『ブラック校則』第6話あらすじ・ネタバレ感想!校長の尾行で明かされた校則を厳しくする理由

ドラマ『ブラック校則』第6話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『ブラック校則』公式ページ

ちゅうや(髙橋海人)の提案で校長(でんでん)の弱味を握ろうと、ソラ(佐藤勝利)は校長を観察し尾行することになりました。

ちゅうやは、田母神先生(成海璃子)からある重要な証言を得ます。

その証言によって、なぜ校長がルールを厳しくして生徒を縛り付けるのか、その理由がわかってきました。

ドラマ版『ブラック校則』はいよいよクライマックスに突入です。

『ブラック校則』第6話あらすじ


創楽(佐藤勝利)は校長(でんでん)の弱みを握って校則改善要求を認めさせようと、校長の後をつけることに。

一方、中弥(髙橋海人)は田母神(成海璃子)の補習を受けていた。

中弥は田母神から過去に光津高校であった教師と生徒の禁断の恋の話を聞く。

そんな中、校長と田母神には意外な過去が発覚!

ブラック校則の秘密が明かされる…。
出典:Hulu

【ネタバレ】『ブラック校則』第6話の感想

弱味を握って要求通しちゃおうぜ作戦

ソラ(佐藤勝利)、ちゅうや(髙橋海人)は海で仲間を待ち続けます。

「あの作戦名はダサすぎるよ」

ある日、ちゅうやの提案で校長(でんでん)の弱味を握って校則改善要求をしようということになりました。

名付けて『弱味握って要求通しちゃおうぜ作戦』です。

ソラは校長を観察し、ちゅうやは田母神先生(成海璃子)から情報を得ようと作戦を開始しました。

「俺の方が負担デカすぎない?」

田母神先生のことを好きなちゅうやにはさほど負担はありませんが、ソラは変装をして『ジジイ』の見張りをしなくてはいけないのです。

「ジジイって言うな」

放課後、校長はカメラを持って校内を歩き回っていました。

野球部の練習風景を「楽しそうに!」とか「笑顔で!」などと演出して写真を撮っています。

校長が張り切るわけは、2日後に入学説明会を兼ねて保護者と中学生が見学に来る『学校見学会』が行われるためです。

ちゅうやが田母神先生の補習を受けながら何か先生たちのゴシップはないか探っていると、校長が教室にやってきました。

校長は補習はあまり褒められたことではないが、一応撮っておこうと撮影を始めます。

「田母神先生は熱心に授業をしているようにしてください」

校長はここでも演出をつけます。

SNSの使用は禁止とする

撮影後、ちゅうやは校長に素朴な疑問をぶつけます。

「校長先生、僕の名前知ってます?」

「知ってるわけないでしょう」

光津高校には500人以上の生徒がいるため、1人1人の名前を覚えるのは難しいと言います。

校長は部活の応援にも行ったことがありません。全国レベルの部活がないからです。

「全国行ってないと応援してくれないんですか?」

「木を見て森を見る。私は、森を見る仕事をしています」

生徒個人ではなく、学校全体を見ているということです。

確かに、校長の仕事とはそういうものですが、あまりにもドライです。

校長は、田母神先生にデータを送っておくから今日の分をよろしくお願いしますと言って教室から出ていきました。

ちゅうやはそれを見てピンと来たので、後でSNSを探ってみると高校の公式アカウントが存在することがわかりました。

そこには授業風景や生徒の紹介などが投稿されています。

「こんなのあったんだ。生徒にはSNSを禁止してるのに」

このSNSアカウントを管理しているのが田母神先生のようなのです。

言われてみれば、国語の先生が書いているような文章です。

ちゅうやは、田母神先生に校長がなぜあんなに校則に固執しているのか聞いてみます。

「さぁ?」

「先生は、校則は必要だと思う?」

田母神先生は、正直わからないと答えます。

おかしい気もするし、必要な気もするからです。

「私にとってルールと思い出は同義語なの。守るべきものでもあるし、解き放たれるべきものでもある」

しかし、ちゅうやには難しすぎてよくわかりませんでした。

それよりも、ちゅうやにはもっと聞きたいことがありました。

「教師と生徒の恋愛ってどう思う?」

「良いわけないでしょう!」

「俺、先生のこと好きだよ」

田母神先生は、私も月岡くんのことが好きだと返してくれましたが、それはもちろん‟生徒として”好きだという意味です。

みんなを見守る仕事

ちゅうやが田母神先生と楽しくやっている間、ソラはジジイこと校長を尾行していました。

「いや、ジジイっていうな」

校長に特に変わった行動はありませんでしたが、公園についた時、校長はおもむろに絵を描き始めました。

どうせ自分の顔など覚えていないだろうと思ったソラは思い切って声をかけ、自分の絵を描いて欲しいと頼むと校長は了承してくれました。

もちろん、ソラのことは知りません。

ソラは描いてもらいながら世間話としてどんな仕事をしているのかと校長に聞きました。

すると校長は「大したことはしていません。ザックリ言うとみんなを見守る仕事です」と答えました。

「おじさんに見守られている人たちはきっと幸せでしょうね」

「どうでしょう。窮屈に思っているかもしれません」

ソラは、さらに踏み込んだ話をしてみました。

「うちの学校、校則が厳しくて辛いんです」

「それは大変ですね。でも、たった3年間の辛抱でしょう」

ソラは、そんながんじがらめにする必要があるのかと聞くと、校長は「私たちは、預かっている子たちの命を守らないといけません」と言います。

校長は大真面目に3年間生き延びてもらうことが使命だと考えています。

スカートの丈で危険な目に遭うかもしれない、アルバイトで命に危険が及ぶかもしれない。

ルールを破ったことによって、誰かが死ぬかもしれない。

ルールを破ったら抑止力のためのペナルティは必要。

それを遂行するためには、いくら嫌われても構わないと校長は言います。

「生きて卒業してくれれば、私の勝ちですから」

と、先生は思っているかもしれません。と、校長は付け加えました。

だとすると、ルールが守れずに学校から追い出された人は知ったこっちゃないということになります。

「それって、社会的な殺人じゃないですか」

「それでも、命があればやり直せます」

校長は、まっすぐソラの目を見て言いました。

重要な証言

ちゅうやは、田母神先生と楽しくやっていたばかりでなく、ある重要な証言を先生から得ていました。

10年ほど前、町田希央マオ(モトーラ世理奈)のように元の髪色が明るい男子生徒がいました。

彼は学校から髪の毛を黒にするように言われていました。

それをおかしいと感じた新任男性教師は、当時はなかった地毛証明書を作成し、理不尽な校則を変えようとしていました。

男子生徒は、その髪色が原因でクラスのいじめっ子からからかわれていました。

新任教師はそれを救おうと考えていました。

彼は正義感が強く、誰からも慕われていました。

ただ、たった一つだけミスをします。

それは、女子生徒に恋をしてしまったことです。2人にとっては純愛でした。

高校を卒業したら正式に交際をしようと、約束の証としてかんざしをプレゼントしてくれました。

ところが、その秘密の恋がいじめっ子たちにバレてしまい、そこから教師の評価はガタ落ちしていきます。

校則を変えようとしていたのも、自分がルールを守ったからだとか、女子高生と付き合いたかったからだと言われ、果てには保護者からクレームが入るまでになってしまいました。

最悪だったのは、男子生徒によるいじめがエスカレートしたことです。

男子生徒はとうとう不登校になってしまいました。

責任を感じた教師は男子生徒のケアを続けますが、追い詰められていた生徒は教師の目の前で橋の上から身を投げ、助けようとした教師も飛び込みました。

それによって男子生徒は助かりましたが、教師は亡くなってしまいました。

結局、男子生徒は学校を辞めてしまいます。

生徒と部下を同時になくした校長は、こう心に誓うのです。

「もう誰も死なせない。どんなに厳しいルールで管理しようとも」

この話を田母神先生は国語の問題としてあげ、ちゅうやもすっかり騙されてしまいましたが、当然この女子生徒というのは田母神先生のことです。

「そういうことか」

ソラはソラで、校長と田母神先生が橋の上で手を合わせているところを目撃していました。

「校長先生、校則って必要でしょうか」

新任教師が亡くなってちょうど10年のこの日、田母神先生は校長に疑問をぶつけました。

校長は、あくまでもしっかりと管理すれば誰も死なないと考えています。

田母神先生は、ある生徒が今革命を起こそうとしているが、彼らが助けを求めてきたら協力しようと思っていると彼女なりの決意を語ります。

ある意味、宣戦布告です。

「どうぞ。ただし、安全を脅かすものは排除します」

校長もまた意志は固いのでした。

学校見学会を翌日に控えた日、手代木先生(星田英利)は空席ができるとみっともないから、熱を出そうが親が死のうが這ってでも学校に来いとパワハラ発言を繰り出しました。

その日の夜、ソラは『コーツ高校レジスタンス部』で明日は学校を休むと宣言しました。

「俺は、俺の意思で学校に行かない」

休んだことで怒られる程度で済めば良いですが、停学も覚悟しておかないといけません。

だから、ソラは出席日数の足りない人は真似しないで欲しいと言いました。

「海行こうぜ!」

あまおうことちゅうやも休む気満々です。

「絶対休んじゃいけない日に小さな抵抗を見せつけてやろうぜ!」

そういうわけで、来れる人はお台場の海に集合ということになりました。

「…来ないな」

しかし、時間を指定しなかったし、自分たちが早くきすぎただけなのかもしれません。

でも、もしかしたら海に来たのは2人だけで、他の3人は誰も来ないかもしれません。

「まぁ、いいじゃん」

「まぁいいか…」

『ブラック校則』第6話まとめ

最終回を目前にして、なぜ校長が校則を厳しくしているのか理由がわかりました。

気持ちはわからないでもありませんが、やはりハーフの子が髪の毛を黒くしなくてはいけないのはおかしいような気がします。

次回はいよいよ最終回です。

ソラは革命を起こし、ルールや決まりに風穴を開けることはできるのでしょうか?

最後まで見守っていきたいと思います!

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