『シャーロック』第8話あらすじ・ネタバレ感想!守谷の存在にグッと近づく終盤戦

ドラマ『シャーロック』第8話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『シャーロック』公式ページ

「自主性が大事」

この言葉からすべての悲劇が始まっていきました。

守谷壬三にも少しずつ近づいていましたが、今回は安蘭(長谷川京子)に近づき最大の敵に対して大きな一歩を踏み出すことになります。

そして、獅子雄(ディーン・フジオカ)の新たな一面も見られるとっても面白いストーリーになっています。

それでは、ドラマ『シャーロック』第8話をネタバレありでレビューしていきます。

『シャーロック』前回第7話のあらすじと振り返り

第7話は昔の事件というか有名人に焦点をあてた事件でした。

鼠小僧という言葉をご存じですか?今では認知症と言われていた、ある一人の老人とその親友が起こした事件です。

寅二郎(伊武雅刀)さんはすでにデイサービスに通っている認知症と思われる老人でしたが、デイサービスの帰り道に黒づくめの二人組に連れ去られてしまいます。

心配になり探し始めた孫の虎夫(山城琉飛)は、獅子雄(ディーン・フジオカ)と潤一(岩田剛典)の元を訪れて寅二郎を見つけてほしいと頼みます。

虎夫の頭の賢さに魅了された獅子雄は事件に興味を持ちますが、数日後に寅二郎は連れ去れた場所で見つかります。

寅二郎が通っているデイサービスにいる女性が開かずの金庫を開けるために、寅二郎を誘拐し金庫を開けさせていました。

守谷は出てきませんでしたが、獅子雄に対して潤一の理解が深まってきたのではないかと思い、良いコンビだなとほっこりしました。

ドラマ『シャーロック』第7話あらすじ・ネタバレ感想!山城琉飛 、伊武雅刀がゲスト出演

【ネタバレ】『シャーロック』第8話あらすじと感想

男性の愛の心中!?

ある日、経産省に勤めているエリート男性2人が自宅にて心中している事件が発生します。

獅子雄(ディーン・フジオカ)は最初、事件には興味を示しませんでしたが、事件現場には二人の男性には関係ない写真がありました。

その写真にはライオンが撮影されており、一枚は吠えている写真で二枚目はすでに息絶えている姿でした。

なぜライオンの写真が残されていたのかという疑問を潤一(岩田剛典)が投げかけると、ライオンは別の呼び方をすると獅子だということに気すきます。

なんだか獅子雄に対して挑戦状をたたきつけたようなこの事件に、獅子雄と潤一が挑みます。

発見された男性は、経産省勤務の柴田雅樹(久保田悠来)と永田町でテーラーという会社に勤務している三崎雄一(佐伯大地)です。

一緒になることができないので、ともに人生を歩みたいがために心中する愛の形だと最初は思っていました。

きれいな亡くなり方でもありますが、またもや事件の現場に残された写真とその裏に書いてある文面で不可解な事が分かります。

文面の内容は次の通りです。

  • 「僕は日本のリーダーになれなかった」
  • 「先に旅立つ、あちらで待っている」
  • 「赤い蛭が空から繰り返し降ってくる」
  • 「setbvvrlaxsmjzvwy」

誰でも最初は遺書に思います。

でも、この中には暗号が隠されていました。

ミルトモライター

獅子雄が物知りとは言え、解き方に手が込んでいてこれは誰でも解けないよ!赤い蛭という言葉と意味の分からないアルファベットこれが意味しているのは!?

たどり着いた先に悪女

暗号を解いた獅子雄が真っ先に口にしたのは「サットン」という暗号です。

「サットン」というのはビジネススクールの名前であり、さっそく潤一と獅子雄は話を聞いてみることにしました。

そこには校長の安蘭世津子(長谷川京子)がいました。

柴田と三崎はもともと「サットン」の卒業生です。

こんな面白い事件はないと獅子雄も乗ってきました。

獅子雄は安蘭を見て以前どこかで見たと感じましたが、どこで会ったのか分からないので聞くことをやめました。

安蘭は柴田と三崎が心中したことに関しては否定も肯定もしないと言い、獅子雄と潤一を追い返しました。

柴田はビジネススクールでも優秀な生徒で、卒業後には運営を手伝っていました。

安蘭の秘書である北山(谷村美月)は柴田のこともよく知っていましたが、あまりいい印象を抱いていないのか否定的、且つ感情的な言葉を残し獅子雄の元を後にしました。

ミルトモライター

北山は柴田のことが好きだったのかな?

獅子雄(ディーン・フジオカ)の家族

柴田のお葬式に行ったときに、獅子雄は異母兄弟と再会します。

トップ官僚の万亀雄(高橋克典)は柴田とも面識があり、優秀だったと獅子雄に話しますが、獅子雄が「サットンビジネススクール」について聞くと顔色が変わりました。

ミルトモライター

ここで『モンテ・クリスト伯』のコンビによる共演が見れて最高でした。

サットンビジネススクールは、1977年に時代に新しいリーダーをというコンセプトを持ち、日本に持ち込まれたビジネススクールです。

卒業生の紹介でしか入学することはできないという点や、1人しか紹介できないというルールの元で優秀な人材を多く生み出していくというのが経営理念です。

ですが、2010年にサットンビジネススクールを安蘭が買い取ってからは紹介できる人を2人に増やしたため、生徒が増えていきました。

しかし、万亀雄はサットンビジネススクールにだけは関わらない方がいいと話します。

一度は経産省も調査には入っていたものの何もつかめなかったので、柴田が調査をするためだけにサットンビジネススクールに入学していたことを知ります。

そこで獅子雄は、安蘭の後ろには誰かいるのではないかと思いましたが、万亀雄はそれ以上は語らずに獅子雄の元を後にしました。

万亀雄の話を聞き、柴田はスパイであったために殺害されたのだと気づきました。

事件のことを調べている獅子雄は、安蘭ではなく北山が怪しいと言い、現場の防犯カメラを調べてみるように話しました。

事件の真相と守谷に洗脳された存在

獅子雄は事件の真相を解きに行くと言って潤一に留守を頼みましたが、ここで潤一は獅子雄がいつも見ている前世殺人のスクーリングDVDを見ます。

そこで、殺人を犯したS・Aという名前の女性が安蘭世津子なのではないかと気づきます。

そして、突然潤一たちの家に万亀雄が訪ねてきて獅子雄がどこに行ったのか知らないかと聞かれます。

潤一は「どこにいるのかは知らないけど、殺人犯を捕まえに行っている」と伝えました。

実は万亀雄は、獅子雄にサットンビジネススクールのことを話した時点で、獅子雄にビジネススクールも世津子のことも潰してもらおうと考えていました。

ミルトモライター

すごくずる賢いところも『モンテ・クリスト伯』の時から変わってない感じだけど、この共演はシンプルに萌えました。

一方で、獅子雄はレオに安蘭に伝言を伝えるように言い、事件解決のために安蘭と北山の元へ向かいました。

柴田と三崎の心中現場に残されていた暗号は安蘭が考えたものだと見抜いていた獅子雄は、暗号を解かせたのは罠だったと言いました。

そこで、獅子雄は今回調べた安蘭世津子についての自由研究の内容を話し始めます。

安蘭は1978年生まれ、高校時代からある人物の元で政治経済を学びます。

32歳になった時に、その勉学を学んだ人物からサットンビジネススクールの経営を任されます。

安蘭は柴田を気に入り、優秀に育ってくれた柴田に目をかけていたので運営まで手伝わせましたが、ある日スパイであることを知ってしまいます。

内部の情報もすべて手に入れられたと察知した安蘭は怒りが頂点に達し、北山を使い柴田を殺害しました。

北山は否定しましたが、そこ後安蘭は前世殺人で殺害を自供していた女性だったことを聞かされた北山は動揺してしまいます。

ライオンの写真を使ったのも獅子雄をおびき寄せるためだったのです。

安蘭を支配していたのは守谷壬三であることも獅子雄は見抜いていました。

獅子雄は安蘭こそ真の可哀そうな女性で、長年守谷に操られていいようにされてきた存在だというと、安蘭の顔が少しずつ変わってきました。

獅子雄の合図で安蘭たちの元へ乗り込んでいく礼二(佐々木蔵之介)たちでしたが、獅子雄の推理はまだ続いています。

北山は柴田に恋心を抱きましたが、三崎と交際していることを知りひどく傷つき、その気持ちを利用されて殺害に手を貸してしまったのです。

全てを解明したのにも関わらず、安蘭は毒の入ったチョコレートを食べて自殺してしまったのです。

ミルトモライター

S・Aの正体がここで判明しましたね!本当に面白い。

『シャーロック』第8話まとめ

『シャーロック』第8話は、守谷に大きく一歩近づきましたが、やはりこれからの期待は最終章に突入し、守谷のことがどれだけ描かれるのか?です。

そう期待していますが、次回予告では何も関係ないレストランの話っぽいです。

少しがっかりされている方もいらっしゃるかもしれませんが、しかしサブタイトルが「別れの予感」です。

この言葉の意味は気になってきますね。

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