『ブラック校則』第3話あらすじ・ネタバレ感想!ちゅうや(髙橋海人)の知られざる切ない事情

ドラマ『ブラック校則』第3話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『ブラック校則』公式ページ

小さい頃から存在感が薄く、友達も少ない小野田創楽ソラ(佐藤勝利)。

唯一の友達はお調子者の月岡中弥ちゅうや(髙橋海人)です。

彼は面白がりながらもソラの恋を応援し、学校改革にも付き合ってくれ、レジスタンス部のメンバーでもあります。

そんなちゅうやが学校に嘘をついてアルバイトをしていることが発覚してしまいます。

果たしてちゅうやはどのように先生から逃げ切ったのでしょうか?

『ブラック校則』第3話あらすじ


パン屋でアルバイトをする中弥(高橋海人)だが、ある日学校にバレてしまう。

そんな中、中弥は創楽(佐藤勝利)に『逆ハロウィン』の話をする。

生徒指導の手代木(星田英利)、大多和(片山友希)に呼び出され問い詰められるも、「やっていない」と言い張る中弥。

大多和がバイト先へ向かうことに。

果たして中弥の運命は?

中弥を救うためにやってきた救世主、ブロッコリーさんとは?
出典:Hulu

【ネタバレ】『ブラック校則』第3話の感想

来訪神ブロッコリーさん

海辺でまだ来ぬ『コーツ高校レジスタンス部』のメンバーを待つソラ(佐藤勝利)とちゅうや(髙橋海人)。

3人を待つ間、話は『来訪神』にまで及びます。

2人が住む町には、ナマハゲのような恐ろしい来訪神はいないので、ちゅうやの親はオリジナルの『ブロッコリーさん』というキャラクターを作り、悪いことをしたりすると何かと兄とちゅうやを脅していたと言います。

「悪いことって何だよ」

「嘘ついたりとか?子供の頃は嘘つくだろ」

いや、今でもつくか…と1人ツッコむちゅうや。

子供時代の月岡兄弟は、その『ブロッコリーさん』が怖くていつも泣いていました。

そうやって泣いた後、ちゅうやの父は決まってアイスを買ってくれました。

当たりつきのアイスですが、そういう時には当たらないものです。

「嘘つきには当たらないんだよ」

だから嘘はついてはいけないと月岡父は言っていたそうです。

そして、人に嘘をつかせる人間になってはいけないということもよく言っていたとのこと。

「良いお父さんだな」

ソラが町田希央マオ(モトーラ世理奈)と初めて喋ったのは、栗色の地毛を染めないことで、人に嘘をつかせる大人の代表・手代木先生(星田英利)に「高校は義務じゃねぇんだ。嫌ならさっさと辞めろ!」と暴言を吐かれた日のことです。

ソラとちゅうやは、マオがいる工場に行って思い切って話しかけたのです。

「誰?あなたたち」

クラスメイトを覚えていないマオ。覚えられていない2人。

「それ、地毛なんだろ」

「だから何?」

「綺麗な髪だね」

緊張ゆえか、とりとめもない話をしてしまうソラですが、マオに「我慢して髪の毛を染めて明日も学校に来て欲しい」と訴えます。

ちゅうやは行くのも行かないのも彼女の自由だと制しますが、ソラはあんな校則のせいで1人の人生が左右されるのは我慢なりません。

「俺たちがなんとかする!一緒に卒業しよう!」

え?俺も?と思うちゅうや。

ソラは、マオに校則を変えて見せると宣言します。

アルバイト禁止

その後、ちゅうやはバイトがあるので先に帰り、ソラとマオはタピオカを飲みながら少し話をしました。

ソラは、納得して学校を辞めるならいいけど学校が嫌いなままというのは嫌なのだと話します。

なぜならソラはマオに恋をしているので、嫌われたくないのです。

「余計なお世話じゃない?」

マオの意見はごもっともです。

その後、話はいかに自分が情けないかという話を一生懸命話すソラ。

無表情でソラを眺めるマオ。

「マオはどんな顔してた?」

「TikTokを見てる時のお父さんみたいな顔してた」

「だろうな」

ソラとマオがささやかな青春をしている間、ちゅうやは汗水をたらして労働をしていました。

町のパン屋『ドナ』で、新商品を開発するちゅうや。

第2話の白子パンは大失敗でしたが、今回のホルモンパンは自信作です。

店長は、新作なんかのことより、ビリヤードに行くことの方が大事です。

そこへ、ホルモンパンを試食しにソラが店にやってきたので、ちゅうやはビリヤードはソラに任せて自分は新作のブラッシュアップに取り組みます。

一風変わった店長と出来もしないビリヤードをプレーしている間、ソラはちゅうやがアルバイトをしているのは実は父親が過労死をしていて、母親を助けるために働いているのだということを聞かされます。

中学から一緒にいるのにソラはそのことを知りませんでした。

しかし、後にちゅうやにはお父さんの話を聞いたことを黙っていました。

ソラの優しさなのか、ただ言えなかっただけなのか、それはわかりませんが。

光津高校では、アルバイトはもちろん禁止されています。

ある日、ちゅうやがバイトしていることがバレてしまい、ちゅうやは手代木たちに呼び出されます。

ちゅうやは一貫してやっていないと言い張ります。

「仮にやっていたとしても何が問題なんですか?」

先生たちはルールは守らなければいけないし、高校は勉強をするところで、バイトをしていたら学業がおろそかになるからだと言います。

「途中でどうしても家計が苦しくなったらどうするんですか?」

「やめればいいじゃないか!」

手代木先生はマオにも言ったような暴論を掲げます。

大多和先生(片山友希)は月岡という男子がいるという情報もあるし、店に確かめに行くと言い出しました。

しかし、その場ではちゅうやはとにかくやっていないと嘘で貫き通し、おとがめなしでその場を乗り切りました。

逆ハロウィン

教室に戻ったちゅうやは、ソラに『逆ハロウィン』というイベントがあるという話をします。

逆ハロウィンとは、仮装をした人がお菓子を配るというイベントなのだそうです。

「何それ。面白そう」

校則に抗議するために養蜂帽子をかぶってきたり、クールなランチのためにスモーカーを持ってくるなどトンチキなことに食いつきがちなソラは、このちゅうやのイベント情報にすぐに食いつきました。

さらにちゅうやは、ソラが今まで存在感がなかったのは受け取る側だったからで、最近のソラの行動は与える側に変わってきているから、存在するためにはどんどん与え続けていかないといけないんだと、もっともらしいことを言います。

案の定、ソラはすっかりその気になりました。

パン屋では、店長に学校の先生が見に来るかもしれないと話します。

アルバイト禁止の校則があることを知っている店長は知らないと言っておくと言いますが、

「店長に嘘つかせるわけにはいかないっすね。俺がつきます!」

「なんだそれ」

クローズドコミュニティ『コーツ高校 レジスタンス部』では、ちゅうやは一瞬だけログインし、

「今からドナってパン屋で強盗 手には爆弾」

「とかなったら怖いよな!」

と書き込んで、すぐにログアウトしました。

その後、大多和先生がパン屋に確認しにやってきました。ちゅうやはそのまま店内にいます。

「アルバイトは禁止と言ったでしょう!」

「ごめんなさい…正直に答えます」

ちゅうやは、インターネットで偶然こういう書き込みを見てしまったとレジスタンス部での‟爆弾”発言を見せて、学校の誰かがこの店の評判を落そうとしているから見ていられなかったと説明します。

それを見ている店長は、笑いをこらえるのに必死です。

大多和先生は店長に確認を取ろうとしましたが、ちゅうやは笑いをこらえて震えている店長を指して、襲撃の恐怖に震えていると言います。

「あんなに怯えちゃって…」

そこへ、逆ハロウィンのために『ブロッコリーさん』に扮したソラが店に乱入してきます。

大多和先生は大パニック。

「先生!早く逃げて!」

先生は外に逃げ出します。

すると、そこに『月岡』と呼ばれている青年が通りかかります。

「あなた、ここで働いている人?」

大多和先生は『ドナ』を指しますが、そこには月岡兄が店長に頼んで貼らせてもらっている、兄が働く会社が運営しているパンイベントのポスターがありました。

「はい!月岡です。4年目です!」

ちゅうやの機転と偶然の一致で、ちゅうやはなんとかアルバイトのことをごまかすことができました。

そんなことを話ながら、海辺でアイスを食べるソラとちゅうや。

ちゅうやのアイスはハズレでした。

「やっぱり嘘つきには当たらないんだな」

他のメンバーはまだ来ません。

『ブラック校則』第3話まとめ

今回はお調子者のちゅうやに、切ない事情があることがわかった回でした。

それをずっと一緒にいるソラが知らなかったというのも切ない話です。

しかし、ちゅうやは友達との間に悲しい気持ちを持ち込みたくないのではないかと思います。

そうであって欲しいですね。

次回はソラの天敵・生徒副会長とソラが対峙します!

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