『東京二十三区女』第3話あらすじ・ネタバレ感想!桜庭ななみが演じる“池袋の女”の因縁と衝撃の結末

出典:『東京二十三区女』公式ページ

老いらくの恋がテーマの第3話。

今回は池袋が舞台です。だんだん面白くなってきました!

雰囲気は『世にも奇妙な物語』によく似た雰囲気の本作。

最後の最後までオチを見せない演出がにくいです…!

『東京二十三区女』第3話あらすじ

『東京二十三区女』第3話あらすじ

江戸時代から続くという“池袋の女”の因縁。

失踪した娘の澪(桜庭ななみ)を捜す男性(小日向文世)と出会った璃々子。

終戦後に造られた、多くの処刑された戦犯を弔うための巨大な墓だという噂もある東池袋中央公園で澪を見つけ出すが、澪は「私は、あの人の娘ではありません……」と璃々子に告げる。

“池袋の女”の因縁がもたらした衝撃の結末とは!?
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『東京二十三区女』はWOWOWのオリジナルドラマとなっているため、ご覧のとおり2019年4月28日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

【ネタバレ】『東京二十三区女』第3話感想レビュー

人探し

璃々子(島崎遥香)は初老の男性が道で倒れこんだのを偶然見かけ助けます。

娘を探している阿久根(小日向文世)というこの男性。

“澪(桜庭ななみ)”という名前の阿久根の娘は、一週間前に出ていったきり帰ってこないそう。

璃々子は阿久根の体を心配し、澪探しを引き受けます。

阿久根はシナリオライターのようです。

自宅に若手シナリオライターの高瀬がやってきて自分の書いた原稿をチェックしてもらいます。

「恋愛は障害があった方が燃え上がるよ」とアドバイスする阿久根。

この高瀬は数日前に澪を池袋の公園で見かけたそうです。

その話を聞いて阿久根は池袋を探し回っていましたのでした。

島野は、阿久根に変わって澪を探す璃々子に呆れながらも、今回もしっかり付き合ってくれます。

池袋は戦争前は人里離れた秘境と呼ばれ、魑魅魍魎の里だったと話す島野。

今の池袋からは想像もつかないですね!

そんなことを話しながら、池袋中央公園に向かうと、そこにはゆく当てもなく座り込む澪の姿が。

意外とアッサリ見つかりました(笑)

璃々子は澪に話しかけ、お父さんが心配していますよ、と伝えます。

澪はびっくりした顔をして「お父さんって誰のことですか?」と言います。

…こわい。

阿久根さん、あんな優しそうな顔してストーカーだったのか…。

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老いらくの恋

澪は阿久根の娘ではなく、家政婦でした。

阿久根は妻を早くに亡くしており、阿久根の財産を狙っている妹夫婦と一緒に暮らしていました。

亡くなった妻と瓜二つの澪。泣きボクロまで同じ位置にあるふたり。

阿久根は妻の面影を澪の重ねるうちに澪のことを愛してしまうようになります。

しかし阿久根の妹は、意地の悪い女で澪のすることすることに叱り飛ばします。

ある日、いつものように怒られ泣いている澪を見て、自分の気持ちが抑えられなくなった阿久根は澪を抱きしめ気持ちを伝えます。

阿久根の気持ちに初めは戸惑うも澪も阿久根を愛するように。

阿久根さん、ストーカーではありませんでした。

澪の母親は池袋でスナックを営んでおり、男性関係が派手だった母は澪の父親が誰なのか分かりませんでした。

阿久根は澪のことを死んだ妻に重ね、澪は阿久根を見たことがない父に重ねていたんですね。

気持ちが通じ合い、幸せだったふたり。

しかし、それから阿久根の自宅では、不気味なことがたびたび起こるようになりました。

時計から変な音がしたり、電球が割れたり、食器が全て棚から飛び出し粉々に割れたり…。

澪は自分がいるせいでこの家で怪奇現象が起きている、と思うようになりました。

阿久根にもしものことが起こってはいけないと家を飛び出した澪。

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【池袋の女】の伝説

阿久根は日記にこう書きます。

「もう彼女に会うことはできないのだろうか。もしそうならこれ以上生きている意味がない。彼女は私の全て」

そう書いた時、時計からまたおかしな音が聞こえます。

人の気配を感じて振り返りますが…誰もいないような、いたような。

いや、いたような気がするぞ…!

その時、玄関のチャイムが鳴ります。

阿久根の家を訪れた人物、それは澪でした。

しかし澪は戻って来たのではなく、今までお世話になったことのお礼を言いに来ただけだと言います。

阿久根はこの一週間の間に妹夫婦を家から追い出していました。

もう妹はいないから心配するなという阿久根に、家を出たのは妹のせいではないと言う澪。

阿久根と自分では身分が違う。

私は生まれも育ちも人に言えるものじゃない。だからこんな関係になった後もずっと葛藤していた、と語る澪。

しかも不吉なことばかり起こるようになってしまい、阿久根にもしものことがあったら、と終わりにする決意を固めたのでした。

帰ろうとする澪を引き留め、君が必要だという阿久根。誰が何と言おうと君を守る。

これからの生涯は君に捧げると言います。

阿久根さんの自宅前には璃々子と島野が。

島野は【池袋の女】という言い伝えを話し始めます。

それは江戸時代の伝説で、ある武士の家に池袋出身の女が女中としてやってきます。

女中が来てから、その家ではおかしな物音が聞こえたり、皿が割れたりと怪異が起こるようになったそうです。

その家の主人は、女中と密通していました。

怪異に困り果てた主人が、女中を池袋の実家に帰すと怪異はぴたりと止んだという話。

その話が噂になり、池袋の女に手を出したら怪異が起こるという言い伝えができたそうです。

まさに阿久根家で起こったことそのままですね!澪も池袋出身ですから。

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澪(桜庭ななみ)の正体

その後、結婚した阿久根と澪。

しかし、穏やかな結婚生活は長くは続きませんでした。

ある日、澪が珈琲を出して飲んだ阿久根は、発作を起こし入院。

そのまま帰らぬ人となりました。

「ご臨終です…」

病院のベッドの脇で泣き崩れる澪。

医師とナースが部屋を出ていくと「もういいよー」と男の声が。

その声の人物は…新米シナリオライターの高瀬でした!

実は高瀬と澪はデキていて、高瀬と澪は阿久根の財産を狙ってこの計画を行ったのです。

澪が最期に阿久根に飲ませた珈琲。それに毒を盛っていた澪。

「それもういいんじゃない?」と高瀬が言うと、澪は泣きボクロのシールを剥がします…!

なんてこったい!

数日後、阿久根のお葬式も済み、自宅を訪れる高瀬。

キッチンに向かっている澪に背中から話しかけます。

「この家も財産も俺たちのもんだ。今日からここで一緒に暮らそうか。(なんちゅう図太い神経)そういや、あのジイさん、恋愛には障害があったほうが燃え上がるとか言ってたけど、まさか自分に降りかかるとはなー」とか言って、澪を見ると……!!

一方、澪は阿久根の書斎にいます。

遺品を整理していると、阿久根の日記を見つけます。

そこに書いてあったのは、【池袋のお女】の伝説。

阿久根は伝説のことを全て知っていました。

災いが起こる原因が澪だったとしても、それで自分に何が起ころうと、澪を失うよりはずっと良かったんですね。

澪は全てを悟ってまでも自分を愛した阿久根に何を想ったのでしょう。

キッチンから高瀬の叫び声が!

駆け付けると、倒れている高瀬。

澪のもとへキッチンからゆっくり誰かがやってきます……。

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『東京二十三区女】』第3話まとめ

澪は、最初から高瀬と一緒に阿久津をだますつもりなら、なぜ家出したのか?

そこの部分は語られませんでしたが、もしかしたら阿久根の優しさに触れ、手にかけるのを迷ったとか?

でも結局は自分から戻り、阿久根を殺してしまいましたが。

阿久根の日記には、高瀬とのことは書かれていなかったので、ふたりのことまでは分かっていなかったと思いますが、自分に災いが降りかかるであろうことは予測していた阿久津。

それでもそばにいて欲しかったのは、本当に澪を愛していたのか、妻に良く似た澪だったからなのか…。

孤独とはそれほどまでに恐ろしいものなのですね。

今まで阿久根の家で起こった怪奇現象や、最後のシーンでキッチンにいた女性は、高瀬も澪だと思って話していることから、阿久根の亡くなった妻だと思います!

でも、なんだか腑に落ちない分からないことがある。

この曖昧さが、『東京二十三区』の魅力なのかな~なんて思います!

次回第4話は、壇蜜さんが主演の『港区の女』。お台場が舞台です!

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