「首くくりの犯人は井口」
井口(池田鉄洋)の次なるターゲットが吉佳(SUMIRE)だという事に気付いた雅人(古川雄輝)。
吉佳に急いで知らせますが、それと同時に井口も吉佳の家へ向かっていたのでした…!
いよいよ最終回を迎えた『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』。
衝撃の最終回を、ネタバレありでレビューしていきたいと思います!
目次
『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』第5話(最終回)あらすじ
野木は井口に用心するよう吉佳に伝えようとするが、井口は既に吉佳に接触していた。野木は吉佳の身を案じ、自宅アパート前で待ち伏せする。
野木は井口と対峙するが、スタンガンで攻撃を受けて気を失ってしまう。目が覚めると野木は監禁されており……。
井口は、捜査が自分の思惑通りにうまく運んだと意気揚々と捜査本部に返り咲く。そこへ1本の電話が入り……。
【ネタバレ】『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』第5話(最終回)の感想
井口(池田鉄洋)に捕まった雅人(古川雄輝)
吉佳(SUMIRE)との電話が切れた後、慌てて吉佳の自宅へ向かう雅人(古川雄輝)。
自宅の前の花壇にいたのは…井口(池田鉄洋)でした。
「始めてみた時からピンときたよ、まともな奴じゃないって」
そう言う井口に、
「だからってあんたの身代わりになるつもりはない」
と返す雅人。
井口が初めて雅人の自宅に訪れたのは、3番目の被害者を殺害した翌日。
被害者のKanaの香水の残り香が移った井口の香りに雅人は気づいたのでした。
「吉佳がどこにいるか知りたければ付いてこい」と言って雅人を連れ出した井口。
人気のない場所まで連れていくと、雅人をスタンガンで気絶させます。
目を覚ますと廃墟に閉じ込められていた雅人。
手には手錠がはめられ、柱に固定されていました。
目の前には1台のパソコンがあり、井口と吉佳との会話がリアルタイムで再生されています。
「雅人が心配か?」と井口が聞くと、「心配っていうか…そんなんじゃないけど。可哀想な人だな。私より全然可哀想。だから一緒にいられたのかも」と返します。
幼い頃の雅人の誘拐事件のことを、いつまでも引きずっている雅人を可哀想だから優しくしてあげたという吉佳。
吉佳は警護対象者を守る場所、と言って井口に倉庫に連れていかれます。
首くくりの5番目の被害者
倉庫に入ると、突然井口は吉佳に襲い掛かりスタンガンで拷問します。
そのまま脅され、首吊りのロープに自ら首を突っ込まされた吉佳。
足場はわざと不安定に作られ、背伸びをしてバランスを取らなければ足を踏み外し、ロープが首に食い込んでしまう状況。
泣きながらなんとかバランスを取り続ける状況で、井口が取り出したのは…Kanaの香水。
香水を吉佳に振りかけ、香りを堪能し満足した井口は、椅子に腰かけ恍惚の表情を浮かべて吉佳の必死の抵抗を見学しています。
そして、その時が。
いよいよ疲れ果てた吉佳は、足を踏み外し、足場は崩れ去り…。
しばらくもがき苦しんだ後、吉佳は動かなくなりました。
リアルタイムで動画を見させられていた雅人は、吉佳が死んだのを見届けると、壊れた様に笑い出します。
その日、自宅に帰った井口は定例行事なのか、豪華なディナーにワインを美味しそうに貪ります。
井口の自宅のリビングには、井口の母親と思われる女性の遺影が。
遺影にはKanaの香水が供えられていました。
ディナーの後で、雅人を閉じ込めていた廃墟へ行くと、手錠は外され雅人が消えていました。
首くくり事件終幕!
翌日、警視庁に出勤した井口に雅人から電話が入ります。
「俺が今どこにいるか分かる?あんたの家だよ」
「面白い冗談だ」
と言うも、これから井口の自宅で証拠を探すという雅人に不安を感じ、警視庁から飛び出して自宅へ向かう井口。
自宅へ戻ると雅人によってエレベーターは停止され、井口は自宅のある12階まで階段で駆け上がります。
疲れ果てて息も絶え絶えで自宅前に到着し、恐る恐る玄関のドアを開けます。
自宅の中は窓や換気扇などがビニールで目張りされて、奥の母の遺影の前には首くくりのロープが。
母の遺影を裏返し写真立てを開けると、中には5枚のSDカードが入っていました。
これは被害者の殺害した時の動画に間違いない!
「そこにあったんだ」
部屋には井口が首くくりの犯人だという証拠を探す雅人が潜んでいました。
家中に笑気ガス(強力な麻酔みたいなもの)が充満しており、それに気づいた時には時すでに遅し。
力が入らなくなった井口は、その場に倒れこみます。
ゆっくりと首くくりのロープを準備する雅人。
「殺しは難しいぞ。特に、最初は大変だ。上手くやらないと一生トラウマに付きまとわれてボロボロになる」
朦朧としながらも雅人を説得しようとする井口。
しかし、雅人は「もう一人やってるよ。親父を殺した」と言い、ロープに手をかけます…!
数日後、連絡の取れなくなった井口を探して自宅にやってきた警視庁捜査一課の面々。
自宅の中で首を吊っている井口と、雅人が作った井口の遺書を発見します。
自宅のPCには首くくりの犯行の一部始終が流され、被害者が怯え、苦しむ姿を心から幸せそうに眺める井口が映っていました…。
『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』第5話(最終回)まとめ
最後までご覧頂きありがとうございました✨
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雅人ことトレミーの過去を首くくり殺人事件を通して描いた『悪の波動 殺人分析班スピンオフ』も、ついに最終回を迎えました。
吉佳はやっぱり死んでしまっていたんですね~。
吉佳が最後に井口と会話した雅人への気持ちは本心だったのでしょうか?
「自分よりも可哀想な人だったから優しくしてあげた」
吉佳はそう言っていました。
ふたりで花壇に花を植えた時、家で夕飯を食べた時、あの時そんな気持ちでいたんだと思うと切なくなりますね。
首くくり事件は井口が真犯人だということが証明され、終わります。
事件から1年後、名前を変えて働いていたカフェで偶然塔子(木村文乃)に出会い、笑う雅人…。
首くくりの事件がなければ、雅人が吉佳と出会わなければ、この後の事件は起こらなかったかもしれませんね。
しかし偶然なのか、必然なのか。
事件は起こり、雅人はトレミーとして犯行に及ぶことになるんですが…。
『悪の波動』が終了したところで、11/17(日)からは『蝶の力学 殺人分析班』がいよいよスタート!
こちらも引き続きレビューしていきたいと思います!
『殺人分析班』シリーズの他作品ネタバレ一覧
【シリーズ1作目『石の繭』】
【シリーズ2作目『水晶の鼓動』】
【シリーズスピンオフ『悪の波動』】
【シリーズ3作目『蝶の力学』】