎
炭治郎の戦いにおけるセンスと嗅覚!
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