『おちょやん』第2週9話あらすじ・ネタバレ感想!亡き父への反抗を始める一平とともに泣く千代は…

『おちょやん』第2週9話

出典:『おちょやん』公式ページ

父・天海天海(茂山宗彦)が亡くなると、一人息子の一平(中須翔真)が気落ちしているのではないかと心配をします。

しかし、一平は自分の人生をメチャクチャにした父への反抗を涙ながらに始めます。

劇場葬が行われると、喜劇の帝王と呼ばれる須賀廼家万太郎(板尾創路)がやってきて盛大に…。

そして、天海天海一座の中では、一平に2代目を継いでほしいという話が持ち上がりますが…。

父を亡くした一平、そして父が行方不明になったことを知る千代(毎田暖乃)の二人は共に泣き、そのせいでまたシズ(篠原涼子)を怒らせる事態に!

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『おちょやん』前回第2週8話のあらすじと振り返り

天海天海一座の公演により、岡安は連日大盛況。

しかし、本当は芝居なんてしたくない一平(中須翔真)は仮病を使って公演を欠席。

同い年でろくでなしの父が嫌いという共通点から、千代(毎田暖乃)は友達になりたいと思いますが、身分の違いを理由に拒否されます。

鶴亀座にお使いで足を運んだ際に、「人形の家」をこっそり観劇した千代は、女優・高城百合子(井川遥)の芝居に心を揺さぶられ、もう一度見たいとダダをこね始めます。

働いてお給金をもらい、そのお金で見に来たらいいと鶴亀座の人に言われた千代。

台本をもらうもここで字の読み書きができないことに絶望。

仮病であることをバラすぞと脅し、一平にひらがなを教えてもらうことに!

天海天海(茂山宗彦)のお迎えを仰せつかった千代は、彼の息子への思いを聞かされます。

飛ばされた帽子を取りに走る千代。

千代が天海の方を向くと彼は倒れており、千代が何度声をかけても応じることはなく、33歳という若さで人生の舞台を降りるのでした。

【ネタバレ】『おちょやん』第2週9話あらすじ・感想

劇場葬で行われた天海天海(茂山宗彦)の葬儀。喜劇の帝王も弔いに来て会場が笑いに包まれる?

天海天海(茂山宗彦)の葬儀は、上方演劇界のドンと言われる大山鶴蔵(中村鴈治郎)が喪主を努め、劇場葬で執り行われました。

一座が故人の死を嘆くと、喜劇の帝王と呼ばれる須賀廼家万太郎(板尾創路)がやってきて、頭の上で卵を割り、紙吹雪を舞い散らせて大笑い。

粋な葬儀の仕方だ、喜劇役者である天海天海も喜んでいるだろうと大山は言います。

そして、天海の右腕としてやって来た元同門・須賀廼家千之助(星田英利)に「いつでも帰ってきたらいい」と言って万太郎は去っていくのでした。

KAMUI

喜劇役者のすることはわからんすなぁ。そして星田英利さんとは誰だ?ってなりそうですが…芸人のほっしゃんですね。つまりこのドラマは芸人さんが多くなる傾向なのかな?と考えることができます。

一平(中須翔真)の反抗。千代(毎田暖乃)が涙を流す理由とは

父が亡くなったことで、一平(中須翔真)は気落ちしているのではと誰もが思いますが、自分の人生を振り回してくれた父の死なんて悲しくないと言い張ります。

重たい石を持って川に投げ込もうとする一平。

お使いの途中でそれを見た千代(毎田暖乃)は死ぬのかと思ってしまったのです。

道頓堀は船でお客さんを運んでくるから石なんて投げ込んではいけないと言われ続けた一平。

しかし、もうそれを言う父はいない。

天海がダメだと言ったことを片っ端やってやろうと考えた一平は石を投げ込み「どや!おやじ!悔しいやろ!」と反抗しつつ、涙するのでした。

「あいつのせいで母がいない、学校にも行けなかった、友達もできなかった。全部父のせいだ。悲しいわけがない」と言い張る一平。

天海は謝っていたと千代に言われても聞き入れません。

すると千代は、「ええやんか、お父ちゃんに気ぃもんでもらえただけで。うち、あんたが羨ましい」と、泣きはじめるのでした。

KAMUI

テルヲ(トータス松本)が借金を膨らませて夜逃げ。千代としては、何のために自分が奉公に出たのだとやるせない思いですよね。状況は違えど父を失った悲しみに涙する2人。イキってても子供なんだなぁって思わされます。

次期・天海天海は誰が?そして千代(毎田暖乃)はシズ(篠原涼子)からクビを言い渡される

その日の夜、座員である須賀廼家天晴(渋谷天笑)は、一平に2代目天海天海名乗ってほしいと頭を下げます。

天海天海の名を潰えさせてはいけないと言う大山や万太郎の意向に従わなければ、一座が終わってしまうからなのです。

一緒に芝居を続けてくれと言われる一平ですが、自分には無理だと言ってこれを受け入れません。

するとこれを横で聞いていた千之助(星田英利)は、「ほんまめんどくさいのう」と言って立ち上がります。

自分の役も、天海がやった役も自分がやると言い出す千之助。

無茶苦茶だと一平が口を開くも、返された言葉は「お前の父はもっと無茶苦茶やった」でした。

お前がいなくてもやって見せる、そう言って千之助は部屋を出ていくのでした。

その頃、岡安では千代がまたもシズ(篠原涼子)を怒らせていました。

一平と一緒に泣いていたせいで、大事なお使いに間に合わなかった千代。

大事な煙管が届かなかったことでその役者さんは廃業し、遠い田舎に帰ってしまったのです。

大きな失態をおかしてしまった千代は事の重大さを知って深く落ち込み、そんな彼女に対してシズはクビを宣告。

わかったら荷物まとめて自分の前からとっとと消えろと言い渡すのでした。

KAMUI

自分のことでいっぱいだったがゆえに、別の誰かの人生を狂わしてしまった…これは怒っても仕方がない。しかし、消えろと言われてもどこに行けと…

翌朝、せっせとお湯を沸かした千代は、かめ(楠見薫)がやって来た段階で早々に岡安を後にします。

送り届けてくれる人が来るまで待ったらいいのにと言われますが、1人でも大丈夫といって出て行ってしまいます。

そして、奉公人を送り届けるその人が来た時、岡安の面々は初めて千代の家の事情を知るのでした。

KAMUI

雨が降り、雷雨が鳴る中、千代はどこに…。あれ、雨と雷って先週もどこかで。

『おちょやん』第2週9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

ついにシズを怒らせて出ていくことになってしまった千代。

確かに今回は岡安としての信頼に多大な影響を及ぼしてしまいましたから仕方がないです。

とはいえ、夜逃げをしている家族の元へ帰ることなどできません。千代は一体どこへ。

そして一平も父を亡くしたことで天涯孤独。

芝居をやりたくないと言い続けるならどうするのでしょう。

前作の朝ドラ『エール』では音楽家がたくさん登場したのですが、今回は芸人さんが多い予感ですね。

その中で気になったこの「須賀廼家」という苗字。第1週4話で登場した彦爺が曾我廼家文童さん。

この「曾我廼家」というのが、喜劇の元祖のもののようですね。

作品内でたくさん出てくるであろう「須賀廼家」がこれからどうなっていくのか、そしてどんな芸人さんが登場するのかがこれからの楽しみの一つになるのではないかと今から楽しみです。

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