『東京二十三区女』第6話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!璃々子が東京の心霊スポットを巡っていた理由

ドラマ『東京二十三区女』第6話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『東京二十三区女』公式ページ

いよいよ最終話となる第6話は「品川区の女」。

品川区の交番勤務の木内巡査(白洲迅)は、最近感じる“視線”に悩まされていました…。

それではさっそく『東京二十三区女』最終回をレビューしたいと思います。

『東京二十三区女』第6話(最終回)あらすじ

『東京二十三区女』第6話(最終回)あらすじ

現存する江戸時代の処刑所、鈴ヶ森刑場跡。

品川区の交番に勤務する木内巡査(白洲迅)は、事件現場で何度も不審な女性を目撃する。

それは、璃々子だった。

木内は鈴ヶ森刑場跡に入っていく璃々子を問い詰めるが、璃々子は意外な事件の真相を語りだした。

木内を見つめていた人物の正体は一体誰なのか、そして、璃々子を取り巻く秘密も明らかになる衝撃の結末とは!?
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『東京二十三区女』はWOWOWのオリジナルドラマとなっているため、ご覧のとおり2019年5月19日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

【ネタバレ】『東京二十三区女』第6話(最終回)感想レビュー

木内巡査(白洲迅)の悩み

交番に勤める木内(白洲迅)。

彼には最近ある悩みがありました。

それは“視線”。

誰かに見られているような…。

そしてもうひとつ気になっていること、それは品川区で何度も見かける不振な女性。

この女性はフリーライターの璃々子(島崎遥香)です!

さらに、璃々子が立ち止まって見上げていたマンションは、以前老人が飛び降り自殺をした現場となったマンション。

その他にも、30代の男性の不審死があったアパートの前でも彼女を目撃する木内。

一軒家が燃える火災現場へ向かった時も、いつもの視線を感じ…。

野次馬の中に璃々子を探しましたが、いませんでした。

誰かが自分を見つめる視線。

さらに事件現場に必ず訪れる女。

そして、そんな木内に恐ろしい事件が襲いかかります!

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通り魔事件発生!その現場にも璃々子(島崎遥香)が現れる。

パトロール中の木内に無線が入ります。

車に乗っていた男女が何者かに刺されるという事件が発生したとのこと。

一番近くにいるのは木内と先輩巡査。急いで現場へ向かうと…。

車の中には、刺されて血まみれの男女がぐったりしています。

辺りを見渡しますが、犯人らしき人物は見当たりません。

木内は被害者の女性に「もうすぐ救急車が来ますから、頑張って」と励まします。

するとまた、あのいつもの視線…。

振り返りますが、誰もいません。

すると、後ろから抱きつかれます!

うわっ!しかし、それは意識を取り戻した被害者の女性でした。

木内に抱きつき「助けて…殺される、助けて!」と言い、また気絶してしまいました。

この事件の被害者の女性の名前は藤川奈緒。男性は佐々木圭史。

男性の方は意識不明の重体です。

意識がある藤川奈緒から事情聴取の結果、同じ会社の同僚だったふたりは佐々木の運転する車で帰宅途中に、何者かに車を停められて襲撃されたそうです。

そして、報道陣や野次馬の中に、また璃々子を見つけます。

木内は「まただ!」と、璃々子を尾行することにします。

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“八百屋お七”の恋

璃々子の向かった先、それは【鈴ヶ森刑場跡】でした。

ここは、江戸時代罪人の処刑場だった場所。

璃々子は木内の尾行に気づいていました!

「ここ3ヶ月頻繁にあなたを見かけるので。さっきも現場にいましたよね?一昨日の夜あなたは何をしていましたか?」

さらに、最近感じる妙な視線のことも璃々子に言います。

璃々子は少々ムッとして「私はあなたなんか見ていません」と答えます。

そして「何かあなたは大きな勘違いをしているんじゃないですか?」

璃々子は何か分かっているようですね!

さらに璃々子には火災の日も、通り魔事件の日もアリバイがあるようです。

「じゃあなぜ事件や事故があった場所ばかりを訪れているんですか?」

そう木内が聞くと、璃々子は東京のことを調べていると言い、この鈴ヶ森刑場の歴史を話し始めます。

江戸時代、この刑場では10万人とも20万人ともいわれる罪人の処刑が行われたそうです。

人が行き交うこんな場所で、なぜ刑が執行されたのか…それは見せしめのためです。

大勢の民衆に、火あぶりの光景やさらし首を見せることで、幕府の権力を誇示するためでした。

処刑された人の中には、“八百屋お七”もいました。

お七とは、江戸の町に火を付けた罪で、この鈴ヶ森刑場で生きたまま火あぶりとなった女性です。

生きたまま焼かれたお七の悲鳴は、江戸の町に響き渡ったそうです。

お七が火を放った理由、それは恋でした。

以前、火災があった時に家を焼け出されたお七は、ある男性に恋をします。

その男性を忘れられなかったお七は、火事が起こればその男性に会えるかもと思い、火を放ったのです。

璃々子は「呪いや怨念は、途切れることなく連鎖しています」と木内に告げ、去っていきます。

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通り魔事件の犯人が捕まる!?

通り魔事件の犯人は、現場近くに根城を構えるホームレスの仕業でした。

しかし、犯行を否認している犯人。

また璃々子を見かけた木内。

そこは30代の男性が不審死を遂げたアパートの前。

通り魔事件の犯人が逮捕されたことを報告し、犯人扱いをしてしまったことを謝罪します。

ただ璃々子は、あのホームレスが犯人だと思えないと言います。

そして事件が鈴ヶ森刑場の近くで起きたことを気にしているようです。

あの場所に封印された恐ろしい力…。

お七のことでしょうか?

さらに木内にヒントを与える璃々子。

「火災事件と通り魔事件。そしてあなたを見つめる視線の正体…。合わせて考えれば分かると思うんですが」

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視線の正体

その夜、交番に帰り、璃々子に言われたことを考える木内。

火災事件の現場で撮影した写真を見返します。

そこに、驚くべき人物が映っていました!

その人物とは、藤川奈緒。

通り魔事件の被害者の一人です。

あの視線は…。藤川奈緒だったのです。

交番の防犯カメラには、毎日のように藤川奈緒が交番の前を通り木内をじっと見つめる姿が映っていたのです。

パトロール中も木内の近くにいつもいた彼女。

そして、お七のことを思い出します。

彼女が罪を犯したのは、恋する人に会いたい一心からでした。

まさか…??

その時、交番の電話が鳴ります。その知らせでさらに驚愕の事実が!

もう一人の被害者の男性は一命を取り留め目を覚まし、証言を始めました。

その証言は藤川奈緒のそれとは全く違っていたのです。

なんと、男性は藤川奈緒に刺されていました。

さらに、藤川奈緒は病室を抜け出し、行方不明…。

そして…。木内はまた、いつもの視線を感じます。

後ろには……いるーーー!!

笑ってるー!!

木内にゆっくりとにじり寄る藤川奈緒。

彼女はナイフを持って木内に抱きつきます…。

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璃々子(島崎遥香)が東京で探しているものとは?

木内は藤川奈緒に刺され、意識不明の重体となってしまいました。

シーンは戻り…。

璃々子と木内が男性の不振死があったアパートの前で話しています。

あの日の会話には、まだ続きがあったようです。

東京が呪われている理由を語る璃々子。

それは、“ある人物”が東京のどこかに“ある呪い”の封印を解いてしまったから。

そしてその人物は、この一室で命を落としてしまったそうです。

例の不審死した男性の死の理由は、呪いの封印を解いてしまったからだったんですね!

「彼を成仏させるには、呪いの根源を突き止めなければならない。だからそれを求めて東京二十三区を巡っているんです。」

そう語る璃々子。

木内が「その彼は恋人だったんですか?」と聞くと、笑って「いいえ、先輩だったんです」と答えます。

この世界には人知が及ばないものが存在するということ。

璃々子はその先輩のために、東京の呪いの封印の場所を探していたのでした。

島野と璃々子の会話で、このドラマはエンディングを迎えます。

島野は「それで見つかったのか?この東京で探しているものは?」と聞くと、凛々子は「残念ながら品川では見つかりませんでした」と言います。

島野は、また悪態をつきます。

「これ以上、巻き込まないで頂きたい。暇じゃないんだ。幽霊とか怨念とか非科学的なものなんて認めてないからな」

凛々子は笑っています。

ふわっと島野は消えてしまいました。

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『東京二十三区女』第6話(最終回)まとめ

最終回を迎えた『東京二十三区女』。

最終話では、璃々子がなぜ東京の心霊スポットを巡っていたのかが明らかになりましたね。

そして、璃々子の亡くなった先輩とは…まさかの島野だったんですね~!!

確かにいつも璃々子といるようで、島野は璃々子以外と会話しているシーンが一切なかったですよね!

つまり、島野は璃々子にしか見えていなかった。

最後のシーンで消えた島野は成仏できたということだったのでしょうか?

そうだといいですね!

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