『蝶の力学 殺人分析班』第6話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!サイコパス相羽先生から鷹野主任を守れ!

ドラマ『蝶の力学 殺人分析班』第6話

出典:『蝶の力学 殺人分析班』公式ページ

いよいよ『殺人分析班』シリーズ3作目『蝶の力学』も最終回。

シリーズ史上もっとも難解事件と呼び声も高いようですが、ホント複雑な事件でした。

しかし、今回の『蝶の力学』はこれだけでは終わらない!

第5話サイコパス・相羽先生に捕まってしまった鷹野主任(青木崇高)。

第6話では、塔子(木村文乃)はひとり鷹野主任救出に向かい、そこで驚くべき光景を目の当たりにします!

相羽先生(菊池凛子)の恐ろしすぎる過去の犯行の数々、そして塔子宛てに送られた指の真実も明らかに。

果たして塔子は、サイコパス・相羽先生から鷹野主任を取り戻すことができるのでしょうか!?

それでは、『蝶の力学 殺人分析班』最終回の第6話もネタバレありでレビューしていきます!

『蝶の力学 殺人分析班』相関図

大ヒットクライムサスペンス『殺人分析班』シリーズの3作目となる『蝶の力学』。

お馴染みのメンバーに、『蝶の力学』のメンター的存在となる菊地凛子さんが新たに加わっています。

ちなみに、『蝶の力学』の主要キャストは第1話の記事で詳しく取り上げていますので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね!

『蝶の力学 殺人分析班』第1話で主要キャストを詳しくチェックする

『蝶の力学 殺人分析班』前回第5話のあらすじと振り返り

第5話では、ついにクラスター16の正体が判明!

それは、第2の被害者・真弓(加藤侑紀)の実家のアパートの改装をしていた男・内田雄次だったのです。

連続猟奇殺人事件の犯人は無事逮捕され、事件は終幕を迎えますが、鷹野主任(青木崇高)は塔子(木村文乃)に元・相棒の隼人とその姉について意味深な発言をし、消息を絶ってしまいます。

塔子と十一係が必死に捜索する中、鷹野主任は一人で相羽先生のもとへ。

そして「林原教授に少しずつヒ素を飲ませたのは私です」と衝撃の告白!

鷹野主任は相羽先生に薬を嗅がされ意識を失います…!

「私が本当に解剖したかったのは隼人。だけど隼人は死んでしまったから、その代わりは鷹野さんなんですよ」

その言葉の意味とは!?

塔子は鷹野主任を見つけることはできるのでしょうか!?

ドラマ『蝶の力学 殺人分析班』第5話あらすじ・ネタバレ感想!クラスター16との戦いは集結も、新たな問題が発生!

【ネタバレ】『蝶の力学 殺人分析班』第6話(最終回)あらすじと感想

鷹野主任(青木崇高)の恐怖の解剖始まる…?

鷹野主任(青木崇高)が意識を取り戻すと、そこは手術台の上で、恍惚とした表情の相羽先生(菊池凛子)が。

以前の面影はなく…すっかりサイコパスです。

意識のある鷹野主任にゆっくり麻酔をかけて、その後の解剖方法をご丁寧に解説してくれるんですが…。

「私が一番見たいのはあなたの動いてる心臓

YUKI

って怖すぎ!子供の頃からの趣味だったと言う解剖。初めて解剖をしたのは小学生の時で、近所の猫だったって言うんだからホンモノです、この人。

塔子(木村文乃)と初めて会った時、塔子のせいで鷹野主任が自分に興味がなくなるかもしれない、と考えた相羽先生。

それは、塔子がとても魅力的に見えたから。

相羽先生のような人には、塔子のような真っすぐな人は眩しすぎるのかも知れませんね。

「だからあの子にプレゼントを贈ったの。鷹野さんは私のものだって」

プレゼントとは…第1話で贈られてきた指ですね!

クラスター16の連続殺人が始まったこの時すでに、相羽先生の恐怖のかまってちゃん行動は始まっていた…。

林原教授を殺したのも、鷹野主任の目を自分へ向けさせるためだったようです。

YUKI

この感情が良く分からなさすぎますが、要は鷹野主任が好き→好きすぎて心臓が見たい→それも自分のことを一番に考えてくれている鷹野主任の心臓希望…こんな感じ?

「どんな理由があれ、人が人を傷つけてはいけません」と鷹野主任は超冷静ですが、

「隼人を鷹野さんに奪われて傷つけられたのは私の方よ。隼人が死んでどれだけ私が傷ついたか、どれだけ隼人を解剖したかったか…分かる?」

残念ながら、もはや相羽先生との話し合いは不可能なのです…。

塔子(木村文乃)到着!サイコパスのフリした演技はボロボロで…

塔子が到着するやいなや、相場先生は本当に鷹野主任をメスで斬った…!

麻酔の速度を速めて鷹野主任を殺す、そう言って脅します。

「鷹野さん死ぬの嫌でしょ。私も嫌です」

YUKI

ちょっと何言ってるのか分からないっス…。

解剖がしたくて解剖学の道に進んだという相羽先生。

しかし、「死んだ人はダメ、生きている人じゃなきゃ」

薬で心臓を止め、再び心臓を動かす。その快感は…

「再び命を与えるの!私が全てをコントロールしているのぉっ…!」

ここで塔子は自分もサイコパスのフリをして、「事件現場で死体を見ると、ゾワゾワするんです!」などと言って相羽先生の注意を引こうとしますが…すぐに見破られてしまいましたね。

サイコパスは賛同してあげることが一番距離を縮めるのに有効な方法、だそうですが…相羽先生には全然効かなかったです。

当然ですね(笑)全くサイコパスの要素ないし、超ヘタくそな演技でした。

YUKI

“超ヘタくそな演技をする演技”ってけっこうすごいですよね。

しかし、この後の塔子の言葉は相羽先生に刺さったようです。

前にふたりが話をした時に、相羽先生の放った意味深な発言。

「あなたはまだ本当の苦しみを知らない」

これについて塔子は、この苦しみとは、隼人の死ではなく「生きた人間を解剖できなくなることではないですか?」と問いかけます。

誰にも分ってもらえず、どんどん孤独になっていく寂しさ。これが相羽先生の言う「本当の苦しみ」なのではないか、ということですね。

「私を否定するのは辞めなさい!!」

そう言ってまた麻酔の速度を上げた相羽先生。

相羽先生の「いいのね鷹野さん死んでも」という再三の脅しに、今度は塔子はなんと、「かまいません。私があなたを逮捕します」とキッパリ!

YUKI

いやいやいや!ダメです!鷹野主任殺されたらダメです絶対。

「どこに逃げようとどこに隠れようと、私と鷹野主任が死んでも警察は必ずあなたを捕まえます!」

そして十一係の他のメンバーもここで突入!

塔子が手錠をかけるとき相羽先生は「あなた私の弟によく似てる」と言います。

そしておとなしく逮捕されたフリをして塔子を殺そうとしたその瞬間!

相羽先生を撃ったのは…鷹野主任!!

YUKI

いくらカッコイイ鷹野主任でも、麻酔打たれて胸メスで捌かれてる状態で塔子の命を救うなんて…ちょっとヒーローすぎませんか?(笑)

相棒だった隼人を救うことができなかった自分を責め続けた鷹野主任。

もう二度と相棒を死なせない

そう固く誓っていたんでしょうね。もはやその思いは奇跡に近いパワーを鷹野主任に与えた…!

相羽先生(菊池凛子)の犯行の数々

こうして日本では超稀であろうサイコパスだった相羽先生はようやく逮捕され、恐ろしい犯行の数々が明らかになります!

まずは少しずつヒ素を飲まされて殺害された、林原教授。

教授の日記には、相羽先生に対する不信感が綴られており、それを鷹野主任に相談していたことも記されていました。

つまり林原教授は相羽先生の犯行に気付き始めており、もともと相羽先生には邪魔な相手だったんですね。

尾留川(小柳友)と石倉(藤本隆宏)が相羽先生の自宅の冷蔵庫で見つけた大量の指については、

相羽先生の“趣味”であり“生きがい”だった生きた人の解剖の戦利品だったようです。発見された遺体には全て親指が切り取られた跡があったそうで…。

被害者の数は少なく見積もっても12人。

被害者のひとり、西田雅美という女性の指が塔子に贈られたもので、防犯カメラには西田さんを尾行する相羽先生が映っていました。

「蝶の力学の起点がお前だった。お前を見たことで俺を自分のものにしたいと強く思うようになった」という鷹野主任。

蝶の力学(バタフライ効果)も物語にはもうひとつ潜んでいたんですね~!

しかし、相羽先生の殺人が急増したのは、隼人の死後だそうで、隼人が相羽先生のストッパーとなっていたようです。

YUKI

そういう意味では、相羽先生の「隼人を愛していた」という言葉はひどく歪んではいるものの…相羽先生なりの愛はあったのかもしれませんね。

『蝶の力学』完結!

病院で回復中の鷹野主任をお見舞いに行った塔子。

そう言えば鷹野主任はあの時、麻酔は効いていたものの意識はあったようで、塔子のヘタくそなサイコパス演技もバッチリ聞いていた~!「あの演技は噴飯ものだった」とか言われてキャー恥ずかしい!(笑)

鷹野主任も「お前の刑事の覚悟見せてもらった」と、塔子を一人前として認めてくれましたね!

鷹野主任が塔子の刑事の意地を見た場面というのが、相羽先生が何度も鷹野主任を殺すと脅した時に決めた塔子の覚悟「かまいません」の言葉だったそうですよ。

たとえ鷹野主任を殺されても、被害者をこれ以上出さない為、警察官として犯人を逮捕する、という塔子の覚悟は「間違ってない」。

鷹野主任に「今まで私を刑事として育てて下さって本当にありがとうございました」と涙ながらにお礼を言った塔子!

これからも塔子の戦いは続きます!

YUKI

鷹野主任の異動はもうナシでいいんじゃないですか~!?だけど、今回の『蝶の力学』のテーマは【塔子の鷹野主任断ちと成長】なんですね~きっと。寂しいけどこれは通らなければならない道…(涙)

しかし、原作では『蝶の力学』以降も塔子と鷹野主任コンビが描かれているようなので、これはドラマ版だけのオリジナルストーリーのようですね。

原作ではまだまだふたりのコンビは続いているようですので、寂しくなったら原作を読むのもアリですね!

『蝶の力学 殺人分析班』第6話(最終回)まとめ

というワケで“シリーズ一難関な猟奇事件”は幕を閉じました!

まさか、1つのシリーズに猟奇事件蝶の力学も2つ潜んでいたとは…。

そして、ますます逞しくなった塔子が見れた『蝶の力学』でしたね!

最後、塔子の父・功と同じネクタイを鷹野主任にプレゼントしたのは感動的でした~。

功にネクタイをプレゼントした時、蝶の力学について功が話すシーンもあったんですね。塔子は全然聞いてなかったんですけど…(笑)

YUKI

やっぱり『殺人分析班』シリーズ最高ですね!続編もぜひ期待したいです!

『殺人分析班』シリーズの他作品ネタバレ一覧

【シリーズ1作目『石の繭』】


【シリーズ2作目『水晶の鼓動』】


【シリーズスピンオフ『悪の波動』】


【シリーズ3作目『蝶の力学』】