『蝶の力学 殺人分析班』第4話あらすじ・ネタバレ感想!ついに真相に近づく塔子たち十一係!

ドラマ『蝶の力学 殺人分析班』第4話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『蝶の力学 殺人分析班』公式ページ

クラスター16からの新たな犯行声明は立川市での大量殺人を予告するものでした。

第2の被害者・真弓(加藤侑紀)の不倫相手の坂口がクラスター16の正体であることに疑問を感じながらも、塔子(木村文乃)たちは立川市へ。

全ての猟奇殺人の鍵は第2の被害者真弓へ繋がっていき…。

そしてついに十一係は事件の真相に近づいていきます…!

それでは『蝶の力学 殺人分析班』第4話をネタバレありでレビューしていきたいと思います!

『蝶の力学 殺人分析班』相関図

大ヒットクライムサスペンス『殺人分析班』シリーズの3作目となる『蝶の力学』。

お馴染みのメンバーに、『蝶の力学』のメンター的存在となる菊地凛子さんが新たに加わっています。

ちなみに、『蝶の力学』の主要キャストは第1話の記事で詳しく取り上げていますので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね!

『蝶の力学 殺人分析班』第1話で主要キャストを詳しくチェックする

『蝶の力学 殺人分析班』前回第3話のあらすじと振り返り

天野夫妻の連続殺人の新たな容疑者として浮上した、第1の被害者天野秀雄の行きつけのバーTS1のマスター須藤。

しかし須藤はバーの隠し部屋で遺体となって発見されます。

須藤は天野夫妻の遺体と同様、喉元は大きく切り裂かれ、青い花が4本生けられていました。

天野秀雄の遺体にはブルーデイジーが4本。妻真弓にはローズマリーが4本。

そして、須藤は忘れな草が4本。

“クラスター16”という犯人の名前と、今まで遺体に行けられた花の本数から推察するに、「被害者はもう一人出る」と筋読みする塔子。

しかし、そんな中クラスター16からの犯行声明が新聞社に送られます。

その犯行声明には、立川市での大量殺人を予告する内容が。

真弓の不倫相手だったTS1の常連客・坂口が新たな容疑者として浮上しますが、塔子は坂口=クラスター16が腑に落ちない様子で…!?

ドラマ『蝶の力学 殺人分析班』第3話あらすじ・ネタバレ感想!クラスター16の意味が明らかになる!?

【ネタバレ】『蝶の力学 殺人分析班』第4話あらすじと感想

立川市に急げ!

クラスター16から新聞社に送られた犯行声明。

いよいよ最後の仕上げだ。今夜私は大勢の人間を殺す。

立川市に行け。

事件は次のフェーズに移行する。プライオリティーは最も高い。

私は命に替えてもこのジョブを成功させる。

この声明の中の、“フェーズ”“プライオリティー”という言葉から、クラスター16の狙う場所がTI関連の建物であると当たりを付けて捜査を進める塔子(木村文乃)たち。

その日立川市では科学技術館でTI関係の懇親会が行われることが判明。

その現場に現れ、あれこれ聞いて回っていた怪しい男は“イチノセ ロクロウ”と名乗ったそうです。

“イチ”と“ロク”…。クラスター16!?

この情報から科学技術館へやってきた十一係。

しかし塔子は「何か嫌な予感がする」と言い、坂口がクラスター16であることに違和感を感じています。

ただ、そうは言っても市民の安全が最優先!

館内の捜査が始まり、石倉(藤本隆宏)・徳さん(北見敏之)ペアが爆弾を発見します!

爆弾のアラームは約12分で起動。爆弾処理班の到着を待っていたら手遅れになる可能性が。

そこで石倉は自分で爆弾を解除することを決心!

全員を非難させますが、そこは人情派で仲間想いの徳さん。その場に残り石倉と爆弾処理班の電話を中継する役割を買って出ます。

YUKI

さすが!徳さん~!石倉さんもカッコ良かった!

そして見事爆弾は解除!

一方、塔子は新たな筋読みを立てます。

  • 真弓と坂口が不倫関係にあったことは間違いない。(ホームパーティーで出会い、秀雄のDVの相談をしているうちに深い関係になったのでは?)
  • 秀雄を殺害したのは、TS1のマスター・須藤。(執拗な取り立てに苦しんだ犯行)しかし秀雄殺害を真弓に目撃され、真弓まで刺してしまった。
  • 真弓は坂口に助けを求め…坂口は真弓だけ連れ出し、介護施設へ連れて行った。
  • 須藤が犯人であると聞いた坂口は、犯行声明に見せかけて須藤へのプレッシャーをかけ、塔子たちを襲い警察関係者が狙われると見せかけ須藤を殺害。

この塔子の新たな筋読みを、「79点だな」と鷹野主任(青木崇高)。

そんな会話をしながら、館内を捜索していた塔子たちの目に飛び込んで来たものは…!

クラスター16の正体と思われていた坂口の遺体…!

坂口の遺体のそばには、これまでと同じ青い花が4本。そして自殺と思われる遺書が発見されます。

これは私自身の死の演出だ。花は16本そろった。

だが犯人は自殺してしまった。

もう誰も殺戮の仕掛けを止めることはできない。

クラスター16

YUKI

つまり自分自身の死で16を完成させた、ということ?被疑者死亡で事件は幕引き?

クラスター16は本当に坂口なのか?

本部に戻った塔子たちは、手代木管理官(勝村政信)に坂口がクラスター16ではない可能性があると直談判します。

  • なぜ愛人関係だった真弓の喉を裂いたのか?
  • 坂口が自殺する理由は?
  • そもそもなぜ被害者の喉を裂いた?
  • 塔子宛てに送られてきた指の意味は?

坂口の遺体のそばにあった花はスターチス。花言葉は、『いたずら心・驚き』。

YUKI

花言葉に何か意味はあるのでしょうか?これまでに生けられた花の花言葉でもピンとくる言葉はひとつもありませんでした。

手代木管理官は坂口がクラスター16ではないというハッキリとした証拠がない限り、この事件の犯人と断定し、明朝記者会見をすると言います。

それまでに、塔子たちは新たな証拠を見つけることができるのでしょうか?

捜査を続けた十一係ですが、朝までに有力な手掛かりは出ませんでしたが、夜通し坂口の死亡解剖に付き合っていた鷹野から連絡が入り、塔子は大学の相羽先生(菊池凛子)のもとへ。

解剖の結果判明したことは、坂口の腕の付着物から粘着テープのようなものが発見された、ということ。

粘着テープは死後に取り外されたということも分かります。これで坂口は他殺で確定!

そして相羽先生と殺害現場へ同行すると…相羽先生は、真弓殺害について超有力な情報をくれます。

真弓が監禁されていた介護施設へやってくると人工呼吸器を出し、「これで真弓を延命したのでは?」という先生。

しかしこの人工呼吸器は素人では扱いが大変難しいものであると言います。

真弓の遺体には人工呼吸器を使用した時にできる口腔内の傷がない。しかし、人工呼吸器はもうひとつ別の使い方があったんです。

それは、喉を切開する方法!

新たな仮説は、

  • 人工呼吸器を使用し、延命するため真弓の喉を切り裂いたが亡くなってしまった。
  • 延命措置をしたことを隠すために、真弓の死後さらに喉を大きく切り裂いたのではないか?

YUKI

この直後、教授が亡くなったと言って大学へ戻った相羽先生。おそらくこの教授は、鷹野主任が見舞っていたおじいさんですよね!?この人なにかふたりに関係あるんですしょうか!?

真弓(加藤侑紀)の延命措置の理由

真弓の実家へ向かった徳さんと石倉は弁護士が実家から出てくるのを目撃し、弁護士から聞いた情報を塔子に電話で伝えます。

この電話で塔子の中で、全てのつじつまが合ったようですね!

その後、塔子と鷹野も真弓の実家を訪れ、これまでの事件の経緯を真弓の母・洋子と妹・詩織に聞かせます。

洋子も詩織も、坂口のことも須藤のことも全く知らないと言います。

坂口に全ての罪を着せるシナリオを考えたクラスター16の正体を握る鍵は、真弓の延命措置にありました。

YUKI

これは真弓と不倫関係にあった坂口による、愛情からくる延命措置だと思っていましたが…。

そうではなく、真弓をある一定期間生かしておかなければいけない確たる理由があった、と塔子は言います。

その期間とは、秀雄死亡が確定するまでの間。

秀雄の死後、真弓が死んだということが誰が見ても明らかである必要があったんです。

これには、秀雄の数億とも言われる遺産相続に深く関わっているようです。

秀雄より先、もしくは同時に真弓が亡くなった場合、秀雄の財産は秀雄の両親へ分配されます。

しかし、秀雄が亡くなった時に真弓が生きていれば遺産の2/3は真弓へ分配され、その後真弓が亡くなれば真弓分の遺産はソックリそのまま真弓の母・洋子へ分配される、というのです。

だから、真弓が秀雄の死後に死んだ、ということが誰の目にも明らかでなければならない。

ここまで聞くと、真弓の母と妹が完全に怪しいんですが…。ふたりにはきちんとしたアリバイが。

「犯人は分かっているんですか!?」と息も絶え絶えで問う詩織。

塔子は「はい。分かっています。クラスター16はその方で間違いないかと」と言って、ふたりに自分の携帯を差し出します。

YUKI

塔子の携帯にはクラスター16を名乗った真犯人の写真が!?これを見せるっていうことは、葉子と詩織が知っている人物が真犯人!?

というか、このふたりに遺産を相続させるために犯行に及んだのですから、親しい人物、またはふたりのことを想っている人物ということですよね!?

『蝶の力学 殺人分析班』第4話まとめ

https://twitter.com/drama_wowow/status/1203960521059262465

塔子たちはとうとうクラスター16の正体に辿り着いたようですね!

めちゃくちゃ気になるところで終わりました~!

クラスター16が誰か判明したということは、これで事件解決!なはずですが、最終話まであと2話あるんですよね~。

手代木管理官にぶつけた“坂口がクラスター16と考えられない理由”のひとつ、指のナゾはまだ解けていないですしね。

あと花言葉!それにあえて目線に入れてくるアノ蝶々…。

何かまだ一波乱ありそうな予感がしますね。

『殺人分析班』シリーズの他作品ネタバレ一覧

【シリーズ1作目『石の繭』】


【シリーズ2作目『水晶の鼓動』】


【シリーズスピンオフ『悪の波動』】


【シリーズ3作目『蝶の力学』】