10億円強奪事件の犯行車両を隠ぺいした本城理事官(篠井英介)に克樹(田野井健)を誘拐された清春(賀来賢人)は、本城理事官を射殺してしまいました。
そして本城理事官が強奪事件の黒幕として、再び事件は無理やり終わらせようとされていました。
それは「警察の名誉を守るため」という才門警部(井浦新)の差し金でした。
才門が強奪事件の黒幕なのでしょうか?
しかし彼には、彼なりの事件にこだわる事情を抱えていたのです。
目次
『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』第3話あらすじ
「碓氷薫(広末涼子)殺害事件」と「十億円強奪事件」。
警視庁捜査一課が追い続けた2つの事件は死亡した理事官・本城諭(篠井英介)の犯行ということで幕を閉じた…かのように見えた。
「本当に本城が首謀者なのか…」
「俺にハメようとした黒幕も本城だったのか…」
明らかに何者かによる事件の早期幕引きの狙いが見え隠れする中、遊佐清春(賀来賢人)は警察上層部に対する疑念を拭えないでいた。
一度は捜査終了を命じられるも、捜査一課長・南武修介(北村一輝)の独断で、捜査を続ける清春ら旧碓氷班。
すると十億円強奪事件の実行犯の1人・風間岳人が、実は警察が作り上げた架空の経歴である可能性が浮上する。
なぜ警察は十億円強奪事件の実行犯グループに風間を送り込んだのか。
謎が謎を呼ぶ中 清春は、風間の正体と公安のエース・才門要との間に過去にあった意外な接点の存在に気が付く。
才門が事件の黒幕だったのか…?
裏切りに次ぐ裏切り…止まらない謎の連鎖はさらに加速。
主人公を含め誰も信用できない—第3話 開幕。
出典:『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』公式ページ
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【ネタバレ】『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』第3話の感想
南部課長(北村一輝)の独断で再捜査続行
警察内部の人間が裏で手を引いていたとされる『10億円強奪事件』は、娘のために犯行車両を隠ぺいし、事件を追う清春(賀来賢人)に射殺された本城理事官(篠井英介)がその黒幕として報じられ、またしても真実が闇に葬り去られようとしていました。
しかし、そのシナリオを書いたのは公安の才門警部(井浦新)で、捜査一課の南部課長(北村一輝)はそのことを報道を見て知ったのです。
才門警部は「警察の名誉を守るため」にやったことだと言いますが、課長も一課の捜査員も本城理事官が黒幕だということに納得がいっていません。
ところが、才門は本城理事官が黒幕だったという証拠として、犯行計画書や薫(広末涼子)の血が付着したシャツ、そして本城理事官が車を解体している時の映像などを次々と出してきたのです。
「笑えねぇな」
清春は、その映像は薫が息子の克樹(田野井健)にあてたUSBの中に入っていたものではないかと才門に詰め寄ります。
才門はUSBを回収していましたが、そんなものは知らないとしらばっくれます。
さらに、才門はご丁寧に清春たちが持っていた克樹あてのメッセージDVDも書き換えていました。
証拠があることで才門はこの事件を終わらせようとしますが、南部課長が黙っていませんでした。
本城がそんな大それた真似をするとは考えられないし、自分は薫が殺される前日に「殺されるかもしれない」と話していたと言います。
そして、その時に薫はこう言ったと告げます。
「私は戦います。真実が白日にさらされるまで」
南部課長は、クビを覚悟で事件の捜査を続けることにしました。
そして、碓氷薫殺害事件の捜査本部は、旧碓氷班と捜査一課の一部の捜査員を残して解散させます。
「面白くなってきたじゃねぇかよ」
風間岳人
清春が暮らすビルの1階にある喫茶店「ボナーロ」に、まさかの客が現れました。
本城理事官の娘・芹奈(佐久間由衣)です。
芹奈は父の濡れ衣を晴らすために清春たちを頼ってきたのです。
「お父さんを撃ったあんたが憎いけど、他に頼れる人がいないから」
芹奈は、強盗団の1人である風間岳人の写真を出し、風間岳人という人物はベルムズにはいないと彼氏が言っていたと話します。
警察の資料によれば、風間岳人はベルムズのメンバーということになっているのです。
「警察の情報が間違っているわけないでしょう」
元刑事のマスター(笹野高史)は言いますが、それは警察側に何も後ろめたい部分がない場合です。
警察が嘘の情報をつかまされたのか、警察が偽の情報を発表したのか…。
碓氷班は捜査一課の捜査員とバディを組み、風間について調べ始めました。
一課の捜査員たちは、碓氷班の暴力的な捜査方法に呆れ顔です。
清春に至っては、風間が育ったと言われている養護施設の職員に銃をつきつけ話を聞き出しました。いくらなんでもやりすぎです。
しかしそのおかげで、各所警察に頼まれて嘘の経歴に協力していたことがわかりました。
風間の経歴は、警察が手をまわしたガセの情報だったのです。顔も整形していました。
前科があればDNAで調べられますが、警察のデータベースも書き換えられました。
「要するにお手上げってことだ」
しかし、清春は諦められるわけがありません。
自分の身の潔白のためでもありますが、真実を知りたいのです。
それに、自分が撃ってしまった本城理事官が濡れ衣を着せられていることは我慢がなりません。
すると、克樹が「身体全体の写真はないんですか?」と助言します。
整形していても、身体に何か特徴があるかもしれません。
芹奈はさっそく彼氏から強盗団が芹奈の家に車を置いていった時の動画を取り寄せます。
動画を確認すると、咲良(夏帆)が衝撃の発言をします。
「これと同じタトゥーを見たことがある…3年前お姉ちゃんを殺した少年A」
なんと、10億円強奪事件と『ボナーロ』の親子が巻き込まれた事件は繋がっていました。
その少年Aの名前は“ホウショウ ジュンペイ”。
暴力的な性格でしたが、少年院で姉・星良(入山法子)と出会ったことでだんだん落ち着いてきていました。
しかし、少年院を出た後に突然星良を殺したのです。
咲良がフリーライターになったのは、そのホウショウのことを調べるためでした。
「顔も変えられて、経歴も変えて、しかももう死んでるなんて…」
咲良はやり切れない想いでいっぱいです。
ホウショウが顔を変えたのは少年院を出る前でした。ということは、警察が裏で作り替えさせたことになります。
この事実を星良の婚約者だった才門警部が聞いたらどうなるか…復讐を考えてもおかしくはありません。
フェイク動画
だからといって、何も強盗などさせなくても他に復讐の手はあったはずです。
それに、才門には薫の事件当時、公安の仁平課長と一緒にいたというアリバイがあります。
清春と一緒に組んでいる宮城(細田善彦)は、ホウショウのDNAと才門のアリバイを調べてみることにしました。
清春はまず、不自然な点がある強盗団が殺し合う映像を調べました。
元ベルムズの貴志(栄信)によれば、この映像はフェイク動画の可能性があるということです。
「魁皇高校のフェイク動画と似てるんですよ」
立てこもり事件のきっかけになった女子生徒の自殺が別に理由があるように見せるために、魁皇高校の女子生徒があたかもその場にいたかのような動画を、役者を使って制作会社が作ったのだそうです。
その日、清春が帰宅するとマスターから克樹が机を投げて窓ガラスを割ったと学校から連絡が来たと聞かされます。
清春が話を聞くと、克樹は父親を知らないことを馬鹿にされ、気がついたら暴れてしまったのだそう。
克樹は母親が亡くなってから自分がおかしいのだと話します。
「感情のコントロールが効かないんです」
克樹の身に何かが起こっています。
薬を飲んでいるのも、そのためのようです。
清春たちは風間とホウショウのDNAが一致したことで、才門が一連の首謀者だと断定します。
それを確認するためにはフェイク動画を撮った放来撮影所に話を聞きたいのですが、社長は取り合ってくれないと清春は南部課長に報告します。
「行ってみるか、撮影所」
放来撮影所の社長は、南部課長の同級生でした。
しかも、克樹の好きなヒーロー・ガルムフェニックスが代表作だといいます。
しかし社長は、例の動画については話せないと言います。
「でもな、お前がやっていることは犯罪の片棒だ」
「どういうことだ?」
社長は警察から頼まれて動画を制作したものの、理由を聞かされていませんでした。
あの動画のことが明らかになれば、強奪事件の捜査は一気に変わると南部課長は説明します。
「お前は正義のために動いているのか?」
「そう願いたいね」
「わかった。全て打ち明けよう」
才門(井浦新)の思惑
清春は、仁平課長を使って才門を工場跡に呼び出します。
「防犯カメラの映像と言えばわかっていただけるでしょうか」
清春は、仁平課長が南部課長にゴルフに行っていたのは才門ではなく別の人物だと話している動画を才門に見せます。
つまり、才門のアリバイはなくなったということです。
清春は才門がフェイク動画を作らせた後に、本当に強盗団を殺したと見ていました。
しかし、才門は事件はもっと複雑だと言います。
そして、才門もまだ事件の真相には辿り着いていないとのこと。
「俺も探してるんだよ。警察に殺された星良のために」
星良は、警察の極秘プロジェクトに参加していました。
危険な目に遭うかもしれないけれど、私は戦うと星良は話していたのです。
そして、盗まれた10億円はそのプロジェクトの資金だというのです。
才門は、恐らく星良はその極秘プロジェクトの実態を暴こうとして殺されたと推測しています。
ホウショウ ジュンペイは、新しい身分と引き換えに星良を殺したのだと思われます。
才門が手に入れた薫のUSBには、黒幕に関しての情報は入っていませんでした。
「だから俺は一連の黒幕を知らない」
ただ、仁平課長から事件の早期解決を頼まれていただけなのだといいます。
才門は真相に迫るために仁平課長の懐に入り、火消し役を買って出ました。
「本城を使ってお前を犯人に仕立て上げようとしたのはこの俺だ」
「ふざけんな!」
清春はまたしても銃を抜きます。
清春もまた、感情のコントロールができないのです。
「ここで退くわけにはいかないんだよ」
清春と才門は格闘になります。
一方、喫茶店で清春の帰りを待っていた克樹は、清春が母と同じような目に遭ったらと不安になると息が苦しくなってしまいました。
いつものように薬を飲みますが、収まりません。
とうとう克樹は興奮して喫茶店で暴れ出します。
才門は、ホウショウに復讐をしても星良はそれを望んでいない、薫も星良が戦うなら私もそうすると言っていた。ならば、自分も星良が命をかけて暴こうとした真実を暴こうと決めたのです。だから退くわけにはいかないのです。
だからと言って、本城に罪を着せていいわけじゃないと清春は反論します。
「真実を暴くためだ!」
真実を暴くためにどんなことでもする。それが、刑事の習性なのだと才門は言います。
「俺たちは真実に執着するバカな生き物なんだよ!」
才門は、星良が裏でどんなものを抱えていたのか、恋人として同じ警察官として気づいてやれなかった自分が許せませんでした。
「俺にはまだやらなきゃいけないことがある。俺は俺のやり方で真実を突き止める」
そして、才門はこう続けます。
「克樹にはお前が必要だ。そばにいてやってくれ。星良のために犠牲になった薫の代わりに」
そう言って才門は姿を消しました。
その後、清春が喫茶店に行くと、割れた食器の中で克樹が包丁を持って震えています。
何かつぶやいていますが、何を言っているのかはわかりません。
「克樹!」
清春が怒鳴ると、克樹は包丁を落としました。
「何言ってるかわかんねぇんだよ。わかんないから教えてくれ」
清春は克樹を抱きしめます。
克樹は清春の胸の中でわんわんと泣き出しました。
その後、克樹は落ち着いたようですが、清春はしばらく様子を見ることにします。
後日、南部課長がガルムフェニックスを連れて喫茶店を訪れました。
克樹は大好きなヒーローの登場に喜んでいます。
清春は課長から才門が消えたと聞きます。
「あの日何があった?」
清春は才門は来なかったと嘘をつきました。
なぜならあの日、清春は才門から「ホンボシは南部課長だ」と聞かされていたからです。
「克樹は南部の子供かもしれない」
『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』第3話まとめ
この後10:35からノワールナイト🌑#賀来賢人 #工藤阿須加 #田野井健#笹野高史 #北村一輝 #ガルムフェニックス
#🏉延長#ニッポンノワール pic.twitter.com/YE1uMXsCXK— 【公式】ニッポンノワール-刑事Yの反乱- (@NNY_ntv) October 27, 2019
衝撃の情報で次回に続いてしまいました。
確かに南部課長は怪しいですが、それに加えて克樹の父親かもしれないとは。
しかし、早めに南部課長が容疑者として上がってきたので、南部課長はまた別の事情があるのかもしれません。
とはいえ、ひとつ前にやっていた『あなたの番です』のように早々に怪しいとされていた人物が真犯人だということもあるので、油断はできません。
セリフが多く、ついていくのが少々大変ですが、いよいよ「面白くなってきたじゃねぇかよ」ということになってきました。
来週も目が離せませんね!
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