前回の第2話では、人が入れ替わっている可能性があるというところまで判明しました。
今回は、手首に隠された深い秘密や、どうして真相を隠さないといけなかったのかを究明していきます。
それでは、さっそく『ストロベリーナイト・サーガ』第3話をレビューしたいと思います。
目次
『ストロベリーナイト・サーガ』第3話あらすじ
姫川玲子（二階堂ふみ）、菊田和男（亀梨和也）たちは、殺害された高岡賢一（寺脇康文）が、まったく別の人間である可能性が出てきたことを捜査本部で報告する。
高岡の生命保険の受取人は、高岡が息子のようにかわいがっていた三島耕介（堀井新太）の他に、内藤君江という女性がいることが判明した。
さらに捜査を進める中で、君江の弟、内藤和敏こそが殺害された高岡の本当の名前である可能性が浮上。
和敏には意識不明で入院中の息子、雄太がいた。
内藤和敏は12年前に自殺しており、過去になんらかの理由で内藤と高岡が戸籍ごと入れ替わったのではないか、と姫川は推測する。
橋爪俊介管理官（岡田浩暉）は、姫川が点と点を勘でつなぎ合わせただけで裏付けがないと反論。
「被害者が高岡だろうが内藤だろうが、殺したのは誰なんだよ！」といらだつ橋爪。
難航する事件の真相―。
犯人を追う姫川たちを、予想だにしない衝撃の結末が待ち受ける。
出典:『ストロベリーナイト・サーガ』公式ページ
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【ネタバレ】『ストロベリーナイト・サーガ』第3話の感想
前回第2話までのあらすじ
高岡賢一（寺脇康文）と見られる男性の手首が、土手に置いてあるスクーターの中から発見されました。
発見したのは警察と三島耕介（堀井新太）という男性です。
この、三島耕介は高岡と以前同じ職場で働いていたお父さんの息子です。
耕介の父親は仕事中に高所から転落し亡くなってしまいましたが、その事件の後から高岡が耕介のことを息子の様に可愛がっていました。
事件を調べていくと、「坂林建設」という名前が非常に多く出てきていることに気付きました。
そして玲子（二階堂ふみ）は、ある定食屋の亭主に話を聞くと、写真の高岡賢一は高岡ではないと聞き出すことに成功しました。
そこで考えたのは、手首は高岡の物ではないのかもしれないというひとつの説と、もうひとつ恐ろしい説が玲子の頭の中に浮かんできていました。
すでに死亡されたとされている「内藤和敏」が高岡の本当の名前なのではないか？ということを捜査会議で報告しました。
息子である内藤雄太の治療費に保険金を充てられるためにやったことではないかと思っているようです。
いわゆる、戸籍の交換を持ちかけたということになります。
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事件の捜査
二人を殺害したのは誰なのか？と聞かれましたが、今回の保険金に関わっている「トベ」という人物と12月3日以降連絡が取れていないことを日下さん（神保悟志）は報告しました。
日下さんに対しても橋爪さん（岡田浩暉）は言いがかりをつけていますが、今回は日下さんは玲子が調査してきたことを繋げました。
耕介は1ヶ月前に中川美智子という人物の元へ足を運ぶと、トベという人物を見かけました。
父親が亡くなった時に香典を渡してきた男性でした。
中川美智子さんとの出会いを描いていますが、トベは美智子のことを脅していました。
その上、体の関係を持てば卒業まで面倒を見ると言われて美智子はその脅迫に応じていました。
耕介は「そんなことはもうやめて。今まで一緒にいてくれた高岡に相談してみるから、こんなことはもう辞めろ」と話しました。
日下さんは捜査中、誰かに電話していましたが息子さんのことを凄く気にかけている様子でした。
トベの家に家宅捜索に入りましたが、そこでは覚せい剤が出てきました。
玲子は美智子にトベとの話を聞きにいき、どんな関係であったのかを聞き出しにいきました。
どんな男なのかを聞かれ、恐怖心やパニックが出てきた時に玲子は美智子が何か隠していることに気づきました。
玲子は遺体を見ましたが、何か疑問があるのかもしれません。
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父親の気持ちと違和感
玲子は、久しぶりに実家に帰りました。
お父さんは何も話さないような無口な人なのかと感じました。
でも、そうではなくお父さんは玲子のことを一番に心配していました。
事件に遭ってしまった時に、自分が真っ先に駆け付けていれば玲子はこんな目に遭わずに済んだかもしれないと感じ、お酒を辞めました。
父親という自分の立場で守ってあげられなかったことを後悔していたに違いありません。
何も口に出さなくても考えていることがそれぞれにあることは確かです。
玲子の事件が起きた時にお父さんは「殺してやりたいけど、できない」とキッチンで独り言の様に言っていました。
その様子を見て、玲子は何か考えていた顔をしていました。
耕介にとっても高岡は父親代わりであったことは確かです。
玲子が捜査を行おうと会議室に行くと、葉山（葉山奨之）が不信に思ったことを話し始めました。
内藤和敏の胴体だとするのであれば、この発見された遺体はキレイで何も傷はありません。
そこに違和感を覚え、内藤和敏であるとするならばもっと傷がついていてもおかしくありません。
なぜかというと、彼は工事現場から転落し亡くなったとされているのにも関わらず、こんなにキレイになっているはずはありません。
井岡さん（今野浩喜）がするめの代わりにならないかと持ってきた物で、手首が可能性ですが食紅などの物によって色付けされたのではないかと憶測が出てきました。
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事件の真相
血液が大量であったことで、高岡という人物が亡くなったと推測させました。
取調室で日下さんから取調べを受けている女性が、トベに手術した跡があることを聞かされました。
切り離された胴体には手術痕があり、日下さんはこの遺体はトベの物ではないかと疑いました。
推理が正しかったとするならば、二つの点と点が結びつきますが、高岡がトベを殺害したという線が浮上しました。
そうであれば高岡は、自分の腕を切り、死んだと見せかけるために最悪の方法をとったということになります。
そこまでして守りたかったものは一体どういうことなのかは分かりませんが、耕介さんも関わっているのかもしれません。
耕介の元に行き、高岡がトベを殺害した可能性があることを伝えると、動揺してしまっています。
高岡は実の息子にしてあげられなかったことを耕介にしたいと考えていたのではないかと玲子は伝えました。
ある晩に、トベが美智子のところへ行っており、耕介さんはトベに会い、貰った10万円を返しました。
トベは美智子と傷をなめ合っているのではないかと言い、耕介は怒り心頭で暴行しました。
高岡はトベが会社にやってきたことで、自分だけに被害が及ぶなら我慢できると思ったのではないでしょうか。
ですが、自分だけでは済まされず、耕介にまで危害が及んでしまうという危機感に陥ったのではないかと玲子は推測しました。
玲子は、ホームレスだと思っていた男性が高岡であることを見抜きます。
だけど、気づいて会いに行った時にはもう高岡は息絶えてしまっていました。
自分の腕を切り落としてまで守りたかった人を守ったのです。
それは、全ての人ができることではなく、何かを必死に守ろうとした人にしかできません。
耕介は自分を今まで育ててきてくれた人が亡くなってしまったことがすごく悔しくて、守ってあげられなかった、守ってもらってばかりだったと思ったのかもしれません。
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『ストロベリーナイト・サーガ』第3話まとめ
いろんな形の【父性】を描いた「ソウルケイジ」衝撃の結末に涙した方も多いのではないでしょうか…？耕介と美智子がこの先幸せになれますように🥺
高岡賢一役 #寺脇康文 さんのオールアップ写真です。おやっさん、ありがとうございました！#ストロベリーナイト・サーガ pic.twitter.com/uHipNrd4No— 【公式】ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』5/2第4話放送🍓 (@team_himekawa) 2019年4月26日
事件の結末は本当に悲しいモノとなってしまいました。
そして、高岡さんが守ろうとした人のことを考えると心が凄く痛くなりました。
今回のことでショックを受けているという一言では済まなくなってしまったけど、耕介さんがこの先きっと幸せになってくれると嬉しいです。
それだけが高岡さんの望みだったのかもしれません。
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