『ニッポンノワール』第8話あらすじ・ネタバレ感想!宮城の悲痛とやりきれない結末に涙

ドラマ『ニッポンノワール』第8話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『ニッポンノワール』公式ページ

警察上層部と『ニッポンノワール』の陰謀によって捕らえられてしまった清春(賀来賢人)。

江國(杉本哲太)が監視していた克喜(田野井健)も行方不明になってしまいました。

南武班総出で克喜の奪還に向けて動きますが、そんな中で宮城(細田善彦)はニッポンノワールの被験者第一号だと知ったことでアイデンティティを見失い、苦しみます。

克喜が再実験をされようとしている中、ガスマスク男が無理やり清春の記憶を呼び戻し、清春と宮城は克喜のいる研修施設へと向かいます。

施設では、公安の眞木(矢本悠馬)と半グレのゾンビたちが待ち構えていました。

『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』前回第7話のあらすじと振り返り

警察病院の地下実験場で、ガスマスク男と戦った才門警部(井浦新)は死亡し、実験場は隠ぺいのため爆破されてしまいます。

命からがら逃げ出した清春(賀来賢人)ですが、克喜(田野井健)が碓氷元警察庁長官(大和田伸也)によって連れ去られてしまいます。

克喜を追っていた清春は、江國(杉本哲太)によって警視庁内にあるニッポンノワールのアジトに連れてこられ、彼らが行っている人体実験と10億円強奪事件の真相について知ることに。

後から駆け付けた南武課長(北村一輝)らによって碓氷元長官は追い詰められたかに見えましたが、警視総監の命によって南武は清春を逮捕することになってしまったのでした。

ニッポンノワールが清春を執拗に追う理由とは一体…?

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【ネタバレ】『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』第8話あらすじと感想

咲良(夏帆)の告発記事

「これは、刑事Yの証言による事実である。今回の一連の事件は、警察の恐るべき実体につながっていた」

と、咲良(夏帆)はこれまでに取材した事実を告発すべく、記事を書いていました。

  1. 10億円強奪事件と碓氷薫(広末涼子)殺害事件は、本城理事官(篠井英介)が真犯人として被疑者死亡ということで幕を閉じたが実際は違うこと。
  2. 3年前にカウンセラーF(星良/入江法子)が関わった警察の極秘プロジェクトを公表しようとしたことで、警察の息のかかった少年Aに殺され、それが発端で薫が調査を開始しニッポンノワールの存在をつきとめたこと。
  3. そのFが関与していた極秘プログラムというのが再犯率の高い未成年犯罪者の記憶とすり替える『人格矯正プログラム』というもので、薫の息子もこのプログラムを受けていること。
咲良はこのプロジェクトを阻止するべく、薫が10億円強奪事件を起こしたのではないかと推測します。

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咲良の記事執筆という体で、ごちゃごちゃしてきてワケがわからなかったこれまでの流れをわかりやすく整理してくれたのでありがたいシーンでした。

ここでついにサブタイトルである『刑事Y』という言葉が出てきます。

咲良(夏帆)の告発記事その2

薫の計画では、強盗団は強奪した後に碓氷班に殺される予定でした。

しかし、碓氷班が駆け付けた時には強盗団はすでに何者かに殺害されていました。

おそらく、ニッポンノワールは10億円を取り返すために謎のガスマスク男を送り込んで強盗団を殺害し、薫も殺害したと思われます。

ガスマスク男とはいったい何者なのか?

薫にもその正体はわからなかったが、ニッポンノワールの一員であることは間違いないと言います。

「真相が明らかになる前に、警察の陰謀によって刑事Yは身柄を拘束された。」

そして、咲良の記事はこう締めくくられていました。

「だが、まだ希望は残されている。刑事Yは反乱を起こせるのか?」

moyoko

前回第7話で、薫が10億円強奪事件の真犯人だと告白した時にはにわかに信じがたいと思いましたが、薫がこの事件を企てたことは間違いなさそうです。

強盗団に未成年者を使ったのは、未成年で人体事件をしているニッポンノワールを告発するためでしょうか?

清春(賀来賢人)の記憶

碓氷元警察庁長官(大和田伸也)は、人体実験の真相を明かす中で、捜査一課の宮城(細田善彦)がニッポンノワールの被験者第一号だということを告白しました。

清春は、連行される際に碓氷元長官にある疑問をぶつけます。

「俺にも人体実験をしたのか?」

元長官は、その件には関与していないと答えます。

「ひとつ言えるのは、君の存在は君が思っているよりよっぽどやっかいだということだ」

南武班はいまだに捜査会議から締め出しをくらってる中、捕まった清春が『被疑者死亡扱い』をされないよう交代で見張ることにしました。

もうひとつ懸念されることは、克喜(田野井健)の行方がわからなくなっていることです。

一方、自分が元犯罪者だと知った宮城は、自分が過去に犯した罪について調べますが、事件は抹消されていて知ることはできませんでした。

moyoko

清春は、実験場に入った時にある記憶を思い出していました。

記憶喪失になったことや、NNマークのフラッシュ画像で記憶が戻ることを考えると、清春が何かしらの人体実験を受けていることは間違いないでしょう。

才門警部(井浦新)のラストメッセージ

江國(杉本哲太)は、亡くなる数日前に才門(井浦新)が尋ねてきて、清春にメッセージを預かったと言います。

才門は、実はニッポンノワールのメンバーで、金の在りかと事件のもみ消しが任務だったと言います。

清春を助けたことで命を狙われることになったが、清春はまだ生かしておく価値があるとのこと。

薫とUSBと清春の記憶が合わさった時に、ニッポンノワールの本性が浮かび上がるかもしれないと言うのです。

そして、清春が思い出した記憶は全て本物だとも言います。

克喜は清春の息子だし、薫が10億円強奪事件の真犯人であることは間違いないと。

才門は最後にこう言い残しました。

「頑張れよ!相棒」

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才門がなんらかの形でニッポンノワールに関わっているのは分かっていましたが、まさかメンバーだとは思ってもみませんでした。

この時まで、もしかしたら才門はどこかで生きているのでは?と考えていましたが、ニッポンノワールのメンバーということなら本当に消されたのかもしれません。

宮城(細田善彦)の苦悩

咲良は自分の記事を出版社に売り込もうとしていましたが、ニッポンノワールの名前を聞いただけで門前払いをされていました。

仕方なくネット上にアップしようとしますが、うまくいきません。

もしかすると、『ニッポンノワール』というワードではじかれてしまっているのかもしれません。

すると、いつものように宮城が喫茶店にやってきました。

芹奈(佐久間由衣)が記事のことを相談すると、宮城は吐き気を催して外に飛び出していきます。

心配する芹奈に、自分が人格矯正プログラムを受けた元犯罪者だということを明かします。

「俺は、人を殺しておいて何の罪も償わない最低の人間だったんだ」

芹奈は昔の宮城と今の宮城は違うと慰めますが、それでも過去に罪を犯したことに変わりはないと、宮城は身に覚えのない良心の呵責に苦しんでいました。

moyoko

宮城が被験者第一号ということは本当に驚きましたが、新しい人格がとても正義感の強い性格なので、元のキャラクターとのギャップが気の毒でなりません。

自分のルーツや居場所というのは、人間にとってとても大事なことなのだと実感させられます。

克喜(田野井健)が危ない

克喜は移送された場所で、公安の眞木(矢本悠馬)監視の下、再実験が行われようとしていました。

いざ実験という時、碓氷元長官の元に一本の電話がかかってきます。

電話の主は実験の前に取引きがしたいと言い、碓氷はそれを受け入れました。

清春のいる留置場では、克喜と清春の親子関係を証明したDNA鑑定書を持った戸越(工藤阿須加)と話していると、突然ガスマスク男が乱入してきます。

2人で戦いますが、まるで歯が立ちません。

「碓氷克喜が危ない」

ガスマスク男はそう言って、画像を見まいとする清春に無理やり画像を見せ、記憶を呼び戻して去っていきました。

moyoko

まさかのガスマスク男が清春を手助け。克喜を案じているのでしょうか?

ガスマスク男は、背の高い戸越を軽々と持ち上げ投げ飛ばしました。ガスマスク男にも、元半グレのゾンビたちのような実験を受けているのかもしれません。

郡司警部(椎名桔平)の言葉

ガスマスクが警視庁内に出没したことで、署内は騒然としています。

しかし、宮城は部屋から出ることができませんでした。

そこへ、南武課長(北村一輝)に励まして欲しいと頼まれたという郡司警部(椎名桔平)がやってきました。

宮城と郡司警部は、ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』の魁皇高校立てこもり事件でバディを組んでいました。

郡司警部は、宮城が人格矯正プログラムを受けていることを知っていました。

「幻滅しますよね、嘘で塗り固められた人生だったんです」

宮城はそう言ってうつむきますが、郡司警部は宮城とバディを組んだことを誇りに思っていると言います。

「お前がどういう人間でどんな記憶を植えつけられたのかも知らない。でも俺と過ごした時間は紛れもない真実だ」

そう言われて、宮城はやっと少しだけ救われたのでした。

moyoko

宮城は立てこもり事件のあった半年前の人格からも変更されています。そのため事件のことも記憶が曖昧になっていました。

それでも郡司警部と一緒にいたことは事実。宮城にとってそれがどんなにありがたい言葉だったのか…想像するに難しくありません。

別のアジト

ガスマスク男に記憶を呼び戻され、克喜が再び人体実験をされようとしていることを悟った清春は、宮城に協力を要請します。

宮城は喫茶店に急行し、咲良に薫のUSBとPCを貸して欲しいと頼みます。

咲良は警戒しますが、芹奈が「宮城さんは信用しても良いと思う」と助言したおかげで、宮城はUSBとPCを借りることができました。

宮城は「克喜を助け出したら、自分の過去と向き合い、自首する」と言って出て行きました。

そして、清春がUSBのパスワードを解除したことで、2人で克喜のいる警察の研修施設に向かいます。

車中で宮城は、実は自分も碓氷警部が好きだったことなど、清春と警察学校時代の思い出を語り合います。

宮城にとって、警察学校で清春たちと過ごした時間も、また紛れもない真実なのです。

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宮城と清春の距離が急激に縮まりました。これはなんだか宮城に死亡フラグが立っているように思えます。

敵地に向かっている最中に主人公と対立していた人物と急に仲良くなったりするのは、あまり良い展開とは言えません!

眞木(矢本悠馬)の思惑

南武班は研修施設内のニッポンノワールのアジトへと乗り込みます。

そこには、元半グレのゾンビたちが待ち構えていました。

江國などの南武班メンバーがなんとかゾンビたちを取り押さえ、辛うじて清春と宮城だけが残りました。

任務をゲーム化している眞木は、清春を生け捕りにしろと命じられていましたが、特に言うことを聞くつもりはありません。

彼は、清春に対して克喜を5分以内に見つけられなければ殺すと脅して反応を楽しんでいました。

実は、ニッポンノワールの狙いは克喜ではなく清春でした。

彼の体にはある秘密が隠されており、眞木は克喜を使って清春を怒らせるというのが任務でした。

それを阻止しようとした宮城は眞木ともみ合いになり、誤って胸を撃たれてしまいます。

moyoko

言わんこっちゃない…という展開です。芹奈とも良い感じになってきてこれから!という時に…。

清春は見かけによらずとてもセンシティブな人間なので、宮城が撃たれたことにショックを受け、克喜を使わずとも怒りで爆発しそうです。

清春(賀来賢人)の覚醒

宮城が倒れた姿を見た清春は怒りが頂点に達し、首筋に無数の血管が浮かび上がりました。

そして、眞木の頭を掴んで容赦なく叩きつけます。

眞木の頭は床にめり込んでいます。

清春はすぐに正気に戻りますが、胸を撃たれた宮城は、清春に打倒ニッポンノワールを託し、芹奈には最後に人を好きになれてよかったと言って息を引き取りました。

その後、清春は喫茶店に向かいます。

マスター(笹野高史)は、いつものドリンク剤を用意しているところでした。

「ウチに戻ってきて大丈夫なの?」

ドリンク剤を出しながらそう尋ねるマスターに、清春は単刀直入に聞きます。

「いつからこの中に入れてた?俺の体がおかしくなる薬だよ」

マスターは固まってしまいます。

「あんたがニッポンノワールの黒幕なのか?」

『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』第8話まとめ

喫茶店で働く芹奈に見せたくない棚があるなど、以前から怪しい部分があったマスター。というより、自作の栄養ドリンクなんてどう考えても怪しかったですよね。

そこに関しても薫は掴んでいたのでしょうか?

清春が突然覚醒し、まるでアメリカンコミックのダークヒーローのような展開になってきました。

清春もガスマスク男や克喜と同じ馬鹿力が出る身体にされているようです。

ファンタジー要素が強まったことで、日本の警察がバンバン銃を撃ち、人が死にまくることもあまり気にならなくなってきました。

次回はどこまで真相にたどり着くことができるのでしょうか。次回も見逃せません!

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