2019年8月23日~8月25日(現地時間)に、アメリカで行われていた【D23 Expo 2019】にて、MCUフェーズ4に新しいドラマ作品が追加されるというビッグニュースがあったばかりです。
MCUフェーズ4の新作紹介&考察についてはこちらの記事をご覧ください。
まだ興奮冷めやりませんが、こちらの記事では、さらにその先のフェーズ5についての考察記事を書いていきたいと思います。
ぜひMCUの未来予測のひとつの参考としてお役立ていただけると幸いです。
目次
MCUフェーズ5全体についての考察
まず、どうしてフェーズ4の作品が発表されたばかりなのにフェーズ5の考察ができるの?と疑問に思われるでしょう。
しかし、これには根拠があります。
その根拠とは、2019年7月18日~21日(現地時間)にアメリカで行われた【サンディエゴ・コミコン2019】で、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギの口から語られた作品群です。
それらの作品群について考察していく前に、こちらのパートではフェーズ全体として何を描きたいのかを考えたいと思います。
MCUはフェーズというもので区切られており、それぞれのフェーズで全体のテーマは違っています。
- フェーズ1=アベンジャーズの誕生
- フェーズ2=アベンジャーズに降りかかる試練
- フェーズ3=アベンジャーズの分裂と再結成
- フェーズ4=既存ヒーローの掘り下げと新キャラクターの紹介が描かれることが明言されている
この流れでいくと、フェーズ5は地球そのものを消滅させかねないサノスを超える力を持つ強大なヴィランの脅威と、そのヴィランに立ち向かうための新チームの結成といったところでしょうか。
補足をするとフェーズ1~3はインフィニティ・サーガと呼ばれ、インフィニティ・ストーンを中心とした物語でしたが、フェーズ4からは何かさらなるキーアイテムのようなものが登場するのかどうかが楽しみです。
前置きはこれくらいにして、次からはケヴィン・ファイギが発表したそれぞれの作品を見ていきましょう。
ケヴィン・ファイギ発表の作品群からフェーズ5を考察
上記で述べたケヴィン・ファイギの口から語られた作品は全部で7本あります。
それらの作品を挙げた後、それぞれの作品について考察していきます。
- 『ブラックパンサー2』
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』
- 『キャプテン・マーベル2』
- 『ブレイド』
- 『X-MEN』
- 『ファンタスティック・フォー』
- 『新ヒーローチーム映画』
❶『ブラックパンサー2』
D23 Expo 2019にて、全米公開日が2022年5月6日と発表されて、思ったより早く公開されるなぁというのが率直な感想です。
そして、フェーズ4のラストである『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』(原題)が2021年11月5日なので、間が6ヶ月空いていることを考えると、『ブラックパンサー2』がフェーズ5の開幕作になるのは間違いないでしょう。
内容に関して言うと、メインで描かれるのは前作『ブラックパンサー』でワガンダが開国されたことによって、ワガンダにどういう変化があったのかというストーリーだと思います。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にて、オコエというキャラがセリフでほんの少し触れていただけですからね。
そして『ブラックパンサー』での展開を踏まえて、有り得そうな展開をさらに考えてみると、以下のような筋書きが想像できます。
ワガンダが開国されたことにより、ワガンダと対等な関係を築こうという国がある一方で、ワガンダの技術力を武力で手に入れようとする国も出てくる。
さらに強力なヴィランも現れて、自分ひとりの力では無理だと判断したティチャラは、いとこのキルモンガーと共闘する。
キルモンガーは、前作のヴィランでティチャラに殺されたかに見えましたが、ティチャラが自分のいとこを本気で殺すとは考えにくいため、生きている可能性も十分に考えられます。
もし本当に死んだのなら、お墓などがひっそりと作られていてもいい気がするのです。
❷『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズ前2作の監督であるジェームズ・ガン監督の解雇騒動などがありましたが、無事に監督を続投することになりました。公開は2022年になると思われます。
この作品については、時系列が『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』の後になるとジェームズ・ガン監督の口から明らかにされているので、『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』とストーリーの繋がりがあるのでしょう。
ストーリーの展開について考察すると、次のような筋書きが想像できます。
前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の一件から、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに復讐をしようとしていたソヴリン人のアイーシャが、アダム・ウォーロックを目覚めさせる(アダム・ウォーロックは前作のおまけ映像のひとつで登場が示唆されている)。
そして、アダム・ウォーロックとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが戦っているところに、ギャラクタスの手下であるシルバーサーファーが居合わせる。
シルバーサーファーはギャラクタスのために食料となる星を探していた。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーとの戦いの中でアダム・ウォーロックが改心したことにより、共闘してシルバーサーファーと戦う。
最後にシルバーサーファーを退けることに成功するが、シルバーサーファーの口からギャラクタスが次に狙っているのが地球だと語られる。
原作ではアダム・ウォーロックはヒーローに味方する人工生命体なので、映画ではどういったキャラクターとして描かれるのかが非常に楽しみです。
❸『キャプテン・マーベル2』
この作品はマーベル映画で初めての女性ヒーロー映画であり、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも圧倒的な強さを見せたキャプテン・マーベルの続編です。
まず時系列ですが、前作『キャプテン・マーベル』で地球を去ってから、『アベンジャーズ/エンドゲーム』で地球に戻ってくるまで相当な年月が経っているので、その間に何をしていたのかが描かれるのでは?と予想しています。
それを踏まえると、次のような筋書きが考えられます。
映画『キャプテン・マーベル』で、キャプテン・マーベルとスクラル人が宇宙へと旅立った後、キャプテン・マーベルがクリー人とスクラル人の戦争に決着をつける。
そして、クリー人が住めるような新たな星を見つけて安心していたところに、スクラル人の故郷を滅ぼした存在(ギャラクタス)が現れ、キャプテン・マーベルが立ち向かうものの敗れてしまう。
そのことをフューリーに伝え、フューリーが宇宙を監視するための施設をスクラル人と共に作り、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のおまけ映像と繋がる。
ギャラクタスというヴィランが出てくる確率は、かなり高いです。
なぜなら『キャプテン・マーベル』で、その存在が示唆されているからです。
『キャプテン・マーベル』でクリー人は故郷の星を失った理由を星が喰われたからだと説明しています。
星が喰われたという表現から、ギャラクタスの存在が浮かび上がるわけです。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のおまけ映像で出てきた基地は、サノスが地球に襲来したことがきっかけで作られたという見方もできますが、時系列として『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が『アベンジャーズ/エンドゲーム』のすぐ直後であることを考慮すると、サノスが襲来するより前からサノスではない脅威に備えて基地が作られていたと考える方が自然だと思われます。
❹『ブレイド』❺『X-MEN』❻『ファンタスティック・フォー』
こちらの三作品に関してはタイトル以外の情報がゼロなので、考察というより個人的な妄想だと考えてください。
これまで、『ブレイド』『X-MEN』『ファンタスティック・フォー』三作品の映画化権はマーベルではない会社が所有していましたが、この度マーベルが権利を取り戻しました。
その結果、マーベル・スタジオでの製作が可能になり、MCUに参戦します。
三作品とも過去に作られた映画シリーズは知名度があるので、あまり原点には触れられず他のキャラとの共演がメインになりそうですね。
❼『新ヒーローチーム映画』
ケヴィン・ファイギ氏によると、既存のヒーローと新ヒーローによる全く新しいチームになるとのことで、どんなメンバー編成になるのか非常に楽しみです。
ただ唯一、個人的にスパイダーマンとファンタスティック・フォーやX-MENとの絡みを期待していただけに、権利関係の問題でスパイダーマンが出ない可能性が非常に高いのが本当に残念です。
※『スパイダーマン』のMCU残留が正式に決定しました!
ヴィランは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』『キャプテン・マーベル2』のところで述べたギャラクタスだと思われます。
ギャラクタスについて補足をしておくと、ギャラクタスは惑星を食料としているヴィランで、ヒーローが何人も集まってやっと戦えるくらいの実力です。
そして、自分の部下であるシルバーサーファーを使い、高密度のエネルギーが得られる惑星を探しているという設定です。
地球が狙われたのは、地球ほど高密度のエネルギーがある惑星はなかったからなのですが、地球にいる人たちからしたらたまったものじゃないですよね。
MCUフェーズ5の考察・徹底予想まとめ
ここまでMCUフェーズ5についての考察記事を書いてきましたが、どうでしょうか?
結構いい線をいってそうですよね!?
しかし、今まで私たちファンの予想を上回る展開をしてきたMCUですから、どんな期待を超える展開を用意しているのか本当に楽しみです。
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