ここまで1話ごとにレビューさせていただいた『パージ シーズン2』も今回で最終話です。
ついにこの日がやってきました～！
最終話の予告動画はこんな感じ。ちょっとかなり意味深なシーンもあるんじゃないですか！？
そして、最終話のタイトルは『7:01am』。
このタイトルは何を意味するのでしょうか？パージ終了の瞬間、いったい何が！？
4人の運命、そしてエスメの涙の意味は？
さらに…予告動画に登場するのは2013年に公開された映画『パージ』の主演イーサン・ホーク！
それでは、『パージ シーズン2』第10話（最終回）をネタバレありでレビューしていきます！
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目次
『パージ シーズン2』第9話あらすじと振り返り
第8話からいよいよ始まった今年のパージ。
主要キャストのライアン、エスメ、マーカス、ベンのパージ当日のこれまでの動きを整理してみました。
- ライアン…ジャッカル（強盗が奪った金品を奪う強盗団※第1話参照）へ銀行の金の行方と当日の作戦をリーク。ジャッカルにより上司とその部下はパージされます。（ライアンと上司の因縁の過去について※第3話参照）その後ライアン、ドグ、サラはシティパークへ。金持ち連中が、死刑囚を狩るイベントへ参加します。トミーを救出しチームが全員揃ったライアンは、今度はジャッカルに奪わせた銀行の金を、ジャッカルから奪い返しに向かいます。
- エスメ…パージ開始直前、ライアンチームと離れひとりで行動しはじめるエスメ。パージ開始するやいなや、エスメにはNFFAから50万ドルの懸賞金が掛けられます。NFFA監視センターの元後輩・ビビアンの助けを借りてハッカーと移動中に、パージャーから襲撃を受けます。監視センターのセキュリティシステムを一時的にシャットダウンさせ、何とかNFFA監視センターに忍び込むことに成功します。
- マーカス…パージが始まるとすぐにご近所連合軍がマーカスの自宅周りに武器を持って集まります。サムを捕え、クリントと人質交換したマーカスは、過去について話し合い（クリントがサムを恨んだ理由について※第7話参照）、握手して和解することに。しかしその直後、クリントに襲われたミッシェルは負傷。自宅を出てトリアージュセンター（パージ中もぐりでやっている病院のような所）へ移動中、道路に飛び出してきたベンを轢いてしまいます。ミッシェルと一緒にセンターへ連れて行くため、意識のないベンを車に運び入れてしまいます。
- ベン…ケレンの死後、すっかり変わってしまったベンを友人たちは遠巻きにして見ています。パージ開始後、次々と同級生に襲い掛かるベン。去年のパージのリベンジ（去年のパージの出来事について※第1話参照）にターナーに友人をパージさせたベンは、ふたりで一緒にパージに出掛けようとします。しかしターナーは隙を付いて逃亡し、追いかけるベンは逆にパージャーの集団の標的に。パージャーの一人をパージして逃げている途中、マーカスの車に轢かれ、意識を失います。
今年のパージもあと3時間！
4人にどんなラストが待ちうけるのか！？
【ネタバレ】『パージ シーズン2』第10話（最終回）あらすじ・感想
第1回目のパージの1週間前…
NFFA監視センター内の放送室のセキュリティシステムを最新式に替えたシーンが盛り込まれていました。
放送室はこの第10話にも登場しますが、そのシーンはまたのちほど。
ここで営業マンが電話をかける相手は、最先端セキュリティシステムの会社に勤める、ジェームズ・サンディン！
イーサン・ホームが帰って来た～！
YUKI
第1回目のパージ1週間前…とあったので、今年のパージの1週間前ではなかったんですが、もしそうなら映画『パージ』より海外ドラマ『パージ』の方が先の話かな、とも思ったんですがどうもそういうことではないようですね。
そして…パージ真っただ中のライアン、エスメ、マーカス、ベンがどうしているかというと…。
ライアンはジャッカルの居場所を突き止め、追いかけます！
マーカスは轢いてしまったベンを車に乗せて、トリアージュセンターへ到着！ミッシェルとベンの治療が始まりました。
エスメはNFFA監視センターへ侵入成功！
街中の監視カメラ映像の中からオリビア・ヒューズをNFFAがパージ以外の日に殺害した証拠映像を探します。
YUKI
トリアージュセンターに到着したマーカス
出典:IMDb
マーカスはセンターに着くとミッシェルの手術を始めます。自分でミッシェルのオペを担当するようですね。
YUKI
手術は無事成功し、運び込まれる患者手伝いを始めるマーカスですが、そんな中ジェイソン先生が見つからない…。
しばらく誰もジェイソン先生を見ておらず、携帯にも出ないと言います。看護師のリンジーも…。
何かがおかしい…。
患者が次々と運び込まれ混乱のトリアージュセンター内で、マーカスはふたりを探すんですが…。
轢きづられた血の跡を見つけてその小部屋に入ると…ジェイソン先生や看護師の死体が！
瀕死のリンジーが「男がみんなを殺した」と…。
その時、小部屋のドアが静かに締まり、そこにはメスを持ったベンが！！
マーカスは自分が轢いてここに連れて来た男がパージャーだとついに知るのです！
「なぜだ…彼らは善良な人たちだった人を助けようとしていた」
「ここで人を助けて、パージャーから正当な殺しの権利を奪ってる。あんたらは神を気取っているが…本当の神はオレだよ！！」
そう言ってマーカスに襲い掛かるベン！
YUKI
それはそうと、パージのルールには“人を助けてはいけない”こんなのもあります。
だからパージの日は、医療機関や警察も機能を停止し、こういったトリアージュセンターのような機関はNFFAに見つからないようにひっそりともぐりで活動しているんですが…。
必死に抵抗したマーカスは、ベンに麻酔を注射して眠らせ、道路に放り出します！
あくまでも自分ではパージしませんでしたね。
「あとはパージャーに任せる」
さて、ベンの運命は！？
監視センター侵入したエスメ
NFFAがパージの日以外にオリビア・ヒューズを殺害した証拠映像を見つけたエスメ。
この画像は外部へ持ち出しを制限されていたので、NFFA内の放送センターに映像を転送して、そこから動画をバラまく作戦です。
放送センターに入るカードキーをビビアンに持ってきてもらうことに。
しかし、ビビアンの怪しい行動が同僚にバレ、部長に密告されてしましました。
放送室へ向かう階段で、部長と銃を持って向き合ったエスメ＆ビビアン。
部長を説得できたと思ったのに…しかし、エスメを行かせたと思ったらやっぱり撃った～！
しかもエスメを守ってビビアンが撃たれてしまいます。
Esme just got even more motivation to expose the truth. #ThePurgeTV pic.twitter.com/asscuUzBZA
— The Purge TV (@ThePurgeTV) December 18, 2019
「私に構わず行ってください、みんなに知らせて…」
この傷ではどのみち助からない、と考えたんでしょうか。
「本当にごめんね」と言って、この場にビビアンを置いて放送センターへ向かいます。
YUKI
しかし、「真実を知らせたい、正しいことがしたい」というそんなビビアンの願い…。もはやこれはエスメだけの闘いではないんですね！ビビアンの思いに答えるためにもエスメは使命を全うしなければ！
ジャッカルから大金を手にしたライアン！しかし…
出典:IMDb
ライアンチームはジャッカルに追いつきお金を奪います。
トラックの中には超、大金が！これでみんなで国外逃亡するお金が手に入りましたね～。
港でドグやトミーの家族と落ち合います。
YUKI
しかし、ライアンは港で無線を傍受し、エスメがNFFA内で発見されたことを知ります。
“射殺命令は許可された”
暗殺部隊がエスメを狙ってNFFA監視センターへ向かっている、ということ！
「置いて行けない。一緒にこの国のシステムをぶち壊す」
ライアンは、みんなとここで分かれエスメの元へ行くことを決意します。
「俺たちも行く」とトミーが言いますが…「家族のことを考えろ」とライアンは止めます。
「向こうでまた会おう」
そしてNFFAに侵入したライアン。NFFAの前には既に暗殺部隊も来ていて…エスメが危ない！
パージの残り時間はあと僅か！
YUKI
この笑顔で何か嫌な予感してましたけどね～。
エスメの放送始まる！涙の意味が明らかに！
エスメと合流したライアン。放送する間ライアンが時間を稼ぐことに。
「連れ戻しに来たと思った」
「もちろん君を連れ戻す。だが辞めろと説得する気はない。君は正しい。みんな知るべきだ。君が事実を伝えるんだ」
しかし、放送センターにエスメが入ると、ライアンはカードキーをもらってエスメを閉じ込めて出て行ってしまいます。
When it comes to the people he loves, Ryan always shows up. #ThePurgeTV pic.twitter.com/xdft5gBYcm
— The Purge TV (@ThePurgeTV) December 18, 2019
外でサイレンが鳴り止むまでエスメを守るつもり…！
サイレンが鳴り止んでから逮捕されれば、エスメは殺されはしないから。
そんなことしたら、ライアンは死んじゃう～！暗殺部隊がドアのすぐそばまでやって来ます！
パージ終了まであと3分！
放送センターの外では暗殺部隊とライアンの激しい撃ち合いが繰り広げられる中、エスメは放送を開始します！
ニューオリンズのみなさん。
私はエスメ・カルモナです。きっと、顔も名前もご存知ですね。
皆さんに伝えたい。パージは機能しないのです。
知り合いの女性は教授でした。パージが脳に与える影響と変化を研究していました。私や皆さんのような普通の人を対象にした研究です。
そして彼女はパージで怒りや憎しみや恐怖は消えることはなく、かえって増大するという証拠を発見したのです。
NFFAは激怒しました。彼女の口を封じ、隠滅しようとしたのです。
去年のパージの夜、NFFAは計画的に教授、そして研究に参加した大勢の被験者を殺しました。政府にとって不利な証拠を隠滅するため、無実の人を標的にしたのです。
でもひとりの女性を殺し損ねました。オリビア・ヒューズです。
そこで政府はパージ以外の日に彼女を殺し、自殺に見せかけました。私が指名手配されたのは、真実を見つけたからなのです。
この映像にはNFFAがオリビアの家に侵入するところが映っています。
この国のシステムが腐敗している証拠です。映像を見て下さい。疑問を持ってください。
真実だけが政権に打ち勝つ強大な力を持つのです。
パージ終了のサイレンが鳴り始め、ライアンの銃は弾切れに。爆弾を使い始めた暗殺部隊からエスメを守るため、自分を盾にして放送を続けさせます。
ライアンは、エスメの前で撃たれます。
犠牲を払っても真実を求めて。自分たちの未来のために。
ソフィア聞いてる？愛してる。
そして7時。サイレンは鳴り止み、エスメは放送を終えます。
放送センターの中に暗殺部隊は入ってきて、エスメは逮捕されます。
その時間、7時1分。
暗殺部隊がNFFAに確認します。
「7時を過ぎましたが（殺すのか）」
「命令通りに」
エスメは真っすぐに暗殺部隊の男を見つめ、言います。
「ほらね。嘘だったでしょ」
こうしてエスメは射殺されます。
YUKI
エスメの殺された時間。でもこれで全国民が気付いたはず。エスメは7時のサイレンが鳴り止むまで放送していましたから。
エスメが死んだことを知れば、その時間に疑問が出るし、暗殺部隊の男だって自分の仕えるNFFAの理不尽さを感じていたように見えました。
そして何よりも命に変えて未来を変えようとした、エスメとライアン。そしてビビアンに感動して大号泣…。
反NFFA組織設立！リーダーはダレン！
出典:IMDb
2ヶ月が経ち…パナマでライアンチームは無事に生活していました。
銀行強盗したお金のライアンの分け前についてトミー、サラ、ドグは考えを決めていました。
“パージ廃止”を訴える反NFFA組織へ寄付されることになったのです。
そして、この組織のリーダーはなんとダレン！
YUKI
2ヶ月経ってもマーカスから折られた手が治っておらず、ギブスしていたのにはちょっと笑ってしまいました。
さらに嬉しいことに、この組織にはビビアンがいる～！（涙）
YUKI
資金不足が問題でしたが、トミー達が送ってくれた資金で、地方で活動を広めることができるみたい！
そしてこのスピーチを聞きに来た群衆の中には、なんと失踪していたエスメの妹・ソフィアも！（エスメの妹ソフィアについては※第5話参照）
「姉の死は決して無駄じゃない。私や皆さんをここに集めてくれました。今ここから、この場所から社会を変えましょう」
「我々にふさわしい国を作ろう」ダレンのこの言葉でスピーチは締めくくられます。
YUKI
『パージ シーズン2』第10話（最終回）あらすじ・ネタバレ感想まとめ
というワケで、2019年の『パージ』が終了してシーズン2もラストを迎えました！
私はベンの死を予想していましたが…彼は生き延びていましたね。
自分がパージャーに襲われたあの倉庫で、刃物を研いで…。
ある意味ベンだって、パージという法律の被害者だったりするワケですよね。
マーカス、エスメの死についてですが、もう残念としか言いようがありません！（涙）
ふたりの死があったからこその感動だし、ソフィアの言うようにふたりが命を投げうって訴えたお陰で国民は立ち上がったんですけどね。
旗にライアンの顔も入れてくれ！
まさか『パージ』で泣くことになるとは思いませんでしたね。
ところで、海外ドラマ『パージ』ですが、IMDbでのシーズン1の評価は6.3とけっこう微妙でした。
YUKI
そして、今回のシーズン2では7.8ということで評価はかなり上っています。
これはシーズン3に期待したいところですが～！まだシーズン3があるのかは不明です。
アメリカでは映画版『パージ』の完結編が2020年公開予定なので、シーズン3はない…かも…。イヤ逆に、ある…かも。
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