今回の事件は、ボクシングチャンピオンに隠された過去の秘密と本当の愛を描くストーリーです。
本当に好きになった相手はそばにいなくっても大切なものを残してくれました。
その大切なものとは何だったのでしょうか？
そして、事件の犯人はいったい誰なのか…ハラハラドキドキの展開が待っています。
さっそくドラマ『シャーロック』第4話をネタバレありでレビューしたいと思います。
目次
『シャーロック』第4話あらすじ
誉獅子雄（ディーン・フジオカ）は、若宮潤一（岩田剛典）とボクシングの試合観戦。
ボクシングのこととなると熱くなる獅子雄が飛ばすキツい野次に辟易する若宮は帰ろうとするが、獅子雄に無理矢理引き止められウンザリ顔。
この日のメインイベントは、二階級制覇の世界チャンピオンである梶山裕太（矢野聖人）の初防衛をかけた注目の戦い。
観客のボルテージも最高潮となる中、その時を迎えた。
しかし、リングアナウンサーが派手にコールするも、梶山は一切姿を現さない。
異様な状況に観客がどよめき始めると、梶山急病による試合中止のアナウンスが。
騒然とする観客席を後に、獅子雄は若宮の制止も聞かず梶山の選手控室へと入って行ってしまう。
すぐに獅子雄は、梶山の急病は嘘と見抜き、ボクシングジム会長の石橋卓也（金子ノブアキ）に梶山を出せと迫る。
その時、江藤礼二（佐々木蔵之介）が現れ、梶山の行方を捜していると言う。
一時間ほど前に、近くの坂で、ある男性の遺体が発見され、付近で梶山が目撃されていたのだ。
世界チャンピオンから一転して殺人事件の重要参考人となった梶山は一体どこへ消えたのか？
そんな中、獅子雄は、梶山の控え室に置かれたプレゼントの山の中に、女性物の傘を見つけ目を輝かせる…。
出典:『シャーロック』公式ページ
【ネタバレ】『シャーロック』第4話の感想
プロボクサー梶山裕太（矢野聖人）の逃亡
事件は突然始まります。
人気ボクシング選手として有名な梶山裕太（矢野聖人）は、会長の石橋卓也（金子ノブアキ）と何か秘密を隠しているのです。
その秘密が何なのかは分かりませんが、大きな秘密であることは間違いありません。
リングから名前を呼ばれても裕太は出てこないままで、「急病」のためリングに上がることができないと説明されました。
試合が始まる前、控室で誰かに呼ばれたような表情をしていた裕太は一体どこに行ってしまったのでしょうか。
当然出てこないことに怒ったファンでしたが、中でも観戦にきていた獅子雄（ディーン・フジオカ）が激怒し、関係者しか入れない控室に乗り込んでいきました。
獅子雄もこのボクシングの試合を潤一（岩田剛典）と共に見に来ていたのです。
会長たちに「裕太はどこに行ったのか」と聞いていると、獅子雄の名コンビである礼二（佐々木蔵之介）もやってきました。
獅子雄や会長はなぜここに礼二が来たのかが分からないため、理由を聞きます。
その理由は、裕太が昨夜起きた死亡事件に関係している可能性があるということでした。
そのため警察が行方を追っていますが、裕太はそのことを知ってか行方をくらませてしまいました。
一体裕太はどこに行ってしまったのでしょうか。
事件の捜査の開始です。
事件捜査
会長の証言によると「裕太は試合直前まで会場の控室にいた」という証言でした。
警察の調べでは、会場から死亡事件の現場までは車で行けば10分～15分で着きます。行けない距離ではありません。
しかし、獅子雄は試合放棄をすればいけない理由がきっと裕太にはあったはずだと言い、控室に置かれていたプレゼントが目に入りました。
一見すると何も分からないのですが、獅子雄が目をつけたのは傘でした。
雨も降っていないのに、なぜ傘がプレゼントされていたのかが分からないのです。
その傘には手紙とブランド名が書かれていました。
そして、傘は男性が持つには少し派手なオレンジの傘でした。
獅子雄は面白い事件が舞い込んできたと少し楽しそうにしています。
被害者は前科ありの村川正輝という28歳の男性です。
村川は大学生の時、ふざけて千都公園にあるつり橋型の遊具のロープを故意に切断しました。
それを知らない遊具の利用者が次々とケガし、その中の数名が大けがを負った事件です。
村川には「傷害罪」と「器物損壊罪」で懲役3年・執行猶予もつきました。
村川は死亡前に何度か顔を殴られたような皮下出血があり、殴ってから階段の上から突き落とされて死亡したのではないかと予測されました。
ただし、獅子雄がおかしいと思った点がひとつ。事件の目撃証言です。
目撃者の証言はとても正確でしたが、事件現場で目撃されたのではなく、近くの駅から殺害現場に向かう所を目撃されていたのです。
そして捜査を進めていくと、ある事実に辿りつきました。
遊具の事件でケガをした人数は3人。
65歳男性と孫の3歳になる男の子、そして6歳の息子を連れていた30代母親の計3人が重軽傷を負っており、重症だったのは65歳男性と30代母親です。
二人とも骨折などで当時入院していましたが、30代の細谷優子（小島藤子）という女性は頸椎損傷により長年入院を余儀なくされた後、享年37歳という若さで死亡しています。
事件当時6歳だった長男の細川潤（小林喜日）は現在14歳になり、文京区の中学校に通い祖母に引き取られています。父親はいません。
獅子雄は潤を疑いましたが、潤一は一度改めて潤のことを深く調べてみることに。
潤の祖母に、当時の潤の様子や今の様子を聞いていると、潤は優子が亡くなってから帰りが遅くなり、お小遣いを上げろと少し素行が悪くなっているようです。
祖母は父親のことも何も知りませんでした。
しかし、優子の家に行ってみると、そこには裕太の控室にもあったオレンジの傘がありました。
ここまでの事実を見ると、優子・潤のどちらかと裕太に繋がりがあると推測できます。
ですが、どうして繋がりがあるのでしょうか。
空白の1分間と卓也の想い
獅子雄は事件を解決するために、裕太の所属するボクシングジムの会長・卓也に接触しました。
すると、裕太から卓也宛てに遺書のようなものが届いてたことが分かります。
卓也は亡くなった優子とも以前から面識がありました。
実は裕太は、優子のもともとの教え子で当時素行が悪かった裕太を卓也の元へ連れていきました。
それから、裕太がボクシングを始めたのです。
実力があった裕太はメキメキと力をつけていきましたが、同時に優子とも交際をしていたのです。
1年後に、優子は卓也に裕太の子供を妊娠したと告白します。その子供が潤だったのです。
今が一番大事な時だと知っているので、優子は黙って姿を消すと言って裕太の前から姿を消しました。
それから時が過ぎて、潤がボクシングジムにやってきたという所までは本当でしたが、卓也が裕太から届いた遺書というのがウソでした。
その文面は獅子雄が控室に置いてあった傘に添えてあった手紙の文面をまねしたものでした。
控室にあった手紙は卓也が書き、裕太を動揺させたのです。
裕太は息子が罪を犯してしまうのを止めようとして試合を放棄しました。
裕太は急いで事件現場に行きましたが、すでに村川は死亡していました。
殺害したのは卓也です。卓也の犯行動機は優子でした。
卓也が以前から密かに想いを寄せていた優子は裕太のことを好きになり、裕太との子供を妊娠しました。
そんな優子のことを奪った裕太をどん底に突き落としたかったのです。
嫉妬した卓也は遊具の事件の犯人を殺害し、その罪を裕太に擦り付けようとしたのです。
『シャーロック』第4話まとめ
🎬#シャーロック
#今夜9時から放送の4話 はチャンプの失踪🥊
後楽園ホールにて#ディーンフジオカ さん #岩田剛典 さん #佐々木蔵之介 さん #金子ノブアキ さん #矢野聖人 さん #小林喜日 くん
皆んなで #ファイティングポーズ✊
頂きました📸
皆さんお楽しみに😊#今夜9時#月9#フジテレビ pic.twitter.com/kpExgWcb6y— 【公式】月9『シャーロック』（フジテレビ）10月スタート！ (@SHERLOCKcx) October 28, 2019
好きだった人が他の人を好きで、しかも急にいなくなってしまい、もう会うこともできないと分かった時、どうにもならない感情になってしまうのは分かります。
しかし、一生懸命にボクシングで頑張ってきた教え子のような存在を蹴落とすことは何の復讐にもなっていません。
今回、殺害された被害者は好きな人を殺してしまったいわば加害者なので何とも言えませんが…。
潤くんがこの先父親である裕太と幸せに暮らせることを祈りたいです。
