『歌舞伎町シャーロック』第24話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!歌舞伎町で待っていたのはモリアーティ?

『歌舞伎町シャーロック』第24話(最終回)

出典:『歌舞伎町シャーロック』公式ページ

ラスト、心にズシンと大切な何かが残るアニメ『歌舞伎町シャーロック』。

「歌舞伎町で会おう!」がタイトルの最終話は、クスッと笑えて、切なくもさせるストーリー。

気になっていた伏線が次々と回収されます。

『歌舞伎町シャーロック』らしい推理ゲームも満載でラストまで楽しませてくれます。

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『歌舞伎町シャーロック』前回第23話のあらすじと振り返り

廃工場へワトソンが駆けつけると、血のついたナイフを持ったシャーロックの傍らで第七刑務所脱獄犯のカールが死んでいました。

逃走したシャーロックは、今度は残りの脱獄犯ブルータス・ムーアに接触。

シャーロックに「モリアーティはどこだ?」と問い詰められたブルータスも、その直後に命を落とします。

カールにブルータス…第七刑務所脱獄犯の2人を殺したのはシャーロック?

長屋の探偵達や兄マイクロフトまでもが“シャーロックは殺人鬼に落ちた”と諦めます。

「人殺しなんてするはずない!」と信じるワトソンは、探偵達にシャーロックの無実を訴え、協力してくれるよう懇願します。

マイクロフトが送った“モリアーティを装ったメッセージ”を読んでおびき出されてしまったシャーロック。

警察官に囲まれ捕まりそうになり絶体絶命…彼のピンチを救ったのは他でもないワトソンと長屋の探偵仲間達でした。

スカイタワーからの華麗な脱出劇に目を奪われた第23話

警察からは逃れましたが、未だカールとブルータスの殺害容疑がシャーロックにかかったまま…彼はモリアーティの策略にハマり“殺人鬼”と化してしまったのか!?

第24話(最終話)は、モリアーティが作った謎解きゲームにシャーロックが挑戦します。

【ネタバレ】『歌舞伎町シャーロック』第24話(最終回)あらすじ・感想


モリアーティがかけた自殺催眠発動のパターンは3つ…シャーロックは無実だった!

白じんだ空、夜明け前の道路を急いで走る救急車が1台。

「警察は君が殺人を犯したと…だけど、僕は君を信じている!」

後ろから顔を出したワトソンが話しかけると、助手席のシャーロックが重い口を開きはじめました。

「モリアーティは刑務所に入って以来、自分と関わった様々な人間をマインドコントロールし犯罪を犯させていた…そして犯罪が露見した際、自分との繋がりを隠すために犯人が自殺するよう暗示をかけていた。」

運転手のルーシーは顔色を変えず、ストレッチャーに腰掛けているメアリも静かに2人の話に耳を傾けています。

モリアーティが自殺が発動するようにかけた暗示パターン
シャーロックが言うには“モリアーティが犯罪者たちにかけていた暗示パターンは3つ”!
  1. 警察が名前を呼んだとき(第15話、一色鉄男の自殺)
  2. モリアーティが名前を読んだとき(第18話、桃太郎ズの狂信的なファン3名の自殺)
  3. シャーロックがモリアーティのことをたずねたとき(第23話、脱獄犯ブルータスの自殺)

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ここで、ブルータスの死の真相が!

「モリアーティはどこだ?」

路地裏でシャーロックに問われた途端、ブルータスは目から光が消え「8020463840」と呟きながら迷いなくビール瓶で喉をかき切り自殺!

目の前でそれを見たシャーロックは唖然とします。

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シャーロックは殺人を犯しておらず、無実。この後モリアーティが込めた10ケタの数字の謎がついに解かれます!

待望!“犯人が自殺する事件”10ケタの数字の謎がついに解かれる!

再び救急車の車内…シャーロックが話を続けます。

「俺は“犯人が自殺する事件”即ち“モリアーティが犯したと思われる事件”を調べていた。そして自殺した奴に数字を呟いた奴とそうでない奴がいることに気がついたんだ。」

ここで重要となるのが、シャーロックが四つ葉のカタバミを挟んで刑務所のモリアーティに差し入れた落語本!

モリアーティはその四つ葉を1枚まで千切って返してきました。

そこでシャーロックは、犯人達が呟いて死んでいった“8020463840”に着目…4の数字を1に変え、ツータッチ方式のポケベルコード変換し、「jame」という意味を成す言葉に辿り着きます。

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なぜ「james」じゃなく「jame」?これはモリアーティからの「ファーストネームの最後の1文字に目を向けろ!」というメッセージ。

全ての犯人達の最後の1文字を繋ぎ合わせると「look into the eyes of the PE(ピンクの象と目を合わせろ)」となります。

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ピンクの象いえば…歌舞伎町に時刻を告げるイーストのシンボル的な存在。

シャーロックとワトソンは、メアリたちに“おとり”となってもらい歌舞伎町へ。

ビルの屋上に鎮座するピンクの象と目が合う雑居ビルを見つけます。

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謎解き要素多めの嬉しい展開!この後、まさかのモリアーティが登場!?

笑撃!シャーロックの兄・マイクロフトは重度のブラコンストーカー!?

「私の目は誤魔化せんぞ、弟よ。」

なんと目の前に現れたのは、兄・マイクロフト!

「お兄さん…どうして?」

ワトソンが驚いて言うと、「お前にお兄さんと呼ばれる筋合いはない!」とマイクロフトが語気を強めます。

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どうしてもワトソンに呼ばれるのは癪に障るらしいw

「行くな、駄目だ…お前は俺の“大事な弟”なのだから!」

ずっとシャーロックに冷たかった兄の意外な言葉に、ワトソンは戸惑います。

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意外な事実がシャーロックから明かされます。

「ただの…重度のブラコンストーカーだ。」

シャーロックの言葉を皮切りに、マイクロフトの異常な弟愛を示す回想が…シャーロックの使ったストローやティースプーンを収集したり、トイレに盗聴器を仕掛けたり、シャーロックが使っている長屋の風呂場を写真に納めたり。

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そういえば…第13話で怪しすぎる言動してましたよね!

「行かせてくれ!兄さん!」

シャーロックの思いがけない“兄さん”呼びに、ハッとするマイクロフト。

「どうなっても知らんぞ。」と弟を送り出し…兄はあまりの嬉しさに目頭をハンカチで押さえるのでした。

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まさかここにも“変人”がいたとはw

モリアーティがカーライルを殺さなかった訳…知られざる妹アレクサンドラの想い。

「おそらくモリアーティはここに住んでいた。」とシャーロック。

人気が無く薄暗い雑居ビル…ワトソンはこんな場所にモリアーティが1人で住んでいたことに驚きます。

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こんな寂しい場所に1人…

モリアーティの隠れ家に向かいながら、ワトソンはモリアーティに殺されず生き残ったハウススチュワードのカーライルに聞いた“セバスチャン・モラン殺害時のこと”を話しだします。

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第21話の凄惨なモラン邸殺害事件の真相!

カーライルは銃口を向けられたとき「アレクサンドラ…」と呟きました。

それが気になったモリアーティは撃つのをやめて「アレクがなんだよ?」と問います。

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実はアレク…モリアーティが母を感電死させたことを知っていました。

近くでずっと病に伏せるアレクを見てきたカーライルは、モリアーティの前でアレクが決して苦しい素振りを見せずにいたこと…闘病に疲れ、本心は「早くお迎えに来てほしい」と願っていたことを伝えました。

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モリアーティの心にある“ティーポットの小さな穴”。この例えは幼いアレクが言い出したもので…

「私が穴を塞いできっと直す!」

幼いアレクは誓い、ジェームズ(モリアーティ)を抱きしめます。

「私の“生きる意味”はジェームズしかない。私はジェームズに生かされてる。」

アレクは全てを知った上で、モリアーティを押しとどめることを“生きる糧”にしていました。

母の死以降、モリアーティの存在がアレクの生きる支えとなっていたことを聞きます。

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初めてカーライルに聞かされたモリアーティは、泣きそうな顔をしてその場を去ったそう。

解きごたえ抜群!モリアーティの隠れ家に隠されていた謎解きが面白い!

ベットとパソコン、必要最低限の物しかない簡素な部屋。

部屋に入ると自動的に施錠され、「ずいぶん遅かったね…」とモリアーティの声が聞こえてきました。

よく見るとパソコン画面にモリアーティが…こちらを向いて話しかけています。

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モリアーティ、やっぱり生きてた!?

「生きて…いたんだ!」

ワトソンは感激のあまり涙ぐみます。

「ゲームしようか?」とモリアーティ。

部屋には爆弾を仕掛けてあり、10分以内に一番奥の部屋にいるモリアーティの所まで来なければ爆破すると告げてきます。

はじめの部屋では暗号解き。

「ブリキング=〇〇〇〇」

4ケタの数字が入るヒントは…ブリキングって頭が一番美味しいんだけど、お尻はお金持ちランキングで何番目?

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鰤が美味しいのは師走の寒ブリなので“12”。お金持ち、トランプの大富豪においてキングは“4番目”に強いカード。答えは「1204」

次の部屋では、モリアーティとシャーロック、ワトソンの誕生日を足して導き出す問題が。

3番目の部屋では「恥ずかしがらずマウスとマウスをくっつけろ!」という難題が!

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答えはキス!意外にもワトソンはノリノリのキス顔でシャーロックに迫り、ぶん殴られますw

「それが正解…爆弾は解除。」

モリアーティがその場に用意したのは3人が仲良く写っている写真…。

それには最後の部屋に入る鍵が張ってありました。

モリアーティへの想いが溢れたシャーロックの“推理落語”に涙。

最後の部屋は落語の寄席の様な設えで、モリアーティの姿がすりガラス越しに立っています。

「最後に聞かせてよ。結局、モリアーティってな~んだ?」

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モリアーティの問いかけを受けて、久しぶりの“推理落語”がはじまりました!

「1ヶ月ほど前にビルから落っこちたモリアーティって奴は一体何者だったんだい?やっぱり根っからの殺人鬼だったのかね?」

アレクの死後、シャーロックが代わりに彼を導いてあげれば“普通”になれたのかもしれないと語りはじめます。

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しかし、同類であるシャーロックに双子のアレクの代わりが務まったでしょうか?

「アレクみたいに“心の穴”を塞いでやることはできない。だが、同類の自分がどうやって“穴”を塞いで殺人鬼にならずに済んだかを伝えることで“普通”に導いてやることができたかもしれない。」

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シャーロックの後悔の念や心の葛藤が伝わってきます。

弟を溺愛するマイクロフトという兄がいて、歌舞伎町で落語と出会い、推理落語という世界との関わり方をモリアーティに教わり…そしてシャーロックは底抜けにピュアなワトソンと出会いました。

「導きたくてもできなかった…シャーロックは運がよかっただけ。アイツにもっと時間があれば…幸運も不運もいろんな感情もたくさん経験して、そこから“この世界との折り合いのつけ方”を学べたに違いない。」

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1人2役、モリアーティを悪く言う方を叱りつけます。

「殺人鬼になってもつるみたがったんだろ?情けねぇ…」

「馬鹿野郎!…それでもアイツは人と一緒にいたかったのさ。善人でも悪人でも“人間”に変わりはねぇ!モリアーティだって人間…ひとりぼっちが寂しかったり、誰かに分かって欲しかったりしても何ら不思議はねぇさ。」

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肩を震わせ喋るシャーロックの話を、涙をたくさん溜めながらワトソンが聞き入ります。

モリアーティからシャーロックへの最後のメッセージとは?

「もっと俺がお前と一緒にいてやれば、その肩を抱いてやれば…一緒に生きていく道はあっただろう、すまなかった。」

拳を握りしめ、シャーロックがガラス越しに謝ります。

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この後シャーロックは思いがけない行動に!

「鏡の向こうのモリアーティとかけまして、9回2死満塁のバッターと解きます。」

「その心は?」

頬を伝う涙が止まらないワトソンが声を上げます。

「どちらも…撃てば(打てば)サヨナラです。」

拳銃を取り出してすりガラス越しのモリアーティに1発発射!

粉々に砕けたガラスの奥にはモリアーティの格好をしたマネキン!

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モリアーティは生きてなかった…!

小さなテーブルの上にシャーロック宛ての手紙が置いてありました。

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<知ってたよ。シャーロックはもうこっちに来ないって。>という文言からはじまる高校生らしい文章の手紙。

カーライルからアレクの話を聞いて、俺みたいな人間が誰かを生かしてただなんて…と驚いたこと。

アレクが生きていれば…“アレクのために生きていられた世界もあったかもしれない”と幸せな想像をしたこと。

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手紙の中で、モリアーティは“アレクのヘアピンを取りにモラン邸へ戻った”と打ち明けています。リスクを冒しても手元に置いておきたかった大事な形見でした…

<シャーロックが変わっていって違和感もあったけど、同時にキラキラ眩しくもあった。自分の心と折り合いをつけながら、だんだん深くこの世界を愛しはじめたシャーロックが羨ましかった…俺はシャーロックに憧れてた。君みたいになりたかったんだ。会えてよかったよ。さようなら、シャーロック・ホームズ。…なーんてね、バーカ。>

最後はレストレイド警部が持ってきた新しい依頼を受け、長屋の探偵達が謎解き合戦に繰り出す所で物語が終わります。

「なんてことはない。俺たちにかかればな!」

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俺たち…ふいにシャーロックがワトソンに言った言葉に胸が躍りました!

『歌舞伎町シャーロック』第24話(最終回)まとめ

話数を重ねるごとに“面白さ”が増しまくったアニメ!

特に、毎話ラスト1~2分の終わり方が秀逸すぎでした!

「来週も見なくては!」とまんまと掴まれてしまうんです。

こんなに復習したアニメは初めてなくらい、何度見返しても新たな発見と驚きがあります。

最終話を観終えてもなお「またはじめから見たい!」と感じさせる凄いストーリーのオリジナルアニメでした!

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