『蝶の力学 殺人分析班』第2話あらすじ・ネタバレ感想!バタフライ効果・2つの殺人の接点とは!?

ドラマ『蝶の力学 殺人分析班』第2話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『蝶の力学 殺人分析班』公式ページ

『蝶の力学 殺人分析班』第2話では、クラスター16から新たな犯行声明が出され、天野夫婦殺害事件は警察の威信をかけた大捜査に発展します。

大がかりな捜査の中でも、塔子は自分に何か隠している鷹野主任のことが気になってしかたがない様子。

そんな中で、捜査をすすめる捜査一課十一係の塔子(木村文乃)と鷹野(青木崇高)に危険が…!

それでは『蝶の力学 殺人分析班』第2話もネタバレありでレビューしていきたいと思います!

『蝶の力学 殺人分析班』相関図

大ヒットクライムサスペンス『殺人分析班』シリーズの3作目となる『蝶の力学』。

お馴染みのメンバーに、『蝶の力学』のメンター的存在となる菊地凛子さんが新たに加わっています。

ちなみに、『蝶の力学』の主要キャストは第1話の記事で詳しく取り上げていますので、気になる方は是非チェックしてみてくださいね!

『蝶の力学 殺人分析班』第1話で主要キャストを詳しくチェックする

『蝶の力学 殺人分析班』前回の第1話あらすじと振り返り

捜査一課のエースとして成長を遂げた主人公・塔子。

同じ十一係のメンバーで相棒の鷹野が公安に異動になる数日前に、新たな猟奇事件が発生します。

被害者の天野秀雄は、喉を大きく切り裂かれ、傷口にはブルーデイジーの花が生けられていました。

自宅におらず、連絡のつかない秀雄の妻・真弓を必死に探す塔子たちですが、そんな中“クラスター16”なる人物からの犯行声明が新聞社に届きます。

天野真弓は住吉第一公園にいるー

公園へ向かうと、池に浮いていた衣装ケースの中から真弓の遺体が発見されます。

遺体は夫の秀雄と同じように喉を切り裂かれ青い花が…!

この青い花は何を意味するのでしょうか!?

『蝶の力学 殺人分析班』第1話の詳しいネタバレはこちら!

ドラマ『蝶の力学 殺人分析班』第1話あらすじ・ネタバレ感想!“殺人分析班”シリーズ3作目がいよいよ開幕!

【ネタバレ】『蝶の力学 殺人分析班』第2話あらすじと感想

真弓(加藤侑紀)の遺体の不可解な点

クラスター16の予告通り、住吉第一公園で発見された真弓(加藤侑紀)の遺体。

YUKI

塔子たちは夜通し捜査して全力を尽くしましたが、真弓はすでに殺されていました…。意気消沈する十一係のメンバー…。

真弓の遺体には不可解な点が。

  • マニキュアで真っ赤に塗られた真弓の指は10本。(塔子宛てに届いた小包の中の指は真弓のものではなかった、ということ)
  • 秀雄の遺体と同じように、喉を大きく切り裂かれ生けられた青い花は、ブルーデイジーではなくローズマリー。
  • 死因は腹部の刺し傷。しかし来ていたパジャマは破れておらず、血痕も付着していないことから死後に犯人が着替えさせた?

“住吉第一公園で死体が出た”と、ネットで情報が出回り、公園の周りには野次馬や報道陣が増え続けます。

塔子(木村文乃)はその野次馬の中から、漫画喫茶の監視カメラが捕えた怪しい男にソックリな男を見付けますが、男は逃走!

野次馬やマスコミの渦に飲み込まれ、見失ってしまいます。

真弓の死を家族へ伝え、なぜ助けることが出来なかったのかと責められる塔子。

クラスター16からの犯行声明もあったうえに、再三ヒントを与えられたにも関わらず、真弓を救えなかったことで警察の評判はガタ落ちに。

TS1の看板に付着していたペンキ

鷹野(青木崇高)が気になっていたこと、それは天野邸のガレージの中にありました。

ガレージは全て赤い物で揃えられている中で、ひとつだけぽつんと置いてある茶色いペンキの缶。

この茶色のペンキを塗った部分にライトを充てると…。

YUKI

秀雄の行きつけのバー“TS1”の看板に付けられていたペンキとそっくり!

塔子と鷹野はもう一度TS1のマスター須藤から話を聞くことに。

「看板のペンキは秀雄から付けられたのか?そしてこういった嫌がらせを秀雄から受けていたのではないか?」

しかし須藤は否定します。

ちょうどそこに常連客が現れ、「須藤さんはイイ人なんだからそのくらいにしてやって」と塔子たちに言います。

なんでも、須藤は最近父親を亡くしていろいろ大変なのにも関わらず、こうやって常連客のために店を開けてくれるイイ人なのだとか。

「それとこれとは関係ありません!」と塔子。

YUKI

全くもってその通り。

しかし、今日のところはこれで引き上げることに。

直後、塔子は視線を感じその後を追いかけますが、人ゴミに紛れ行方は分からなくなってしまいます。

バタフライ効果(蝶の力学)

クラスター16から、新聞社に新たなメールが届きます。

天野真弓は警察のせいで死んだ。

今日公園で警察は私を取り逃がした。愚かな警察に感謝する。

クラスター16

メールに添付されていたのは、塔子たち十一係のメンバーの写真でした!

YUKI

塔子宛てに送られてきた指といい、写真といい、クラスター16は塔子や十一係を認識しているのでしょうか?

塔子たちはお決まりの食事中に十一係だけの捜査会議を始めます。

会議では、

  • 送られてきた指は、指紋認証やDNA鑑定の結果、該当する人物はいなかった。
  • 犯人の狙いはあくまでも秀雄で、真弓は巻き添えになったのでは?
  • TS1のマスター須藤が何かしら秀雄とトラブルを抱えていた模様。(詳細はまだ不明)
  • 真弓の喉に生けてあったローズマリーは、公園や監禁場所付近には咲いていなかった。(あえてローズマリーを選んで持ってきた?)

ローズマリーの花言葉は

思い出・記憶・静かな力強さ

塔子の新たな筋読みは、

犯人は舞添えをくった真弓を助けようとしたが病院に連れていくわけにもいかず、パジャマに着替えさせ、介護施設へ連れて行った。

YUKI

じゃあわざわざ喉を切り裂く意味は?

鷹野は天野邸のテラスの写真に写りこんでいる蝶を見て、

「バタフライ効果…」と呟きます。

バタフライ効果(蝶の力学)

ブラジルで小さな蝶が羽ばたくと、やがてテキサスで大きな竜巻が起こる。

力学系のある状態に小さな変化を与えると、驚くような結果が生じる。

「秀雄と真弓の2件の殺人には、何か考えつかない接点があるはず」と塔子。

塔子(木村文乃)と鷹野(青木崇高)が襲撃される!

真弓の死亡解剖の結果た出たと連絡が入り、ひとりで結果を聞きに行くと言う鷹野に、意地でも付いていく塔子。

YUKI

鷹野主任がなにか自分に隠しごとしているんじゃないかって、不安なんですね~。

そして、法医学者・町子(菊池凛子)のもとへ。

真弓のことでわかったことは、

  • 秀雄の死亡から約24時間後に死亡していること。
  • 丸1日なにも食べていないこと。
  • 狂気は秀雄殺害と同じものであるが、真弓の傷口には止血の跡があったこと。

YUKI

塔子の筋読み当たった!?犯人は真弓を救おうとしたってこと!?

そして、塔子に送られてきた指の件は、

  • 20代~30代の女性の親指。
  • 生きた状態で切断されている。

ということが判明します。

帰りの車で、鷹野の過去が気になりいろいろ聞き出そうとする塔子。

しかし、そこはさすがお互い捜査一課の刑事。

両者一歩も譲らぬ攻防戦で、鷹野主任の過去は全然分かりません!

「なんか隠してますよね?主任!」

塔子が苛立って鷹野に詰め寄った、その直後…!

後ろにいたバイクに乗った男にバッドで襲撃を受けます!

車のフロントガラスを何度もバッドで叩き、ガラスはボロボロ!そのままバイクで走り去る男。

そしてまた新聞社にメッセージが!!

刑事たちを襲ったのは警告だ。警察は決して私を捕まえることはできないだろう。

次の被害者は明日見つかるだろう。楽しみにしていろ。

クラスター16

これには早瀬係長(渡辺いっけい)も怒り心頭。

「不安を感じるだろうがそれこそがクラスター16の狙いだ。次の被害者は絶対に防ぐんだ」

なんどもクラスター16に近づきながらも取り逃がしてしまった塔子は、どんどん自分を責めて追い詰められていきます。

秀雄の運転手・村石の証言

その後姿を眩ませていた、秀雄の運転手の村石が発見されます。塔子と石倉で話を聞くことに。

鷹野主任はというと、行き先を誰にも告げずに病院へ。

そこで男性の老人に面会に行き、なにかを囁く鷹野。

鷹野が面会を終えて帰ると、入れ違いでお花を持って部屋に入って来たのは町子。鷹野の後ろ姿を見つけ、嬉しそうに笑います。

YUKI

この老人が鷹野と町子の接点?町子の父親とかでしょうか?
そして取り調べでは、村石が違法薬物の売買に関わっていた、と自供します。

さらに村石いわく、秀雄はヤミ金のような商売をしており、無理やり金を借りさせてはひどい取り立てをしていた、ということが判明します。

そしてTS1のマスター須藤も借金をしており、返済が滞った須藤に対し、嫌がらせをするように命じられた村石が看板にペンキを付けた、と証言します。

YUKI

つまり須藤には秀雄を恨む、相当な動機があった、ということ!

須藤に任意同行がかかり、須藤の自宅とTS1にそれぞれ向かう捜査員たち。

自宅にもバーにもいないと思われた須藤ですが、バーの奥の隠し部屋を発見し踏み込むと、そこには喉を切り裂かれて青い花を生けられた須藤の姿が…!

『蝶の力学 殺人分析班』第2話まとめ

クラスター16による第3の被害者はTS1のマスター・須藤!

しかし、なぜ須藤なんでしょうか?

須藤は秀雄から借金をしていて、かなりひどい取り立てに苦しみ、秀雄を憎んでいたはず。

秀雄と対立している須藤が、クラスター16のターゲットになるのはなにか腑に落ちない。

敵の敵はなんとやら…って言いますよね!?

そしてクラスター16はなぜ真弓を助けようとしたんでしょうか?

っていうか“クラスター16”って何?

クラスターとは、「房」とか「集団」とか「群れ」という意味。16人の集団?

16人は多すぎかもしれないけれど、塔子たちが車で襲われた時、前を塞いでいた車がいたんですよね。

もしやあれがクラスター16の仲間、っていうかクラスター16のひとり!?

それと真弓の手足の真っ赤なマニキュアも怪しい。

さすがシリーズ史上最も難解な事件。…全然分からない。

そして予定通りだと、鷹野主任はあと1日で公安に異動になってしまいます!

『殺人分析班』シリーズの他作品ネタバレ一覧

【シリーズ1作目『石の繭』】


【シリーズ2作目『水晶の鼓動』】


【シリーズスピンオフ『悪の波動』】


【シリーズ3作目『蝶の力学』】