『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』が終わり、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ファンが心待ちにしていたのは、次のシリーズとなる「フェーズ4」の作品発表。
かねてから噂されていた作品や、新ヒーロー登場など、様々な憶測が飛び交いましたが、2019年7月にアメリカのサンディエゴ・コミコンでついにその全貌が明らかになりました!
今回はMCUファン必見!
フェーズ4作品の紹介に加え、これまでの作品とどう関わっていくのか?など考察を含めて解説していきたいと思います。
目次
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とは?
マーベル・シネマティック・ユニバースとは、アメコミで有名なMARVELのヒーローたちを主人公にした映画作品で略称は「MCU」。
2008年の『アイアンマン』を皮切りに、作品同士が関わり合うクロスオーバーという仕組みで、単体作品だけでなく『アベンジャーズ』などヒーローたちが集結し、共闘する作品も楽しむことができます。
現在、2019年6月に公開となった『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』まで全23作品が公開されています。
そして、フェーズ3の集大成とも言える『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』は『アバター』を超え、世界興行収入が歴代1位になったことでも話題を呼びました。
フェーズ3までの各作品のレビューは、当サイトでも詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください!
※フェーズ3までの作品についてネタバレを含むことがありますのでご注意ください。
MCU「フェーズ4」新作紹介と徹底考察!
『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』でのアイアンマンの死は、世界中に衝撃を与えました。
さらにキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースの引退、雷神ソーの旅立ちやブラックウィドウの死といった出来事もあり、フェーズ4でヒーローの新旧交代があることは確実です。
新ヒーローの登場や、フェーズ3から引き続き活躍するヒーローの活躍も期待される作品が発表されました!
またフェーズ4は、映画だけでなくテレビドラマにも世界観が広がることにも注目です!
以下が、2019年8月時点で決定しているフェーズ4作品の一覧です。
タイトル(原題) | 全米公開予定日 | 公開形式 |
---|---|---|
ブラック・ウィドウ | 2020年5月1日 | 映画 |
ファルコン&ウィンター・ソルジャー | 2020年秋公開 | Disney+ドラマ |
エターナルズ | 2020年11月6日公開 | 映画 |
シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・テン・リングス | 2021年2月12日公開 | 映画 |
ワンダヴィジョン | 2021年春公開 | Disney+ドラマ |
ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス | 2021年5月7日公開 | 映画 |
ロキ | 2021年春公開 | Disney+ドラマ |
WHAT IF…? | 2021年夏公開 | Disney+ドラマ |
ホークアイ | 2021年秋公開 | Disney+ドラマ |
マイティ・ソー / ラブ&サンダー | 2021年11月5日公開 | 映画 |
※なお、Disney+で配信のドラマは日本での配信形式などは未定です。
それでは、公開が決まっている順番に作品を紹介していきます♪
フェーズ4-1『ブラック・ウィドウ』
全米公開日 | 2020年5月1日 |
主要キャスト | スカーレット・ヨハンソン デヴィッド・ハーバー フローレンス・プー 他 |
メイン・キャラクター | ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ |
『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』でソウルストーンを手に入れるために命を落としたブラック・ウィドウの物語が、フェーズ4の幕開けとなります。
この物語では、世界最強の女スパイ「ブラック・ウィドウ」ことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)の過去について描かれることになり、時系列的には『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後の話になるそうです。
また、ナターシャの過去でよく語られているブダペストの戦闘シーンが登場。
さらに海外ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で警官ジム・ホッパーを演じたデヴィッド・ハーバーが、ソ連版キャプテン・アメリカ(笑)のレッド・ガーディアン役で出演することが決定しています。
フェーズ4-2『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』
全米公開日 | 2020年秋配信(Disney+) |
主要キャスト | セバスチャン・スタン アンソニー・マッキー ダニエル・ブリュール 他 |
メイン・キャラクター | ファルコン・ウィンター・ソルジャー(バッキー・バーンズ) |
MCUではおなじみの迷コンビ、ファルコン(アンソニー・マッキー)とウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)。
『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』でスティーブ・ロジャースからキャプテン・アメリカの盾を引き継いだファルコンことサム・ウィルソン。
このドラマでは、実質キャプテン・アメリカを受け継いだとも言えるサムの物語が描かれると言っても過言ではないでしょう。
また『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で登場したジモ博士(ダニエル・ブリュール)が再びこのドラマで登場するとのこと!
ジモ絶対出てくると思っていた!と待ちわびたファンは多いはず。
そりゃそうだ、ジモがあれだけで黙っているはずはない…。きっと何かまた引っ掻き回してくれることに期待!
それよりもファンの間では「バキツバ」と呼ばれるバッキー&ファルコンの掛け合いも超期待ですよ!
フェーズ4-3『エターナルズ』
全米公開日 | 2020年11月6日 |
主要キャスト | アンジェリーナ・ジョリー リチャード・マッデン マ・ドンソク クメイル・ナンジアニ 他 |
メイン・キャラクター | エターナルズ |
MCUに登場する新ヒーローのエターナルズは、かなり壮大な内容になりそうです!
数百万年前に地球を訪れた「セレスティアルズ」という種族が人類へ遺伝子実験を行い生まれた種族がエターナルズという設定。
エターナルズはスーパーパワーと、ほぼ不死の肉体の持ち主です。
同時に邪悪な種族ディヴィアンツも誕生し、人類史の裏側にエターナルズとディヴィアンツの存在があったという物語が描かれます。
ここでピンときた方もいると思いますが、セレスティアルズは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の主人公ピーター・クイルの生みの父親であるエゴと同じ種族で、いわゆる神のような存在です。
宇宙で誕生したヒーローということでは、後に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』との接点もあるのではないでしょうか?と私は考えます。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』以来のチームアップものとあってメンバーも多種多様!
アンジェリーナ・ジョリーやマ・ドンソクのMCU入りに、ファンはとても喜びました!
フェーズ4-4『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・テン・リングス』
全米公開日 | 2021年2月12日公開 |
主要キャスト | シム・リウ トニー・レオン 他 |
メイン・キャラクター | シャン・チー マンダリン |
シャン・チー(シム・リウ)もフェーズ4で新たに登場するヒーローでカンフーの達人という設定。
シャン・チーはMCU初のアジア人ヒーローということでも話題の作品でありながら、主演のシム・リウについての情報はあまりない様子…。
そればかりか今作のヴィランとなるマンダリンを演じるトニー・レオンのほうが話題の的ですね。
ここでピンときた人!さすがMCUファンです!
タイトルにも登場するテン・リングスは『アイアンマン』に登場したテロ組織。覚えていたでしょうか?
そして『アイアンマン3』に偽物が登場した首領のマンダリンが満を持して登場ということで期待の作品です!
また、『ブラック・パンサー』でアフリカ系のコミュニティに影響を与えたことも考えると、今度はアジア各国へ狙いを定めた作品にもなると言われています。
フェーズ4-5『ワンダヴィジョン』
全米公開日 | 2021年春配信(Disney+) |
主要キャスト | エリザベス・オルセン ポール・ベタニー テヨナ・パリス 他 |
メイン・キャラクター | スカーレット・ウィッチ ヴィジョン |
こちらはアベンジャーズの中でもラブラブでありながら悲しい運命をたどったスカーレット・ウィッチ(エリザベス・オルセン)とヴィジョン(ポール・ベタニー)についてのドラマです。
全6話という内容と、キャストに『キャプテン・マーベル』で登場したマリア・ランボーの娘モニカ(テヨナ・パリス)が登場することが決まっているようです。
ただ一つ気になることは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でヴィジョンが命を落としていること。
生き返る…?ということなのでしょうか。
これにはヴィジョンを演じるポール・ベタニー自身も困惑しているらしいです(笑)
ケヴィン・ファイギ氏によると「これまでと全く異なる作品」ということなので楽しみですね。
また、この作品は『ドクター・ストレンジ』の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』に直結する物語でもあります。
フェーズ4-6『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』
全米公開日 | 2021年5月7日 |
主要キャスト | ベネディクト・カンバーバッチ エリザベス・オルセン 他 |
メイン・キャラクター | ドクター・ストレンジ スカーレット・ウィッチ |
なんと!MUC初のホラー作品になると言われている『ドクター・ストレンジ』続編(異様にタイトルが長い…)。
直訳すると「多次元の驚異」…?
でもなんかめっちゃかっこいいですよね…邦題の予想がつかない、いや、いっそ付けないで良いかも…。
今作には上述の『ワンダヴィジョン』で登場するスカーレット・ウィッチが参戦することも決定しています。
前作『ドクター・ストレンジ』から監督を務めるスコット・デリクソンが今作も続投、ホラーながらもPG-13指定ということ。
MCUのホラーなんて全く想像がつきませんが、タイトルにあるようにいよいよマルチバースについて言及されるのでしょうか!?
フェーズ4-7『ロキ』
全米公開日 | 2021年春配信(Disney+) |
主要キャスト | トム・ヒドルストン 他 |
メイン・キャラクター | ロキ |
全世界のロキたんファンのみなさま、お待たせいたしました!(私、大歓喜!)
ということで祝!ロキの単独ドラマ配信決定★(この部分だけテンションがおかしい)
でもタイトルロゴがちょっとダサい気がするのは私だけか…?
こちらはかねてから噂されていた、ロキが人類史のあらゆる場面に登場し、歴史上の出来事に思わぬ影響を与えるという内容通りのようです。
ちなみにこちらは『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』で四次元キューブを持ち逃げした後のロキのお話ということ。
フェーズ4-8『WHAT IF…?』
全米公開日 | 2021年夏配信(Disney+) |
主要キャスト | ジェフリー・ライト クリス・ヘムズワース トム・ヒドルストン ポール・ラッド 他 |
メイン・キャラクター | ウォッチャー MCUの登場キャラクター多数 |
MCU初のアニメ作品として発表された『WHAT IF…?』は、タイトル通りのMARVEL版もしもシリーズと言っていいでしょうね…?
マルチバースを監視するウォッチャー(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』にスタン・リーが演じて登場)が語り部となり、MCUに登場するキャラクターのあらゆる可能性について描かれるそうです。
なるほど、ウォッチャーがきっといかりや長介的な存在なのね…。
アニメ作品ですが、声優にはお馴染みのオリジナルキャストたちが出演するということ!
発表されたメンバーはかなり豪華!
アニメなので気軽に見れそうで楽しみですね!
二次創作などが好きな人にもおすすめかもしれません。
フェーズ4-9『ホークアイ』
全米公開日 | 2021年秋配信(Disney+) |
主要キャスト | ジェレミー・レナー 他 |
メイン・キャラクター | ホークアイ/クリント・バートン ケイト・ビショップ |
人類最強の弓矢おじさんホークアイ。
このたび彼の単独ドラマ制作もサンディエゴ・コミコンで発表されました!
主演はもちろん俺たちのジェレミー・レナー。
ジェレミーはこの作品について「他の誰かにスーパーパワーを持たないスーパーヒーローとはなにか?を説く」物語だと説明したそうです。
ということは、ホークアイの継承物語が描かれるではないでしょうか?
2代目ホークアイとなるケイト・ビショップが登場することも決定しているようですが、キャストなどは明らかになっていません。
フェーズ4-10『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』
全米公開日 | 2021年11月5日 |
主要キャスト | クリス・ヘムズワース ナタリー・ポートマン テッサ・トンプソン 他 |
メイン・キャラクター | ソー ジェーン ヴァルキリー 他 |
サンディエゴ・コミコン直前くらいに、知人から「ソーの4作目やるって」という情報が入り、前作から引き続きタイカ・ワイティティ監督が続投ということで「何も問題ありませんが?」と答えました(笑)
フェーズ4の締めくくりは、意外にも『マイティ・ソー』シリーズの新作でした。
MCU単独作品で4作目が作られるのはソーが初めてです。
しかし…副題の『ラブ&サンダー』って最高じゃないですか?
今までのMARVEL映画でなかったでしょう。こんなストレートに…ダサかっこいいやつ!
『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』のラストで宛てのない旅に出たソー。
アスガルドの新しい王となったヴァルキリー。
今作ではソーの元カノであったジェーンが再登場し、なんと女性版ソーになるという噂!
タイカ・ワイティティ監督も意気込んでいるということなのですが、いったいどうなってしまうのでしょうか!?
Disney+の作品は日本で観ることができる?
ご紹介したとおり、フェーズ4は映画5作品+ドラマ5作品の10作品から成り立っています。
ドラマが配信される予定のDisney+(ディズニープラス)は、2019年11月12日にアメリカでサービスが開始される動画配信サービスです。
米Walt Disney Companyは8月6日(現地時間)、第3四半期(4~6月)の業績発表後の会見で、11月に米国で提供開始予定の定額動画配信サービス「Disney+」のバンドルサービスを発表した。「Disney+」、「Hulu」、「ESPN+」の3つのサービスのバンドルを月額12.99ドル(約1400円)で提供する。
出典:ITmediaニュース
ディズニーは、2019年5月に動画配信サービスHuluの株式33%を保有する米Comcastとの契約したことによって、Huluの支配権を100%獲得していました。
その結果、Disney+とHuluというセット販売が現実味を帯びてきているように思います。
MCUファンにとっては、ディズニーが提供するコンテンツは大事なので、引き続き日本でのサービス提供の具体的な情報を待ちましょう!
MCU「フェーズ4」以降の作品計画はあるのか?
サンディエゴ・コミコンでは、フェーズ4以降の作品の可能性もケヴィン・ファイギ氏から語られました。
今後の作品の予定として、
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
- キャプテン・マーベル
- ブラック・パンサー
の続編の他に、注目を浴びたのが『グリーン・ブック』でおなじみのマハーシャラ・アリが主演を務める『ブレイド』がMCUに参入するということです!
『ブレイド』は、過去にウェズリー・スナイプス主演で3作品が公開された黒人ヴァンパイア・ハンターの物語。
一部のファンに熱狂的な人気があったため、再度製作されることに喜んだ人も多いはずです!
さらに…!
MCU版『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』の企画も進行中で…。
もう何でもありの世界になってきそうです(笑)
詳しくは、こちらの記事でフェーズ5を徹底的に考察していますのでご覧ください。
MCU「フェーズ4」新作紹介&考察まとめ
今回は、サンディエゴ・コミコンで発表されたMCUのフェーズ4作品についてまとめてみました!
新ヒーロー登場や人気キャラクターの続編など、ファンから言わせればここまで先の予定を決めてくれたなら、その日まで生きる!という希望にもなりますね★
MARVELのヒーローたちは、これからも私たちを楽しませてくれることは間違いないでしょう!
ひとまず『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編が公開されるまでは、世界が平和で毎日健康に行きられますように…と祈っておきます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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