『東京二十三区女』第4話あらすじ・ネタバレ感想!壇蜜が演じる“お台場の女”がタクシーで向かった先とは…?

出典:『東京二十三区女』公式ページ

港区のお台場が舞台の第4話。

「お客さん、お台場ってなぜ“お”をつけるのか、知ってます?」

タクシーに乗った女社長・希恵(壇蜜)。

疲れているから早く六本木の自宅へ帰りたいという希恵ですが、タクシー運転手(竹中直人)はなぜか港区を徘徊し、全然到着しないのでした…。

『東京二十三区女』第4話あらすじ

『東京二十三区女』第4話あらすじ

「お客さん、お台場ってなぜ“お”を付けるのか、知っていますか?」

服飾デザイナーの希恵(壇蜜)は不思議な問い掛けをする運転手(竹中直人)のタクシーに乗り込むが、その運転手は目的地に向かわずに夜の港区の各地を徘徊する。

そして、走馬灯のように希恵の人生がよみがえる。

一体なぜ、目的地にたどり着けないのか……。

次第に明らかになる、希恵の残酷な真実と衝撃の結末とは!?
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『東京二十三区女』はWOWOWのオリジナルドラマとなっているため、ご覧のとおり2019年5月5日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

【ネタバレ】『東京二十三区女』第4話感想レビュー

おとぼけタクシー運転手(竹中直人)

タクシーに乗車しウトウトしている希恵(壇蜜)。

半分寝ている希恵に話しかけるタクシー運転手(竹中直人)。

「こんな時間に六本木に行くなんて、もしかしてお客さん六本木にお住まいなんですか?」

「ええ、まあ。そんなところです」

そんな会話をしながら六本木の自宅にタクシーを走らせます。

「お連れの方はご主人ですか?ご乗車された時、男性と一緒でしたよね?」

タクシーの中は希恵ひとり。

最初からひとりだったと伝えると「そうでしたか…。最近勘違いが酷くて…」という運転手。そんな勘違いしますかね?

話している最中にまたウトウトと眠る希恵。

高速を走るお台場の夜景がとても綺麗なシーンです。

「お客さん、もう着きますよ」

そう声をかけられて目を覚ますと見覚えのない風景。

どうやら目的地を勘違いしているようです。

さっきといい、勘違いばかりの運転手は、最近勘違いが酷くて~とか言いながら六本木に進行方向を変えたようです。

「さっき休憩しようとして埠頭に車を停めたら、埠頭に立っている人を見たんです。あれ、もしかしてお客さんじゃなかったですか?」

そんな所になど行っていないという希恵。

ものすごく疲れているようでまた眠ってしまいます。

また運転手に起こされると、ミラー越しにびしょ濡れの男が乗っています…!

…どうやら希恵の夢だったようです。

しかし、寝ている間にタクシーはまた全然違う場所に向かっていました。

さすがに怒れてきちゃいますね。

ですが、今度到着した場所には見覚えがあるようです。

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「どうしてあんな恐ろしいことをしたんですか」

到着した場所。

そこは…希恵が結婚当初に住んでいたアパートでした。

今は六本木に住んでいるセレブですが、結婚した当初はかなり庶民的なアパートに住んでいたみたいです。

アパートに到着すると運転手は、

「実は、埠頭であなたが何をしたか最初から見ていました。どうしてあんな恐ろしいことをしたんですか」

そう言って希恵に詰め寄る運転手。

ふ頭に立つ男性に現れる希恵。しばらく海を眺めるふたり。

「どうしてあんな恐ろしいことを」

まだ新人デザイナーだった希恵の才能を信じてくれた夫とふたりでファッションブランドを立ち上げた頃を思い出します。

軌道に乗った会社は六本木に会社を構えるまでになりましたが、ブランドの人気は衰え、次第に借金が増えていきました。

社員もどんどん退社し、いつしか借金は自分ではどうしようもないくらい膨らんでしまったようです。

「それであんな恐ろしいことを…。目的は保険金ですか?罪の意識はなかったのですか?」

あんな冷たく暗い海に尊い命を投げ捨てた、ご主人はどんなに苦しんだか…。

支え続けてくれた人なのに…そう言って運転手はどんどん希恵を追い込んでいきます。

そして衝撃的な事実が明らかになります。

「どうしてあなたは自ら命を絶ったのですか」

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希恵(壇蜜)の目的地とは…?

希恵は夫を海に突き落としたのではなく、自ら飛び込んでいたのでした。

生きることから逃げ、楽になりたかったと話す希恵。

「それじゃあ、行きましょうか」

運転手の仕事は、目的地まで送り届けること。

この時は現世との別れの時間だったと気付きます。

ーーー璃々子(島崎遥香)は病院を訪れます。

埠頭に身を投げた希恵は、かろうじて一命を取り留めました。

何か記事になるかもしれないと取材に訪れたのです。

しかし希恵は生きてはいるものの、自分が生きていることを否定し、精神的後遺症が残っていると医者は言います。

もう自分は死んでいると頑なに信じているようです。

取材も早々に引き上げる璃々子。

病室では希恵を心配そうに見守る夫の姿が。希恵は夫に気付きます。

「私生きている…」

そう言って抱き合うふたり。

璃々子は、島野に「希恵は何かに憑り付かれているようだった」と話します。

お台場の海は無数の怨念が漂い、呪われた場所、と島野は言います。

新聞の記事には希恵の夫が身を投げ死亡した記事が。

病室の夫は希恵に憑り付き、迎えに来たのでした。

「じゃあ、行こうか」

いつの間にかびしょ濡れの夫。

全て分かった希恵はその手を取るのでした…。

そしてまたタクシーに乗っている希恵。

今度こそ夫の待つ目的地へ向かいます…。

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『東京二十三区女子』第4話のまとめ

希恵は一度は命を取り留めたものの、希恵の後を追って死んだ夫のもとへ行ってしまいました。

恐ろしいというよりも、切なさが強く残るエピソードでした。

次回は、“板橋区の女”。

夫との不倫を疑い尾行する妻が見たものは…?

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