『シャーロック』第7話あらすじ・ネタバレ感想!山城琉飛 、伊武雅刀がゲスト出演

ドラマ『シャーロック』第7話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『シャーロック』公式ページ

今回はなんと、ドラマ『モンテ・クリスト伯』で共演した俳優2名が『シャーロック』第7話でゲスト出演することが決まりました。

ある認知症のおじいちゃんを探そうとする少年から物語が始まります。

そのおじいちゃんは、世紀の大泥棒かもしれません。

それではさっそくドラマ『シャーロック』第7話をネタバレありでレビューしたいと思います。

『シャーロック』第7話あらすじ

誉獅子雄(ディーン・フジオカ)と若宮潤一(岩田剛典)が、いつものようにもめている。

自分のスイーツを食べたと怒る若宮に、獅子雄が証拠を出せと反論。

すると獅子雄は、若宮自身が食べたことを習慣としての固定概念から失念したのではないかとさえ言い出す。

獅子雄は自分が小学生の時にクラスで起きた盗難の例を話した。

教師が固定観念から行った犯人探しを覆して真実を突き止めたと話す獅子雄に、若宮はイヤなガキだとため息。

ドラマ『シャーロック』第7話あらすじ

そんな時、羽佐間虎夫(山城琉飛)という少年が訪ねて来た。

虎夫は獅子雄に依頼に来たと告げる。

だが、獅子雄は若宮に任せて奥の部屋へ。

仕方なく若宮が、獅子雄として虎夫の依頼を聞く。

虎夫の依頼は行方不明になった祖父、寅二郎(伊武雅刀)探し。

虎夫は河川敷で、寅二郎が持ち歩く小袋を発見していた。

本気で取り合おうとしない若宮に、虎夫は本物の獅子雄を出せと迫る。

すると、うそを見抜いた虎夫に、若宮より賢そうだと獅子雄。

そして、小袋の中を確認した獅子雄は、寅二郎は危険人物かもしれないと、虎夫に発見場所へ案内するよう促す。

ドラマ『シャーロック』第7話あらすじ

小袋の発見場所には、3人分の足跡が残されていた。

しかし、途中で2人に。

タイヤ痕もあることから、寅二郎は2人組に襲われ車で連れ去られたと推測される。

だが、付近のホームレスたちは不審な車は見なかったと証言。

獅子雄と虎夫は、寅二郎が行方不明当日に出かけたデイサービスの介護施設へ向かう。
出典:『シャーロック』公式ページ

【ネタバレ】『シャーロック』第7話の感想

突然、少年現る

潤一(岩田剛典)の大好きなプリンが無くなったことで少し喧嘩になっていた獅子雄(ディーンフジオカ)たちの元に、いつもは鳴らないインターホンの音が鳴り響きます。

その少年は、「獅子雄さんはいますか」と助けを求めていました。

羽佐間虎夫(山城琉飛)は、配られていたチラシを見て獅子雄に調査をしてほしいと頼みに来ました。

調査の内容は、祖父・寅二郎(伊武雅刀)が行方不明になってしまったので行方を調べてほしいとのことです。

潤一は、捜索願を出せば警察が調べてくれると言いました。

しかし虎夫は、警察に捜索願を出したとしても調べてもらえなかったからわざわざ獅子雄の元を訪れたのです。

どうしても探してほしいという虎夫は、潤一が獅子雄ではないことに気づいていました。

獅子雄は虎夫が言うことに関して共感しましたが、子供なのにとても頭が良い子供です。

寅二郎が落としていったお守り袋の中には得体の知れない粉末が入っていました。

その粉末は何なのか分かりませんが、獅子雄は虎夫の頭の良さに関心して調査をすることにしました。

事件の捜査

お守り袋が落ちていた周辺を捜索していると、げそ痕がありました。

大人が3人そこで争ったかのような草の倒れ方をしており、うち一人が寅二郎である可能性が高いのです。

その推測通り、残り二つの足跡は急に重いものを担いだのか深くなっており、車のタイヤ痕も確認されました。

周囲は昼間だと人の出入りも多い土手で、見晴らしもいいので何か異常があれば近くの家の住人たちが気が付くはずなのです。

よって誰も寅二郎のことを見ていないとすると、夜の犯行であることが必然的に推測されます。

近くに入り浸っているホームレスにも聞き込みをしましたが、不審な車は見ていないと証言されました。

次は、寅二郎が通っていたデイサービスでの聞き込みをしていましたが、そこには一台黒い車が止まっていました。

寅二郎を担当していたのは「長嶺」という女性で、行方不明になった当日はデイサービスから車を出してもらえるのに気分がいいので歩いて帰ったのです。

その日、寅二郎は4時40分ごろにはデイサービスを後にしていますが、その後の足取りが分かりません。

家までは歩いて10分もかかりません。

施設長の「寺島」という人物が送り迎えをしていますが、なぜか寺島と長嶺の靴が汚れているのを獅子雄は見逃しませんでした。

そして、数分もしないうちに寅二郎が見つかったと虎夫の母親から連絡が入ります。

道を歩いているところを母親が見つけましたが、放心状態で何も話そうとしません。

認知症の症状が出ているのだと獅子雄に説明しますが、納得はしていない獅子雄です。

すると、寅二郎の親指にバツ印の彫り物があることに気付きます。

お守り袋も約60年ほど前の物で、当時日本は高度経済成長期にあり、センセーショナルな事件も多い時期でした。

本当にヤバイ人物なのかもしれませんが、何も話せないはずなのに獅子雄の言葉には反応しています。

なので、獅子雄は寅二郎に話す気になれば連絡が欲しいと名刺を置いて家を後にしました。

すると何日も経たずに獅子雄の元を寅二郎が訪れました。

過去の出来事

寅二郎は認知症のフリをしているだけで、本当は普通に話ができる方でした。

過去の出来事がバレてしまうといけないので、普段からあることなすこと嘘を話し、認知症のフリをしていたのです。

ですが、行方不明になった当日、土手を歩いていると後ろから突然袋をかぶせられました。

土手を転げ落ちた寅二郎を二人組が車で連れ去りました。

2時間ほど走った時、車から突然降ろされて監禁されていました。

足は鎖でつながれていましたが、目の前には金庫が置いてあり、開けるように指示がされました。

中身は一切見ないことが条件で開けるだけで良かったのですが、犯人の顔は一切見えないままでした。

寅二郎は昭和の時代に金庫破りを行っており、それを知った誰かが開けるように指示したらしく、金庫破りの道具も一通りそろっていました。

2日間経って金庫は開きましたが、中身は見ていないと言いました。

獅子雄は、普通ならもっと早く開けられたと言う寅二郎に、親指を使っていれば48時間もかからなかったと言われると急に怒り出しました。

どうして親指を使わないのかは分かりませんが、過去の事件で「須磨寅」といわれる金庫破りがいたと判明しました。

その須磨寅が起こした最後の事件の現場に犯人の物と思われる右手の親指が残されていたのです。

このことが関係しているのかは分かりませんが、次第に獅子雄は事件の真相が見えてきます。

事件の真相

事件の真相を知るために虎夫と獅子雄は一芝居をうち、長嶺と寺島にわざと事件当日の犯行再現をさせる行動を取りました。

そして、真相がやっと分かりました。

デイサービスの長嶺と寺島は、歩いて帰った寅二郎の後を追って誘拐し、監禁しました。

しかし、その場所は2時間走った先ではなくデイサービスのシャッターがしてある物置部屋でした。

カタカタ震えていた音はシャッターの音で、金庫の中に入っていたのは、聖徳太子が描かれたお札と金庫破りの道具や当時須磨寅のネズミが残していた紙でした。

お札には血痕が付いていましたが、60年前最後の金庫破りの時金庫を破った二人の前にやくざの構成員が戻ってきて、刀を抜き二人に襲いかかったのです。

寅二郎と一緒にやっていた銀次は、寅二郎のことをかばい右手の親指を失いました。

今回の一件はすべて銀次がやったことではないかと言いますが、すでに銀次は去年亡くなっていました。

そして、その介護をしていたのが長嶺だったのです。

銀次がお金を半分くれると言いますが、半分は寅二郎に返してほしいと生前に言われていました。

欲を出した長嶺は、すべてのお金を自分の物にしようとして寅二郎を襲い金庫を開けさせていたのです。

『シャーロック』第7話まとめ

今回は、礼二(佐々木蔵之介)の出番が少なかったですね。

世紀の大泥棒や鼠小僧に焦点が当たるとは思ってもいませんでした。

長年離れていたにも関わらず、お互いのことを気にかけていた銀次と寅二郎の絆にグッと来ましたが、それ以上に人間の欲は怖いと思いました。

守谷にたどり着くヒントはまだ何も出てきていませんが、そろそろ終盤戦ですので何か出てくるかもしれません。

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